SMビアンエッセイ♪

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■4931 / ResNo.10)  とても面白かったです☆
  
□投稿者/ かよ 一般人(1回)-(2007/11/18(Sun) 20:17:16)
    学園もののお話が好きなので、スラスラと読み終えました♪
    とても面白かったです!!
    お忙しいと思いますが、次回を楽しみにしております(*^∇^*)
    応援しております☆

    (携帯)
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■4939 / ResNo.11)  紀莉さま
□投稿者/ 琉 一般人(9回)-(2007/11/19(Mon) 16:58:46)
    初めまして。楽しく読んでいただけたなら、何よりです。
    前フリが長くなって、すみません。
    でも、おそらく長編になると思うので、
    最初は特に慎重に書いておきたかったのです。
    まだまだ、全体の登場人物のうち三分の一も出てないので、
    これから盛り上げていきたいです。

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■4940 / ResNo.12)  かよ様
□投稿者/ 琉 一般人(10回)-(2007/11/19(Mon) 17:02:43)
    初めまして。ご意見を伺えて、とても嬉しいです。
    私も学園モノは大好きです。
    舞台が学校というだけで、何故かワクワクしたりします。
    ただ、このお話は個人的な理想が結集されておりますので、
    これでもかというくらい甘々なハーレム物語にするつもりです。
    來羽をはじめ、それぞれの登場人物の交錯する思惑に
    注目していただければ、と思います。

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■4941 / ResNo.13)  (7)
□投稿者/ 琉 一般人(11回)-(2007/11/19(Mon) 21:01:36)
    「気がついた?」

    真っ白な天井がぼんやりと視界に映る。
    天井だけではない。
    壁もカーテンも、身体全体に覆いかぶさるような柔らかい掛け布団も、
    寝ているベッドのシーツまでもが、全て白亜で包まれていた。
    どこの学校でも、こんな空間といえば…保健室に決まっている。

    …保健室?
    私、もしかして…

    倒れてしまったというのか。
    眼が覚めるような驚きに、來羽は反動で慌てて起き上がった。

    「まだ、寝ていなさい」
    ふと、横から制止するのは、白衣を着ている女性。
    もはやお約束のように若くて美しいこの人は、
    どうやらこの学校の保健室の先生のようだ。
    栗色の巻き髪がよく似合っていて、
    涼しげで端正な顔がこちらを眺めている。
    「えっと…」
    「養護教諭の貝原よ」
    美人は、たいてい笑顔も素敵だ。
    晴れやかな微笑みと、彼女が差し出してくれたホットミルクが入った
    温かいマグカップが、いまの來羽には染み入るようだった。

    「お昼ごはんは、ちゃんと食べた?」
    一応の規則なのだそうで、彼女は診断書らしき用紙にペンを走らせる。
    「は、はい…」
    答えながら、來羽はふと昼休みのことを回想してみた。
    今日のお昼は購買で買ったパンを食べて…
    食後にちょうどお手洗いに向かおうと席を立った時に
    複数のクラスメイトに呼び止められたんだった。
    そして、うち一人の質問に躊躇している間に誰かに捕まえられて、
    その後…そのあと……

    ああ、そうだ…

    あの綺麗な女の子にキスされたんだ。
    スローモーションでどんどん彼女の顔が近づくにつれ
    吸い込まれそうな瞳に見とれていると、
    気づけばあっという間に唇を奪われていた。
    朦朧とする意識の中で覚えているのは、
    周りのざわめきたった歓声と美女の素顔、
    そして、つよいとても強力な香りだった。

    カップを持っていない方の手でずっと口元を押さえている
    來羽の異変に気づいたのか、保健女医の先生は両手で頬に触れてきた。
    「大丈夫?熱はないみたいだけど…」
    「あ、平気…です」
    ひんやりとした細長い手で撫でられると、どうしてこうも気持ちが良いのだろう。
    しかし、この顔を覗きこまれる体勢に妙に緊張した來羽は、
    先ほどの口づけを思い出して次第にドキドキしてしまう。
    けれど、あのキス魔(かどうかは分からないが)のような女子高生と違って、
    良識ある大人の教師がそんなことをするはずもなく…
    「大丈夫みたいね」
    來羽の様子に納得したように、すぐ離れてしまった。

    「まったく…あの薬は強いから、すぐにはよせって言ったのに…」
    ボソボソっと独り言を呟きながら、彼女は再び書類に目を通している。
    「え、何ですか?」
    「あ、いや何でもないの…こっちの話。
    それより、早乙女さん。
    あなた、何か忘れ物をしていないかしら?」
    わりと重大なことを言っているような気がしたので、
    來羽は聞き返してみたのに、
    あっさりとこの話題は彼女にかわされてしまった。
    その後、言われたとおりに自分の所持品を確認してみると…
    胸ポケットにあるはずの生徒手帳がなくなっていた。
    「あれっ?嘘、どうして!?」
    かわりに、名刺サイズのメッセージカードらしき代物ばかりが出るわでるわ…
    それはスカートのポケットも同様である。
    差出人は、全てクラスメイトで中身は携帯電話の番号とメールアドレス、
    それからよろしくとの言づけを含んだ内容だった。
    來羽が気を失っている間に、彼女たちは何をちゃっかり渡しているのか。
    「…あらあら、みんな焦っちゃって」
    一人、涼しげな表情を崩さない校医だけは、すでに高みの見物だ。

    しばらくすると、タイムオーバーを告げるかのように
    校医は静かに口開いた。
    「探し物は、これでしょ?」
    ふと、彼女の手元を見ると、確かに彼女は來羽の生徒手帳を握っていた。
    「…え?あれ?なんで…?」
    目を白黒させて驚く來羽をよそに、なおも彼女は説明する。
    「あなたを運んでくれた人が持ってきてくれたのよ。感謝なさい。
    …ダメでしょ?この手帳は、どんな時でも肌身離さず携帯しないと」
    それは気づかなかった。
    でも、気絶している人間がどうやって持ち物を管理できようか。
    まあ、これがないと寮に入れなくなるところだったから、
    いまは何でもありがたい。
    「はい、すみません。ありがとうございます」
    ペコペコと何度もお辞儀をして、來羽はそれを受け取ろうと手を伸ばす。
    だが。
    「本当に危なっかしいわね…」
    次の瞬間、來羽は彼女に押し倒されていた。
引用返信/返信 削除キー/
■4960 / ResNo.14)  面白いです!
□投稿者/ サナ 一般人(1回)-(2007/11/21(Wed) 08:09:17)
    小説読見ました☆面白くて続きが気になります(>_<)続きもよろしくお願いしますm(__)m

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■4963 / ResNo.15)  サナ様
□投稿者/ 琉 一般人(12回)-(2007/11/21(Wed) 15:28:26)
    初めまして。楽しみにしてくださり、
    本当にありがとうございます。
    これから続きを投稿するので、
    よろしくお願いします!

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■4964 / ResNo.16)  (8)
□投稿者/ 琉 一般人(13回)-(2007/11/21(Wed) 15:40:31)
    再びベッドに仰向けになっても、視界いっぱいに拡がるのは
    白い天井…ではなくて何故か先生だった。
    状況がよくのみ込めない。
    生徒手帳を返してもらうはずが、どうしてこうなっているのか。
    ただ、急に寒く感じることから布団が剥ぎ取られたらしいことや、
    両わき腹にかすかな重みを感じることから誰かが上に跨っているらしいことは、
    來羽にも何となく勘で分かった。

    え、なに、どうしたの…?

    あまりにも展開が速すぎて、正直ついていけない。
    そんな來羽の困惑を知ってかしらずか、校医はさらに大胆になっていく。
    照明が彼女で隠れているせいで來羽の顔面を影が覆い、
    長い髪の毛が頬にあたって、そこからは良い匂いがする。
    「あ、あの、先生…」
    これは何の冗談でしょうか、とおどけて聞き返したくても、
    彼女は一切笑ってなどいない。
    「ああ、ごめんなさい。これを返すんだったわね…」
    そう言って、彼女は生徒手帳を來羽の胸ポケットに入れたが、
    そのまま指先は制服をつたって鎖骨の辺りまで撫でるように触れていった。
    「これ、前の学校の制服?」
    などと言いながらも、手を休めたりはしない。
    シュルっと音を立てながら、制服のリボンを引っ張り取ってしまった。
    「セーラー服って良いわよね…」
    感慨深げに呟く彼女を見て、來羽は直感した。
    昼休みに、あの生徒が後ろから転入生と分かって被さってきたのは、
    一目で制服の違いを把握していたからだったのだと。
    「脱がしやすくって」
    最後は囁くように、わざと耳元で話す。
    しかし、それよりも來羽にはプチプチとボタンが外れる
    軽快な音の方が耳に入ってきた。
    「なぁにす…うぅん!?」
    さすがに焦って抗議しようとした來羽だったが、
    その声は校医の唇によって塞がれ言葉になることはなかった。
    本日、二度目のキスだ。
    抵抗しようにも、手が動かない。
    そこで初めて來羽は、自分の両手が縛られていることを知った。
    あろうことか、來羽の両手は頭よりも高く持ち上げられ、
    パイプベッドにさっき取られたネクタイで束ねるようにして
    きつく固定されている。

    「見てるだけで良いと思ったんだけどな…」
    「え?」
    長い間口づけを交わしていたせいで、來羽は息を荒げて
    肩を上下に震わせながら返事する。
    「何でもないわ。一年生が何やら面白そうなことを
    やるって言うから、混ぜてもらおうと思って」
    そのまま、彼女は再度來羽にキスをしてきた。
    「まっ…」
    待ってほしいという來羽の申し出も聞かず、
    校医は性急すぎるほどの勢いで口に吸いついた。
    彼女は何度も來羽の上唇を噛んでは執拗に弄り、
    こちらの様子を楽しんでいるようでもあった。
    「うっん…」
    息ができない苦しさに耐えきれなくなった來羽は、
    反射的に顔を逸らそうと試みるも、そのわずかな隙間から
    彼女は狙い通りとばかりゆっくり舌を侵入させてくる。

    どうしよう、私…女の人とキスしてる

    それも、絶世の美女と。
    絡まる舌のヌルヌルした感触が、どうにも表現できないような
    気持ち良さを醸しだしていた。
    不思議なことに、來羽は禁忌を破る罪悪感よりも
    天にも昇るような快感で満たされていた。
    先ほどの教室では、こんな感覚を味わう前に失神してしまった。
    でも、いまの相手は校医だ。
    さっきまで倒れていた自分が、もはや気絶したフリは使えない。
    「んぅっ…や、やめてください!」
    來羽は最後の力を振り絞って身体をよじりながら抵抗する。
    幸いにも、足だけは自由に動かせたので、
    ジタバタと無造作に揺らし彼女を払いのけることに成功した。
    このままでは、『キケン』だ。
    本能的に身の危険を感じた來羽は、すぐに起きあがって出口を探した。

    この部屋、窓がない…!

引用返信/返信 削除キー/
■4982 / ResNo.17)  ★琉さんぇ☆★
□投稿者/ 千春 一般人(1回)-(2007/11/24(Sat) 09:26:59)
    †こんにちは†
    小説面白いです♪♪
    おもしろくて続きが気になる‥‡(゜A`)
    忙しいと思いますが、琉さん続き待ってます。。。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■4986 / ResNo.18)  千春さま
□投稿者/ 琉 一般人(14回)-(2007/11/25(Sun) 10:25:10)
    初めまして。感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
    面白いとは、私にとって最高の褒め言葉なので
    励みになります。
    まだまだ、お話は急展開が続きますが、
    コツコツ更新していこうと思っていますので、
    さっくりお読みいただけると嬉しいです。

引用返信/返信 削除キー/
■4987 / ResNo.19)  (9)
□投稿者/ 琉 一般人(15回)-(2007/11/25(Sun) 16:03:49)
    來羽がカーテンだと思っていたそれは、
    間仕切りに使用されているだけのただの布だった。
    シェルターのようなこの縦長い部屋は、
    奥にある扉以外の出入り口がない。
    それはつまり…事実上の密室を意味している。

    ここ、保健室じゃないの?

    窓がない保健室なんてあるのだろうか。
    それとも、ここは別の…

    「痛っ」
    ふいにピンと張りつめるような鋭い痛みを手首に感じる。
    そういえば、両手は未だ拘束されたままだ。
    手がつかえないと、起きあがるといっても所詮は
    上半身が少しだけ横向きに寝そべるような体勢になれるというだけである。
    ああ、どうして先ほど縛られた数十秒間に気づかなかったんだろう。
    考え事をすると他がおろそかになってしまう來羽は、
    自分で自分を呪いたくなる。
    一番近くの出口から脱出を試みようとするも、
    誰かに助けを呼ぼうにも、それが遥か遠くの彼方に感じて
    來羽は絶望に陥った。

    「あっ」
    首筋に吸いつく唇に、思わず反応してしまう。
    もうダメだ。
    時間切れで校医に追いつかれてしまった。
    吸血鬼に囚われた獲物のように、來羽の身体を震えが襲う。
    彼女は、來羽の関心を惹きつけておいて
    すばやく縛っていたネクタイを外して捨てた。
    代わりに手錠のようなものをはめ、上半身を起こすように持ち上げる。
    さすがは名校医。
    標的となる人物の逆襲に遭っても、すぐに欠点を補ってくる。
    彼女はさらに、何かで湿らせたガーゼのようなハンカチを來羽の口元にあてた。

    あ、コレ…

    來羽の脳裏には、一人の美少女の顔が浮かんだ。
    この香り…彼女にキスされた時のと同じだ。
    途端にビリビリとした痺れが口や鼻から伝わってきて、
    來羽は全身の感覚が麻痺してしまったかのように動けなくなった。

    「一つだけ教えておいてあげる」
    校医は、獲物の背もたれになったような格好のまま、
    後ろから來羽の耳にそっと囁いた。
    「この薬…感覚を奪ってしまう特殊な麻酔薬は、
    私があの黒髪の一年生にプレゼントしたのよ」
    彼女の説明によると、本来これは薄めて使うもので、
    あの少女は濃縮されたまま誤って使用してしまったため
    來羽は気絶したのだと言う。
    「な…えっ?プレゼントって…」
    彼女たちは一体どういう関係なのだろうか。
    強制猥褻とか職権濫用とか抗議すべきことも忘れて、
    來羽は悶々と絡み合う二人の美女の姿を想像した。

    吐息が幾重にも交じり合って、唾液も汗も…その他の体液も全てが滾るように熱い。
    とろけるような愛撫に、舌触りの滑らかな雪のような肌、
    そして時折喘ぐ淫らな声が響く、誰にも邪魔されることのない二人だけの世界…

    ああ、どうしよう…

    眼を閉じても、イメージはなかなか消えてはくれない。
    鳥肌がたつような、でも続きがみたいようなゾクゾクする気持ちを
    膨らませながら、來羽は顔を左右に振った。
    「ただの従妹よ」
    クスクス笑いながら、彼女は再び囁いてくる。
    「あの子は、見た目どおりお嬢様だから、
    滅多にモノを欲しがらない子なんだけど…
    よっぽど気になる相手ができたのね」
    チラリとこちらを見る彼女に、來羽は焦った。
    「わ、私じゃない…ですよ」
    あんな美少女が想いを寄せている相手が自分だなんて、
    とうてい信じられる話ではない。
    同じ町の坂を下ったところにある男子校の生徒の間違いではないか。
    第一、どうして女の子同士で恋愛するのだ。
    おまけに、彼女とはまだ一言くらいしか話していないというのに。

    でも、普通あいさつ代わりに薬を使ってキスしたりする…?

    否定しきれない一筋の疑問にうろたえていると、
    彼女はまた無言で來羽の首に顔を埋めてきた。
    「んっ」
    嗚咽のような敏感な声が來羽の口から漏れる。
    「キスマークはつけないであげる」
    校医は、首の付け根から顎の下までの声帯部分をねっとりと舐めあげる。
    麻痺しているせいで下半身はおろか、上半身までもがいうことをきかない。
    そうこうしているうちにも、彼女はファスナーを下ろし、
    はだけた制服の隙間から手を突っこんできた。
    ひんやりとした指先が這うように、來羽の胸に触れる。
    スリップとブラの上から気配を伺いながら、ゆっくりと擦っていく。
    「んぅ…あっ」
    決して声など出すものかと、必死で堪える來羽の様子は
    校医の加虐性をさらに助長させただけだった。
    「無理しちゃって…」
    冷笑しながら、彼女は來羽の耳たぶを甘噛みした。
    「くっ」
    一際大きく來羽がうねると、彼女は満足そうに微笑んだ。
    「耳も首も…そしてココも。
    感度だけは良好のようね」
    「ハァハァ…か、感度?」
    一瞬、來羽は言っている意味が分からなくなったが、
    すぐに胸元が痛くなり乳首をつままれたことを悟った。
    途端に、体中の危険信号が点滅する。
    「も…もう、やめてください」
    肩で大きく息をしているのに、動悸はちっとも治まらない。
    それどころか、ますます激しくなるのを感じ、
    來羽を複雑な思いが渦巻いた。

    「やめてって…身体は嫌がってないのに?」
    わざと校医は手を休めて、いかにも信じられないというふうに
    大げさに驚いてみせる。
    「…い、嫌がってます!充分」
    來羽は、この日初めて強い抗議の意志を持った眼差しで彼女を睨んだ。
    「…なら、いまから一分間だけ時間をあげるわ。
    この手錠も解いてあげるし、私は何もしない。
    だから、思う存分逃げてごらんなさい」
    その直後、彼女は宣言どおりに施錠された來羽の両手を解放した。
引用返信/返信 削除キー/

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