| エンジンをかけた車の中で。 「雪。もうちょっと後ろに下がってくれないと、脇がよく見えないの。ごめんね♪」 助手席の前の方に、おしりだけちょこんと乗せて座る雪にいう。 尚の言っている事は嘘ではない。 サイドミラーに雪が被り、左側はまるで確認できないのだ。 意地悪で言っているのではないと雪にも分かったが 「ぁぁん…」 座席の奥に座ることで、雪の中に埋められたバイブはズンと奥に入ってきて思わず声が漏れる。 「雪はエッチだね♪車の中なのにバイブ咥えて声だしちゃってる♪」 手錠をかかえられた腕のせいで、胸は前にとせり出ている。 収まることをゆるされない、真っ赤なリボンを飾られた乳首が白いブラウスを押し上げている。 「そんなに胸まで突き出しちゃって…。弄って欲しいなら言えばいいのに♪」 そう言って乳首の先を指先で撫でる。 「ひゃぁ…ぁあん…」 「これじゃ、いつまでたってもデートに行けないよ♪」 そう言って乳首を弄る指を離し 「出発進行♪」 やっと車は走りだした。
あてもなく、ただ車は走り続けた。 何時の間にか日は落ち、紅に染まっていた空も今は藍色を濃くしていた。 「ふぁ…ん…」 いつからかバイブは雪の中でうねり出していて ガーターに収められていたコントローラーは既に尚に手中に。 右側に大きなスリットの入ったスカートを選んだのは ちゃんと、悪戯できるようにと考えた結果だったのだ。 「ご飯でも食べようか?」 そう言って、車をレストランへと走らせる。 駐車場に着いて 「もう1個。おまけ♪」 ローターをパンティの中、クリトリスにちょうど当る所へ忍ばせる。 「リモコンだよ♪」 嬉しそうにリモコンを雪に見せる。 蜜壷に咥えたバイブの動きを最強にし、コントローラーをガーターの内股に収め 車を降りてから手錠を外した。 頬を染め、俯きながら歩く雪。 「大丈夫?雪。」 尚の言葉と同時に、クリトリスに当てられたローターが振動を始めた。 「あっ…」 立ったまま、体をくねらせる。 ローターの動きは直ぐに止まった。 「凄く綺麗♪」 雪を抱えるようにして、耳元で囁く。
駐車場からレストランまでの間、それほど長い距離ではなかったが 雪にとっては途轍もなく長い距離に感じられた。 蜜壷の中で蠢くバイブと時折訪れるクリトリスへの刺激。 腰が砕けそうになるのを必死に堪えていた。そこへ 「…やっぱりやめた。」 尚が言い出した。 “何!?” 快感を堪えながら表情で尚に問いかける。 「ご飯やめ。」 そう言って、雪の腕を掴むと急ぎ足で車へと戻って行く。 何が何だか分からなかったが、全神経が、蜜壷とクリトリスへ注がれいた雪には 戻る理由を考える余裕はなかった。
(携帯)
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