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■6127 / inTopicNo.1)  桜は散って舞い落ちて
  
□投稿者/ ゆー 一般人(1回)-(2009/09/14(Mon) 16:01:35)
    「貴女には失望しましたわ?もう少し楽しませて頂けると思ってましたのに」



    「お待ち下さい!香澄様!」



    「もう待ちませんわ。さようなら、麗子」






    今日、鈴木麗子というセフレ関係にある女性と別れた。理由は飽きたから。
    何十人も身体だけの関係を持つ女性がいる私だけど、飽きたら捨てる主義なの。
    麗子は確かに可愛らしくて厭らしい女性で、家庭的だけれどつまらなかったのね。
    私は退屈や平凡な日々が嫌いなの。常に何か新しい事や面白い事がないと。
    幸い、父親が医者で母親が企業の社長。金はばら撒くほどあるもの。
    その金と私の両親譲りのこの容姿で、同性愛者の女性なんて簡単に堕ちる。
    男だろうと両性愛者だろうと、簡単に惚れさせる自信もテクニックもあるんだし。















    別れを告げたお洒落なカフェをさっさと出ると、後ろでカウンターで突っ伏して泣き出している麗子が見えた。
    人の目なんか気にせずに、私の名前を何度も何度も呼ぶ麗子。可哀想に。
    名前通り、綺麗で厭らしかった麗子、貴女は既に過去の人。今は何も関係ない人。
    でも、手を差し伸べるような事は二度としない。もう飽きた古い玩具だから。





    外はちょっとだけ暑くて、でも私にはちょうど良い温度。
    だから、珍しく迎えの車も呼ばず、何にも乗らずに歩いて自宅に帰る事にした。
    こうやって見ると、この町も綺麗なものなのね、と内心思う。
    数年前、生まれ育った場所から引っ越してきたんだけど、案外私はこの町を全く知らない。














    しばらく歩いていると、もう下校時間に値する時間で女子中高生が多くなる。
    近くに女子校が3校もある場所だから、男子生徒よりも圧倒的に女子生徒が多い。
    結構私好みの可愛い子や綺麗な子もいたりして、歩くのも捨てたもんじゃない。
    でも、女子中高生は色々とご両親とかが面倒だから、私は相手にしない主義なの。
    相手からどうしても、って懇願してきた場合は違うのだけどね。
    数ヶ月前に別れた塩谷美羽っていう子も綺麗な高校生だったけど、飽きちゃったから捨てたっけ。





    そんな事を考えながら歩いていると、酷く慌てている女性とぶつかった。





    「す、すみませんっ・・・・・・・・!!!!!」





    そういって上げた彼女の顔を見て、私は少しの間魅入ってしまった。
    ・・・・・だって、とっても可愛らしくも綺麗でもある、好みのど真ん中な顔。
    走って乱れた黒髪のロングヘアーもCMなんかで映る髪のように綺麗だし。





    でも、その子が走ってきた方向からは怒鳴り声が聞こえてきた。
    何処だ、だの、出てきやがれ、だの、そんな汚い言葉使いの男性の太い嫌な声。
    その子はソイツから逃げているみたいだった。

























    「ねえ、私と一緒に来ないかしら?」
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■6128 / inTopicNo.2)  桜は散って舞い落ちて
□投稿者/ ゆー 一般人(2回)-(2009/09/15(Tue) 00:38:28)
    私は驚いてぽかんとしているその子の手を握って引っ張り、無理矢理連行した。
    相手はまだこっちに気付いてないようだったけど、一応反対の方角に逃げる。
    やくざっぽい、ぎらぎらしたシャツにエナメルのパンツ、サングラスにリーゼント。
    そんな男が一瞬建物の影に見えて、ますますその子を放って置けなくなった。















    しばらく敵が分からないまま逃げて、とある公園に着いた。
    そこは広くて公園にしては綺麗な場所で、植物がたくさん植えられている公園。
    その中の噴水の近くにあるベンチに座って、私が買ったお茶をその子に渡す。
    ちょっと顔や服が汚れてるけど、顔立ちは整ってるし、体のバランスもいい感じ。
    まさに私の理想像の女の子。見た目からして多分年下だろうなって思っていた。





    「あの・・・・ありがとうございます。お名前は・・・・・?」





    見惚れてぼーっとしていた私に、不安げなその子が上目使いがちに聞いてきた。
    そういえば、名前も何も教えないで強引にここまで走って連れて来たんだっけね。





    「私の名前は柏木香澄。26歳なの。貴女は何というお名前なのかしら?」





    最初は、両親や実家や育ちとか、そういうお金持ちですって事は言わない。
    いかにも普通の家庭に生まれて育った女、って感じのほうが打ち解けやすいから。





    「あ・・・・私は船橋宮子、です・・・・・17歳です」





    年下だろうなって予想はしていたけど、9歳も年下で内心結構驚いた。
    だって、17歳にしては大人っぽい雰囲気だし、身長もあるし、そうは見えない。





    でもこの子、1回は今までに見たことはあったかもしれない。
    船橋といえば、私の母親である美知代の幼馴染の方が経営する大きな会社の名前。
    確か、会社では香水や化粧品を製造していたはず。
    そこの会社の社長の1人娘に、美人だって噂の私の9歳年下の子がいるって聞いていたもの。
    パーティーで1回会った気がするんだけど、相手はそれを思いもしていないみたい。





    「あのっ、船橋といっても、あの会社の娘とかじゃあないですよ・・・・・?」





    その時、私の心を読んだかのように宮子が訂正した。どうやら違うみたい。
    船橋といっても、会社のご令嬢ではないらしい。





    「ああ、ごめんなさい。てっきりそうなのかしらって思っていたわ。美人だって有名な方ですもの、貴女みたいにね?」





    そういうと、ちょっと頬を赤らめて俯いた宮子が、とても可愛らしい子に見えた。
    私の身寄りにはこういう純粋な可愛らしい方がいないから、余計そう見えるのかもしれない。
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