| 岬はゆるゆるとガラスの瓶を動かした。瓶の中で香りの液体がゆらゆらと揺れる。 液体の音と、由希の蜜が立てる音が混ざる。 敏感な部分から溢れる卑猥な音が部屋に響き渡る。 粘膜と粘液の音。 由希の切ない喘ぎ声がその音と重なる。 「由希、自分で振ってごらん。いやらしい音をたてて」岬は由希の耳元で囁く。 吐息交じりのその声に、由希は抵抗できない。 もう抗うことができない。 由希の顔は上気し、火照った身体についた爪の筋はより赤みを増して細く浮かび上がっている。 突き上げる快感に合わせて由希が腰を動かす。 白い乳房を揺らしながら、身体が、腰が、激しく前後する。 身体の揺れに合わせ、蜜が音を立ててあふれる。 身体は反り返り、筋肉が収縮する。 より深く、もっと奥まで、貪欲に快感をむさぼる。 身体の芯から立ち上る粘った音と、荒い呼吸は速さを増す。 小刻みな震えとともに、熱い快感が全身に巡る。
「んっっ、あぁぅ・・・!ああぁぁぁ・・・・・・・っっ」 岬は冷酷な機械のように瓶を激しく動かし、充血した突起に刺激を与え、肌に爪を立て、乳首に痛みを与える。 「由希・・・見ていてあげるから」岬の声が遠く聞こえる。 身体を痙攣させ、恍惚の中で由希は果てた。
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