| 「芽衣。こちらへ。」 要に呼ばれたのはお昼を過ぎてからのことだった。 「…はい。」 返事をし、要の下へ近づくとスカート捲られる。 何も着けていないその姿を嬉しそうに確認し 「下着を着けましょう。」 笑顔で言うと要は縄を取り出した。 「か、要様。」 「何ですか?」 「それは…?」 「芽衣の下着ですよ。」 芽衣が困ったような顔をするが、要は構わず続ける。 「昨夜、着せたかったのはこれですよ。きっと似合います。さあ。早く脱いでください。」 要に言われ、メイド服を脱ぎ捨てる芽衣。 縄が綺麗に芽衣の体に掛けられていく。 厭らしく強調される大きな胸。その先端を撫でられ腰をくねらせる。 ウエストに巻かれた縄から股縄が通される。 「ふっ…ん…」 ウエストに巻かれた縄は限界まで引かれ見事なV字を作っている。 「埋もれてしまいましたね。」 きつく食い込んだ股縄は、正面からはその姿を確認する事が出来なかった。 更にウエストに巻かれた縄の横に縄を通すと、その縄は肩と二の腕あたりに巻かれた。 「芽衣には少しお仕置きが必要なようですから。」 要が嬉しそうに言う。 「…お仕置き?」 心当たりのない芽衣が何故だと言う顔をする。 「服を着たらここに掛けてください。」 芽衣は言われた通りメイド服を着てその椅子に腰を掛ける。 股縄が食い込み、クリトリスは擦られ動きがぎこちない。 そんな芽衣に 「これが何だか分かりますか?」 取り出したのは赤いスケルトンのローターだった。 「あ…」 芽衣がはっとする。要が持っているローターは黒い物。 今、要が手にしているのは、芽衣が枕の下に忍ばせてあるものと同じ物。 それでも、要が同じ物を持っているのかもしれない。 そう思った芽衣は白をきった。だが 「では…これは?」 要が次に取り出したのは、ディルド。 枕の下に忍ばせてある筈の、あのディルドだった。 芽衣は頭の中が白くなり言葉を出せなくなっていた。 「芽衣。私は素直な子が好きなのですよ。」 そう言ってテレビのスイッチを入れるとビデオを再生させた。 「見てください。とても素直な子が映っていますから。」 映し出されたのは、敏感な部分をくり貫かれた下着を着け 今、テーブルに置かれている物と同じ玩具を使い淫らに蜜を垂らし 腰を振っては悦び、泣き声を上げる…芽衣自分自身だった。 「や…」 唇を噛んで目を逸らそうとする芽衣に 「ちゃんと見てください。」 要が言う。 「気持ちイイと素直に泣いて、イイところを自分で弄り、 こんなにイイ顔を見せる素直な子が私は大好きですよ。 でも、隠れてオナニーはいただけませんね。」 ビデオが終わると要がまた芽衣に訊く。 「これと、これ。何だか分かりますか?」 テーブルに置かれたローターとディルドを芽衣に前に近づける。 「こ…これは…」 「これは?」 「…め…芽衣の物です。」 消え入るような声で答える芽衣。 「芽衣の物でしたか。」 白々しく言う要。 「では、これは没収します。…芽衣?」 下を向いている芽衣を自分に向かせるように呼び、芽衣が顔を上げるのを確認してから 「これから…オナニーは禁止です。」 と言う。 その言葉が恥ずかしくて再び下を向く芽衣。 「オナニーなんかしなくても私がいくらでも悦ばせてあげますから。 それでも足りなくて、どうしてもオナニーがしたくなった時は 自分の部屋ではなく、ここで、私の前でするように。いいですね?」 芽衣は小さく肯き返事をした。 「では、服を夜用の物に着替えてください。」 「え…でも…」 まだお昼を過ぎたばかりの時間から丈の短いメイド服に着替えろと言う要。 「勝手にオナニーをしたお仕置きです。」 「……はい。」
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