SMビアンエッセイ♪

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■5217 / ResNo.50)  琉さんへ☆
  
□投稿者/ みぃ 一般人(1回)-(2008/01/30(Wed) 19:31:20)
    初めまして☆
    感想とか書いていいのかなと思いつつ書いてみました(笑)

    いつも楽しく読んでます♪
    すごく読みやすいし、次々続きを読みたくなるくらい楽しいです♪♪


    また、いつでもいいのでのんびり書けるときに続きを書いてください(*^□^*) 
    でわ、失礼しました☆

    (携帯)
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■5227 / ResNo.51)  みぃ様
□投稿者/ 琉 一般人(36回)-(2008/02/02(Sat) 18:19:10)
    初めまして。感想をお寄せいただき、ありがとうございます。
    いまでこそ私も自分で書いた話を投稿なんぞしてみたりしていますが、
    実はこっそり他の方のお話を読む方が好きなんです(笑)
    更新されていないか頻繁にチェックするので、本当は頑張ってほしいと
    お伝えしたいのですが、感想ってどう書けば良いか分からなくって…
    でも、自分の中でひっそりと敬愛しています(笑)
    そんなわけで、貴重なご意見を伺えるのは、私にとって本当に嬉しいです。
    今後もご期待に添えるよう、なるべく早い投稿を目指します。

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■5228 / ResNo.52)  (20)
□投稿者/ 琉 一般人(37回)-(2008/02/02(Sat) 21:01:40)
    中に入った來羽がまず思ったことは、出入り口であるはずのこの場所に、
    何故こんなに人がいるのだろう、ということだ。
    端正な顔立ちをした少女たちが、みな一様にこちらを向いている。
    ある者は間近に立っているにも関わらず興味深げに眼を凝らしてみたり、
    また別の者は遠くから背伸びしたまま首を長くしてみたりと、
    十数人程度の女の子がとにかく我先にと押せおせ状態だ。
    近隣にも有名なサ・フォス女学園の灰色のタータンチェック柄がよく映える
    ワンピースタイプではない制服を着ている子がいるように見えるのは…
    おそらく中等部の生徒だろうか。
    そういえばここは、『中高等部寮』と確かに表示されていたはず。
    つまりは、高等部以外の生徒が歩いていたとしても何ら不思議ではないということだ。

    「早乙女さん?」

    ふと目の前の一人に声をかけられた。
    見ると、彼女は先ほども來羽の名前を確認するように話しかけてきた高等部の生徒だった。
    彼女のいまの話し声のトーンだと、來羽が何も言わないまま黙っているので、
    再度合っているのか確かめるかのような言い方だ。
    「はい」
    彼女は誰なのか、何で自分の名前を知っているのか、
    どうしていきなり声をかけてきたのか…訊きたいことは山ほどあったが、
    自分が早乙女來羽である以上はということで、來羽は尋ね返した。

    「ああ、良かった。ちょうどあなたをお待ちしていたのよ、私たち」
    やわらかく微笑むのは、口調からたぶん上級生だ。
    この学校の制服には学年の違いを示す印はない。
    だから、中等部か高等部かの見極めるならともかく、
    あくまで物怖じしない話し方や落ち着き払った態度から推測するしかない。
    彼女は後ろに数人の生徒を引き連れて、來羽を待っていたと言う。
    面識のないはずの上級生がわざわざ待っていたということで、
    來羽の顔が心なしか強張ったその時…また別に横から口をはさむ生徒が居た。

    「ちょっと待って!早乙女さんを待っていたのは、うちの方が先よ」
    これまた上級生だろうか。
    先ほどの女生徒は眼鏡をかけていて、長くて真っ直ぐな髪にほっそりとした体型が
    いかにも文系のような印象を受けるのに対して、
    こちらの彼女は背が高い上に全体的な肉付きが良い筋肉質な体型をした
    蛭田そっくりのいかにも体育系という印象を受ける。

    「何ですって?あなたたちなんてほんの今さっき着いたばかりじゃない」
    彼女たちが何者にせよ、目の前で繰り広げられている状況は
    決して安心できるものではない。
    むしろ、何だか雲行きが怪しくなってきたと感じるのは來羽の気のせいでは
    ないはずだ。
    彼女たちのちょっとしたいざこざが次第にヒートアップするうちに、
    來羽を囲む人だかりは更なる輪をかけていった。
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■5253 / ResNo.53)  NO TITLE
□投稿者/ ゆみ 一般人(1回)-(2008/02/11(Mon) 00:20:56)
    とても楽しみにしてます。
    頑張ってくださいねP

    (携帯)
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■5279 / ResNo.54)  ゆみ様
□投稿者/ 琉 一般人(38回)-(2008/03/03(Mon) 23:10:55)
    初めまして。久しぶりの更新になって申し訳ないです。
    少しずつですが、今後も書き続けるので
    どうか見守っていただければと思います。

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■5280 / ResNo.55)  (21)
□投稿者/ 琉 一般人(1回)-(2008/03/03(Mon) 23:15:14)
    「はいはい、そこの二人。熱心な部活勧誘も良いけど、
    それは歓迎会が終わってからしてね」
    ポスターらしきものを筒状に丸めた紙で二人の上級生の頭を軽く突きながら
    そこに参戦してきたのは、どこに行っていたのか生徒会長だった。
    「でも、会長…」
    「『でも』じゃない。彼女のお迎え役は立候補しなくても
    もう決まっているの」
    そう言ったきり、背後から來羽の肩を急に力強く引っ張る手が伸びてくる。
    「わっ」

    この感覚…
    前にも…あった

    気がつくと、來羽はやっぱり円の腕の中に居た。
    サラサラ揺れる彼女の髪と、背中を包む柔らかな身体が、
    來羽の鼓動を加速させるには充分な刺激となった。
    けれども、円はというと…來羽を人質にとった犯人のように、
    じっと先輩たちを睨みつけたまま動かない。
    可憐な年頃の少女たちが威嚇しあうように立ち並ぶその場は、
    美しくもありさながら戦慄のようでもあった。
    少なくとも來羽にとっては、居心地の良いものではなかった。

    「こら、ただでさえ時間ないって言ってるのに…」
    苦笑いしながら沈黙を破ったのはまたしても生徒会長だった。
    彼女は、どうにかこうにかその場を取り持ちながら、
    來羽と円の二人に早く部屋に戻るよう告げる。

    「あっ、ちょっと、待ってよ!」
    來羽の戸惑いの声も空しく響かないまま、
    円は片手にスーツケース、もう片手に來羽の手を強く握り、
    勢いよく寮の廊下を突き進んでいった。
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■5283 / ResNo.56)  (22)
□投稿者/ 琉 一般人(2回)-(2008/03/09(Sun) 22:16:46)
    「ねえ…ちょっと」
    來羽の声もいまの円に届くことはない。
    彼女は、こちらを見ることなく一心不乱に
    長い廊下を直進していく。
    引きずられるように歩く來羽の方向からは
    窺い知ることはできないが、
    おそらく…眉間に深いしわをよせて。

    ああ、もう…

    すれ違う生徒に、ちょっとした注目を浴びる。
    彼女たちは、今日の昼休みに一年二組であった出来事を
    知っているのだろうか。
    ふと、來羽の頭をそんな不安が過ぎった。
    女子校の噂は伝わるのが速いと聞く。
    知り合って間もない、ルームメイトの女の子二人が
    出会い頭にキスをした、だなんて
    女子校でなくとも噂の的になりそうな恰好のスキャンダルだ。

    「痛っ!ちょっ…」
    急に來羽の手を握る円の力が強くなった。
    彼女は、來羽の抗議を受け付けようとはせず、
    ひたすら廊下を歩いていく。
    時折、立ち止まったかと思えば、
    エレベーターに乗るだけのためだったりと、
    無駄な行動は一切しない。
    まるで何かにとり憑かれたかのように無言だったが、
    何故か二人が女生徒とすれ違う分だけ円の握力は増していった。
    そんな彼女に、來羽はついて行くだけで精一杯の状態が続き、
    次第にそれはイライラとした感情へと変化した。

    「もう、いい加減に放してよ!」
    我慢の限界に達した來羽は、ついに円の手を振り払って立ち止まった。
    「…何なの?」
    やっとの思いで出てきた声は弱々しくて、
    とても怒りを表現しているようには見えない。
    それは、來羽自身も分かっていた。
    でも、このまま引きずられるように歩いていくのは
    何故だかあまりに恐く感じられて、來羽なりのささやかな抵抗だったのだ。

    少しの沈黙の間、円の反応を気にしていると、
    彼女はおもむろに背を向け一つのドアの前に立った。
    「部屋、着いたわよ」
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■5285 / ResNo.57)  お久しぶりです
□投稿者/ 籠女 一般人(1回)-(2008/03/10(Mon) 10:00:21)
    更新お疲れさまです(^o^)
    色々とお疲れでしょうが完結を目指して頑張って下さい(^O^)v

    (携帯)
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■5287 / ResNo.58)  籠女さま
□投稿者/ 琉 一般人(3回)-(2008/03/11(Tue) 23:54:34)
    こんばんは。そして、お気遣いいただきありがとうございます。
    三章構成のため、まだまだ完結には程遠いですが、
    ゆっくりでも着実にお話は進めていくつもりです。
    春先で、何かと体調を崩しやすい季節ですので、
    籠女さまもお気をつけください。

引用返信/返信 削除キー/
■5288 / ResNo.59)  (23)
□投稿者/ 琉 一般人(4回)-(2008/03/12(Wed) 00:05:13)
    「307…号室」

    一階は総合エントランスロビーになっていて、
    二階には食堂や談話室、ジムといった娯楽施設がひしめいている。
    三階以上は寮生の部屋になるわけだが、
    やはり年功序列が息づく伝統校。
    学年があがるにつれ、高層階の部屋が優先してあてがわれるシステムらしい。
    來羽と円の相部屋となる部屋は、この307号室で間違いないようだった。

    ガチャ…

    静かに開いたドアの向こうには、幻想的な夜景が出入り口のこちらからでも
    よく確認できるほどにキラキラと輝いていた。
    さすがは丘の上に建てられているだけはあって、
    寮室からは絶景ともいえる眺めが見事である。

    「わぁ、綺麗!」
    大都会ほどではなくとも、そこそこ栄えている商業都市ともなれば
    その黄昏は格別だ。
    まだほんの少し夕焼け空に街の明かりが一つ増え、二つ増えとしている光景に
    來羽は見とれ、いつの間にか辺りはすっかり夜の闇に包まれた。

    「あ、いけない…」

    こんなことをしていると、歓迎会とやらが始まってしまう。
    來羽がやっと自分の不手際に気づき、
    部屋の電気をつけようと手を伸ばした時…ふいに後ろから
    誰かに抱きしめられた。
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