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身体検査
いちこ

 しばらくしてイジメはなくなった。廊下で三人組とすれ違った時も全く無視された。
変わったのはリサとルイもだった。やたらとスキンシップしてくるのだ。
特にルイが激しかった。隙あらば、すぐに私の胸を揉みにくる。 
廊下ですれ違った時、通り過ぎる瞬間に
「隙ありっ!」
と背後から私の胸を鷲掴みしてくる。
「いやっ、やめて。」
「へへへ。ええんか?ええんか?」
「離してよ。」
周りの皆がクスクス笑っているのが、恥ずかしかった。
昼休みにまたルイに胸を揉まれたとき、いつもと違って乳首を摘むように揉まれた。
私は痛さに悲鳴をあげた。
「痛い、痛いよ。やめてー!」
するとリサがやってきて、私を抱き寄せ、 
「ルイ、乱暴だわ。もっと優しくね。」
そういう問題ではないのだけれど……
「マイ、ちょっと来て。」
と壁際まで連れて行く。
「この前の痣が心配だわ。ちょっとスカートを捲ってくれる?」
「えっ……だ、大丈夫。もう治ったから。」
「ダメよ。見せなさいっ!それともルイに手伝ってもらう?」
「うっ……うう……」
何故かリサに言われると逆らえない。私は恥ずかしさに耐えながら、少しずつ上げてゆく。
リサは屈んで覗き込む。
「もっと上げなさい。」
とうとうパンツが見えてしまう。恥ずかしいよぉ。
「ヒュー、可愛いの履いてるな。」
とルイが冷やかす。
「まだ少し赤いわね。ほら、こことか。」
と言って内腿のあたりに触った。
「ひゃっ。」
「ふふ、びっくりした?もう下げていいわよ。よくできました。」
リサは私を抱き寄せ、頭を撫でてくれる。
「ほんとマイは可愛い!」
そしてギュ〜と抱きしめてくる。私は身体中の力が抜けてしまう。

その夜私は昼間のことを思い返していた。すると乳首が見る見る硬くなってゆく。

んっ……  

そっと触れてみる。全身に甘い痺れが広がってゆく。そして身体の中心が熱くなる。

ああ……

「………リサ……。」

漏れ出た声に自分で驚く。そんな!どうして。

リサ、リサ、
あ、あ、
リサ、リサ、リサ、
あ、あ、あ、
リサッ、リサッ、
あー…ダメよ。こんな。
リサッリサッリサッリサッリサッ
あっあっあっあっあっあっ
リサッ、リサッ、リサッ、リサーッ
あぁー!!!!!!

はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…

わ、わたし、リサのことが………
リサは女の子なのに?

次の日から、私はリサをまともに見れなくなった。目を合わせるとドキドキが止まらなくなる。
でもリサは、そんなことはお構いなしにハグをしてくる。後からハグされ首筋の匂いを嗅がれた時は、膝の力が抜けて立っていられなくなった。やばい。これ以上は。
私はリサの腕を振りほどいて離れた。 
「どうしたの?」
「ごめん、トイレ。」
と真っ赤になって誤魔化した。その時、
「隙ありー。」
とルイが私の胸を鷲掴みにする。そして揉み込んでくる。やめて、今はやめて。
「あっ、やめて…んっ…お願い…トイレ、トイレ。」
「あっ、そうか、ごめん、ごめん。」
と、意外に直ぐに離してくれた。その時二人が顔を見合わせていたが、私は気づかなかった。
おぼつかない足どりでトイレに行き、個室に入り下着を下ろしたら、それは透明な糸を引いた。

そんな生殺しのような日々は夏休みまで続いた。私は頭がおかしくなりそうだった。






10/07 23:04
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