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螺旋2-side m-
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□投稿者/ 咲 一般人(3回)-(2006/10/11(Wed) 01:50:05)
| 「お疲れさまー」
鞄に書類を急いでつめ、同僚達に声をかけながら 私は走るようにフロアを進む。
鈴村舞 24歳 雑誌関係の編集社で働く社会人
これから・・・大事な人に会いに行く。
なかなか来ないエレベーターに痺れを切らし 非常階段を駆け下りる。
最寄りの駅まで来てくれてるのに 待たせたら大変だから。
自動ドアの開く間さえ、やけに遅く感じて すり抜けるように通っていき、交通量をパッと見て確認してから タクシーへ。
「駅まで、急いでお願いします。」
待たせたら・・・そう思うだけでたまらなくなる。
もう、着いているだろうか?
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