| 「お先に失礼しまーす」また人が一人減ってオフィスは静かになった。残っているのは私と私の部下の橘優美香だけになった。時間はもう9時を廻っている。他の部署のものももうほとんど帰ったに違いない。
「優美香、そろそろ終わりにしましょう。出来上がったところまでで良いから書類を持ってきて」 優美香がすぐに書類をプリントアウトして私のデスクに持ってきた。私はその内容をチェックしながら左手に握った小さな機械のスイッチを弄ぶ。 「あぅっ、ん、ん」 優美香が微かに声をあげ、腰をよじる。 「優美香、なにやってるの?ちゃんと立っていなさい。」 叱責しながらもう一度スイッチを入れる。優美香の足元から微かに振動音が聞こえ、必死で声をこらえようとしてか、可愛い顔がゆがんだ。私は知らん顔して書類をめくる。
「大体まとまっているわね。明日には全部できあがりそうじゃない。」 「は、はい。ありがとうございます。」優美香が熱っぽい声で応える。 「じゃあ、特別にご褒美でもあげましょうか?」 優美香の顔が期待で紅潮したのを私は見逃さない。まだローターは振動したままだ。 「はい。香織様。優美香にご褒美をください。お願い致します。」 「いやらしい子ね。どこに欲しいのか見せなさい。」
オフィスに誰もいないか優美香が目を走らせる。でも、私の後ろの窓はわざとブラインドも開けたままだ。道路を挟んで遠くとは言え、向かいのオフィスビルにはまだ人影も見える。 優美香は意を決したように私の横に一歩進み出てミニスカートの前をゆっくりとまくり上げた。白い太もも、ストッキングを止めるガーターベルト、そして、中央には紅いロープが1本だけ。茂みの無い綺麗につるつるな割れ目にきつく食い込んでいる。優美香の手が震えているけれどそれは脅えでは無く興奮のせい。
「香織様、今日もお言いつけのとおりに1日食い込ませて過ごしました。」 「そう。」 私はわざと素っ気無く答える。もう一度ローターのスイッチを入れる。振動が割れ目の奥から淫らに聞こえてきた。 「ああん。香織様っ」 ひざが崩れそうになった優美香の太ももを定規でピシリと叩く。 「褒美が欲しいなら行儀良くしていなさい。」 「は、はい」
必死で背筋を伸ばして居住まいを正そうとする優美香。私はローターのワイヤレスリモコンのスイッチを一番強くして微笑んでみせる。 激しい振動音と微かに聴こえるぴちゃぴちゃという音、静まり返ったオフィスで優美香は必死にこらえている。窓際でさらけ出した痴態に興奮し、頬は真っ赤に紅潮している。 私はことさらゆっくりした動作で引出しを開け、小さな容器を取り出す。ふたを開け、白くねっとりとした粘液を指にすくうと優美香に見せる。 「さあ、これが欲しいの?ちゃんとおねだりするのよ。」
優美香が苦痛とも恍惚ともとれる表情を見せる。 「ん、あぁん。香織様、淫らな私にどうぞご褒美をください。今日もロープを食い込ませて香織様にご褒美をもらう事だけを考えて過ごしていました。いやらしい優美香の一番感じるところにご褒美をください。お願いします。んん、あぅ。」
優美香が後ろを向いて隣のデスクに手をつき、スカートの後をまくりあげた。私の前に白い双丘がさらけ出される。その中央に走る紅いロープには数箇所の結び目がある。それぞれ感じやすいところに当てられていて、それがどれもぬらぬらと濡れ光っていた。ワイヤレスリモコンのコードがはみ出た中央の結び目などは滴るほどに濡れ、太ももまでぬるぬると濡れ広がっていた。手元のスイッチを入れたり止めたりするたびに突き出された腰がくねる。くねった尻を定規で2・3発叩くと優美香の顔が少しだけゆがむ。
「本当にいやらしい子ね。オフィスでこんなに濡らして誰かに知れたらどうするつもり?ほら、向かいのビルから見られているかもしれないわよ」 「ああん、香織様、意地悪言わないで下さい。」 濡れたロープに指を掛けて少し浮かせると先ほどすくった白い粘液を3箇所の結び目の当っているところにそれぞれ塗りつけていく。中央の部分は特に念入りに、ローターを押し込むように中まで塗りこんでゆく。
「あああああーーーーん」 甲高い悲鳴にも似た声が広いオフィスに反響した。 「しー、静かに」 私はわざと焦らすようにゆっくりと薬を塗り込めていく。 「んん、ぐぅっ。あぅ。」 優美香が声を殺して髪を振り乱す。高々と突き出された白い双丘が扇情的で、こちらを必死で振り返る優美香は一生懸命に声を押し殺していた。 私は奥へ押し込まれたローターの位置を元に戻して尻を平手でぴしゃりと叩いた。 「さあ、お終いよ。帰りましょう。」
放心したように起き上がった優美香。オフィスの新人でも一番人気だ。大きな目と整った顔立ち。セミロングの髪が肩先で揺れる。仕事もできるし、優しくて気が利く。男性社員でも狙っている人が多いがなかなか誘いに乗らないと噂になっていた。 私はワイヤレスリモコンのスイッチを鞄に入れ、早くも薬が効いてきたのか足をもじもじとする優美香を急かしてオフィスを出た。
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