| こうして部屋で、二人っきりで呑むのも何回目だろう。 田舎の大学生なんて、娯楽と云えば酒。酒。酒。。 実際、週末になる度に誰かの家に複数で集まっては呑んでる気がする。 うち、坂井きりこも、今一緒に呑んでる佐藤芙美も、例外なくしょっちゅうそーゆー集会には参加する。 ・・・只、うちはあんまりお酒自体はそんなに好きじゃなかったりするんだけど。
[きーりちゃvvおつまみなんか無いのー?w]
[あー・・・冷凍のから揚げとかなら有るけど。食べる?]
[食べるーwww]
うちが好きなのは・・・酔ってる芙美を見るコト。 うち自身はお酒自体そんなに飲まないし、飲んだところで全然酔わない、いわゆるザルだったりするんだけど、芙美はその逆で。 お酒大好きな癖に、缶チュウハイ3/1で酔っちゃうような、危なっかしい子。 しかも、小さくて可愛くて、いわゆる守ってあげたくなるようなタイプ。 だからこそ、男子も大いに参加する飲み会に、芙美一人でなんて行かせたくないから、うちもついってってあげるんだけど。
[きぃちゃぁぁー・・・なんか眠くなってきたぁ・・]
[ったくもぅ・・から揚げどーすんのよ;笑 うちのベッド使って良―よ。うち、もうちょっと起きてるから。]
[あはは///ありがとvv]
・・・んーと。 芙美とは知り合って、もう10年以上になる。 小学校に入りたての一年生の時に、同じクラスで隣の席だった事から仲良くなったんだから、もう13年か。早いこと。 ベッドに入って、三秒も立たないうちに、スースーと可愛い寝息が聞こえてくる。
はー・・。 呆れる位可愛いよ。
(携帯)
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