| 第二十五話 マザーと生贄 閉ざされた部屋 全裸にした冴と玲を見て、マザーが冷酷に微笑む。 二人とも、身体を動かす事はできず、不安と羞恥で美しい顔を赤らめている。 マザーがまず、冴に近づいた。 両脚を開き、性器を検める。 ラビアが開かれ、ピンク色の粘膜が露わになる。 クリトリスが摘まれ、処女膜の周りを指がなぞる。 自分の、もっとも秘めておきたい部分が天井の鏡にはっきりと映っている。 玲にも見られている。 「見ないで、玲」 そう言おうとした時、気持ちと無関係に躰が反応し始めていた。 マザーの指が、じらすような愛撫を続けている。 オナニーの経験もない冴にとって、初めての感覚。 自分の意思では動かない躰が、痙攣しのけぞり始めた。 「あーつ、あーつ」 初めてのオーガスムスで、悲鳴のような喘ぎ声が出た時、マザーの手が離れた。 マザーの手が、隣の冴に移る。 「許して、だめ、あーつ、あーつ」 同じ事が玲の、躰でされている。 鏡の中の玲のクリトリスが尖り、花の奥から愛液が滲みだす。 玲の泣き声が喘ぎ声に変わり、躰が痙攣する。 大きく開かれた、二人の秘部から出た愛液がシーツまで濡らしていた。 クリトリスと乳首は固く尖り、充血したままだ。 婚約者がいたぶられ、自分がいたぶられているのに、躰が反応しマザーを求めている。 二人の目から涙が出ていた。 「美しい、清らかな涙」 マザーが二人の、頬にキスをして流れる涙をなめる。 「お許しを、せめて玲だけでも」 冴が哀願した時、マザーは自分も全裸になり股間に白蛇の性具を装着していた。 振動を始めた白蛇が鎌首をもたげる。 マザーが、冴の脚の間に入る。 何をされるのか、悟ったが体を動かずことができない。 大きく開かれた脚は動かず、濡れている花の中に、白蛇が容赦なく挿入されていく。 マザーの体が覆いかぶり、腰が激しい上下運動を繰り返した。 避けた処女膜から流れる血液が、冴の白い太腿を流れた。 見てはいけない、と思いながら玲は目を逸らすことができない。 愛する婚約者が、白蛇に犯されている。 泣き叫んでいる冴はそれでも美しかった。 やがて、泣き声が悦びの声にかわって来た。 次は自分が犯される。犯されるところを冴に見られる。 「あーつ、あーつ」 やがて、泣き声のような、喘ぎ声とともに冴の躰がのけぞった。 冴から離れたマザーが、玲の脚の間に入る。 股間には、白蛇が破瓜の血液で赤く染まりながら振動している。 玲は恐怖の声を上げた。 しかし自分の秘部が愛液で濡れ、性具の挿入を求めている事も分かっていた。 玲の股間から、破瓜の血が流れ悦びの声を出し始めた時、黒いドレスの女達も服を脱ぎ始めた。 裸になったマザーの娘達、武田や文、鎌田らもそれぞれに交わりだす。 閉ざされた部屋に女達の悦びの声が満ちた。(完)
長いお話を読んでいただいた皆様、どうもありがとうございました。
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