| 2005/09/23(Fri) 00:03:39 編集(投稿者)
淡い月明かりの射す部屋で、少女は真っ白に洗われたシーツの上に横たわっていた。 まだ完全には熟していない幼い体を、自分自身で抱きしめて。
その桜色の唇から漏れる喘ぎと共に紡がれるのは、あの人の名前
その細い腕で触れるのは、赤く彩を放つ小さな突起
次第に激しさを増す細い指は、その突起を悪戯に弄ぶ。 周りから静かに撫でるように近付いて、そっと指先で転がして。 ヘッドの上に投げ出された足は落ち着くなく擦り合わせられて、呼吸は次第に激しくなる。
「ふぅ……、あ……。」
自分の物とは思えない甘美な声に、弄ぶ手に更に力を込めていく。 止まらない理性を掻き立てるように快楽が襲ってくる。 まるで、手を止めてはいけないとでも言うように。
―手ヲ止メレバ―
―マタ、寂シザガ襲ッテ来ル・・・―
「・・・・ちゃん・・・」
朦朧とした意識の中、手は無意識に下へとずらされて。 可愛らしいフリルのついた下着の上から、微かに湿った秘部を撫ぜる。 電撃が体を走り抜けるような感覚に、頭が白くなった。
何かが壊れた。
少女は何からか逃れようとするように下着を取り払い、その場所に眠る禁断の蕾へと触れた。 くちゅ・・・という厭らしい水音と共に、快楽と罪悪感が走る。 だが、もう止められなかった。 溢れそうなくらい湧き上がった其れは、少し触れただけで指に絡みつく。 それをそのまま秘部の上の芽に絡めつけ、欲望の赴くままに弄んだ。
「あっ!やぁ・・・・・ちゃん、・・・ぃちゃん・・・」
愛しい人の名前を呼んで。 愛しい人の姿を思い出して。
何度も何度も擦り、扱き、弄び・・・。 理性の飛んだ頭には、我慢なんて言葉は微塵もなかった。 ただ、不器用な手つきで、賢明に自らの感じる所を求めて。
「ひ、やぁぁ・・・・・!!」
そして、ただ快楽だけを求めた少女が絶頂を迎えるのに、 そう時間は掛からなかった。 肩で呼吸し、まだ満足できないと疼く其処を持て余しながら。
「ちぃ・・・ちゃん・・・・」
少女の声は、淡い月明かりの射す部屋の中で、悲しげに響いた。
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