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■1345 / inTopicNo.21)  蒼い月と君と僕 8
  
□投稿者/ 沙羅 一般人(1回)-(2005/01/06(Thu) 23:25:03)
    クリトリスを剥かれ、ロープを当てられると
    すぐにイキそうになった。
    唇を噛んで我慢した。

    そんな私を彼女は知っているように床に寝かせた。
    床の上に寝ると自分がさらに弱く感じた。
    何もかも、彼女の手の中にあると思った。

    彼女がロープをずらしクリトリスを舐めた。
    「あぁーー」
    そして、クリトリスの皮を剥かれ、またロープで縛られる。
    繰り返し舐められ、ロープで縛られた。


    何回もイッタような気がする。
    もしかするとイッテはないような気もする。

    ただ、初めて「縛られる」ことが未知の世界だった。

    恥ずかしさと気持ち良さ
    罪悪感と興奮が入り混じっていた。

    気がつくと、ロープが外され、ベットに横になっていた。
    「だいじょうぶ?」彼女が声をかけた。
    小さく頷いた。


    彼女の手が私の頭を撫でた。

    何故だかわからないけど、泣きそうになった。
    彼女は私の額にキスをした。

    二人でホテルを出ると、もう外は日が落ちていた。
    駅に向かう途中は、わざとゆっくり歩いた。
    帰りたくなかった。

    駅に着き、電車がホームに入って来た。

    彼女は言った。
    「じゃぁ、ここで。」
    「うん」

    彼女は電車に乗り、ドアの所に立っている。
    軽く手を振っていた。

    もう二度と逢うことはないと考えたら涙が溢れそうになった。

    電車がゆっくり動き始めた。

    自分に、泣いちゃ駄目、と言い聞かせた。

    涙がこぼれないように上を見上げた。


    蒼い月が見えた。

完結!
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