| 月曜日
朝、目を覚まし携帯を手にする。
[ん?メール…]
カチカチッ
[あっ!まなからだ]
【朝早くメールしてごめんね。昨日はあれから用事ができてメールできなかったの。ごめんね。じゃあ勉強頑張ってね。私も仕事頑張らないと…】
[そーだったんだ、それは仕方がない。よかった、メール来て]
僕はメールを返した
【はーい、頑張りまーす。まな、、先生頑張ってー(笑)】
僕は行く支度をし学校の屋上へ向かった
「おはよう、めぐ!」
お気に入りの先生、古庄慶子先生が笑顔で言う。僕の本名は安岐恵。秋は名字の安岐からつけたのだ。
「慶ちゃん、おはよう、今日も綺麗だねぇ」
「はいはい、どうも。毎日お世辞ありがとね」
慶子先生は顔を赤らませる
「お世辞じゃないよ。ほんとだよ…」
僕は耳元で囁き息を吹きかける
「んぁ…」
クスッ
[かわいい…]
「バカ!な、なにすんの」
顔を赤くしてる慶子先生が僕を叩く
「いてっ、だってー、でも今、慶ちゃん色っぽくてかわいかったよ、先生〜授業始まるよ〜早く行かないとー」
僕は意地悪に笑う。
「めぐも行くの。あんた受験生でしょ?そろそろ本気で勉強しないと落ちるわよ」
「僕、天才だからしなくても大丈夫ー」
「はいはい、ではめぐのクラスが先に授業入ってるから受けてもらいましょう、どれくらい天才なのかしらー?バンバンめぐに当てようかな」
ニヤリと笑う
[くっ…しょうがない、行くか…]
「やってやろうじゃん!」
僕は強がって教室に行った。席に着くと携帯が震えた
【頑張るよー】
とだけ
(携帯)
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