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君と屋上で会えた日は機嫌が良かったのに、今日は悪い。 君がそんなことを言うから。 沈んだ気持ちのまま、放課後を迎えた。
もう悲しいとかではない。スーっと心が冷めてるような。 しかしイライラした気持ちが残っている。 やり場のないこの気持ちを、どう処理すればいいかわからない。
私はルミが体育倉庫に向かうのを確認した。 数分後体育倉庫の扉前に立った。 後戻りできないし。もうどうにでもなれ。
ガラガラッ……
『ルミちゃん?』
いるのはわかってるんだ。 ルミは私だって気付いたみたいだ。
「…ツカサ先輩?」
『ごめんね。驚かせちゃったかな?カオリがさ、ちょっと遅れるみたいで、でも心配すると何だから伝えといてくれってさ』
カオリは委員会中だしね。遅れるってゆうか来ないのよ。
「そぉなんですか…わざわざごめんなさい」
そんな謙虚にならないでよ。ルミを犯す意思が鈍るじゃない。
『こんなところで一人で待っているのも何だし、カオリが来るまで少し話していようよ』
断れ。そう思った。実際断ったとしても、実行しなきゃいけないんだけどね。
「えっ…いんですか?」
だよね。こんなところで一人は心細いだろうね。 私はルミと少し間を空けて、同じマットの上に腰を下ろした。 そしてとりあえず会話を始めた。
やっぱりルミはカオリを好いていたらしい。 付き合えたらいいっていってた。その純粋な気持ちが自分と被った。 でも私は…… ルミは処女だ。本当にいいのだろうか。 そんな疑問と自分の想いをかき消すように、
『カオリはこないよ』
そう告げて、私はルミに覆い被さった。 もう後には退けないんだ。
ルミは驚きを隠せないでいる。
『フフッ。状況がよくわからない?これから自分がどうなるかも?』
今から私に犯されるんだよ。 手始めに首でも舐めとくか。
「ぇ……ちょっと‥ゃっ…先輩?…」
かなり動揺してるね。 ごめんねルミ。
「やだっ!先輩やめて…やだぁぁっ!!」
私は思わず手をあげた。
パシン…
乾いた音が倉庫内に響いた。 瞬間ゾクゾクしたものが体を走った。
『大声ださないでくれる?五月蝿くするともっとひどくするわよ?貴方には調教が必要みたいね』
その少し前にルミに謝った気持ちはもうかき消されていた。 ルミの瞳からは涙がジワジワと溢れだしていた。 その涙を見て私の中のSが悦んだ。
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