SMビアンエッセイ♪

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■345 / ResNo.10)   君の痛みと僕の痛み。9
  
□投稿者/ 沙羅 一般人(10回)-(2004/04/26(Mon) 21:25:17)
    壊れた彼女を見ながら、僕は何も言わなかった。いや、言えなかった。
    戸惑いと驚き。そして、後悔と罪悪感が入り交じっていた。

    僕は、彼女の高く突出したお尻に近づいた。

    「ご褒美をあげるよ」
    口が乾いていた。声がうわずっていたと思う。

    僕は、ネットの通販でローターを2つ買っていた。
    緑色のスケルトンの小型の物と、小さい形の物と一回り大きいローターがいっしょになっているやつだった。

    彼女に使おうかと、ふと考えて買った。
    配達され、実際に手にしてみると、ほんとに使うかなぁと改めて考え直した。

    僕は、隠してあったローターを寝室のクローゼットから持ってきた。
    その間、彼女はじっとしていた。お尻を高く上げた格好で。

    僕は、彼女の足を少し広げた。
    毛を剃られ、丸見えの彼女の敏感な部分をゆっくり見つめた。

    彼女の溜息が聞こえた。

    「毛がなくて、奥まで丸見えだよ。みゅう。お尻の穴まで。」
    「ん・・・・。はずかし・・。やっぱり。」

    彼女の敏感な部分が濡れてきた。透明な液体が出てきて、光ってくるのがわかった。

    僕は、彼女の敏感な部分をやさしく撫でた。
    「あぁ・・・」彼女の声がもれた。

    そして、僕は、彼女の中に緑色のローターをゆっくり埋め込んだ。
    彼女の体が、一瞬びくっとなった。

    彼女からは何が入ったのか見えないはずだ。

    彼女の中から細いコードが出ている。

    彼女のお尻の穴を触った。揉むように触った。
    彼女は腰をくねらせ、小さい声で言った。
    「いや・・・。あぁ・・。いやぁ・・・」

    僕は、彼女のお尻の穴に小さいローターをゆっくり入れた。
    彼女が手でクッションを握っている。目を固く閉じて。

    指を入れられたと思っているのかもしれないな。僕はとっさに考えた。

    僕は、両方のローターのスイッチを入れた。

    ヴゥーンと低い音がなった。彼女が反射的に上半身を起こした。
    「ひっ。あぁ・・。あ・・・。」言葉にならない声を発した。

    四つんばいの格好の彼女は、振り返って僕の方を見た。

    泣いては、いなかった。

    苦しそうな表情だったが、明らかに感じている表情だった。

    「あっ。あっ。あ・・・」

    彼女の足がガクガクと動き出した。彼女は倒れてしまった。

    僕は、彼女を仰向けにした。彼女の中から低い震動音が鳴っている。
    彼女はあえいでいた。

    「あぁ。あぁん・・・。」

    彼女の足のつま先まで力が入っていた。
    僕は彼女のクリトリスに
    触るか、触らないように、わずかなところにローターをあてた。
    「あぁーー。」彼女の声が大きくなった。

    僕は、クリトリスに強くローターをあてた。

    「あー・・・・・」彼女の声が途切れた。
    体がのけ反り、硬直していたが、僕は力を抜かなかった。

    彼女の体の元に戻ったが、また、すぐに硬直した。
    彼女は声が出なかった。彼女の全身がビクッビクッと動いた。
    「うー・・・」彼女がうなった。

    僕は、さらに力を入れた。ヴゥーン。部屋に震動音が響いた。

    彼女は体を硬直したり、元に戻ったりを繰り返し、体をけいれんさせた。
    何度も繰り返した。



    そして、ローターを離しても彼女の体は硬直したままだった。


    彼女の中のローターをゆっくり抜いた。濡れて光っていた。
    お尻の穴のローターは、体に力が入っていて抜けなかった。
    スイッチだけ切った。

    彼女がぐったりした。お尻の穴のローターを引き抜いた。
    「うっ・・・」彼女が小さい声で言った。

    それでも、彼女は動かなかった。
    彼女の敏感な部分を見ると、クリトリスが赤く腫れているような気がした。

    僕は、タオルを水で濡らし、彼女の敏感な部分にあてた。
    彼女がビクッと動いた。
    そうすることが良いのか、わからないけど、そんな事ぐらいしかできなかった。

    彼女は、また動かなくなった。








    僕の中にある『もの』は静かになっていた。

    感じることができないくらいだった。








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■346 / ResNo.11)  感想
□投稿者/ ゆ 一般人(1回)-(2004/04/26(Mon) 22:18:47)
    すごくドキAしちゃいました…☆

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■347 / ResNo.12)  Re[2]: 感想
□投稿者/ 沙羅 一般人(11回)-(2004/04/26(Mon) 22:44:17)
    ありがとうです。・。・゚★・。・。☆・゚・。・゚
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■348 / ResNo.13)  君の痛みと僕の痛み。10   
□投稿者/ 沙羅 一般人(12回)-(2004/04/26(Mon) 22:54:57)
    僕は、僕の中の『もの』の静まりを不思議な気持ちで感じていた。

    十分だったのか。
    満足したからか。
    何故なんだ。


    じっとしている僕を彼女が見つめていることに気がついた。

    「だいじょうぶ?ちょっと、無理させちゃったね。」

    僕が、彼女を見ずに呟くように言った。



    彼女の手が伸びてきた。



    彼女の縛られている両手が

    僕の手をそっと握った。



    僕は涙が溢れた。

    声を出して泣いていた。


    彼女は体を起こし、僕を胸に抱きしめた。

    母親が子供を抱きしめるように。


    僕は、彼女の胸で泣いた。

    こんなに泣いたのは、久しぶりだった。

    涙が止まらなかった。


    彼女は何も言わず、ただ僕を抱きしめていた。

    僕は、彼女の胸の暖かさを感じていた。




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■349 / ResNo.14)  君の痛みと僕の痛み。完結   
□投稿者/ 沙羅 一般人(13回)-(2004/04/26(Mon) 23:13:02)
    僕は、彼女と出会って
    人を好きになることを考えた。

    それは、決して綺麗なものじゃない。

    苦しみがあった、悲しみもあった
    冷静だと思っていても、全然、冷静じゃなかった

    自分と向き合うって、よく聞くけど

    そんなに簡単なことじゃないと思った。

    みっともない自分と向き合って
    そんな自分にジタバタしたり
    辛いことだと思った。



    これから、彼女と僕はどうなるんだろ。

    ずっと、一緒にいられるのかな。


    彼女はどう考えてるんだろ。

    でも、僕は彼女が好きだ。

    苦しくても、つらくても。

    彼女が好きだ。








    これで、一応、完結にしたいと思います。
    僕(沙羅)と彼女(みゅう)の話は近日中に、また続編として書きたいなぁと思っています。

    長々と読んで下さってありがとうございます。


                                       
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■350 / ResNo.15)  感想
□投稿者/ のらねこ 一般人(1回)-(2004/04/27(Tue) 00:46:42)
    最後の2章でなんか、泣いちゃいました。とてもきれいなカンジがしました。
    なんで涙が出て来ちゃったのか、あたしも望んでいるからかもしれない。。
    自分だけのモノってそこまでしないと感じてくれないのかな。
    すてきなお話をありがとう。
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■351 / ResNo.16)  感想です
□投稿者/ 結城 一般人(1回)-(2004/04/27(Tue) 01:42:21)
     何気なく見つけて、読み始めたら止まらなくなりました。 とても素敵な世界観というか、表現力を持ってるなぁと思います。沙羅さんの書くお話、好きです。
     何か、お話の登場人物に共感できるような所があって、思わずひきこまれてしまいました。。切なかったです。
     次回作 楽しみにしています♪
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■362 / ResNo.17)  Re[2]: 感想
□投稿者/ 沙羅 一般人(14回)-(2004/04/27(Tue) 20:40:25)
    誤字ばかりの文章ではずかしい限りです。
    人は、ちょっとした精神的束縛に幸せを感じるのかなぁと思います。
    読んで頂きありがとうございます。
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■363 / ResNo.18)  Re[2]: 感想です
□投稿者/ 沙羅 一般人(15回)-(2004/04/27(Tue) 20:43:55)
    読んで頂き、ありがとうございます。
    二人のその後として、続編を考え中ですが、
    「SM」なので難しいです。。。。
    もう少し、精神的な部分を書きたいのですが、物足りないかなぁと考えます。
    いかがでしょうか?・・・・
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■364 / ResNo.19)  素敵な話をありがとう
□投稿者/ みずき 一般人(1回)-(2004/04/27(Tue) 21:28:08)
    素敵な話をありがとう。一気に読みました。
    わたしはみゅうさんの気持ちが分かる気がする。
    本当に好きなら本当の自分を委ねたいと思うから。
    Sさんの感情はよく分からないけれど、
    お話のなかの沙羅さんはちょっと理想かも。
    けど、ものって突然あらわれるの?
    わたしにとって、ものがあるとしたら
    少しずつ育まれるんだと思う。
    成長したら後戻りはできないよ。
    あくまで、わたしにとってですけど。
    続編、楽しみにしてます。

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