| 『創杷様、そろそろお時間で御座います』
タキシード姿の執事が黒いロングコートを身にまとった切れ長の瞳が美しい創杷にそっと声をかけた。 『ああ…』 創杷はマントを翻してそのパーティー会場を後にする。
今日は創杷の誕生日パーティーで創杷の城でそのパーティーが行われていたのだ。 外観は中世ヨーロッパを思わせる作りで純白の豪勢な城だ。 部屋は数え切れない数があり、初めてこの城に来た客は必ず迷ってしまうため、執事やメイドも揃っている。
『さて…』 創杷は不敵な笑みを浮かべる。 そして一目散にとある部屋へと向かう。
それは最上階の1番大きな部屋。 扉は何故かその部屋だけ青く輝いている。
創杷はその部屋の前に立ち、込み上げる思いを必死で堪えた。 『奈々…』 そぅ、室内には創杷が最も愛す奴隷奈々がいるのだ。 執事には必ずこの時間に呼ぶ様に言ってあった。
扉に手をかける創杷。 ガチャ…
『創杷…っ様ぁぁ…』 中ではベットの上で縄で両腕を頭上で結ばれ、膣にはバイブを詰め込まれた奈々が悶えていた。 もう暫く耐えていたのか辛そうに創杷を見つめる。 『奈々…奇麗だよ』 耳元で囁きながら創杷は奈々の乱れた金髪をなぞる。 『もっ…駄目ですぅ…っっ!』 奈々の敏感な体はそれに反応したのかビクビクと震える。 『駄目だよ、奈々。まだ奈々の可愛い姿を見てない』 そっと微笑む創杷。 それは奈々への絶対服従の暗号だった。
『奈々の可愛い姿が見たいな』 創杷はベットの傍の椅子に座り悠々と奈々を眺める。 『で…できませ…っあっ…』 奈々は必死で創杷を見つめながら首を横に振った。 『どうして?そんなに腰は動いてるのに。奈々がそのままで良いなら良いんだよ』 創杷はにっこりと微笑みながら言い放った。
『出来ま…すっ…』 このまま放置されるのが辛かった奈々は恥ずかしそうに小さな声で言った。 『こっちを向いて大きな声で言って御覧?』 創杷は耳を奈々に近付けとても優しく微笑んだ。 奈々は潤んだ瞳で創杷を見つめ… 『させて下さい…創杷様っ…』
創杷はとても楽しそうに奈々の腕の縄をときはじめた。 奈々の腕は赤く跡が残ってしまっている。 創杷はその腕に優しくキスをした。
|