SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

[ 最新記事及び返信フォームをトピックトップへ ]

■6786 / inTopicNo.1)  解放 1
  
□投稿者/ AI 一般人(1回)-(2012/02/29(Wed) 19:11:17)




    目を開けると、そこは知らない場所でした―――――
    なぁんてことは、AVやマンガ、小説の中でだけだと思ってた。
    実際、そういう話って非日常的だから興奮するし。
    1人で歩いていると、突然知らない人に布で鼻と口を覆われて、さらわれて。
    意識を取り戻すと、どこか知らない場所にいて、混乱する主人公。
    そんな主人公の前に現れた容姿が整った男なり女なりが、こう告げる。



    『あなたはこれから、犯される』



    ペットとか奴隷にしてやる、とかって言われる場合もあるけど。
    まあ基本的には、突然さらわれた主人公は、強姦されちゃう。
    最初は嫌がって抵抗するくせに、徐々に抵抗できなくなる主人公。
    強制的に与えられる快楽に溺れて、理性が失われていく。
    最終的には自分から快楽を求めたりもして、最後は完全に堕ちる。
    そして主人公は、もとの生活には戻れないと思うのでした、みたいな。



    大抵こういう話に出てくる人ってテクニシャンで、経験も豊富。
    ありとあらゆるテクニックや道具を使って、主人公を攻め立てる。
    そんなのを相手にした純情な主人公は、最後まで抗える術を知らない。
    何度も何度も無理矢理にでもイかされて、快楽を叩きこまれる。
    そうかと思えば、しばらくイかせずに焦らされたりもして。
    気がおかしくなってしまいそうなほどの快楽を、一方的に享受する。



    まあ、話によっては苦痛を伴う攻めとかも出てくるけど。
    でも快楽を伴う攻めが1番基本的というか、なんというか。



    ありふれた話、ありふれた設定、ありふれた話の流れ、ありふれた結末。
    そんな“ありふれた”非日常的な話に興奮し、オカズにする人は少なくないはず。
    そう、自分だってそういう話を読んで、ドキドキして、興奮したりもした。
    だけど、他の大半の人たちとは違って、自分を慰めるようなことはしたことない。
    人に触られれば敏感な反応を示す部位も、自分で触れば大したことない。
    耳も、首も、横腹も、友達が冗談で触ってくるとビクッ、となってしまうのに。
    いざ自分で触ってみると、横腹以外はどこも大した反応を示さない。




    胸も、勿論下の方も、興味本位で触ってみたりしたことはある。
    しかし、他の人が示すであろう反応を、自分の身体は示さなかった。
    声も出なければ、濡れもしない、特に気持ちがいいというわけでもない。
    それゆえ、男女ともに経験がない自分は、“イく”という感覚を知らなかった。
    自分で自分をイかせようとしても、そもそもそんなに気持ちよくない。
    だから、きっと自分は病気ー――――不感症なんだな、って、思っていた。
    それが理由でなければ、いったい何が理由で感じられないというの、みたいな。



    いわゆる“いかがわしい”ものを見たり読んだりすると、ある程度は濡れる。
    だからといってナカに指を入れて出し入れを繰り返しても、感じない。
    指は2本までなら飲み込むのだが、声も出てこない、気持ちよくもない。
    で、結局イく、という感覚を経験できず、ということの繰り返しだ。
    調べてみると、不感症は、濡れるけどイけない場合も不感症に入るらしい。
    まさに自分がそのタイプだったので、ますます自分は不感症だと思った。



    そういう行為について、自分は否定的な思いを抱えている。
    男性嫌いで、男性に触られるのも嫌なので、男性との行為なんてもってのほか。
    気持ち悪いとか、嫌だとか、したくないとか、そんなことしか思ってなくて。
    恋人ができても、性欲なんてものは、全然出てこなかった。
    ヤりたいとか、ヤられたいなんて、これっぽっちも思わなかった。
    不感症には心理的原因もあるみたいだから、これも原因かと思っていた。










    そう、『あの日』まではー―ー――





引用返信/返信 削除キー/



トピック内ページ移動 / << 0 >>

このトピックに書きこむ

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -