| 授業は退屈で眠くなる。 眠い眠い。 ‥‥‥爆睡。
毎日こんな感じだ。
『涼!また爆睡だったでしょ〜』 休み時間になると彩香はすぐ話しかけてくる。ボクは毎日彩香との他愛のない会話を楽しむ。
昼休みはもちろん一緒に中庭でご飯。美味しそうに食べてる顔も可愛い。 無意識に見つめていた。 『‥‥‥‥‥‥‥‥‥』 『涼〜‥‥見すぎじゃない?食べづらいんだけどー。』 ハッとした。 『あっ、ゴメン。あんまり可愛いから。』 彩香は直球に弱い。 『えっ?!な、なに?いきなり‥‥‥』 顔を真っ赤にしてゴニョゴニョ言ってる。 ボクはクスッと笑って周りの目が自分たちを見ていないかを確認して わからないように頬にキスした。 『‥‥‥だめだよ。』 少し拒みながらもさせてくれる。 でもそこまで。 ボクたちは恋人同士じゃないから。
彩香はボク以外の人を見ている。自分の恋を叶えようと積極的に頑張っていた。
(携帯)
|