| 官能的な文章に挑みます。苦手な方はここから先は読まないでね。 -------------------------------------------------------------
「痛いからそれはやめて欲しい。」 Sが激しく動かすから、言った。 「どうして?旦那さんとは楽しんでるでしょう?」 「…。」 また始まった。Sは機嫌が悪いみたい。何か答えないと。 「そういうの使わないし、旦那とは冷めてる。」 「冷めてなかったら、抱かれてない?」 「違う。私はSが好きだよ。」 「好きなのに、気持ち良くないの?」 答えれば答えるだけSは機嫌が悪くなる。 どうしよう。ここ何日か連続で続いてるから、私、少し疲れた。 「やっぱ、男の方が良いもんね。」 そう言うと、Sは電池で動く小さな器具を壁に投げつけた。 「大きな音をたてないで、お願いだから。隣の部屋の人が気にする。」 「あ、そう。」 そう言うとSはキッチンの方へ行ってしまった。 きっとお酒を飲もうとしてる。 嫌な予感がする。Sがお酒を飲むとロクな事がないから。
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