| 僕は男っぽい。まあいわゆるタチってやつだ。 タチは攻めるほうなのに 彼女と出会ってからそれは一変してしまった。
彼女との出会いは大学のテニスサークルだった。 僕は1年、彼女ことノゾミは3年。
ノゾミはマネージャーのような存在だった。 サークルに入っておきながら 別にテニスはしたくないらしい。 入ったきっかけは男欲しさからなのか?
僕はそんなことを考えつつも美人でスタイル抜群のノゾミ をきがついたらぼ〜っと見る癖ができていた。
そんなある日の練習後ふと彼女を見ると目があった。 「やっべ・・・」
彼女は僕の方によってくると 『やっぱ女の子だったんだ。かっこいいね』 「あ、いやどうも・・・照」 『あ、怪我してるじゃん。おいで』 「あ、さっきこけたんすよ・・・はい・・・」 なぜか僕は彼女に逆らえなかった。 彼女はそうゆう媚態を持っていたのだ。
『はい。ここ入った入った』 そこはコートから少しはなれたところにある小さなプレハブだった。 彼女はさっさと救急箱を出すと 消毒液を綿につけてピンセットで消毒してくれた。 「すんませんわざわざ」 『じゃあ代償払ってもらおうかな』 「え・・・?」 『目つけてたんだよね。あんたに』
いつもの彼女とは違った。 僕を部屋の壁に押し付けるとキスをしてきた。 逃れようとしても恐ろしい力で押さえつけられて 逃げれない。 そのうち僕の中でなにかが変わった。 無理矢理キスされているのが快感に感じたのだ。
抵抗をやめた僕を見て 彼女は唇を離すと 『あんたは今日このままあたしの家にくる。』
うなずくことしかできない僕はやっときずいた 自分が大のMだということに。
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