SMビアンエッセイ♪

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■4600 / 親記事)  短編的物語
  
□投稿者/ 薫 一般人(2回)-(2007/09/16(Sun) 22:40:18)


    久しぶりに登場しました。

    初めましての方々ばかりなので、初めましてm(__)m


    薫と言います。


    久々に執筆したので、矛盾やら背景描写下手くそって思われる覚悟で投下します。


    優しく注意などあれば言ってください。


    では。

    (携帯)
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■4601 / ResNo.1)  貸出人形館(レンタルドール)
□投稿者/ 薫 一般人(3回)-(2007/09/16(Sun) 22:42:30)


    『いらっしゃいませ。』


    「貸出人形館(レンタルドール)へ」


    木製の扉を開けば、出迎えるは、黒髪ストレートに栗色の眼をした女の子。


    その奥には、黒色のテンロガンを被った怪しげな人が一人、背もたれのついた、ふかふかの椅子に構えていた。
    腕掛けに手を置き、偉そうに言った。


    『つったってないで、入ったら?貴婦人。』


    栗色の眼をした女の子は、一礼して扉を閉める。そして、私を怪しげな人の前まで、手を引いた。


    『ご要望はありますか?』

    怪しげな人、という表現は性別がどちらか判別が付きにくかった。


    声はそこまで低くないが、顔は中性的とでもいいましょうか。


    どちらにせよ、人に代わりはないのだ。


    「娘の世話をしてくれる方を探していますの。」


    『実の娘の世話を人形(ドール)に?』


    「はい。私は忙しくてあまり構ってあげられないものですから。」


    『では…そこに立っている人形でどうですか?美しいでしょ?』


    怪しげな人が指すのは、先程出迎えてくれた、栗色の瞳の女の子だった。


    「よろしくお願いします。奥様。」


    怪しげな人は、貸し出し料として、500万を要求した。

    (携帯)
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■4602 / ResNo.2)  1話
□投稿者/ 薫 一般人(4回)-(2007/09/16(Sun) 22:44:15)


    峯原千秋(26)

    両親は、大手企業の社長とあって、何一つ不自由なく育った。

    一流の大学に進学後、キャンパスで出会った、今の旦那と結婚。

    後に一人娘を授かり、順風満帆な暮らしをしている。

    しかし、それは表向き。
    千秋は、生れつきのビアンだった。


    男性より女性を愛していたし、両親にバレないように、カモフラージュで男性と付き合うこともしばしばあった。


    何より千秋は世間体を気にするタイプで、いつまでも独り身でいるということは、負け組のような気がしてならなかった。


    結婚後、旦那に内緒でビアンの人妻や、年下の女性と密会しては何度か肌を重ねた。


    娘が生まれてからはすっかりご無沙汰と言うか…。


    家事や育児に追われ、ややノイローゼになってきた。

    旦那は、婿養子のせいで、千秋の父親の仕事を任されていて、家庭の事には眼もくれなかった。


    そんなある日、千秋は何気なくネットサーフィンをしていると、不思議なサイトを発見した。


    『貸出人形館』


    貴方の、要望を何でも叶えてくれます。
    法律に触れる事以外は、貴方の思いのままに扱えます。


    貸出料:500万


    ご連絡はこちらまで。
    090‐****‐****




    何でも叶えてくれる…。


    千秋は生唾を飲み込んだ。こんなうまい話しがネットに流れるはすがない!

    と、すぐに考えを変えたが、この時の千秋はノイローゼにより、正常に物事を考えられなかった。


    千秋はすぐに、連絡をし、三日後に指定された住所へやってきたというわけだ。

    (携帯)
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■4603 / ResNo.3)  2話
□投稿者/ 薫 一般人(5回)-(2007/09/16(Sun) 22:48:58)


    千秋の望みはただ一つ。
    育児を代わりにしてほしい。
    そうすれば、自分は他の女と遊びに行ける。
    旦那に似てしまった娘を千秋はあまり愛することが出来なかった。


    『奥様、お嬢様は何歳ですか?』


    「2歳よ。」


    『お嬢様は夜泣きしますか?』


    「今はあまりしなくなったわよ。」


    栗色の眼をしたドールと呼ばれる女の子は、見た感じは高校生くらいだった。


    けれど怪しい人がくれた、プロフィールには、22歳と書かれていた。


    「あの怪しい感じの人はオーナー?貴方売られていたの?」


    『あの方は、オーナーであり、私たちの親でもあります。あまり詳しくは私も分かりませんが。』


    オーナーの情報も分からないのに、こんな子を借りるなんて…。


    千秋は改めて後悔した。
    もしかしたら、新手の詐欺だったり?この子は家出して来た身寄りのない子だったら?


    不安が次から次へと溢れ出していた。


    『奥様…お嬢様がお嫌いですか?』


    「貴方に関係ないわ。さっ、着いたわよ。」

    (携帯)
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■4604 / ResNo.4)  NO TITLE
□投稿者/ かな 一般人(1回)-(2007/09/16(Sun) 22:51:35)
    初めまして!今よんでますよ!
    なんか下がムズムズしてきちゃってます!
    頑張って書いてくださいね!早く先がしりたぁーい!

    (携帯)
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■4605 / ResNo.5)  3話
□投稿者/ 薫 一般人(6回)-(2007/09/16(Sun) 22:52:37)


    芦屋に構えた大きい屋敷が千秋の自宅。
    他のどの家より一際広い土地だった。



    栗色の瞳のドールは大して驚きもせずに、門を見つめる。


    本当に人形のように、白い肌で、艶のある髪。
    抱きしめたら今にも折れてしまいそうな華奢な体。


    千秋はドールに見入ってしまった。


    ドールに声をかけられ、千秋は門を潜り、家へ入れた。


    『貴方は今日からこの部屋で、娘を世話しなさい。
    何かあれば電話して。』


    「はい。奥様。」


    千秋は一通り家の地図と家事、育児の手順を記したメモを渡し、部屋を出た。




    「今日は楽しそうね?何か良いことでもあったの?」

    キングサイズのベッドで一糸纏わぬ姿で千秋は女性と寝ていた。


    『いいえ、ユミに久しぶりに会えて嬉しいだけよ』


    千秋は照れるユミに深いキスをした。


    そのまま、ユミの乳房を柔らかく、時に乳首に軽い刺激を与える。


    「はぁ…はぁ…千秋…もっと…」


    ユミが上眼使いで誘ってくる。


    鎖骨に舌を這い、肩から乳首へゆっくりと撫で回す。

    キツク噛んでみたり、舐めてみたり。


    波のように襲う快感にユミのあそこは疼いていた。


    『相変わらずユミはいやらしいのね。ここ濡れてるよ?』


    千秋はユミのクリに指の腹を優しく乗せた。
    それだけでユミはイキそうだった。


    「やぁ…触ってぇ…。」


    『何処を?』


    「……クリをぉ…」


    『ちゃんと言わなきゃ…触らないわ』


    千秋はクリを指で弾いた。

    「やぁぁん!はぁ…はぁ…クリトリス…ユミのクリトリスを触ってぇ」


    千秋は満足したように、クリトリスを舐めた。
    舌を上下に動かしながら、激しく指を出し入れする。

    ズポッ…ジュル…ピチャ。

    グシュグシュツ…。


    ユミのイヤラシイ音が広い寝室に広がる。


    「ぁああああ。イクー…イッチャウよぉぉー」


    ビクビクっとユミは果てた。

    (携帯)
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■4606 / ResNo.6)  4話
□投稿者/ 薫 一般人(7回)-(2007/09/16(Sun) 22:56:17)


    子供部屋に残されたドールは、ベビーベッドで寝ている娘を眺めていた。


    時刻は午後2時。
    お昼を食べさせた後らしく机には容器が散らかっていた。


    『楓(かえで)と言うのね。貴方。』


    ドールは楓に話し掛ける。幸せそうに眠る楓をドールは、またしばらく眺めていた。


    『さて…まずは部屋の掃除をしましょうか。』


    ドールはそれから三時間、部屋のありとあらゆる所を掃除し、整頓した。


    時刻は5時。
    夕食の買い出しに行かなければならない。


    これも千秋からのメモに印されていた。


    ドールは千秋の娘の楓を抱き、部屋を出た。
    楓はドールの腕で静かに眠ったままだった。




    『千秋、せっかく会えたのにもう帰るの?』


    ユミは千秋の腕を自分の腕と絡め、食い止める。


    「家政婦に全て任せきりなの。初日でほったらかしは可愛そうでしょ?」


    『ユミは千秋を待ってたのに…。』


    「また来るわ。」


    ユミのおでこにキスをして車のキーを手に取り、ユミの自宅の寝室を出た。


    外は夕日に包まれ、異様な空間を醸し出していた。


    千秋は、あのドールが気になっていた。
    栗色の眼をしたドール。
    容姿は美しいが、心がないような感じ。
    ドールと呼ばれたって本当は人間。意志を持っている。
    もしかしたら、自宅を今頃捜索して金めの物を奪って逃げたかもしれない。
    早く帰らなければ…。
    千秋はまだあのドールが信じられないでいた。

    (携帯)
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■4607 / ResNo.7)  5話
□投稿者/ 薫 一般人(9回)-(2007/09/16(Sun) 22:59:15)
    2007/09/16(Sun) 22:59:44 編集(投稿者)

    買い出しを終えたドールは、楓をベビーベッドに寝かし、おもちゃを与えた。
    二歳ならたくさん歩きたがる。しかし、夕飯を作らなければならないので、囲いを作り、キッチンに入れないようにした。


    今夜の夕飯はシチューにしよう。
    奥様はお気に召すかしら?楓ちゃんの好物リストにはシチューと書かれていたから大丈夫だよね。


    ドールは鼻歌を歌いながら鍋に火を掛ける。


    何年ぶりだろう、こんな楽しい気持ちになるのは。


    奥様は何時にお帰りになるのかしら?


    その時玄関のチャイムがなった。

    ドールは火を止めて駆け足で玄関に飛び込むと、鍵を開けた。


    扉が開くと、千秋が驚いた顔でドールを見ていた。


    『おかえりなさいませ、奥様。早かったですね。』


    「……えぇ。家が心配になって。それより…与えられた仕事はこなしたの?」


    『はい、奥様。掃除、整頓お嬢様の育児などは5時頃終わり、今は夕飯の支度をしていました。』


    「そう。続けて頂戴。」


    千秋はドールの横を擦り抜け、二階へ昇る。


    子供部屋へ入るとベッドの上で遊ぶ楓が居た。


    ただいま。と一言降らし、頭を撫でてやる。
    楓は嬉しいのか、ママー。と甘えて来た。


    「ママー!何処行ってたあ?」


    「お仕事してきたのよぉ。楓はいい子にしてた?」


    「うん!楓、お姉ちゃんとご飯買いに行ったよ!」


    ドールは、言い付け通りこなしていた。


    部屋を荒らした形跡もないし、金庫も無事だった。


    たった500万で、一人の人間が売られているなんて。

    千秋はだんだん、不憫に思えて来たのだった。

    (携帯)
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■4608 / ResNo.8)  かな様へ
□投稿者/ 薫 一般人(10回)-(2007/09/16(Sun) 23:02:10)

    早速そのような励ましをもらい、誠に嬉しい限りです゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜

    濡れ場の表現が苦手な為、あまり書けませんが、ストーリー重視ということで。

    頑張ります(^-^)

    (携帯)
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■4609 / ResNo.9)  6話
□投稿者/ 薫 一般人(11回)-(2007/09/16(Sun) 23:03:36)

    夕飯は、ドールと楓、千秋で静かに食べた。


    時折、楓が嫌いな物を残したりすると、ドールは優しく躾ていた。


    本当によく出来た子だ。


    何故ここまで出来るのか千秋はドールに聞いてみた。

    『あたしは、その為に生まれて来たので、理由はありません。奥様に従い、尽くすのが生き甲斐です。』


    「家族はいないの?」


    『当の昔に亡くなりました。今はオーナーだけが身内と呼べます。』


    「レンタルって聞いたけど期間はいつまで?良かったらずっと、ここにいない?」


    『期間は、二年です。それ以降のレンタルは追加料金が必要です。』


    二年…。
    その間は私の人形…。


    「夕食が終わったら、楓を寝かし付けて私の部屋に来なさい。」


    千秋は食べかけの食事を置き立ち上がった。


    ドールはただ、はいと返事をした。
    その眼はとても寂しそうだった。



    夕飯の後片付けを済ませ、早々に楓を寝かし付けたドールは千秋のいる寝室へ向かった。


    コンコン。
    ドアをノックすると千秋が入室の許可を出した。
    千秋の部屋は12畳程ある広い部屋。の割にベッドとテレビ、ソファー、テーブル。それ以外何もなかった。

    『御用件は何でございますか?奥様。』


    「貴方の名前聞いてなかったわね。」


    『名前はございません。お好きなようにお呼び下さい。』


    栗色の眼が濁っているような、悲しい顔をしていた。

    「そう…じゃあ…アカネ。そう呼ぶわ。」


    その途端、ドールは眼を大きく見開き、すぐに笑顔を見せた。


    『奥様が初めてです。名前を付けてくれた方は。』


    アカネは、少し光りが射したような明るい表情を千秋に見せた。


    「アカネ…隣にいらっしゃい。」


    アカネはおずおずと、ベッドに上がる。


    元々着ていたメイド服は、少し汚れていた。

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