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「あ〜も〜失敗した、見るんじゃなかった・・・・・・」
友人の部屋で宅飲みをした帰り、大学生である三島優里子は、深夜の真っ暗な道をひとりで歩いていた。 ほろ酔い状態でみんなで近所にあるTSU○AYAに行き、その場のノリでホラー映画のDVDを借りて観てしまったのだ。 仲良しグループで盛り上がりながら観たせいか、観た時は恐怖心は一切なかったものの、ひとりになると徐々に恐怖心がわいてきた。 あと15分はひとりでこの明かりが少なく、人通りも車通りもない道を歩いて帰らなければならない。 携帯の眩しいほどの明るい画面を見ると、現在の時刻は深夜2時前、明日が休みでよかったと改めて感じた。 友人の部屋にいる間は優里子も少し酔っ払っていたが、歩いているうちに完全に酔いが覚めていた。
住宅街の中を自分の住むマンションに向かって歩いていると、ふいに空気が冷たくなった。 辺りを見回しても換気扇などはなく、先程までは夏の夜特有の蒸し暑さがあり、風はあまり吹いていなかったはずだ。 酔いが覚めて体温が下がったのだろうかと考えながら、自分のサンダルのヒールの音しかしない道を歩いていく。 しかしホラー映画を思い出して怖くなり、少し早歩きで自宅に向かうも、一向に暑くならない。 夜とはいえ夏である、これだけ早歩きをすれば少しは暑くなりそうなのに、まだ肌寒いぐらいだった。 何かがおかしい――――――優里子がそう思った時には、優里子の心臓はばくばくとせわしなく脈打ち、変な汗をかいていた。
「ひっ!?」
ふいにするりとサンダルを履いた素足をなで上げられる感覚がして、慌てて足元を見るも、何もない。 蜘蛛の巣があるような場所でもなく、立っているのはアスファルトの道の上だ、草などはない。 出た、幽霊かもしれない、そう思った優里子は、走って帰ろうとした――――――が、足が1ミリたりとも動かない。 金縛りにあったように、何もないはずのアスファルトに根付いたかのように、足が微動だにしない。 真夜中の住宅街のど真ん中で叫ぶわけにもいかず、優里子ほ両手で口を押さえて必死に叫び声を噛み殺す。
(やだやだやだやだやだ、怖い!!!!!!)
するり、するり・・・・・・先程足に感じた触られる感覚が、2回目、3回目としていき、それは徐々に上がっていく。 スカートを穿いている足は大きくガクガクと震え、上半身もカタカタと小刻みに震えている。 口を押さえるために重ねた下の手に上の手の爪をぎゅっと喰い込ませながらも、ふうふうと呼吸を荒くさせる。
「んっ!?」
今まで足をなで上げるような感覚だったのが、突然首筋をなで上げられ、右の胸をがしりと掴まれた感覚がした。 驚いている優里子をよそに、着ている半袖のブラウスから両胸をゆっくりと揉まれ、胸がぐにゃぐにゃと形を変える。 そしてしばらく優里子の胸の柔らかさを堪能した後、ブラウスのボタンがひとりでに外れ、キャミソールがあらわになる。 可愛らしいデザインのキャミソールが何もないのに勝手に上にまくりあげられ、遂に胸を露出する形になった。 ブラジャーもたくし上げられ、外の空気に乳首と胸、腹部が露出され、恐怖からか乳首は自然と立っていた。 後ろを振り返っても誰もいないのにここまでされ、優里子は今度こそ悲鳴をあげたかったが、上手く声が出てこない。
「あっ、やっ、誰っ、誰なのっ!?」
見えない何者かは優里子の乳首を摘み、くりくりと指の間でこね回し、時折引っ張ったり擦ったりと、両方ともに刺激を与えていく。 聞こえるのは優里子の呼吸音と、まともに出ていない悲鳴のような喘ぎ声のような声だけであり、そこには優里子しかいない。 揉まれる胸、摘まれて引っ張られて擦られる乳首、それらの快楽に繋がる行為に、いつしか優里子の呼吸は快楽のせいで荒くなってゆく。 指の間から微かに漏れる声も喘ぎ声になり、しばらく胸を愛撫されているうち、優里子は太ももをすり合わせるようになっていた。
「ああんっ!」
ぎゅっと爪か何か鋭いもので乳首を強くひねり上げられ、痛みと快楽で思わず手を外して高い声を出してしまい、慌てて再度口を押さえる。 そんな必死で声を押さえている優里子をあざ笑うかのように、今度はスカートが勝手に持ち上がり、内股をゆっくりと撫で回される。 もどかしさでふるふると震える優里子のむっちりとした太ももを堪能した見えない手は、焦らすようにゆっくり、ゆっくりとショーツを下ろしていく。 それにすら微妙な快楽を感じる優里子のショーツと秘部の間には透明な糸がひき、優里子がこの状況でも感じていることがまるわかりだった。 ショーツは膝下まで下ろされていき、見えない手が優里子の足をもっと開けと言わんばかりに半ば無理やり開かせ、秘部を広げた。 冷たい風が熱い秘部にかかり、ふるりと身体を震わせる優里子――――――もう恐怖心はほとんどなくなっていた。
「ひんっ、あっ、そんなところっ、やっ、あああっ!?」
刺激を待ちわびひくつく広げられた秘部に何かがあたり、優里子の頭がそれが何かを判断する前に、それは細かく前後にうごめいた。 優里子のクリトリスをぐりぐりと押しつぶしたかと思うと根元からてっぺんまでをなで上げ、かと思うと穴の縁や入口をぐるりと撫でられる。 これは舌だ、と優里子の脳が判断を下した頃には、ショーツを脱いだ時よりも大量の蜜が溢れており、クリトリスは完全に固くなっていた。 固くなったクリトリスで遊ぶかのように見えない舌はぴんぴんと何度も連続で弾き、穴に舌を差し込んではぐりぐりと刺激した。 たまに垂れそうなぐらい溢れてきている蜜をじゅるじゅるとすすり、静かな住宅街にいやらしい水音と下品なすする音が響く。
「あっ、あっ、イくっ、イっちゃうううううう!!!!!!」
クリトリスを思い切り吸われた瞬間、優里子は口と声を押さえるのを忘れ、近くの家の住民に聞こえるような声量を出してしまった。 その身体は大きくびくびくと痙攣しており、蜜は内股を少し汚し、頭の中があまりの快楽の強さに真っ白に染め上げられる。 胸も腹部も秘部も深夜の住宅街で露出した優里子の姿はどこか卑猥さがあるが、この姿が誰かに見つかれば一大事である。
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