| 1 (お尻痛いっ‥ 最近、便秘気味だったからな‥無理しちゃったかなぁ?) 座ることすらままならなくて、彩子は病院へ行くことを決めた。 旦那と子供を送り出してから、病院へ行く準備をする。近くの病院では抵抗があったので、電話帳で見つけた隣町の病院へ予約を入れた。
準備を終えて車へと乗り込む。 (痛っ‥!) 襲い掛かる痛みを必死に我慢し、彩子は車を走らせる。 「あっココかな?」 自分が予約した病院をやっと見つけだし、車を止める。まだ出来たばかりといった感じの綺麗な建物がそこに建っていた。
病院へと入った彩子は不思議に思う。 (‥誰もいないのかな?) ガランとした中に受け付けがあった。 可愛らしい看護婦がたっている。 「あの‥今日予約した佐藤ですが‥」 「はい、佐藤さんですね。今日が初診でよろしかったですか?」 看護婦は優しくほほ笑みながら聞く。 彩子がコクりと頷くと話をすすめる。 「では中へお入りください。問診をしてからの診察となります。」 その看護婦に連れられて彩子は診察室へと足を進めた。
(携帯)
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