| 「実希!?突然だけど明日、練習つき合ってくれる?テスト勉強のじゃまになるならいいけど…」
私は密かに憧れていた先輩のヒロミに突然話しかけられた。
『えっ!は、はい!大丈夫です。明日、一日中あいてます。 で、あのぉー、私なんかでいいんでしょうか?』
ヒロミは、最後の夏の大会を控えており、今まで練習パートナーだった子が昨日怪我をしてしまい、急きょ探していた。
「うん。実希さえよかったら、今回のパートナーになってほしいなと思って!いいかしら?」
『ほ、本当ですか?! はいっ!足引っ張っると思いますけどよろしくお願いします!!』
「よかったぁ!前から一度一緒にと思ってたし。じゃあ明日9時に部室で待ってるね!お疲れ!(笑)」
私は女子高の1年生で名前は実希。テニス部に入り毎日練習に励んでいるごく普通の高校生。身長155のちょっと小柄でまだ子供っぽさが残る普通の高校生。
それに対し先輩のヒロミは高3でテニス部のエース。 身長170の長身ですらりと長い手足に抜群のスタイル、ショートカットで笑顔が素敵な大人の女性。 部活は明日より試験1週間前で禁止なのだが、ヒロミは大事な大会を控えており、特別に練習を許されていた。つづく
(携帯)
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