| その日の朝も、恵理子はいつものように女性専用車両へ乗り込んだ。 電車通勤で、今までに何度も痴漢に悩まされてきた恵理子にとって、 女性専用車両が出来た事は、本当に喜ばし事であった。
ただ・・・その日の朝は、いつもと違っていたのである。
恵理子は丁度連結部の角の辺りに、窓側を向いて立っていた。 かなり混み合っている為、身体をねじる事も容易ではない状態である。
と、その時、太ももの辺りに、撫でられるような感覚があった。 最初は自分の勘違いかとも思ったが、明らかにその手は意思を持って 自分の太ももからヒップの辺りを、触っているのが分かった。
「(や・・・何これ・・・! 女性専用車両なのに、痴漢?)」
降りる駅まではまだかなりある。しかも、この先どんどん混み合って くる事も、分かっていた。
どうしようと考えていると、その手は器用に恵理子のスカートをたくしあげた。
「や・・・!」
その手を払おうとした時、両側から別の手が恵理子の手を阻んだ。
「(一人じゃない・・・)」
どうやら自分は電車内の角の所で、後ろから囲まれてしまっているようだった。
「やめて下さい・・・」
恵理子が小さな声で訴えると、後ろからクスクスといくつかの笑いが聞こえた。
「やめて下さいだって」「どうする?」「こうしたらどうかな」
その時、ヒップをなで上げていた手が、スーっと後ろから恵理子の秘部を パンティーごしに刺激した。
「あっ・・・」
思わず声が出るのを抑える。 するとまた別の手が、両側からそれぞれ恵理子の胸をもみ上げてきた ブラウスの上から、それらの手はブラジャーを器用に持ち上げた。 ブラジャーがあった時と違い、薄いブラウスの生地ごしに弄られる感覚に 恵理子は動揺した。恐らく左右は別々の人間が弄っているのであろう。 微妙ないたぶり方の違いが、余計に刺激を与え、乳首が立ち上がってくる。
「なんか、湿ってきたよ」
恐らく恵理子の秘部を触っているであろう手の持ち主が言った。 その指がパンティの脇から、ヌルリと恵理子の下の口に触れてきた。 クチュクチュと音が聞こえてしまうのではないかと思うように、指は動き続けた。
つづく・・・
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