SMビアンエッセイ♪

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■2096 / inTopicNo.1)  Hから始まる…
  
□投稿者/ キッズ 一般人(1回)-(2005/07/26(Tue) 23:24:24)
    僕が小学生の頃初恋の怜に告白をした


    「怜ちゃん好き」

    「和ちゃん気持ち悪〜い」

    走って逃げられた

    《はぁ…気持ち悪い…か…》

    次の日

    怜が言ったのだろう
    みんな僕を見てヒソヒソ話してやがる
    それから人を信じられなくなった。

    《ヒソヒソ話してりゃいいさ、僕はもう一人でいい》

    教室に行くと机にゴミ箱の中のゴミが置かれていた

    《いじめか…上等だ!》

    小、中いじめが続いた
    だが人を信用してない僕は関係ない。辛くもなんともない。高校入学し知り合いが誰もいなくなりいじめが無くなり知らないやつが声をかけてくる

    《友達なんざいらねぇよ…友達つっても裏切られるのがオチだし》

    「丸山さんってなんで一人でいるの?高校って知らない人ばっかりだから話辛いのかな?」

    《放課後残されてそれかよ…》

    「別に。ただ人、信用してないんで人と仲良くする気ないですから」



    (携帯)
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■2097 / inTopicNo.2)  Hから始まる…2
□投稿者/ キッズ 一般人(2回)-(2005/07/26(Tue) 23:58:55)
    「どうして信用してないの?よかったら聞かせて?」

    《聞いたらお前もあいつみたいになんだろーよ》

    悩んだ。別に嫌われてもいいが説明するのが面倒だったから。

    「丸山さん、お願い!言って」

    《おいおい、よかったらってお前言ったんだろ…しょうがねぇなぁ…》

    「小学生の頃友達に告ったらそいつがみんなにチクっていじめられたから。以上!あっ、ちなみに告った友達女だけど気持ち悪い言われた、あはっ」

    「そんな事あったの…辛かったね…」

    「いや…別に…」

    先生から抱きしめられた

    「だから丸山さんこんな性格になったんだね」

    泣いているのだろう
    耳元でジュルジュル鼻をすする音がしている

    《なんで泣いてるんだ?お前がいじめられてたわけじゃねぇのに…》

    「あの…宮崎先生?」

    「ごめんなさいね…先生があなたの性格を変えてあげる!」

    《何言ってんだこいつは…なんで僕にこんなに真剣なんだ…》

    「僕に構わないで下さい」

    「いいえ!可愛い生徒をほっとけません!」

    「とかなんとか言って人は人を裏切るんだよ!」

    パーン

    《……ぃっ…》

    頬を叩かれた

    「みんながみんなそうじゃないわよ!あんたはいじめられて人から逃げてんのよ!」

    「逃げてなんかねぇーよ!」

    机をバンと叩き席から離れた

    (携帯)
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■2098 / inTopicNo.3)  Hから始まる…3
□投稿者/ キッズ 一般人(3回)-(2005/07/27(Wed) 00:37:42)
    「待って!あなたまでそんな事言わないで…」

    《僕まで?やっぱりわけわからん…》

    「どうしたら信じてくれるの…」

    また泣き出した

    《う〜ん…参ったなぁ…そこまで言うんなら信じてみっかな》

    「わかりました。先生を信じます。でも気になる事が一つ」

    「ありがとう。ん?」

    「あなたまでって何ですか?説明くれたら信じます」

    「それは…」

    「……何ですか?」

    「前好きな人から言われたの、人はすぐ裏切る、だから私の事も信用できないって…」

    《……》

    「だから…」

    「先生を信じるよ」

    「ありがとう」

    また抱きしめられた

    《先生ごめん、少し試すよ》

    「先生」

    「何ですか?」

    「なんでもないです」

    《やめた。大人げないな僕…》

    「何ですか〜?」

    「ただ呼んだだけです」

    「そうですか」

    「先生なんで敬語なんですか?」

    「くせかな」

    《くせか。あれ?心がすっきりしてるような…気のせい?》



    (携帯)
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■2112 / inTopicNo.4)  Hから始まる…4
□投稿者/ キッズ 一般人(4回)-(2005/07/27(Wed) 22:48:21)
    だんだん抱きしめられている事が照れくさくなり

    「先生、いつまでやってるんですか?」

    「あっ…ごめんなさい」

    「いえ…」

    「あっ、そうだ」

    先生はペンと紙を取り出し何かを書いた

    「これ、私の番号とアドレス。私がいない時何かあったら連絡して。スーパーマンみたいに飛んで行くから」

    《スーパーマンかよ…》

    「わかりました」

    「必ずよ?一人で抱え込まないでね」

    「はい」

    「長々とごめんなさい」

    「いえ、では失礼します」

    「気をつけて帰って下さい」

    「はい」

    僕は教室を出て家に帰った

    (携帯)
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■2126 / inTopicNo.5)  Hから始まる…5
□投稿者/ キッズ 一般人(5回)-(2005/07/28(Thu) 21:53:26)
    「ただいま」

    僕は部屋に入りかばんを置き着替えた

    《スーパーマン…か》

    番号とアドレスを書いている紙を見た

    《あっ!》

    僕は携帯に番号、アドレスを入れメールをした


    《丸山です。番号は××です。では》

    《ちゃんとしてきたね。ありがとう。登録して置くね》


    《メールじゃタメ口だ(笑)》


    《なんかあった時以外はメール、電話したらいけませんか?》

    《いいよ。いつでもメール、電話していいよ。》


    「ふーんふんふーん♪」

    「和葉、お母さん仕事行って来るからご飯自分で作って食べて」

    「はいはーい、いってらっしゃい」

    《一人になったなぁ。暇だぁー。スーパーマンを呼ぶか》


    「先生、今から会えませんか?」

    「え?」

    「親仕事で一人で実言うとご飯作るの面倒くさい(笑)」

    「ふぅ、ご飯作って欲しいわけですか?」

    「えへへへ」

    「えへへへじゃないでしょ?わかりました。今から行きますからね」

    《やった!》

    (携帯)
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■2127 / inTopicNo.6)  Re[2]: Hから始まる…5
□投稿者/ leo 一般人(2回)-(2005/07/29(Fri) 00:48:41)
    面白いです!早く続きが読みたいなぁ♪
引用返信/返信 削除キー/
■2145 / inTopicNo.7)  leoさんへ
□投稿者/ キッズ 一般人(6回)-(2005/07/29(Fri) 23:08:50)
    読んで下さりありがとうございます。できるだけ早く続き書けるよう頑張ります。

    (携帯)
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■2147 / inTopicNo.8)  Hから始まる…6
□投稿者/ キッズ 一般人(7回)-(2005/07/29(Fri) 23:37:15)
    ピンポーン

    《来た!》

    ドアを開ける

    「ご飯だ」

    「私はご飯じゃありません。まったく…」

    ちょっとへそ曲げたみたいだ

    「すみません…どうぞ」

    部屋へと案内する

    「好きな所に座って下さい」

    僕と先生は座った

    「丸山さん」

    いい終わらないうちに話した

    「先生、丸山さんじゃなくて丸か和でいいですよ」

    「でも」

    「いいですから」

    「わかりました。丸、机に教科書ないですよ。ちゃんと勉強してますか?」

    《いたたっ》

    「してませんよ」

    どういう返事が来るか恐かった

    「留年しないようにしなさいよ。したかったらしていいですけど」

    《えっ?それだけ?》

    「はい」

    「私もあんまりしなかったから強く言えない(笑)」

    《あー》

    「早速なんですが…」

    「はい、これ」

    弁当とジュースを出された

    「簡単な料理だけど…」

    「あ、ありがとうございます」

    《短時間でこれだけの料理…すげぇ》

    「いっただっきまーす」

    「どうぞ」

    「うまっ!」

    「よかった」

    先生はとっても嬉しそうだ。先生も弁当を食べだし缶ビール出し飲み出した

    (携帯)
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■2156 / inTopicNo.9)  Hから始まる…7
□投稿者/ キッズ 一般人(8回)-(2005/07/31(Sun) 12:30:43)
    先生は弁当を食べながらしゃべりだした

    「入学式の時から丸が人を見る目、あの人と似てた」

    《はい?》

    「違うって思いたかった」

    「違う?」

    「あの人人を信じてなかったから丸はそうでないって思いたかった。だから聞きたかったの。友達作らない理由となぜあの人と同じ目をしてるのか」

    「はあ」

    「で私の作ったお弁当を子供のような顔でおいしいって食べているとこも似てた」

    先生は薄笑いした

    「先生…」

    「私、ダメだね。まだ引きずってるなんて…」

    「今その人は?」

    先生は泣き始めた

    「先生?」

    僕はどうしていいかわからなかった

    「死んじゃった」

    《……》

    「すみません…」

    なぜかその先を聞いてはいけない気がした

    (携帯)
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■2179 / inTopicNo.10)  Hから始まる…8
□投稿者/ キッズ 一般人(9回)-(2005/08/03(Wed) 23:34:41)
    「いいの…忘れなきゃいけない…忘れなきゃ…」

    なぜか少し胸が苦しかった。しばらく沈黙が流れた

    《どうしよう…》

    「先生…その人の事忘れないで下さい。忘れたら先生その人を裏切る事になると思います」

    「丸…そうね…丸の言う通りかもしれない。私辛い事から逃げようとしてたのかもしれない…ありがとう」

    「いえ…僕に似てるんだったら僕がその人の代わりになります」

    《僕、何言ってんだ…》

    「ありがとう…」

    抱きしめられしばらくそっとしておいた

    (携帯)
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