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Re[2]: 女子校奇譚(仮題)
ゆい

≪ケース:高3≫
数日後に卒業式を控えて、私は校舎の屋上でタバコを吸っていた。
推薦が決まってるからエスカレーター。
頭上に広がる綺麗な青空を眺めて、授業をサボってた。
そこに、タバコ仲間で親友のGが来た。

「もう、卒業だね。吸いに来た?」
私は聞いた。
「吸いに来た。」
「“若葉”じゃない?ダサいからやめなよ。」
「分かってないなぁ。そっちこそ、セブンやめなよ。」

屋上に通じるドアは一つしか無くて、下級生が来た。

中学生と高校生とでは雲泥の差があって、私はその下級生の
目を見つめながら、と言うか、睨みつけながら、
「何?」
と聞いた。今思えば、酷かったかも。
「チアリーダー部の練習で…。屋上を…使いたいんです。…。」
「あとにして。」
「はい。済みません。」
今、思えば最低の先輩だったと思うけど、
チアリーダー部の練習は何時でも出来る。
私とGとの時間は、限られてる。
タバコ一本の時間。5分位。
5分でも、大事な瞬間ってある。

私はよく授業をサボって屋上でタバコを吸ってた。
昔で言う、イケイケの子とかも、仲良くないのに一緒に吸ってた。
ある日、そのイケイケの子が一緒にタバコを吸いながら、
「妊娠しちゃった。ママと病院行くんだ。」
って言ってきたときにはビックリしたけど、
「そうなんだ。」
って平静を装って返答したな。
内心は、度肝を抜かれてました。

12/02 02:47
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