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Nomal 義姉×2 (ご挨拶) /Honoka (17/05/04(Thu) 14:45) #7986
Nomal Re[1]: 義姉×2 /Honoka (17/05/04(Thu) 14:56) #7987
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│                                                └Nomal Re[26]: 義姉×2 /Honoka (17/12/04(Mon) 14:25) #8079
│                                                  └Nomal Re[27]: 義姉×2 /Honoka (17/12/06(Wed) 09:35) #8080
│                                                    └Nomal Re[28]: 義姉×2 /Honoka (18/01/18(Thu) 11:37) #8096
│                                                      └Nomal Re[29]: 義姉×2 /Honoka (18/01/18(Thu) 11:40) #8097 完結!
Nomal Re[1]: 義姉×2 (ご挨拶) /さおちんが (17/07/26(Wed) 22:38) #8029
  └Nomal Re[2]: 義姉×2 (ご挨拶) /Honoka (17/07/30(Sun) 09:53) #8031


親記事 / ▼[ 7987 ] ▼[ 8029 ]
■7986 / 親階層)  義姉×2 (ご挨拶)
□投稿者/ Honoka 一般人(1回)-(2017/05/04(Thu) 14:45:26)
    お待たせいたしました。前作「義姉」の続編になります。

    書きあがりました部分から順次アップしてまいりますので、
    暫くの間お付き合いのほど宜しくお願いいたします。

[ □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 7986 ] / ▼[ 7988 ]
■7987 / 1階層)  Re[1]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(2回)-(2017/05/04(Thu) 14:56:12)
    八月も末、日差しの眩しい昼下がりの学校の裏門。
    二人の荷物を積み込んだ車が走り去っていくのを姉とおそろいのワンピース姿で見送る。
    蝉の声が騒々しかった。

    「あとは、これだけ。」

    姉の手元の紙を覗き込んで戸惑う。


     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

      8月24日付で以下の二名は寄宿舎より退去いたしました。

         イリーナ・ミロノワ
         唯・ミロノワ

     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    「唯・ミロノワ…。」

    姓が変わってから既に一ヶ月経ったのに、でもいまだに馴染めない。

    「戻るわよ。」

    姉に促され戻った寄宿舎。
    がらんとしたロビーはエアコンも切られたままで蒸し暑く、
    其処にいるだけで汗が滲む。

    姉の手で掲示板に貼られる告知。
    この名前で掲示される違和感。
    皆がこれを見たら、大騒ぎになるだろう…。

    蘇る別荘での夏…。

    「唯?」

    耳元で優しく囁く声が私をがらんとした寄宿舎に引き戻した。
    そっと背後から抱きしめられて、姉の手に掌を重ねる。
    柔らかな金糸の束が頬を撫でて揺れていた。
    微かな甘い汗の匂いが、あの感覚を呼び覚ます。

    「どうしたの?」
    「なんでもない…。」

    記憶を振り払うように小さく首を横に振った。

    「可愛い…。」

    腕が解かれ、姉の手が私の手に重なった。白い指に無意識に指を絡める。
    私を見詰める青い瞳が優しく細められた。

    「行きましょう、新しい家に。」

    其の言葉に誘われるように、姉の腕に縋るように腕を絡めた。
    日差しの中に出て、寄宿舎を振り返った。
[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 7987 ] / ▼[ 8032 ]
■7988 / 2階層)  Re[2]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(3回)-(2017/05/06(Sat) 13:58:56)
    陽炎に揺れる道、これから学校へ通う道。
    その先にある新しいマンション。

    「はい、これ部屋の鍵。私たちの部屋は最上階よ。」

    最上階でエレベーターを降りれば、其処にメイドが二人。私たちの荷物を確認していた。
    マンションにしては大きなドアが一つだけ。周りを見回しても他に入り口が見当たらない。
    どうやら最上階全部が私たちの部屋らしい。

    「お帰りなさいませ、お嬢様。」

    深々と頭を垂れるメイド達。
    どう反応して良いかわからず固まる私。

    「ただいま。」

    ありふれた日常のように姉が答える。
    姉に手を引かれ、ドアをくぐった。


    ドアの向こうは大理石張りの広い玄関。
    奥からピアノの音が小さく聞こえた。

    姉に引っ張られるようにして恐る恐る足を踏み入れ、きょろきょろ見回す。
    貧乏人丸出しだったかもしれない。
    だって、新しい家は玄関から既に超高級ホテルのように豪華だったから。
    そんな私をくすくす笑う姉。

    玄関を抜けた先のリビングはびっくりするほど広く、隅に置かれたグランドピアノが小さく見えた。
    と、聞こえていたピアノの音が止まった。

    「いらっしゃい、唯ちゃん。」

    ピアノの向こうで立ち上がったのはライサお姉さん。

    「こんにちは、宜しくお願いします。」

    硝子細工のような繊細な美しさを漂わせた美人。
    姉のほうが肉付きが良いぐらいだ。
    妖精のような美しい顔が微笑んでいた。

    「別荘は楽しかったかしら?」
    「はい。」
    「イリーナに可愛がってもらった?」
    「ぇ?」

    一瞬で耳まで真っ赤になって俯く。
    ライサお姉さんが小さく笑っていた。
    すぐに横から姉の声がした。

    「唯、シャワーを浴びましょ。もう汗でべたべた。」

    姉に腕を掴まれ、早くと急かされる。
    ライサお姉さんがピアノの脇で小さく手を振っていた。
[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 7988 ] / ▼[ 8033 ]
■8032 / 3階層)  Re[3]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(2回)-(2017/08/09(Wed) 14:34:20)
    姉に手を引かれてやってきた脱衣場で、戸惑う。
    換えの服も下着もまだ荷物の中だったから。

    「着替え、どうしよう…。」
    「棚にバスローブがあるわ。」

    突っ立ったままの私の目の前で、姉は汗の染みたワンピースを脱ぎ捨てた。
    真っ白な見事な裸身が私の目の前にあった。

    「ほら、唯も脱ぐの。」
    「どうしたのお姉さん?」

    姉の不機嫌そうな様子に首を傾げた。
    私の言葉に姉が一瞬動きを止め、汗ばんだ肌の甘い匂いが柔らかに私を抱きしめてきた。

    「好き、愛してる。」

    目の前で女神様の青い瞳が熱を帯び、私の心を絡め捕った。
    柔らかな唇が触れ、ハニーゴールドの煌きに包まれ、頭の中が白く霞んだ。

    我に返った時には床にへたり込んで、姉が私のワンピースを脱がそうともがいていた。
    ぼんやりした頭で両手を上に伸ばせば、ワンピースが姉の手に納まる。
    そのままバスマットの上に押し倒された。

    「お姉さん。」
    「唯、大好き。」
    「どうし…」

    其の後の言葉は、重なった唇の間に消え、体の力が抜けてしまう。
    姉の膝が私の太股の間に割り込んで来た。
    ぎゅっと抱きしめられて姉の乳房が撓んでいた。
    僅かに離れた唇の間に唾液が糸を引く。

    「私の唯。」

    また唇が重なる、唇をノックする柔らかな滑り。
    招くように舌を伸ばし姉を誘う。
    唇の間で出会い、抱きしめあった。
    甘く啜り上げられては、突き放され、擽られ、
    柔らかなビロードのような滑りが擦れ合い、縺れ合い、弄られて。
    唾液を纏って舞うように蠢く舌、それを夢中で追いかけた。

    熱っぽく潤んだ青い瞳だけを見詰め、粘膜を擦り合わせて淫靡に踊る。
    二人の舌が刻むステップにあわせてリズムを刻む粘っこい水音。
    頭の中に霞が掛かり甘く蕩けていく。金色の髪が私の頬を擦って揺れていた。

    唇が離れれば舌先からトロリと唾液が滴り落ち、溢れた唾液が泡立って頬を伝い落ちる。

    「お姉さん。」「唯。」

    求め合うようにまた唇を重ね、激しく舌をしゃぶり回される。
    離れていく唇を追いかけて伸ばした舌先から雫が糸を引いて飛んだ。
    色素の薄い肢体に組み敷かれ、弾力のあるその重さに縋りつく。
    唇の端から溢れた涎で頬を濡れ光らせ姉に唇を貪られ、
    舌を伝い流れ込む唾液を啜り上げた。
[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8032 ] / ▼[ 8034 ]
■8033 / 4階層)  Re[4]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(3回)-(2017/08/09(Wed) 14:35:21)
    2017/08/09(Wed) 14:37:35 編集(投稿者)

    わき腹を這うように下へ這い伸びる白い掌。
    細い指先が鼠蹊部を越えてそっとあわいを弄られ、小さく腰を跳ねさせる。
    姉の背を抱いた指先で無意識に滑らかな肌を弄っていた。

    「んッ。」

    姉の指先が滑りあわいの奥へヌルリと滑り込んでくる。
    深く差し入れられた指先にそっと中を弄られ小さく仰け反る。
    蘇る別荘での思い出、甘い漣にざわめく肌。
    あわいの奥に抱きしめた姉の指。
    躍る指先の感触に捕らえられ、甘く痺れて指先まで蕩けていく。

    クチクチクチ…。脱衣場に小さく響く水音。
    せわしなく中で蠢く細い指に喘ぐ。
    姉の背に縋りつき、夢中で腰を押し付けて揺らせば、
    汗ばんだ肌が擦れあい乳房が柔らかに拉げる。
    気持ち良い、もっともっと…シテ。

    甘い漣が、股間から、肌から、溢れ、腰の奥が熱っぽく疼く。
    あわいの奥で姉の指先が刻むステップ、追い上げられていく高み。
    体が求めるあの感覚への期待。
    鼻に掛かった甘い声を上げた。

    「ふぁ、ぁぁ、ぁひ、ぃぁ、ぁ、すき、ぉねぇさ…ん、らひすき! もっと、もっとぉ。」
    「すきッ、だいすきッ、唯っ、」

    チュクチクチュ、ヌチックチ…
    甘い汗の匂いと肌の熱、焦点を見失いそうになりながら姉に縋りつき、
    痺れるような甘さが背筋を駆け抜けるたびに、足指をピクっピクと引き攣らせる。
    姉の指先があわいの奥で激しく踊り、急峻なエクスタシーに飲み込まれた。

    「ぁぁぁ、 ぃっ、ぃく、 イクっ、────っ!」

    突き抜ける絶頂感に息が詰まった。
    頭の中を真っ白に染め上げられ、足の指を開いて反り返らせ、ヒクヒクと下半身が戦慄く。
    汗まみれだった。

    「はぁはぁ、はぁ…」

    重なる体と、呼吸と、鼓動。
    朦朧としたまま、姉の体に抱きつく。
    下腹部がまだ小さく痙攣して姉の指に縋った。

    「唯。」
    「や、離れないで…。」

    青い瞳をとろんと見上げて、抱擁をねだる。

    「可愛い。」
    「ふぁっ。」

    ぎゅっと抱きしめられて、もう一度ピクンと腰を跳ねさせ、
    両の掌で姉の柔らかな体に縋った。
    啄ばむような姉の口付けに、甘えた笑みを浮かべとろけた。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8033 ] / ▼[ 8035 ]
■8034 / 5階層)  Re[5]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(4回)-(2017/08/09(Wed) 14:44:10)
    シャワーを浴びてバスローブを羽織り、リビングに戻ったのは日が傾き始めたころ。

    「長かったわね。」

    ライサお姉さんの声に、姉が答える。
    其の脇で頬を染めてうつむいた。

    「ゆっくりシャワーを浴びてたの。」
    「そう、逆上ちゃったのかと思って心配しちゃった。」

    何かを察したようにライサお姉さんが微笑んでいた。



    荷物は既に部屋に運ばれていた。
    広々とした寝室、姉と共用の大きなベッドも豪華。しかも天蓋付き。

    「ずいぶん前に間取りを決めたから姉さんと私の部屋しかないの。
     だから、私の部屋のベッドを大きくして唯と一緒にしてもらったの。」

    耳朶で甘い吐息が囁いた。

    「唯、今夜から此処でいっぱい愛して上げる。」

    抱きしめてくる姉の腕の中で熱っぽい青い瞳に見詰められ、顔が火照る。
    視界の端で金糸が揺れていた。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8034 ] / ▼[ 8036 ]
■8035 / 6階層)  Re[6]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(5回)-(2017/08/09(Wed) 14:52:33)
    2017/12/08(Fri) 11:36:50 編集(投稿者)

    その日の夕食、席で揉めた。

    「ねぇ唯ちゃん、隣に座って良いかしら。」

    ライサお姉さんの甘えるような声。
    即座に姉が、

    「だめっ!」
    「私は唯ちゃんに聞いてるの。」
    「…」
    「姉さんは向かい側、唯は私の隣。」
    「どうしてだめなの? 可愛い妹の隣が良いな。」

    むすっと頬を膨らます姉、楽しそうなライサお姉さん。
    しばしの沈黙の後。

    「判ったわよ。でも姉さんは唯の前、私は姉さんの隣、これでどう?」
    「しょうがないなぁ。我侭な妹の言うこともたまには聞いてあげよう。」

    席に着くとメイドが給仕を始める。

    三人で食事をしながら。

    「唯ちゃん、夏休みの写真素敵ね。」
    「え?」
    「別荘での写真を共有したから、後で唯にもパスワード送るね。」
    「ぇ…もしかして、あの写真、全部?」
    「そうよ、パパとママにも教えてあるから。」
    「えーーっ!」

    あの写真、全部ママに…。恥ずかしくて耳まで真っ赤になって俯いた。
    私の反応に二人の姉がくすくすと笑っていた。

    「素敵な写真ばっかりだったわ。あなた上手くやったみたいね。」
    「やめて。」
    「良いじゃない。あんなに夢中になって夏休みに唯ちゃんを誘うんだって計画練って…。」
    「姉さん、やめてっ!」
    「恋人にしたならもう良いじゃない。」

    きょとんとして二人の姉に交互に視線を向ける。

    「イリーナったら、パパの結婚が決まってから唯ちゃんにお熱で大騒ぎだったの。パパにも頼んで調べまわってたんだから。」

    目を瞬いて姉を見詰めれば、居心地悪そうに視線を逸らされた。
[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8035 ] / ▼[ 8039 ] ▼[ 8043 ]
■8036 / 7階層)  Re[7]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(6回)-(2017/08/09(Wed) 14:56:34)
    「唯ちゃん可愛いから。私も愛してあげたいな。」

    テーブルの向こうからライサお姉さんが身を乗り出して顔を寄せてきた。

    「ちょっと姉さん!、唯は私の恋人よ邪魔しないで。」
    「あら、唯ちゃんは私の妹よ。妹を可愛がるのもダメなのかしら?」
    「それとこれとは違うでしょ。」
    「どう違うの?」

    むすっとする姉。楽しそうなライサお姉さん。

    「唯ちゃんはどう思ってるのかしら?」

    急に話を振られて、二人の視線にどぎまぎし、ポツリと答えた。

    「どっちのお姉さんも好きです…。」
    「唯ちゃんは良い子ね。」

    あの生徒会長が、ライサお姉さんに言い負かされてる。
    初めて見る姉の不貞腐れた顔に思わず笑みを零し、女神様にじろりと睨まれた。

    傍で傅くメイドを気にせずあけすけに話す姉達。
    気になってちらとメイドのほうへ視線を向けてみれば、
    眉一つ動かさず、粛々と給仕を続ける。まるで空気のよう。
    ああ、これがセレブなんだ…。

    不意に足に何かが触れてきた。足を引っ込めても追いかけてくる。
    姉が気づいてライサお姉さんを肘で小突いた。

    「姉さん、何してるの?」
    「何も。ねぇ唯ちゃん。」

    同意を求められて困った。姉の視線に気づいて。

    「足に何か…。」

    と答え座りなおせば、それは引っ込んでいった。

    「もう、油断も隙も…。」

    膨れる姉の横でライサお姉さんが楽しそうに微笑んでいた。
[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8036 ] / 返信無し
■8039 / 8階層)  Re[8]: 義姉×2
□投稿者/ さおちんが 一般人(2回)-(2017/08/24(Thu) 22:28:39)
    待ってました‼
    また続きが気になります。❗
    妄想が止まらないです。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8036 ] / ▼[ 8044 ]
■8043 / 8階層)  Re[8]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(7回)-(2017/09/08(Fri) 23:37:56)
    其の夜、真新しいベッドで姉は私を愛してくれた。
    レースの天蓋の内側は二人だけの世界だった。

    あわいの奥深くを弄る姉の指先はいつもより意地悪、
    せわしなく動いてはふっと動きを止める。

    「ぁぁァ、ダメ、お姉さん。いかせて。」
    「まだ、まだだめ。」
    「ゃッ、嫌ぁっ!」

    もどかしいほどの姉の指。
    不意に舌先で陰核を突かれ、また動き始めてはすぐ止まる。

    「ィ、ぃくっ、ァァ……、ゃ、ィかせてぇっ。」
    「唯は私だけのもの…。」

    小さく響く水音、腰を震わせすすり泣くように喘げばすぐに指が止まる。
    イキそうになのに、イかせてもらえないもどかしさ。
    延々と焦らされて、いかせてもらえない切なさに身悶えた。
    何時までも続くお預けにあわいに抱いた指の感触は膨れ上がるばかり。

    涙を零し、何度も何度も姉に絶頂を強請った。
    姉の指が止まるたびに、焦らされるたびに、お預けされるたびに、
    舞い上がった官能を持て余し、泣きながら何度も何度も懇願した。
    そのほかの感覚を見失いそうになりながら、下腹部を小さく引き攣らせる。

    其の夜は、姉の指を深く咥え繰り返し押し寄せる甘い大波に飲み込まれた。
    繰り返し繰り返し狂わされた挙句、意識を飛ばした。


    姉が不機嫌な原因はライサお姉さんだった。
    でも、私はライサお姉さんのことが気になって仕方が無かった。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8043 ] / ▼[ 8048 ]
■8044 / 9階層)  Re[9]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(1回)-(2017/09/08(Fri) 23:38:46)
    次の日の昼下がり、そっと背後から細い腕に絡め取られた。
    ライサお姉さんだった。
    姉が席を外したのを見計らっていたよう。

    仄かな良い匂い。
    大人の雰囲気に包まれて、首筋に零される吐息に肌がざわめく。

    「綺麗な体してるのね、唯ちゃん。」

    部屋着の上から優しく弄ってくる掌と押し付けてくる体の柔らかさ。

    「ぁ…」

    姉の抱擁とは違う、真綿で包まれる、そんな抱擁。
    優しく抱きしめられて心地よさに身を委ねてしまう。
    柔らかな愛撫に頭の中に霞が掛かり始め、
    拒否とか抵抗とか思いつきすらしない。
    眼に見えない蜘蛛の糸で気づかぬうちに絡め取られていくよう。

    高鳴る胸の鼓動、無意識にライサお姉さんのバスローブを握り締める。
    青い瞳を見詰めたまま腕の中で蕩けていく意識。



    愛撫してくる指先が…止まった。

    「姉さん!、唯に手を出さないでって言ったでしょ。」

    リビングに響く姉の鋭い声。
    ずかずかと歩み寄ってきた姉に腕を引かれ、ライサお姉さんから引き離された。

    「唯、ダメよ。姉さんは、ダメ。」
    「ぁ…、え?」

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8044 ] / ▼[ 8049 ]
■8048 / 10階層)  Re[10]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(2回)-(2017/09/10(Sun) 14:50:46)
    腕を掴まれて自室まで引き摺られるように連れて行かれた。
    扉を締め私を見詰め、不意に抱きしめて来る姉。

    「唯は私だけ、姉さんには渡さない。」
    「ぇ?」
    「…」
    「どうしてライサお姉さんはダメなの?」
    「だめ、唯は私だけなの。」
    「私はライサお姉さんも大好きだから、仲良くしたいの。」
    「…」

    暫くの沈黙、俯いたままの青い瞳。
    こんなに不安そうな姉を見たのは初めてだった。

    「上手すぎるの…」

    ポツリと答えた姉。

    「…」
    「唯を取られちゃうから…、お願い私だけの唯で居て。」
    「でも…」

    また逡巡する姉。いつもの自信に溢れた生徒会長とは思えない。

    「全部…話すね。」

    「去年、姉さんが自宅から通学していた大学一年生の子に手を出したの。
     其の子が姉さんにぞっこんになって寄宿舎の姉さんの部屋に毎晩泊まって抱かれてたらしくて。
     娘が帰ってこないとご両親が学校に問い合わせて事が発覚して大騒ぎになったの。」

    「パパが学校に多額の寄付をして姉さんが退学になるのは防いだけど、
     結局、姉さんは寄宿舎から追い出されて半年間の謹慎処分。
     このマンションは寄宿舎に居られなくなった姉さんがここから通うようにとパパが買ってくれたの。
     パパの再婚が決まったのはマンションを買った後だったから唯の部屋がない訳。」

    「唯は私だけ。ね、約束して。」
    「…」

    困惑した。
    ライサお姉さんも大好きだったから…。
    どう答えて良いかわからなかったけど、頷くしかなかった。
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▲[ 8048 ] / ▼[ 8051 ]
■8049 / 11階層)  Re[11]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(3回)-(2017/09/16(Sat) 10:42:01)
    あれ以来、毎日のようにライサお姉さんがわざとらしく姉の前で私にちょっかいを出して来る。
    本格的に私を横取りしようというわけではなく、すぐ見つかるようなタイミングで姉の反応を楽しんでいる様子。
    姉がちょこっと横を向いた隙に抱きしめられたり、
    トイレから戻ってくるタイミングでわざとらしく押し倒して来たり。
    避けるわけにも行かず困惑するばかり。
    姉とライサお姉さんの鞘当てゲームのような不思議な緊張感。
    姉にとってはたまったものでは無いと思うけれど…。
    毎日不機嫌な女神様、その所為もあるのだろう毎晩私がお預けされ啼かされる。

    新しい生活に慣れようとしても、日毎に高まる緊張に落ち着かなくなる。
    それだけでは無い、一日ごとに二学期が迫って来ていた。


    始業式の朝、姉と二人でマンションのエレベーターに乗った。
    久しぶりの学校、楽しいはずなのだけれど不安でたまらなかった。

    「唯、どうしたの? 具合でも悪いの?」
    「違う、学校に行くのが怖いの。きっと大騒ぎになるから。」
    「だって仕方が無いじゃない、パパとママが結婚したんだから。」
    「でも…。」
    「少しばかり騒がれるのは仕方ないけれど、大丈夫よ。
     さ、行きましょう。」

    一階で開いたエレベーターの扉の向こうに踏み出すのを躊躇する私を見て、姉が私の手を引いた。

    「唯、大丈夫だから。」

    姉の言葉に小さく頷いて、手を引かれるままにエレベーターを降りた。

    「唯、学校で何か有ったら私に教えてね。
     それから、これからは授業が終わったら生徒会室に来て頂戴。宿題とか見てあげるから。」
    「はい。」

    そのときはまだ姉の意図がわからなかった…。

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▲[ 8049 ] / ▼[ 8052 ]
■8051 / 12階層)  Re[12]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(4回)-(2017/09/18(Mon) 15:57:27)
    姉に手を引かれて学校へ向かう、その足取りは重い。
    学校へ近づけば、同じ制服姿の生徒達が私たちを遠巻きにし始める。

    「手を離して、お願い。」
    「学校まではダメ。」

    姉の手がぎゅっと握り締めて私を引っ張る。
    姉と一緒に校門をくぐった。
    そこに担任の先生が待っていた。

    「おはようございます。」
    「おはようございます。」
    「笹山さん…じゃ無いわね。名前で呼んで良いかしら。
     びっくりしたわよ、あの生徒会長の妹になるなんてね。」
    「…」

    黙って俯けば先生が耳元で囁いた。

    「女神様に愛してもらったの?」
    「!!」

    一瞬で耳まで真っ赤になった。
    私の様子に全てを理解した先生が小さく呟いた。

    「取られちゃったわね…。」
    「!?」

    目が点になった。 私、先生に狙われてたんだ…。
    顔を上げたときには先生は既に校舎のほうへ歩き始めていた。
    慌てて先生の後を追った。

    上履きに履き替え教室へ向かう途中、先生にいろいろ質問された。
    全て正直に答えるだけだった。
    私の説明に先生も仕方なさそうな顔をしていた。

    教室へ辿りついたのは始業時間直前。
    先生と一緒に教室へ足を踏み入れた途端ざわつく教室。
    こちらを向く視線が痛い。

    「唯さん、席についてください。」

    放送で校長先生の挨拶のあと、先生から二学期のための資料が配られた。
    其の後、休み中にあったこととして先生が私の姓が変わったことをクラスに伝えた。
    私が生徒会長の妹になったと。

    「「「えーーーっ!!」」」

    蜂の巣を突いたような大騒ぎ。
    みんなの視線が突き刺さった。 羨望と妬みと好奇心の真ん中で俯く。
    その日のうちに姉と私のことは学校中に知れ渡った。

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▲[ 8051 ] / ▼[ 8055 ]
■8052 / 13階層)  Re[13]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(5回)-(2017/09/18(Mon) 16:04:37)
    始業式の後、皆を避けるように生徒会室へ向かった。
    目の前にあるのは6月のあの日と同じ扉。
    躊躇い無くノックすれば中から姉の声、僅かに開けた扉の隙間から滑り込むように部屋に入る。
    すぐ閉めて背中で扉に凭れ掛かりほっとため息を零した。
    あの時は緊張したこの部屋、今は私の逃げ込める場所だった。

    「ちょっと騒ぎになったみたいね。すぐに静かになるから暫くの我慢ね。」

    姉が扉に手を伸ばし内側から鍵を閉め、耳元で囁く。

    「これで唯と二人きりになれた…。」

    姉が扉のほうへちらと視線を向け、私の手を引いて窓際へと誘った。
    生徒会室で姉と二人。今日は始業式だけなので宿題は無い。
    放課後の校庭で陸上部がランニングを始めていた。

    「唯、愛してる。」
    「だめ、お姉さん。ここ学校だから。」

    そっと抱きしめてくる仄かな姉の薫り。
    柔らかな腕に包まれて、困ったように身じろぎする。

    「大丈夫よ、誰も来ないから。ここは私の個室みたいなのもの。」
    「でも…。」

    窓の外は長閑な放課後の時間、校門へ向かうみんなの小さな後姿。

    「ひッ。」

    滑る舌先に耳朶をなぞられて小さく悲鳴を上げた。

    「好き…。」

    視界の端で揺れる金色の髪、吐息が首筋を撫でて来る。
    白い指先がブラウスのボタンを一つ、また一つと外し始めていた。
    生徒会室に微かに響くエアコンの音に鼓動が重なる。
    早くなる呼吸とあわいの奥の期待。

    夏の終わりの日差し、校舎の向こうに入道雲が白く輝いていた。
    何もかもが眩しかった…。

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▲[ 8052 ] / ▼[ 8058 ]
■8055 / 14階層)  Re[14]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(6回)-(2017/09/25(Mon) 20:26:14)
    学校で姉に愛された…。
    背徳感に煽られてあっけなく舞い上がった私。
    生徒会室であわい深く中指を咥えて眩い空高く羽ばたいた。
    姉の愛が嬉しかった。
    私と姉だけの秘密。


    手を繋いで学校を後にしたのはお昼を過ぎた頃。
    姉は上機嫌だった。

    白い腕に縋るように俯いて歩く眩しい日差しの下。
    いつもより小さな歩幅で踏みしめる道。
    汗ばんだ肌は日差しのせいだけではなかった。


    『これで私とお揃いね。』

    それは生徒会室を出る直前の姉の言葉。
    汚れたショーツは鞄の中。
    姉も下着をつけていない、だからお揃い。
    スカートの中が、涼しい。

    青空の下、一歩踏み出すたびに蘇る姉の指の感触。
    汗とは違うものが内股を伝う。
    恥ずかしくてたまらなかった。

    姉が立ち止まり私の顔を覗きこむ。
    見上げた青い瞳は優しく微笑んでいた。
    姉がそっと抱きしめてくれた。嬉しかった。

    「帰ったら、愛して…。」

    消え入りそうな声で姉にねだる。
    金色が眩しく揺れて、ぎゅっと抱きしめられた。


    マンションに帰ると、リビングのピアノの前でライサお姉さんが微笑んでいた。
    「ただいま。」と声をかけた。
    鞄を放り出し、姉に手を引かれて浴室へ駆け込む。
    背後から「お帰りなさい。」と小さく声が聞こえた。

    制服を脱がせあい、姉に抱きついた。甘い汗の匂いがした。
    縺れ合うようにシャワーブースへ向かう。

    金色の滝の雫を浴びながら、舌を啜り上げられ、
    指をあわいに抱きしめて、愛しい姉に縋りついた。
    立て続けに頭の中がショートした。
    何度も、何度も、私のほうから求めた。際限がなかった。

    その夜、姉はとても優しかった。

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▲[ 8055 ] / ▼[ 8061 ]
■8058 / 15階層)  Re[15]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(7回)-(2017/10/07(Sat) 12:51:53)
    二学期が始まって未だ一週間。嫌がらせもあったけれど大したものではなかった。
    でも、時折見知らぬ生徒が私に睨むような視線を送って来る。

    暫くして、変わったのは私だけではないと気づいた。
    先輩にキスマークをつけられて恥ずかしそうにしている子がいた。
    クラス委員の子が担任の先生と仲良くなったらしい。

    相変わらず数学の先生はねちっこく私に質問して来る。
    数学だけは苦手だ。
    放課後に姉に教えてもらっても数学の成績だけは上がらない。

    生徒会室で勉強を見てもらった後、姉に愛されるのも日課になり始めた。
    だから、姉と一緒に帰るのは嬉しかったけど、とても恥ずかしかった。

    マンションに帰れば、相変わらずライサお姉さんがちょっかいを出して来る。
    だから姉が不機嫌になる。
    姉の言うことも判るのだけれど、納得がいかなかった。
    私は、ライサお姉さんも大好きなのに…。
    お姉さん達には仲良くして欲しいし…。

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▲[ 8058 ] / ▼[ 8062 ]
■8061 / 16階層)  Re[16]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(8回)-(2017/10/15(Sun) 18:32:56)
    9月の半ばの週末、まだ暑い日が続いていた。
    今日は生徒会の会合がある。
    だから生徒会室へは寄らず、今日は私一人で先に帰る。
    クラスの友達と雑談しながら教室を後にした。
    いつもの日常だった。

    靴に履き替えようと下駄箱の靴を取ろうとして手を伸ばした指先に何かが触れた。
    次の瞬間、掌にひんやりとしたなにかがぶつかってきた。

    「!」

    思わず一歩後ずさりして飛び出してきたものを凝視した。
    床の上で小さな蛙が怯えたように跳ねていた。
    すぐ脇で友達が顔を引き攣らせている。

    蛙か…。
    また誰かの嫌がらせなのだろう。
    小さく溜息をついた。
    蛙は怖くなかった。
    小学校の頃、近所の男の子達と一緒に公園で蛙や虫を追いかけて遊んでいたから。

    コンクリートの床で跳ねる蛙を逃がしてやろうと、
    視線で追いかけ、両手を伸ばした。
    子供の頃を思い出し夢中になる。

    そっと両手で包んだ掌の中で跳ね回る小さな生き物。
    汗で汚れた体操服の入った袋の隅にそっと押し込む。
    立ち上がり振り返ると、さっきまで一緒だった友達の姿が消えていた。

    一人で校門へ向かう途中で姉の言葉を思い出した。
       『学校で何か有ったら私に教えてね。』

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▲[ 8061 ] / ▼[ 8066 ]
■8062 / 17階層)  Re[17]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(9回)-(2017/10/22(Sun) 15:31:00)
    2017/12/08(Fri) 11:42:28 編集(投稿者)

    マンションへ帰ると、ライサお姉さんはシャワーを浴びている様子。
    そのまま真っ直ぐ台所に向かい、メイドに頼んで小瓶を一つ貰う。
    あの蛙を体操服の袋からその小瓶に移した。
    手にした小瓶の中の蛙。

    リビングのソファに座って見詰めているうちに思い出す子供の頃の思い出。
    小学生の時、夏休みに毎日近所の男の子達といつも一緒だった。
    皆で公園の池で蛙や虫を追いかけて遊んでいた。
    大きな蛙を捕まえて家に持って帰るとママに怒られたけど、
    男の子達と池で遊ぶのは自由にさせてくれた。
    楽しかった。

    『姉に報告する。』
    そう考えていたけれど、小瓶の中で跳ねる蛙を見ているうちに可愛くなった。
    部屋で飼えないかな…。

    「後でね。」

    蛙に小さく囁いて、
    その小瓶をリビングのテーブルの上に置き、
    宿題をやろうと自室で机に向かった。

    どのくらい経ったのだろうか、リビングのほうから姉の悲鳴が聞こえた。
    びっくりして部屋から飛び出せば、姉がリビングの隅で立ち竦んでいる。
    怯えた青い視線の先で、小さな蛙が小瓶の中で跳ねていた。

    ああ、あの蛙。
    思い出したようにテーブルへ歩み寄り、小瓶を掴んで姉に指し示し。

    「お姉さん、下駄箱の靴に蛙が入れられてたの。」

    壁際を後退りする姉の顔が引き攣った。

    「唯っ、それ、捨てなさい!」
    「ぇ? 可愛いのに…。」
    「今すぐ捨ててきてっ!」

    怯えて金切り声を上げて叫ぶ姉の様子に戸惑った。
    少し悲しくて、うつむき加減に小瓶を見詰める。 可愛いのに…。
    ちょうどその時、ライサお姉さんがお風呂から出てきた。

    「どうしたのイリーナ?」
    「ゅ、唯が。 か、蛙を…。」

    姉の声が震えていた。
    其の言葉に、ライサお姉さんが立ち竦み顔を引き攣らせる。

    二人とも蛙が苦手なんだと気づいた。
    姉たちの怯える顔を見たのは初めてだった。
    美人で賢い姉たちにはいつもかなわなかった、でも今は…。

    小瓶の中で跳ねる蛙に視線を落す。
    ふと沸き起こる我侭な思い。
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▲[ 8062 ] / ▼[ 8070 ]
■8066 / 18階層)  Re[18]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(10回)-(2017/11/02(Thu) 11:54:47)
    蛙の入った小瓶を胸元に抱いて、意を決して二人の姉へのお願いを口にする。

    「お姉さん、お願いがあるの…。仲良くして。」
    「「ぇ?」」
    「ライサお姉さんにもイリーナお姉さんにも愛して欲しいの、どっちのお姉さんも大好きだから。」
    「唯、何を言い出すの。」

    腰の引けたまま視線を交わす姉達。
    考え込むようなライサお姉さんの表情。

    「唯ちゃんは、イリーナが大好きなのよね。」
    「イリーナお姉さんも大好き、ライサお姉さんも大好きです。 だから…。」
    「どうする、イリーナ?」

    そう問われて姉の視線が一瞬戸惑ったように泳ぎ、
    また私を睨むように戻ってくる。

    「唯ちゃん、イリーナと私の二人で愛してあげるというのはどう?」
    「ちょっと待って姉さん!」

    ライサお姉さんの言葉に怒ったような姉の声。
    宥めるようにライサお姉さんが続けた。

    「私も混ぜて欲しいだけ。横取りするつもりは無いから。」

    其の言葉の真意を確かめたくて、問い返した。

    「お姉さん達二人で愛してくれるんですか?」

    ライサお姉さんが頷く。
    姉は憮然として納得がいかない様子。
    ライサお姉さんがゆっくり姉に歩み寄り、其の耳元で何か囁いた。
    姉が戸惑いの表情を浮かべ、ライサお姉さんをちらと振り向く。
    暫し二人の間で囁くように交わされる言葉。
    何を相談しているかは私には判らなかった。
    最後には姉が仕方なさそうに頷いて、二人の蒼い瞳が私のほうを向く。

    「いつして欲しいの?」
    「今夜じゃ…、だめですか?」
    「イリーナも、良いわね。」

    不承不承というように、頷く姉。

    「仕方ないわね…。」

    頬を膨らませたまま、まだ納得がいかない様子の姉。

    「これで良いのよね、唯ちゃん。」
    「はい。」

    「もう何でも良いから早く捨ててきて、それ!」
    「やっぱり、飼うのはダメ?」
    「捨てないならさっきの約束は無しよね、イリーナ。」
    「当たり前でしょ!」

    二人のきつい視線に仕方なく。

    「判りました逃がしてきます、だから仲良くしてください。」

    蛙の入った小瓶を胸元に抱きとぼとぼと玄関に向かえば、
    姉達が私を遠巻きにするように後ずさりした。

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▲[ 8066 ] / ▼[ 8072 ]
■8070 / 19階層)  Re[19]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(11回)-(2017/11/11(Sat) 17:12:31)
    しょんぼりとしてマンションを出て角を曲がって脇道を辿る。
    あんなに姉達が怒るとは思っていなかった。

    近くの空き地の脇を流れる用水路まで来て小瓶の蓋を開けて蛙を逃がした。
    蛙がちゃぽんと小さな音を立てて流れに飛び込んで去っていくのを見送る。
    可愛かったのに、残念。

    「ごめんね…。」


    其の頃マンションで二人の姉が話し合っていた。

    「唯ちゃんにやられちゃったわね。」
    「あんな事言いだすなんて…。」
    「イリーナから唯ちゃんを取り上げるつもりは無いよ、私も混ぜてほしいだけ。」
    「でも姉さん。」
    「唯ちゃんはね、私たち二人に平等に愛されたいの。」
    「私たち二人に…、だから、私たち二人の恋人にすればってこと?」
    「そう。」
    「それなら、私にテクニック教えて、姉さんに負けたくないから。」
    「もちろんよ。唯ちゃんには、そうねぇ…イリーナの練習台になってもらおうかなぁ。
     二人で虜にしちゃおぅ。唯ちゃんを他の誰にも取られないように。」
    「ぁ、それ良い。私たちだけの唯。」
    「それに、二度とこんなことできないようにお仕置きしないと。」
    「そうね、お人形みたいに可愛いんだから従順でなくちゃ。」
    「腕によりを掛けて唯ちゃんを狂わせるからね。見本を見せて上げる。」
    「今夜は唯をトロトロにしちゃおう。」
    「私にもしっかり教えて姉さん、虜にしてやるんだから。」
    「ええ、もちろん。」


    そんな姉達のもくろみも知らず部屋へ戻れば、きつい声が響く。

    「唯、すぐに手を洗って!」
    「イリーナ、そんなにカリカリしないの。唯ちゃんがびっくりしてる。」

    言われるがままに洗面所へ直行して手を洗う。
    これで二人の姉達に等しく愛してもらえる。
    今までのもやもやが吹っ切れて嬉しくてたまらない。
    先ほどの二人の顔を思い出して手を洗いながらくすくす笑う。
    今夜が楽しみでしかたがなかった。
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▲[ 8070 ] / ▼[ 8074 ]
■8072 / 20階層)  Re[20]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(12回)-(2017/11/24(Fri) 12:39:02)
    夕食後まだ早い時刻、ソファに座って雑誌を読んでいれば、
    ライサお姉さんがニコニコしながら私の脇に腰を下ろした。
    手にしていた雑誌を置き、問うように視線を向ければ、寄せられる笑み。

    「唯ちゃん、そろそろ良いかな?」

    一瞬、何のことだか判らず問い返した。

    「ぇ、何でしょうか?」
    「愛して欲しいんでしょ。」
    「今ですか、はい。」

    時計を見ればまだ8時前、こんなに早い時間に、とも思ったけれど、誘ってくれたのが嬉しかった。
    ライサお姉さんが姉に声をかけて、三人で寝室へ移動した。

    バスローブのままベッドに上がれば、小さくベッドが揺れてライサお姉さんがすぐ脇に腰を下ろす。

    「其の前にお願いがあるんだけど、良いかな唯ちゃん。」
    「はい、何でしょう?」
    「イリーナがね、もっと上手に唯ちゃんを愛してあげたいんだって。
     だから、愛し方の練習に付き合ってくれないかな。もちろん明日以降だけどね。」
    「え、それって…もっと愛してくれるってこと、ですか?」
    「そう。たくさん愛してあげたいから。」
    「嬉しい、それなら喜んで。」
    「ありがとう唯ちゃん。じゃあ、その時にまたお願いするね。」
    「はい。」

    これから二人に愛してもらえるのが嬉しくて舞い上がっていた。
    だから二人の姉がちらと視線を交わして微笑んだのに気づかなかった。

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▲[ 8072 ] / ▼[ 8075 ]
■8074 / 21階層)  Re[21]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(13回)-(2017/12/04(Mon) 14:19:11)
    白い手が伸びてきて、ライサお姉さんの温もりが私を包み込む。
    長い腕に腰を抱かれ抱きしめられ、
    寄せてくる妖精のような美しい顔をうっとり見つめた。
    微笑む蒼い瞳に魅了されていく。
    細い手指が蠢いて私のローブの紐を緩めてくる。
    背後からそっと押し付けてくる別の温もり。

    「唯…。」

    耳元で名を呼ばれちらと向けた視線、
    姉が背後から肌蹴たローブを私の肩から落した。
    肩口に吸い付く柔らかな唇、肌を撫でてくる吐息。
    肌蹴た肩先に流れる柔らかな髪。

    金色の髪が私を包み込むように揺れ、ふんわりと重ねられる柔らかな唇の感触。
    柔らかになぞってくる滑りに促されて唇を緩め、トロリと流れ込んでくる舌を迎え入れる。
    触れ合う舌先にビクッとして引っ込めれば、しなやかな舌が伸びてきて捕らえられ、
    私の舌と重なりねっとり擦れ合う唾液の滑り。
    ライサお姉さんのローブの端をぎゅっと掴んだ。

    背後から延びた手がローブの前を弄り、おへその辺りから上へ伸びてきて乳房の麓を指先が這う。
    ツーっと首筋を這う舌先、肌に零れる吐息が産毛を撫でる。

    「好き、愛してるの、唯。」

    柔らかに縺れ合う舌と舌、優しく重なって擦れ合う滑り。
    舌先に擽られ付け根を突かれ粘膜が縺れ合う。
    頭の中で響く粘っこい水音、溢れる唾液。
    うっとりと舌を追いかけて重ね愛しげにしゃぶった。

    乳房を這う指先はあまりにもどかしい。
    突かれ揺らされては羽毛のように優しく撫で上げられても、
    頂でツンと上を向く乳首には近づこうともしない。
    下へと這い伸びる別の手指は腰骨を辿り太股から内側へ潜り込んで来る。

    ゆっくりと肌を這う幾つもの手指。
    乳房を、腰の括れを、太股を、背筋を。
    まるで羽毛のように優しく擽る指先のもどかしいほど。
    二人の姉に愛撫され意識を覆う薄いベール、高鳴る鼓動、喘ぐように浅くなる呼吸。
    唇をふさがれ舌を絡め取られたまま小さく喘いで小鼻を膨らませた。

    「んん……   む…。」

    唇の奥で抱きしめられ弄られる滑る粘膜の柔らかさ、
    肌を弄る指先の繊細なタッチ、
    与えられる快美にうっとりと蕩けていく頭の中、
    漣のようにざわめく肌の昂ぶり、
    体の内側を弄られるような口の中で縺れ合う粘膜の感触、
    頭の中に響く粘っこい水音、
    耳たぶを首筋を啄ばんでくる幾つものキス、
    もぞもぞと腰を揺らしライサお姉さんに縋りつく。

    肌を絡め取るようになぞる姉達のしなやかな手指の心地よさ。
    キラキラと揺れる金糸が肌蹴た肩を流れて揺れるだけでも心地ち良い。
    力の抜けた体を二人に預けて為されるがまま。
    幸せだった、気持ちよかった、美しい姉達の白い肢体に身を委ね心が蕩けていく。


    何時しか二人の姉の手でローブを脱がされ、ひんやり吸い付いて来る白磁のような素肌に挟まれて喘いでいた。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8074 ] / ▼[ 8076 ]
■8075 / 22階層)  Re[22]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(14回)-(2017/12/04(Mon) 14:22:41)
    「ゃ…、くすぐったぃ 」

    両の乳房を優しくなぞる指、頬を唇を頤を啄ばんでくる唇、
    耳たぶを優しく食みなぞって来る舌先、肌を撫でる姉達の吐息、何もかも気持ち良い。
    羽毛のようなタッチで触れてくる指先は敏感な部分に近づこうとしないのに、
    官能の漣を送り込んできて甘く体を痺れさせる。
    ライサお姉さんの顔が目の前で揺れて、ゆっくり下へ降りていく。
    首筋から乳房へそしてお臍の辺へ、啄ばむように少しずつ移動していく無数のキス。
    背中で拉げる姉の乳房、耳元へふわりと零される吐息、耳の後ろを突いてくる舌先。

    「んぁ…  ぁぁ … 。」

    指先に乳輪を掠められ、ぞくりと肌を粟立たせた。

    「唯ちゃん、可愛い。」

    チュッチュと小さな音を立てて肌吸い付いてくる甘く優しいキス、
    耳朶の畝を辿るように蠢く舌、
    首筋を這う細い何本もの指、
    乳房の麓を辿る指先、
    太股の裏側をくすぐるように踊る手指、
    肌をなでる吐息。

    「ふぁ…、   ダメ。」

    耳たぶをそっと突いて来る舌先の感触にゾクリと背が引き攣る。
    縁をなぞってきてはそっと唇で食まれ、耳裏から首筋へ舌先が這う濡れた官能。
    お腹の辺りに宛がわれた掌が横にすべり小指の先で臍穴を弄られれば下腹部が引き攣り、
    いまだに触れられていない乳首がツンと上を向き乳輪が色を増す。
    ゆっくり肌を這う手指、思わぬ場所を弄られ、じれったいほどにゆっくりなぞられ、
    不意に離れていき、突然あらぬ場所をタップされる。

    「ぁぁ、駄目、んぁ…   ゃッ。」

    その言葉に抗議するように臍穴を突いていた手がすっと下へ動き反り鼠頚部を指先でなでられる。
    ふぅと耳穴を撫でてくる吐息。舌先でヌルリとお臍を穿られた。

    「ぁひ…。」

    気持ち良い、気持ち良いの、気持ちよくてたまらないの。

    上目遣いに見上げるライサお姉さんの笑みがお腹から離れ、白い蛇のように背をうねらせその足の間へ移動すれば太股に腕が絡んで下から膝を掬い上げられ、太股を開かされる。

    姉達の手指でともされた体の熱が澱むようにゆっくり下腹部へ集まり疼きへと変わり熱を孕む。
    まだ触れられてもいないあわいにじくじくと孕む朝露のような透明な蜜。
    チュッ、チュ、内股に幾つもこぼされるキス。何事もなかったように鼠頚部を恥丘を舌が這う。

    「唯ちゃんの匂い、素敵。」

    太股の間から上目遣いに見上げて来る蒼い瞳が妖しく微笑んでいた。

    「ぁん    ゃ、   ぃわないで…。」

    陰裂の透明な雫の玉が大きさを増し重さに耐え切れず、
    クレバスにそってつーっと伝い落ち蟻の門渡りを濡らす。
    首筋を吐息に撫でられ、肌を弄られ喘いだ。
    艶やかな金糸の束が肌に擦れて心地よい。
    背で拉げるマシュマロのような姉の乳房が揺れて、

    「ぁ …   気持ち… ぃぃ   の。  ぉねぇ…さん…。」
    「唯、いっぱい気持ちよくなって。」

    そっと耳朶を食まれゾクリと肌を粟立たせる。

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■8076 / 23階層)  Re[23]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(15回)-(2017/12/04(Mon) 14:23:36)
    耳朶の畝を辿るように蠢く舌、
    乳房の縁を這う細い何本もの指、
    太股の内側に吸い付く柔らかな唇、
    滑りを内股に引きずる舌の感触、
    足の付け根をなぞる指先。
    もどかしいほど優しい愛撫に徐々に高まっていく官能。
    いまだに触れられていない乳首が自己主張する。

    「ひぁっ、」

    間近からふぅと股間に吹きかけられる吐息。
    ぴくっと小さく跳ねる両膝。
    チュッ、チュ、内股に幾つもこぼされるキス。
    優しく触れ、なぞり、撫でてくる二人の掌と指、
    鼠頚部を舌が這う。

    背を抱いていた姉の体が横へずれ其の腕に抱かれるようにして、柔らかなベッドに仰向けに寝かされる。
    目の前で揺れる金糸、姉が四つん這いになって私を見下ろしていた。
    ふわりと肩に折り重なるシルクのような金糸の渦、乳首に吸い付いて来る唇。

    「ぁ…、   ぁひぃッ!」

    小さく悲鳴を上げた途端、
    舌先にあわいをなぞられて仰け反った。

    優しく蠢く二つの濡れた感触、
    もどかしいほどの刺激、
    ゆっくりとなぞる滑り、
    乳首とあわいへの隠微な愛撫。
    二つの快美が縺れて一つに交じり合う。

    涙に潤んだ視界に広がって揺れる金色の髪。
    肌を弄る指先、走りぬける漣のような快美。

    かすかに響く粘っこい音、濡れた肌を撫でる吐息、
    舌先の滑りは何処までももどかしく、
    優しく、弱く、擽るように、なぞるように、突くように、
    スローなテンポで繰り返し、繰り返し。
    自分の呼吸と鼓動ばかりが大きく響く。


    あわいに指先を感じて甘い悲鳴を上げた。
    嬉しさに啼いた。

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▲[ 8076 ] / ▼[ 8078 ]
■8077 / 24階層)  Re[24]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(16回)-(2017/12/04(Mon) 14:23:56)
    そっとあわいの裏に潜り込んできて、
    入り口の際をなぞられ、
    すっと引かれ、
    違う場所を擽られ、
    小刻みにノックされる。

    少しずつ確かめるように、
    這い伸びる指。
    じれったい刺激、
    もっと欲しいのに、
    募る期待。

    優しくなぞられたと思えば、
    すっと引かれ、
    また少し深く押し込まれ、
    壁をつついて来る。

    期待する気持ちが姉の指先に焦点を結ばせ、
    あわいが其の指を抱きしめる。
    もっとシテほしいから、
    もっと気持ちよくなりたいから、
    お姉さん達が大好きだから。

    気持ち良い、とっても、もっともっとシテ…。

    焦らすように、
    ゆっくりと奥で蠢く細い指。
    少しずつ、
    這い伸びて、
    そっと擽られ、擦られる。

    弄る指先に誘われて、
    足を踏み入れた甘美な花園。
    指先に惑わされ、甘い電流に捕らえられ、
    また焦らされ、一歩ずつ其の先へと誘われる。
    心惹かれ、彷徨う魅惑の迷宮。

    いつの間にか心を奪われ、
    迷い込む更なる深み。
    壁をすりと擦り上げられて、
    愉悦の波に足元をすくわれる。
    指を根元まで飲み込んで、
    奥底を突かれて、甘く啼いた。

    体の奥底から際限なく湧き上がる、蕩けるような快感。
    愛しい指をしっかりと抱きしめたあわいの奥底から迸る甘い電流。
    漣のように肌を走りぬけ、
    稲妻のように体を突き抜けて、
    何処までも広がって私を甘く痺れさせる。

    ぞくぞくと甘い痺が駆け巡り背筋が小さくそり返るたびに、
    足指が開いたまま引き攣る、
    頭の中が真っ白に染まる、
    息が詰まる、
    快感以外の感覚を見失い、夢中になって姉の体に縋りついた。
    背筋が反り返り、下腹部を引き攣らせた。

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■8078 / 25階層)  Re[25]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(17回)-(2017/12/04(Mon) 14:25:27)
    余韻に喘ぐ体を優しく弄り続ける二人の姉の指先。
    押し寄せる快感の波間に漂った。
    指先で敏感な場所を弄られ一瞬息を詰まらせる。
    キュンと白い指をあわいの奥に抱きしめるたびに、甘い電流に痺れるの。
    押しては返すうねりのような繰り返し。
    とても気持ちよくて、たゆたえば、また奥を弄られ…

    敏感になった体は休む間もなく、蠢く指先が更なる快美へと煽り立てられ、
    甘い愉悦の坂を追い上げられ、頂へとじりじり追い詰められ、
    頂を越えて真っ白な絶頂へ飛翔する。
    息をするのも忘れ、
    快美に甘く蕩けきった肢体を引き攣らせ、
    押し寄せる多幸感に心を奪われて。
    空気を求めて喘ぐ肺。
    達した後の甘い気だるい余韻にひたる間もなく、
    弛緩してなお擽られるあわいの奥。

    うねりのようにゆったりと繰り返す、気だるい弛緩とめくるめく絶頂。
    呼吸を乱され、軽い酸欠に陥りながらまた次の絶頂へ追い立てられる。
    大きなうねりに翻弄される小船のように、
    波間に漂っては次の波頭へと持ち上げられ、
    宙を舞い、また波間へと落ち、暫し気だるくたゆたう。
    際限無く繰り返される甘い至福。

    体の感覚を見失いそうになりがなら、真っ白なエクスタシーに心を奪われ、
    あわい深くに蠢く指先を抱きしめる。
    こみ上げてくる快感に重力すら見失いそうになりながら、
    快楽に蕩けた手指で縋る姉の体。

    際限なく沸きあがり私を満たして何処までも広がっていく。
    甘い甘いエクスタシー。
    愉悦のうねりに漂っては、また絶頂の至福に我を忘れる。
    両の太股が痙攣が止まらない。

    果てても果てても蠢く指に唆されてまた次の大波に浚われる。
    大きくうねる愉悦の大波の只中で、多幸感に身を任せ、
    絶頂に頭の中を真っ白に染め上げられ、至福に酔いしれる。

    内股が引き攣り、足指が開いて反り返ったまま、
    蠢く姉の長い指先の紡ぐ快美の糸に綾取られ、
    なす術も無くまた次のうねりに身を委ねる。
    際限なく繰り返される弛緩と絶頂。

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▲[ 8078 ] / ▼[ 8080 ]
■8079 / 26階層)  Re[26]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(18回)-(2017/12/04(Mon) 14:25:41)
    蕩けるような悦に飲み込まれ、
    気だるい余韻に漂って、
    次の高みに舞い上げられる。

    指を深く咥え込んだあわいの奥が引き攣ってうねる。
    お腹の奥が熱くうねって、
    甘い電撃が止まらなくて、
    腰が甘く痺れてビクビク痙攣しっぱなし。
    気絶という逃避すらさせてもらえず、
    また次の波に浚われて新たな絶頂に息を詰める。

    もう十分、でももっと、体と心の板ばさみ。
    蕩けた体を間断なく貫いて走る甘い電撃に肌を粟立たせ、
    指先まで甘く痺れた体が痙攣するように仰け反る。
    体の感覚すら蕩け去り、快感だけが溢れ渦巻く。

    達しては弛緩する愉悦のうねりに感覚を翻弄され蕩けた頭が幾度となく白く染まる。
    意識すら飲み込まれそうな快感に心を奪われて眩しい世界へ飛翔する。
    忘れられない其の刹那の悦び。
    波間に漂う気だるく甘い弛緩のひとときもまた次の大波が浚っていく。

    また、イク…。
    気持ち良い、気持ちよくて堪らない。
    もっと、もっと、シテ。

    蕩けるようなエクスタシーの大海で次々と押し寄せる快美の大波に蕩けていく心。
    頭の中が真っ白にショートして何も考えられない蠱惑的な悦。
    際限なく繰り返す甘い絶頂に心を奪われ恍惚として戦慄く。

    体の底からわきあがる多幸感に飲み込まれ、
    浮遊の感覚に捕らえられて、我を忘れた。
    愛しい指をあわい深く抱きしめて、両腕でイリーナお姉さんの体に縋りつく。

    二人の姉の白い手指を肌に纏わり付かせ、
    金色の豊かな髪に埋もれて、
    際限なく溺れる幸せ。
    何処までも何処までも終わらない、とろけるような快感。
    何度も何度も繰り返される魅惑的な絶頂。

    目に見えない快美の糸に幾重にも絡め取られ、
    二人の姉の指の愛に溺れ、
    本能の奥底から湧き上がる衝動のままに次の絶頂を希い、
    甘い愉悦に心を奪われて手指で弄られるままに数え切れない絶頂に心を奪われた。

[ 親 7986 / □ Tree ] 返信/引用返信 削除キー/

▲[ 8079 ] / ▼[ 8096 ]
■8080 / 27階層)  Re[27]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(19回)-(2017/12/06(Wed) 09:35:05)
    眼が覚めたのはずいぶん日が高くなってから。
    カーテンの隙間から差し込む日差しの中で姉達がやさしく抱きしめてくれた。
    三人とも汗の匂いがした、でも二人の姉の匂いはとても素敵。

    三人揃ってシャワーを浴びた。
    暖かな飛沫の中で柔らかな肌に抱きしめられてうっとり眼を細める。
    もっとして欲しかった、けれど姉たちは私の体を心配してくれる。
    だから、言い出せなかった。
    姉たちによると、私は深夜遅くまで蕩けていたらしい。
    信じられなかった。
    でも、とても気持ちよかった。
    姉達の蒼い瞳を見詰めるだけで昨夜の快感が蘇る。
    乳首がツンと立っていた。
    あわいの最奥に刻まれたあの指先の感触。
    思い出しただけで、あわいの奥からジュクと溢れる蜜がシャワーのお湯に流れ落ちていく。
    抱きつく私を労わる青い瞳をうっとりと見上げた。

    このまま抱いて欲しい、愛して欲しい、今すぐに。
    こんなにシテ欲しくなるなんて初めてだった。
    姉達の指の感触が蘇ってきて仕方が無いの。
    体が愛して欲しがってるの。

    シャワーの後バスタオルで雫を拭う姉たちの姿にどうしても我慢できなくなり、
    もっとして欲しいと強請った。
    二人の姉が少し驚いたように顔を見合わせた。

    「唯、大丈夫なの? 腰が痛いんじゃなくて?」

    きょとんとして首を横に振った。
    少し気まずくてうつむいたままバスローブを羽織った。
    あわいが雫を孕んでいた。

    「唯ちゃん、少し体を休めましょう。
     また愛してあげるから。」

    そう言われて頷くしかなかった。

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▲[ 8080 ] / ▼[ 8097 ]
■8096 / 28階層)  Re[28]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(1回)-(2018/01/18(Thu) 11:37:48)
    気だるい休日の午後、まだ9月、相変わらず外は暑い。
    お昼を済ませた後のそれぞれにリビングですごす時間。

    ライサお姉さんはピアノを、イリーナお姉さんは雑誌を読んでいた。
    私も雑誌を手にしたものの気はそぞろ、姉たちのことばかりが気になる。
    ふと手元に視線を落すと雑誌が逆さま。
    別の雑誌を取りに立っては、日差しの眩しい外を眺めてみたり。
    テレビを見るわけでもなくリモコンを弄んでいたり。

    私が立ち上がるたびに二対の蒼い視線を感じた。
    ソファーに戻っても、手にした雑誌を弄びながら、
    ちらちらと二人の姉のほうを伺い、もぞもぞと太股をこすり合わせる。

    少し頭を冷やそうと洗面台に向かっても下腹部奥の昨夜の記憶が蘇る。
    どうしても我慢できなくてトイレで自分で慰めた。
    昨夜の感覚を思い出しながら喘いだ。
    でも、でも、違う、物足りない。

    リビングへ戻れば、ちらとこちらを見てすぐに逸れる蒼い瞳。
    ため息をついてソファに腰を降ろしまた太股をこすり合わせた。


    ピアノの音が止まったのに気づいてライサお姉さんのほうを見れば、青い瞳が微笑んでいた。
    ゆっくり私のほうへ歩み寄り、私を覗き込み。

    「落ち着かないみたいだけど、大丈夫?」
    「はい、大丈夫ですけど…。」

    間近に寄せられた蒼い瞳が耳元で小さく囁く、

    「愛して欲しいの?」

    顔を赤くして頷いた。
    イリーナお姉さんが雑誌を置いて私のほうを見詰めていた。

    「じゃあ晩御飯の後で、良いかな。」
    「はい…。」

    ライサお姉さんが抱きしめてくれた、良い匂いがした。
    姉達が微笑んでいた。

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▲[ 8096 ] / 返信無し
■8097 / 29階層)  Re[29]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(2回)-(2018/01/18(Thu) 11:40:22)
    夕食後の寝室のベッドの上で、姉達に押し倒された。
    仰向けにされた私を楽しそうに見下ろす蒼い瞳。
    私に覆いかぶさって来る二人の白い肢体。
    視界いっぱいにキラキラと渦巻く金糸。
    姉達の柔らかな体に腕を伸ばして抱きついた。
    良い匂いがした。

    二本の手が私の体を下へ這い伸び、二つの掌が股間で重なる。
    細い指が伸びて触手のように肌に纏わりつき弄られて喘ぐ。
    囁きあう姉達の声。
    指先に弄られ、甘く身悶えた。

    姉達の指先があわいの入り口で踊る。
    肌を這う指先に感覚を絡め取られていく。
    白く霞む頭の中に渦巻く期待感。
    そっと差し入れられた指先を愛しげに抱きしめた。

    出入りを繰り返す姉達の指。
    愛されている、喜びと幸福感。
    甘い陶酔に深く深くのめり込んでいく。

    頭の中を真っ白に染められて、高く高く羽ばたいた。
    何処までも深く、何処までも遠く、果てしなく。
    永遠に蕩けていたい、このままずっと…。
    心からそう思えるほどの幸せに溺れた。



    姉達の虜に落ちたのは私。

    学校に行くときも姉と同じように下着を着けなくなった。
    マンションに帰ってくれば二人の姉の手で制服を脱がされ、愛される。
    夜遅くまで美しい姉たちの手指に身を委ね幸せに蕩ける毎日。

    たくさん写真を撮られた、写真の中の私は信じられないほど淫らだった。
    でも、とっても幸せ。

    二人の姉がとても仲良くなり、二人で私をいっぱい愛してくれるから。
    蒼い瞳に見詰められただけで胸が高鳴るの。
    女神様のように美しい姉達に愛されてとっても幸せなの。

完結!
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▲[ 7986 ] / ▼[ 8031 ]
■8029 / 1階層)  Re[1]: 義姉×2 (ご挨拶)
□投稿者/ さおちんが 一般人(1回)-(2017/07/26(Wed) 22:38:50)
    待ってました‼
    続きが早く読みたいし、何度も読み
    返してます。妄想が激しくなります。
    ゆっくりと続きを楽しみにまってます。
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▲[ 8029 ] / 返信無し
■8031 / 2階層)  Re[2]: 義姉×2 (ご挨拶)
□投稿者/ Honoka 一般人(1回)-(2017/07/30(Sun) 09:53:51)
    申し訳ありません。
    いろいろ考えることがありまして滞っております。
    余裕ができましたらまた再開したいと思います。

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