| 2007/02/05(Mon) 18:00:49 編集(投稿者)
暗闇の中を走る少女が一人...。 まだ幼い顔立ちで、体のラインも細く、腰まである茶色の髪の毛は少女の性格を表すかのように柔らかくウェーブしている。 長い間、走り疲れ息は荒く歩くこともままならなくなったのか走る速度が遅くなってきた ...その瞬間、強い力で引っ張られた。 はっとして引っ張られた方を見ると不敵な笑みをしたよく見知った人間がいた。 「俺から逃げられるとでも思ったのか?桜華」 それだけを言うと乱暴に引き寄せ唇を重ねられる。 「んっ、んぅ...」 驚きで思わず相手を突き飛ばし、その名を呼ぶ。 「灯火...」 ダークスーツに後ろでちょこんと縛った髪、美少年と間違えそうなほど中性な感じがする彼女は相変わらず不敵な笑みをしたまま桜華を見つめる。
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