| 「お疲れちゃんで〜す」
『何がお疲れちゃんよ〜(笑)』
職員会議が終わり、帰り支度をしている時だった。
声をかけてきたのは大学の後輩で、2年生を受け持っている望月良子。
私は彼女と同じ2年を受け持ち、学年主任をしている城田香織。
後輩と言っても、見かけも中身もかなり頼りになる良子だ。
『いつもより長引いたわね。』
「PTAの人が参加する会議は嫌いです!なんであんな態度デカイんでしょ!」
『(笑)今日は三年生の親御さんだから時期的にもピリピリされてるのよ。いいじゃない。あなたはずっとお茶を啜ってるだけだったんだから』
「ま、そうなんですけどね。ところで先輩!今日お時間ありませんか?お茶するだけでいんですけど」
『それくらいの時間ならあるけど何?』
「ちょっと学年主任に相談が」
『なんだか都合がいいときだけ学年主任って言われてる様なきがするけど(笑)』
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