SMビアンエッセイ♪

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■603 / inTopicNo.1)  エンドレス 1
  
□投稿者/ ケイ 一般人(1回)-(2004/08/03(Tue) 20:12:35)
    「お先に失礼しまーす」また人が一人減ってオフィスは静かになった。残っているのは私と私の部下の橘優美香だけになった。時間はもう9時を廻っている。他の部署のものももうほとんど帰ったに違いない。

    「優美香、そろそろ終わりにしましょう。出来上がったところまでで良いから書類を持ってきて」
    優美香がすぐに書類をプリントアウトして私のデスクに持ってきた。私はその内容をチェックしながら左手に握った小さな機械のスイッチを弄ぶ。
    「あぅっ、ん、ん」
    優美香が微かに声をあげ、腰をよじる。
    「優美香、なにやってるの?ちゃんと立っていなさい。」
    叱責しながらもう一度スイッチを入れる。優美香の足元から微かに振動音が聞こえ、必死で声をこらえようとしてか、可愛い顔がゆがんだ。私は知らん顔して書類をめくる。

    「大体まとまっているわね。明日には全部できあがりそうじゃない。」
    「は、はい。ありがとうございます。」優美香が熱っぽい声で応える。
    「じゃあ、特別にご褒美でもあげましょうか?」
    優美香の顔が期待で紅潮したのを私は見逃さない。まだローターは振動したままだ。
    「はい。香織様。優美香にご褒美をください。お願い致します。」
    「いやらしい子ね。どこに欲しいのか見せなさい。」

    オフィスに誰もいないか優美香が目を走らせる。でも、私の後ろの窓はわざとブラインドも開けたままだ。道路を挟んで遠くとは言え、向かいのオフィスビルにはまだ人影も見える。
    優美香は意を決したように私の横に一歩進み出てミニスカートの前をゆっくりとまくり上げた。白い太もも、ストッキングを止めるガーターベルト、そして、中央には紅いロープが1本だけ。茂みの無い綺麗につるつるな割れ目にきつく食い込んでいる。優美香の手が震えているけれどそれは脅えでは無く興奮のせい。

    「香織様、今日もお言いつけのとおりに1日食い込ませて過ごしました。」
    「そう。」
    私はわざと素っ気無く答える。もう一度ローターのスイッチを入れる。振動が割れ目の奥から淫らに聞こえてきた。
    「ああん。香織様っ」
    ひざが崩れそうになった優美香の太ももを定規でピシリと叩く。
    「褒美が欲しいなら行儀良くしていなさい。」
    「は、はい」

    必死で背筋を伸ばして居住まいを正そうとする優美香。私はローターのワイヤレスリモコンのスイッチを一番強くして微笑んでみせる。
    激しい振動音と微かに聴こえるぴちゃぴちゃという音、静まり返ったオフィスで優美香は必死にこらえている。窓際でさらけ出した痴態に興奮し、頬は真っ赤に紅潮している。
    私はことさらゆっくりした動作で引出しを開け、小さな容器を取り出す。ふたを開け、白くねっとりとした粘液を指にすくうと優美香に見せる。
    「さあ、これが欲しいの?ちゃんとおねだりするのよ。」

    優美香が苦痛とも恍惚ともとれる表情を見せる。
    「ん、あぁん。香織様、淫らな私にどうぞご褒美をください。今日もロープを食い込ませて香織様にご褒美をもらう事だけを考えて過ごしていました。いやらしい優美香の一番感じるところにご褒美をください。お願いします。んん、あぅ。」

    優美香が後ろを向いて隣のデスクに手をつき、スカートの後をまくりあげた。私の前に白い双丘がさらけ出される。その中央に走る紅いロープには数箇所の結び目がある。それぞれ感じやすいところに当てられていて、それがどれもぬらぬらと濡れ光っていた。ワイヤレスリモコンのコードがはみ出た中央の結び目などは滴るほどに濡れ、太ももまでぬるぬると濡れ広がっていた。手元のスイッチを入れたり止めたりするたびに突き出された腰がくねる。くねった尻を定規で2・3発叩くと優美香の顔が少しだけゆがむ。

    「本当にいやらしい子ね。オフィスでこんなに濡らして誰かに知れたらどうするつもり?ほら、向かいのビルから見られているかもしれないわよ」
    「ああん、香織様、意地悪言わないで下さい。」
    濡れたロープに指を掛けて少し浮かせると先ほどすくった白い粘液を3箇所の結び目の当っているところにそれぞれ塗りつけていく。中央の部分は特に念入りに、ローターを押し込むように中まで塗りこんでゆく。

    「あああああーーーーん」
    甲高い悲鳴にも似た声が広いオフィスに反響した。
    「しー、静かに」
    私はわざと焦らすようにゆっくりと薬を塗り込めていく。
    「んん、ぐぅっ。あぅ。」
    優美香が声を殺して髪を振り乱す。高々と突き出された白い双丘が扇情的で、こちらを必死で振り返る優美香は一生懸命に声を押し殺していた。
    私は奥へ押し込まれたローターの位置を元に戻して尻を平手でぴしゃりと叩いた。
    「さあ、お終いよ。帰りましょう。」

    放心したように起き上がった優美香。オフィスの新人でも一番人気だ。大きな目と整った顔立ち。セミロングの髪が肩先で揺れる。仕事もできるし、優しくて気が利く。男性社員でも狙っている人が多いがなかなか誘いに乗らないと噂になっていた。
    私はワイヤレスリモコンのスイッチを鞄に入れ、早くも薬が効いてきたのか足をもじもじとする優美香を急かしてオフィスを出た。
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■604 / inTopicNo.2)  Re[1]: エンドレス 1
□投稿者/ まよ 一般人(1回)-(2004/08/04(Wed) 00:05:21)
    続きを
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■605 / inTopicNo.3)  エンドレス 2
□投稿者/ ケイ 一般人(2回)-(2004/08/04(Wed) 20:42:00)
    タクシーで行きつけのレストランに向かう間、優美香は足をもじもじとすり合わせて何度も座りなおしていた。スカートやタクシーの座席に染みが出来ないかどうか気にしているんだろう。私は知らん顔して仕事の事で話し掛けたりする。辛うじて返事をしてはいるものの、表情は気もそぞろと言ったところだ。

    使ったのはメントール系の媚薬だから、熱とむず痒さで必死なのに違いない。表情からはローターのスイッチを入れて欲しそうな様子だけれど、わざと気がつかない振りをする。スイッチはレストランに行ってから入れてあげる。ハンサムな店員が給仕に来た時は一番強くして。

    レストランは洋風居酒屋といった雰囲気で、小さな個室に仕切られているのが売りの店。無国籍風の洒落たインテリアでセンスがよい。個室に通されると優美香はまだ飲んでもいないのにもう酔ったような表情になっていた。
    「どうしたの?」
    私が白々しく聞くと、意地悪と小さくつぶやいて俯く。

    オーダーを取りに店員がやってきた。この店で一番のハンサムだが、いつも優美香目当てなのが見え見えだ。私は密かに優越感に浸りながら片手に握ったスイッチを入れ、優美香がしどろもどろにメニューを頼むのを眺めるのがいつものお決まりだった。

    料理が出揃い邪魔な店員が来なくなると優美香を隣に抱き寄せて夜景を眺めながらゆっくりと食事する。とても贅沢な時間。優美香はしなだれかかるように私に寄り添って目を潤ませている。柔らかな髪を撫で、胸の先のさくらんぼを摘むと優美香が小さく悲鳴を上げる。他愛の無い話をしたり、口移しにカクテルを飲ませたり。

    「香織様、ねえ、お願い」
    優美香が腰を摺り寄せながら潤んだ目で見上げる。
    「お願いってねえ、どうして欲しいのかしら?」
    「ああん、香織様意地悪だわ。優美香もう我慢できないんです。熱くて、むずむずします。香織様お願いです。あ、あの、はしたない優美香を慰めてください。」
    「まあ、こんな所で悪い子ね。自分でやって見せてごらんなさい。さあ。」

    優美香は意地悪とつぶやきながら、スカートをたくし上げる。私が食い込んだロープを外してローターをとってやると、もう全てがとろとろに濡れていた。

    「うぅあん、恥ずかしいです。香織様恥ずかしい優美香をご覧下さい。」
    そう言うと優美香は自分を慰め始めた。最初はおずおずと、だんだん指を出し入れして大胆に。声を押し殺して。私がその唇を塞いで口の中を舌で弄ると優美香は次第に登りつめていった。

    でも、優美香と居ながら私が思い出すのは昔の事。酔いが廻るほどに、優美香をこうして弄ぶほどに昔の事をひとつひとつ鮮明に思い出してしまう。

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■606 / inTopicNo.4)  エンドレス 3
□投稿者/ ケイ 一般人(3回)-(2004/08/04(Wed) 20:44:24)
    優美香と会う3年前、私はまだ普通にボーイフレンドも居たし、今の優美香と同じようにオフィスの新人として頑張っていた。係長は新人たちの憧れの的、きびきびとした素敵な女性だった。私は彼女の下に配置されたのが嬉しくて、一生懸命に働いた。

    ある日の事、私は翌日までに仕上げなくてはならない大切な資料のデータをうっかり消してしまった。パソコンの中、サーバーの中、どこを探しても見つからない。頭が真っ白になり、すっかり動転して上司である彼女の元に報告に行った。

    「あの・・・姫岡先輩・・・明日までの資料のデータを消してしまったみたいなんです。ごめんなさい。何とかしますから。」
    半泣きになりそうな私を他の人から見えないように休憩室に誘って彼女、姫岡美紀は私から事情を聴きだした。

    「大丈夫よ。落ち着いて。私が手伝うから。二人で明日残業すれば何とか終わるわよ。私の手元に途中までのデータは残っているし、手分けしてやりましょう。」
    私の肩をぽんぽんと叩いてそう言ってくれた先輩の優しさにまた泣きそうになりながら私は一生懸命お礼を言った。
    「ありがとうございます。きっと何かお礼をしますから。」
    「お礼なんていらないわよ。さあ、早速頑張りましょう。」

    美紀先輩の励ましで何とか立ち直った私はその日と翌日必死で失ったデータを入力し直した。美紀先輩の協力もあって、翌日、期限の金曜日の夜10時頃まで残業してようやく必要なデータを全て揃え、部長のデスクに提出して事なきを得る事ができた。



    オフィスにはもう誰も居なくて、美紀先輩と私は一緒に食事をして帰ろうという事になった。その時に訪れたのがこの個室のレストランだった。

    「なかなか素敵なレストランでしょう?」美紀先輩がニッコリと微笑む。爽やかなショートカットに鼻筋が通ってきりりとした二重の目。女性が見ても素敵な女性、ハンサムウーマンだと思った。センスのよいモノトーンのニットにシルバーのピアス、本当に憧れの人。トラブルが元とは言え、思いがけず一緒に食事ができたりしてちょっと嬉しかった。

    夜も更けていたし、二人で楽しく話しながらカクテルを飲んで料理をつまんだ。話は大いに盛り上がり気がついたらとっくに終電の時間が過ぎていた。

    「もうこんな時間だわ。先輩、そろそろ帰りましょう。」
    立ち上がったら、なんだか急に酔いが廻ったように足がもつれてしまった。美紀先輩が肩を貸して支えてくれた。なんだか本当に急に酔ったように体がほてってくる。
    「大丈夫?遅くまでつき合わせてゴメンネ。終電無かったらうちに泊まらない?タクシーで20分ぐらいだから。」

    いきなり先輩の家で泊まらせてもらうのもどうかと思い一度は断ったけれど、大丈夫だからと誘われてついて行く事にした。実際、妙に酔いが廻ってなんだか変だったし、タクシーでアパートに帰ると1万円以上掛かると解っていたので誘いがありがたかった。

    美紀先輩は都心から程近い高級マンションに住んでいた。私なんかとは大違い。一人暮らしには充分広いマンションだった。インテリアもモダンでお洒落に暮らしていた。

    シャワーを借りて出てくると、脱衣室に着替えとしてピンクのシルクのテディとおそろいのパンティが置いてあった。なんだかセクシーで気恥ずかしかったけれど、断るのも悪いと思って身につける。

    「せっかくだから飲みなおそうか?おつまみもあるし。」
    先にシャワーを浴びた美紀先輩は黒いスリップでひときわセクシーだった。
    ソファーテーブルにはすっかりカクテルとおつまみがセットされていて、美紀先輩がゆったりと腰をおろしていた。

    それから先の事はあまりはっきり思い出せない。作ってもらったカクテルを1杯飲んだらなんだか急に体が火照ったのだけは良く覚えている。
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■607 / inTopicNo.5)  エンドレス 4
□投稿者/ ケイ 一般人(4回)-(2004/08/04(Wed) 20:47:38)
    「何でもお礼をするって言ったじゃない。ね。怖がらないで。」
    髪を撫でる指先が首筋に落ち、胸元をくすぐる。耳たぶに軽くキスされて思わず声があがる。うなじから肩にキスが、指先が胸の先で円を描くと火照っていた私の体がもう抵抗できなくなっていった。

    嫌、嫌と言いながら息遣いが荒くなり、切ない溜息が混じるのを美紀先輩は巧みに焦らし、そのうちに私の方から美紀先輩を愛撫をねだるようになってしまっていった。腰、背中、わき腹、その手はなかなか進まなくて、もどかしく、すっかり美紀先輩のペースにはまってしまった私は熱に浮かされたようになってしまう。

    「可愛い子。さあ、落ち着いて。」
    美紀先輩が口移しにカクテルを飲ませる。そのまま舌がゆっくりと唇をまさぐり、さらに奥深くまで差し込まれる。痺れるような快感に驚いて思わず私も舌を絡ませる。

    「好きだったのよ。ずっと。香織。私のものになるって言って。」
    耳元で囁かれる美紀先輩のハスキーボイス。耳元の息遣いだけでも背筋がぞくぞくして前身が快感で貫かれたようになった。指先はすっかり敏感になった乳首を弾くようにこすったり軽く摘んだりして攻め立てた。
    「ああぁん。美紀先輩。香織は美紀先輩のものです。んぁぁん。」




    その日から私は美紀先輩のものになった。ボーイフレンドともすぐに別れた。ボーイフレンドよりも美紀先輩は数倍素敵だし、あんなに感じた事はなかったから。

    私は半ば美紀先輩のマンションに時々通うようになった。美紀先輩よりも先に仕事が終わると、先にマンションに帰って夕食を準備して美紀先輩の帰りを待つ。

    夕食も終え、二人でシャワーを浴びると美紀先輩に買ってもらったセクシーなテディと赤い首輪をつけて美紀先輩の前に四つん這いになる。
    「可愛い子ね。今日もお仕事頑張ったものね。」
    ソファーに座った美紀先輩が首輪に繋がったチェーンを手繰りよせ、頭を撫ぜる。私は美紀先輩の手指やつま先を犬のように舐めうっとりする。美紀先輩は指で口の中を愛撫する。

    ベットに辿り着くと手足にも革のバンドとチェーンがつけられ、時には大の字に、時には四つん這いのままでベットに固定されてしまう。

    「見られているだけでこんなに濡れるなんて、困った子ね。」
    四つん這いのままで目隠しされて、時折指先であちこちを軽く愛撫される。見えないからどこから愛撫されるのかわからなくて、指先ですっとなぞられただけでも全身に火がついたように感じてしまう。美紀はわざと四方から翻弄する。

    次の愛撫が待ち切れなくてつい腰をくねらせて催促してしまう。恥ずかしさを堪えながら愛撫をねだり、言われるままに腰を突き出してポーズを取る。そうすると褒美と称してメントールの媚薬などが塗り込められたりする。一層切なくなってさらに激しく求めてしまう。メントールで火照った部分を愛撫して欲しいのに、そこには触れずに徹底的に焦らしてくる。

    「どうして欲しいのか自分でやってみてよ。」
    「あん、そんなぁ・・・」
    手かせが自由になって目隠しが外され、おずおずと自分で慰める。焦らされきった中心は驚くほど濡れていて、触っただけでもびちゃびちゃと恥ずかしい音を立てた。美紀はそれを素っ気無い振りで眺めながらいやらしい子ねとか言葉で攻め立てる。

    「あああぁぁーんぅぅ。お願いです。美紀様の手と舌で香織を可愛がってください。香織は美紀様の奴隷です。何でも言う事を聞きますからお願いします。んあ、ふぅ。」
    耐え切れなくなって何度も自ら懇願するのを待って、やっと美紀は核心を責め始める。指で、舌で執拗に愛撫し、何度も私を絶頂に導く。

    「さあ、香織は私の犬なんでしょう?犬なら丁寧に舐めるのよ」
    美紀は首輪のチェーンを手繰り寄せ、椅子に浅く腰掛けて命令する。私は美紀の両脚の間に犬のようにおすわりの姿勢で座り、美紀にされたように丁寧に小さな豆から割れ目の奥までを舌で舐め上げていく。

    「あん。いいわよ。上手になったのね。最後のご褒美が欲しいんでしょう?」
    美紀の声に溜息が混じりだしてからようやく解放される。
    「さあ、何が欲しいのか、ここへ持ってらっしゃい」
    美紀に促がされてクローゼットの奥から双頭のバイブを咥えてくる。犬のように美紀の前に咥えて差し出すといい子ねと頭を撫でられた。

    双頭バイブで激しく攻め立てられると、もう声を押し殺す事もできなくて、大声でよがり泣いてしまう。美紀と二人で一緒にいく瞬間はまるで頭の中が真っ白になったかと思うぐらいにスパークしてしまうのだった。
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■608 / inTopicNo.6)  エンドレス 5
□投稿者/ ケイ 一般人(5回)-(2004/08/04(Wed) 20:50:58)
    美紀の要求はだんだんエスカレートしていった。ロープを食い込ませただけで会社へ行くように言われ、私が優美香にしたようにワイヤレスのローターを仕込まれた。仕事中、突然の美紀のスイッチに耐えるのを美紀はそ知らぬ顔をして楽しんでいた。

    毎日そんな事をしているわけではない。時々、何か私が言う事をきかなかったと与えられる罰。でも時々だからこそ興奮し、その特別な罰を待ち焦がれるようにさえなってしまった。他の人に気付かれないかとビクビクしながら、目は潤んで美紀の気紛れを待った。夜遅く誰も居なくなったオフィスで美紀の前にスカートを捲り上げる頃にはもはや理性は快感の前に崩れ落ちていた。

    スーパーで買い物をしながらローターのスイッチ。買ったキュウリやソーセージは後で悪戯に使われると思うとそれだけで濡れてしまった。買い物中に美紀がクスクスと笑いながら耳元で囁く。
    「香織ちゃん、そんなもの食べたいんだ。ねえ、どこのお口で食べるのかしら?」

    犬のように首輪でつながれて異物を差し込まれた姿を大きな鏡に映して見せられた。
    「自分の恥ずかしい姿に濡れるなんて本当にいやらしい子ね。」
    「ん、ああん、そんな、恥ずかしいです。」
    そう言われてさらに腰をくねらせると美紀がキュウリを抜き差しして責め立てた。

    薬局で浣腸を買わされると今度は浣腸で責められて後の穴にもバイブが当てられた。美紀をいかせるまで浣腸を我慢しろと言われ、おなかの中で暴れまわる苦痛に耐えながら必死で美紀に舌で奉仕する。耐えられないと思っても、お尻にゴムで栓をされて最後まで続けされられた。やっとトイレに行くことを許されて、解放感で放心したようになった。

    美紀は固い後の穴をオイルと指で丹念に揉み解し、そこに奇妙な快感を引き出していった。
    「お尻の穴が感じちゃうなんて、あなた本当に変態ね。」
    美紀が上から見下ろして笑う。
    「香織は変態です・・・美紀様、お尻にバイブをください。」
    バイブと美紀の手や舌で3箇所を同時に攻め立てられるともう身をよじっても我慢できなかった。それでもいきそうになると急に愛撫が止まって焦らされる。
    どこまでも美紀によってもたらされる快感は留まるところを知らなかった。






    だが、美紀との関係は突然終わりを告げた。美紀が転職し、すぐに2年の海外出張を言い渡されたからだ。一緒について行く決心も2年間待つ約束もできずにあっという間にすれ違い、とうとう喧嘩になってしまった。その喧嘩の時に美紀が驚くべき事実を暴露した。
    最初のあの日、私のデータをわざと消して残業させマンションに泊まるように仕組んだ事、その時に飲ませたカクテルに媚薬を使って私を落とした事。・・・全ては仕組まれた事だったのだ。

    気付きもしなかった事実、私は驚きのあまり混乱した。今更その事を怨む事は無かったけれど、受け入れる時間もなく、あまりにも急に混乱したままで別れてしまった。

    それでも、男性と付き合う気になれなくて、翌春入社してきた優美香を、結局美紀と同じような手段で誘惑した。優美香を責めながら思うのは美紀に責められ愛されていた自分。優美香がどんな風に感じてだんだん深みにはまっていくか手に取るように解った。優美香の姿は自分の姿だった。



    そんなある日、職場のパソコンに突然届いた1通のメール。たった一言だけの。
    「香織、今週末来なさい」


    金曜日の夜から優美香との約束を全てキャンセルして、タクシーで美紀のマンションに向かう。頭が混乱しているのに、体が、足が部屋へと向かう。震える指で呼び鈴を押す。開くドア、美紀がそこに居た。昔と変らない余裕に充ちた笑顔で。

    美紀の指がするりと私の首もとのスカーフを外す。その下には赤い首輪。
    美紀が微笑んで首輪をチェーンに繋ぐ。
    「いい子にしてたのね。香織。さあ、いらっしゃい。今度は優美香も連れてくるのよ。」
完結!
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■610 / inTopicNo.7)  感想です
□投稿者/ 絢 一般人(1回)-(2004/08/08(Sun) 02:22:21)
    構成や演出に引き込まれて一気に全部読んでしまいました。

    こちらには久しぶりに来たんですが、こんなに上手で引き込まれる文章も久しぶりに見ました。

    読んでいて凄くドキドキしました。
    続編や他の作品も読んでみたいです。よかったらお願いします。
    失礼しました。

    (携帯)
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■612 / inTopicNo.8)  Re[2]: 感想です
□投稿者/ ケイ 一般人(6回)-(2004/08/09(Mon) 19:20:53)
    絢さん、感想ありがとう。
    ちょっとベタ過ぎだったかも。でも読んでもらえて嬉しい。
    本当はSMリバースの香織みたいなお友達が欲しいところだけど
    仕事が忙しすぎてそれどころじゃないのでプチノベル書いて我慢。
    またネタが出来たら書いてみますね。
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■613 / inTopicNo.9)  (削除)
□投稿者/ -(2004/08/10(Tue) 23:59:12)
    この記事は(投稿者)削除されました
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■614 / inTopicNo.10)  Re[4]: NO TITLE
□投稿者/ ケイ 一般人(7回)-(2004/08/11(Wed) 23:19:17)
    次、書いてます。忙しいって言いながらなにしてるんだろ・・・

    私書箱、あとでメッセージいれますね
引用返信/返信 削除キー/
■615 / inTopicNo.11)  ケイさんへ
□投稿者/ 絢 一般人(3回)-(2004/08/12(Thu) 11:00:41)
    ケイさんの方の私書箱へメッセ入れておきました。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■4072 / inTopicNo.12)  Re[6]: ケイさんへ
□投稿者/ アユ 一般人(1回)-(2007/01/06(Sat) 14:46:21)
    こんなことさえたーい
引用返信/返信 削除キー/



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