| 授業後、いつもの様に教室に残り、三人で喋る。もう皆とっくに帰るか、図書室なんかで自習してる。
「今日、ゆらのジャージ姿見てさ、セツが興奮してたんだって!」
「だから、別にジャージ見て喜んでた訳じゃ…」 ゆらは楽しそうに笑って、レイナは大袈裟に私をからかう。
すごく大切な時間だと思う。二人ともすごく大事だ。
帰り道…レイナと別れ、ゆらと二人、そっと手を繋ぐ。
「今日、泊まりに来なよ。」
「…うん」
なんの心配もいらない。ゆらの両親もうちの両親も、仕事だったり遊びだったり、家にいない事がしょちゅうだから。
なんか今日は朝の事からムラムラしてて、早くゆらを抱きたくて仕方なかった。
パジャマ姿でベッドに寝転び、雑誌を読んでいたゆらの背中に乗っかる。
「重い〜…」嬉しそうに笑ってるから、余計に襲いたくなる。
ゆらの手を掴み、パジャマを手早く脱がせた。
「…や、セツ…電気消して…」部屋を暗くして、自分も裸になる。
ぴったり体を重ねると、温かくて幸せで心が満たされる。
毎朝、あの踊り場で話して、エスカレートしてもキスまでだったのに。 今日はあんな事になってしまった…
しかもレイナの声…
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