SMビアンエッセイ♪

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■2167 / ResNo.30)  ありがとうございます
  
□投稿者/ 琴音 一般人(27回)-(2005/08/01(Mon) 13:29:48)
    ありがとうございます(^^)じつはちょっと心配でした(−−;

    私も蝶々のファンとして如月さんを応援させていただくので、がんばってください(^^)
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■2168 / ResNo.31)  童僕21
□投稿者/ 琴音 一般人(28回)-(2005/08/01(Mon) 14:06:25)
    彼は肉を食べていた、今は戦をしているので大好物の酒は止めて置いた、酒のせいでいままで義兄たちにどれだけ迷惑をかけたことか。




    「ちっ、うめえ肉だ、こういうのは酒の肴にするもんだぜ」




    「張飛様!!今先ほど丞相から連絡がありまして!丞相の姪殿の童僕がこちらに姪殿を探しにこらたそうです、行き違いからのミスなので即急に保護してほしいと」



    「あん?なんでだ、こっからなら馬超のほうが近いだろうがよ」



    「はあ、そうなんですが意味不明な付け加えが「葉月の満月の子、凛」とだけ」




    張飛とよばれる豪傑は勢いよく立ち上がった、顔面は蒼白だったが、顔は笑っていた。




    「へっ、孔明のやろうも趣味がわりいぜ、全員出撃だあ!」




    「はあはあ・・・・・・・ここは漢中?」




    邦様を追いかけて馬を走らせて幾日、もう山をいくつ越えただろう、野宿をし民家を借り、やっとの思いでここに来たけれど、どうしていいか、まったく分からなかった。



    「とりあえず、近くの蜀軍のところにいくしかないよね・・・・・・・・・」




    取り合えず森からでるため、馬を歩かせると、いきなり馬が足を挫いた、今までの旅で限界だったらしい、私はごろごろと坂を転がった、この時馬に押しつぶされなかったのは幸いだった・・・・・・・。




    「・・・・痛い・・・・・・馬・・・・・首が折れてる・・・・・・・・・」




    だけど、不幸はまだ訪れた、人間の運は決まってるていうけど、あれうそじゃないかなあ・・・・・・・・・・・。




    金属のぶつかり合う音、剣戟、人が死に直面する音、怨嗟、わたしが始めて見た戦場だった。




    「ひ!ひぃい!」




    私は頭を抱えて走った、ただ戦場を目をつぶって走った、周りでなる蹄の音、走る音、矢が近くに落ちた音がしたとき、私の心臓は止まるかと思った。




    「ちっ、ダメか、魏の策略に嵌った、このままでは、全滅するな・・・・・・」




    武将らしき人がその言葉を発したとき、私はひどく悲しくなった。




    もう、邦様にも鈴ちゃんにも、蓮さん涼さんにも・・・・・・会えない。
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■2169 / ResNo.32)  童僕22
□投稿者/ 琴音 一般人(29回)-(2005/08/01(Mon) 14:43:04)
    「ぃやだぁ・・・・・・・・・・いやだよぉ!!」





    私は奔った、命の限り、走ればこの戦場から逃れることは出来たかもしれないから。




    私の身体を誰かの手が掠める感触、だけど、捕まえられるまえに、手の持ち主は死んだ・・・・・。



    血が降り注ぐ。




    「ひっ!!」




    死の匂い、私はただ生きることだけを望んだ。




    いきなりの衝撃、だれかが飛びついてきたみたいだった、そのままギュっと抱きしめられ、その人は走った。



    (このままじゃ捕虜になっちゃう!!)




    私は暴れた、力の限り、その人の身体には鎧もなく、男の人のように固い筋肉でなくしなやかな筋肉があった、なんとか抜け出せないことも・・・・・。



    男の人のように?




    事実を確認するために目を開けようとしたけれど、私を抱いている人は扱けてしまい、さらに私みたいに坂道を転がった。




    私が転がったところみたいに草が生えていたわけじゃなくて、石がごつごつした坂だったので凄く痛かった、その人は片手で私を庇い、傷を最小限に抑えてくれた。





    やっと坂が終わった、私の背中には地面があった、目を開けると、私に馬乗りするような形でその人はいた、その人が守っていてくれた・・・・・・・。




    「邦様・・・・・・・邦様ぁ!!!!そんな、そんな、そんなああぁあ!」




    私は心底悲しかった、邦様が見つけられたのはいいけど、だって、残酷すぎる、だけど、でも・・・・・・・。




    邦様の左腕はなかった・・・・・・・・・・。
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■2170 / ResNo.33)  (ノд・。)
□投稿者/ 如月 一般人(22回)-(2005/08/01(Mon) 15:05:46)
    オロオロ(゚ロ゚;))((;゚ロ゚)オロオロ
    これからどーなるんだぁぁ…邦様ぁぁぁ…

    (携帯)
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■2187 / ResNo.34)  童僕23
□投稿者/ 琴音 一般人(30回)-(2005/08/06(Sat) 10:10:47)
    「邦様・・・・・・・なんで・・・・・・?」




    「あなたが出て行ったあとに私が帰ってきたの・・・・・ほんと、ついてないわね私たち」




    邦様が微笑む、まるで痛みなど感じていないような表情だったけど、脂汗が滝のように流れていた。




    「それでね、戦場で知り合った如烈さんにここまで導いて貰ったのよ、あの人の援護がないと死んでたわよ、あなた」




    私は涙ながらに頷き、体を起こした、そして無言で服を裂いた、それを邦様の左腕の付け根に巻く。




    「あらあら、せっかくの服を破いちゃって、もったいないわよ」




    「いいんです、私の責任だし、それに、邦様・・・・・・・しんじゃいます」




    私の心は罪悪感に満たされていた、私が勝手な行動を取ったばっかりに邦様は腕を失う結果になった、私は愛する人の腕を奪ったのだ。




    「ごめんなさい・・・・・ごめんなさい・・・・・・・」




    「いいのよ、あなたは私のためを思って行動してくれたんでしょ?それだけで嬉しいわ・・・・・一本あれば十分にいろいろできるわよ」




    邦様が笑いながらいった冗談に、わたしは無理やり笑おうとしたが、口が痙攣しただけだった。




    悲しくて、自己嫌悪だったけど、でも、心は暗黒じゃなかった、せめてもの救いで邦様と一緒に最後をすごせること・・・・・・。




    「さあ、凛、逃げるわよ、さっきまで蜀は押されたけど、張飛将軍が援軍に来てね一気に盛り返したの」




    「え?」




    邦様が私をぎゅっと抱きしめると、いきなり体が上にあがった、邦様の体を掴んでる手の主は、綺麗な女の人だった。




    「さあ、張飛将軍から手紙も頂きましたし、帰りますよ、貴方がたの家へ!」
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■2288 / ResNo.35)  感想です(*^_^*)
□投稿者/ ハル 一般人(1回)-(2005/08/27(Sat) 10:06:42)
    私的に凄く好きなお話です(^-^)

    続きが凄く気になります

    忙しいと思いますが頑張って下さい(・∇・)ノ

    (携帯)
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■2321 / ResNo.36)  Re[2]: 童僕23
□投稿者/ 匿 一般人(3回)-(2005/08/31(Wed) 20:11:03)
    はじめまして お忙しいと思いますが、続き待っています
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■2358 / ResNo.37)  童僕24
□投稿者/ 琴音 一般人(1回)-(2005/09/11(Sun) 10:38:11)
    「あんたアホかね!ただの童僕のために戦場まで出て!」



    「私にとっては大事なのよ」



    お医者様が邦様をベットの上で治療しながら怒鳴る。邦様は煩わしそうに、だけどとても痛そうに答えた。




    「っ!」



    「そりゃ痛いだろう。腕が無くなったんだ。もう元には戻らないよ」




    お医者様の治療が終わったあと、私は邦様の部屋に呼ばれた。そこには鈴ちゃんもいた。ベットの上で光を浴びてる邦様は綺麗だったけど、左腕がないのはツラかった。




    「凛、張飛将軍からね、手紙を貰ったの。内容は要約するとこうよ」




    邦様が手紙を広げ微笑む。私にとっては内容なんてどうでもよかった。今はただ、邦様に申し訳なくて、心配で。





    「凛は俺の娘だ」




    私と鈴ちゃんが飛び上がる。邦様だけが微笑んでいた。




    「まあ詳しいことはいわねえが、ある場所に預けてたんだが、そこで火事があってな。探したんだが見つからなかった。お前のところにいったのも、何かの縁だろう。お前の趣味は分かっていて頼む。凛をお前のところで預かってくれ。字もお前がつけろ。それが凛が望むことだろう」




    私は口をパクパクと開閉させることしかできなかった。




    「ここで父親らしいことを書きたいが、そういうのは苦手だ。凛にあっても何もできないだろうからそっちにはいかねえ。・・・・・まあ、そっちから来てくれるなら別に構わないが。迷惑かけるかもしれないが、娘を頼む。張飛より」




    「・・・・・・・・私のお父さんが張飛さん?」




    「そうらしいわ。でもよかった。もし張飛将軍が凛を返せなんて言ったら、私、どうしようかと思った」



    「・・・・・・・・・でも、私、手紙通り邦様に迷惑かけちゃって」



    「何言ってるの。元はと言えば私が原因じゃない。凛が気にすることじゃないわ」



    「だけど」



    「凛。私が、気にしないでって言ってるの・・・・・・・こっちにいらっしゃい」




    「はい・・・・・・・」




    そして私の頬に邦様の手が優しく触れたとき、私はぞくっとして、全身が震えた。これからどんな歓びを与えてもらえるかと思って。
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■2359 / ResNo.38)  Re[2]: 童僕24
□投稿者/ 琴音 一般人(2回)-(2005/09/11(Sun) 10:39:48)
    いろいろと忙しかったので、遅れました。待っていてくれた方すいません。
    帰ってもすぐに布団に倒れこむ生活が続いたので、書けませんでした(−−;)
    これからどんどんやっていくので、応援していただければ嬉しいです。
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■2365 / ResNo.39)  あぁ…
□投稿者/ ゆき 一般人(1回)-(2005/09/12(Mon) 11:38:48)
    いつもは読んでいるだけなのですが…
    復活されていたので、嬉しくて思わず投稿です。
    続き、楽しみにしています(*^_^*)
    頑張って下さい!

    (携帯)
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