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■4949 / 親記事)  人体観測。
  
□投稿者/ JEE 一般人(1回)-(2007/11/20(Tue) 23:39:40)
    2007/11/21(Wed) 04:03:11 編集(投稿者)

    カーテンの隙間から、肌色のものが小刻みにうごめいているのが見える。

    片桐裕は、覗き込んでいた天体望遠鏡の倍率を上げ、それがなにかを観測しようとした。

    激しく上下される腕。汗にまみれた体。レンズ越しにみてもその肌はキメ細やかそうで、ラインからしても女性であることに間違いなさそうだった。
    裕の位置からは腹部しか見ることはできないが、ベッドの上で裸になってひとりで汗にまみれるといえば、彼女にはひとつしか思い当たらなかった。

    オタノシミチュウ。

    ちょうど一年前、天文部があるからという理由だけで選んだ高校の入学祝にかこつけて買ってもらった天体望遠鏡。今日は記念すべき一周年記念の1人観測会、としゃれこんだつもりだった。のだが。

    「すげえもん、観測しちゃったな・・・」

    裕の家は高層マンションの20階にあり、あたりにはちらほら同じようなマンションが建っている。
    たまたまそのうちのひとつに向けたまま調整中、眼に飛び込んできたのがそれだった。

    「でも・・・」

    のぞきはいけない、と思いつつ、裕はその動きから目が離せなくなっていた。
    腕の動きがさらに激しくなってきて、腰が思い切り浮いたかと思うとビクビクと痙攣し、やがてゆっくりとベッドの上に降ろされ、しばらく動かなくなった。

    しばらくしてその影がゆっくりと起き上がると、ちょうど横顔が見えた。
    「あっ・・・!?」
    裕に衝撃が奔った。それは、同じ学年の直海涼子だった。




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■4952 / ResNo.1)  Re[1]: 人体観測。2
□投稿者/ JEE 一般人(2回)-(2007/11/21(Wed) 00:24:27)
    直海涼子。

    ロングの黒髪がよく似合う、その名のとおりさっぱりした雰囲気の子だ。しかし、だからといってオトコのようにさばさばしている、というわけでもない。男子の人気は高いはずだ。生徒会役員をしていることもあってしっかりした印象があった。

    クラスが違うので話をしたことはない。しかし、興味はあった。機会があれば話しかけたいと思っていた。
    はっきりいって、裕のタイプど真ん中だったからだ。

    まだ「好き」だのといった感情はなかったが、腹だけとはいえあんな場面を見てしまうとは・・・
    覗き行為をしたという罪悪感は多少あったが、それよりも誰も知らない彼女の一面をかいま見たようで、気分が良かった。

    今日の「観測会」はやめにして、カーテンの間から見えなかった部分を想像してみる。
    あの腕の先は間違いなく股間にのびていて、細い指でイイトコロをまさぐっていたんだろう。快感に恍惚としている涼子の表情を想像しながら、裕は座ったまま自分の下着に手をつっこみ慰め始めた。

    ぴちゃ・・・くちゅん
    「あっ・・・あぁ・・ん」


    涼子の自慰を見ながら、裕のそこもまた十分に潤っていた。
    勃起したクリトリスのまわりをゆっくりと撫で、たまに力をこめて弾く。
    そのたびに前かがみになった裕の背中が跳ね、だんだんとベッドに突っ伏していく。

    「ふぁあん・・・ぅあっあっ・・・イイッ・・・よぉ」

    一点から快感の波が押し上げてくる。裕はとうとう上半身をベッドに預け、腰を浮かせて好き放題に股間を掻きまわした。

    「あっあッあぅうぅぅ、あいっ・・・イくっいくうぅぅぅ!!」

    直海涼子が絶頂を迎える姿を想像しながら、片桐裕もまた絶頂に達した。
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■4954 / ResNo.2)  Re[1]: 人体観測。3
□投稿者/ JEE 一般人(3回)-(2007/11/21(Wed) 01:14:58)
    翌日。

    20時30分。

    昨日、直海涼子を「観測」した時間だ。

    「今日は、さすがにやってないだろ・・・」

    と思いつつ、一応確認、とばかりに望遠鏡を覗き込む。
    案の定、涼子の部屋のカーテンは閉められていて、怪しげな影もない。

    ちょっと残念、と思いつつおとなしく目を離し、それから明日の一時間目までの宿題があったことを思い出してあわてて机に向かう。
    「あー、結局今日も天体の観測はできないのか〜・・」

    元来星が好きな裕は望遠鏡が手に入ってから基本的に毎日星を見ていた。
    晴れてるのに見れないなんて、と悔しがるも、お勉強もしなければ望遠鏡を取り上げられる。まったく世知辛い世の中だ。

    夜も更けて、四年経ってもさっぱり理解のおぼつかない英語による拷問もあと少しで終わる、というとき、ちょっと息抜きにと空を見ることにした。

    都会では光害でなかなか星は見えづらいが、この時間になるとさすがに住宅地ではそれほど光がきらめいているということもなく、月も出ていないので比較的よく星が出ている方だった。

    暫くすると自然と裕の向く先はある場所へ引き寄せられた。
    涼子の部屋だ。
    さっきは閉じていたカーテンが、昨日よりもかなり大胆に開いている。
    深夜だからといって油断しているのだろうか?

    部屋の中には今は誰もいないようだ。
    と、ドアが開く。
    水色の爽やかなパジャマを着た涼子が入ってきた。
    髪が濡れている。風呂上りなのだろう。
    涼子はこちらに背を向けてベッドの上に腰を下ろし、しばらく雑誌のようなものを眺めていた。

    そのうち、涼子の様子がおかしくなってきた。
    頭を下げ、下を向いた背中が不定期に揺れる。
    右手は胸元を押さえているようだ。
    涼子が上着を脱ぎ始めた。細い肩が露になる。
    ゆっくりと服が下におろされ、背中が見えてきた。

    「まじでか。・・・」ごくり、と裕は生唾を飲み込んだ。

    それでもパジャマは涼子の体にまとわりついて、さっき爽やかだと感じたのが
    嘘のように艶かしく、涼子の体を際立たせていた。

    涼子が横を向く。正確に言えばベッドにまっすぐに乗っただけなのだが、こちらからは涼子の左半身がばっちり見える向きだ。
    裕は涼子の乳房に目を奪われた。発展途上だけあってそれほどの大きさはないが、ピンク色の乳首がツンと上を向いた、張りのある乳房だった。

    思わず裕は机の上にあったデジカメを手に取っていた。月やなんかを観測したとき撮影するのに使っているやつだ。

    再度覗き込むと涼子はズボンと一緒に下着もずらし、昨日は見えなかったあられもない姿の全体像があらわになっていた。

    淫らな体勢で自慰にふける涼子の顔を見ながら裕は興奮を抑えられなかった。
    同時に、「自分が触れてイカせたい、自分のものにしたい」という思いがこみ上げてきた。

    涼子の部屋で事が終わった後、手当たり次第撮影したデジカメの画像を見ながら裕もまた自らを慰めた。

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■4955 / ResNo.3)  人体観測。4
□投稿者/ JEE 一般人(4回)-(2007/11/21(Wed) 02:06:27)
    2008/03/14(Fri) 21:19:44 編集(投稿者)

    さらにその翌日。

    「あぁ〜やっと昼休みだぁ〜」

    四限目、本日二個目の英語の授業が終わり、昼食。

    「ゆうー!!昼ごはん食べよ!」

    春乃と澄香が寄ってくる。

    「おぅ♪じゃーん、今日はお手製コンビニ弁当〜!!」

    「コンビニ弁当なのにお手製って矛盾〜」

    「うるせ!」

    「あははは〜裕、バカだから(笑)」

    こんなかるーい会話ができる、いい友達だ。

    そのとき、ふと廊下を見ると直海涼子がクラスで集めたプリントやらノートを持って1人で通り過ぎていくところだった。日直か、大変ね。

    「部活のことで直海さんに用があるからちょっといってくるわ」

    と二人に告げ、涼子の後を追う。

    「なお・・・」バサバサっ!!

    声をかけようとした瞬間、涼子が持っていたプリントをバラまいた。もとい、落とした。

    「あちゃー」という顔をして、涼子が拾い始める。

    (チャンス!)

    裕も一緒になって拾いはじめた。

    「あ・・・ありがとう」

    涼子が気づいて言った。失敗を見られて少し恥ずかしそうに、はにかんだ笑顔だった。

    (かっ・・・。かわいい)

    「ん、全然いーよ。はい!って・・・また落としそうだね、手伝うよ」

    そういって半強制的に涼子から残りのプリントを奪うと並んで歩き始めた。

    「ごめんね、違うクラスなのに」

    「いーっていーって。ちょうど用事あったんだ。
     私天文部の片桐裕。面白くもなんともないけど友達はゆうって呼ぶ」

    「知ってる(笑)片桐さん目立つから。私は直海涼子。よろしく」

    涼子に知られていた。意外だった。私が目立つ?確かにクラスではチョット、うるさいかもだけど・・・文化部でおとなしく活動してるのに〜。
    でも、涼子に認識されていたことが少し嬉しかった。

    「うん。私も知ってる。なんせ部の命運を握る生徒会会計様だから(笑)」

    それを聞いて、涼子の表情が少し曇った。
    「あぁ。用事って予算のこと?それなら私に権限ないから困るんだけどなぁ」

    裕はあわててフォローに入る。
    「あっ、違う違う!私次の部長になるんだけど、提出する書類でよくわかんないのがあってさ。持ち出せないことになってるから悪いんだけど放課後うちの部に来てくれないかな?」

    「そういうことなら、オッケーだよ」

    あれ?

    誤解を解いた後も涼子の表情は完全には晴れなかった。
    なんか他に気に障ることいったかなぁ。

    少し間をおいて涼子が言った。

    「ねぇ、私も『ゆう』って呼んでいいかな?」

    「大歓迎!じゃ私は涼子って呼んでい?」

    「えっ、うん。そう呼ばれたことないからなんかくすぐったいな」

    といって涼子はまた照れたように笑った。そこでやっと、涼子の表情から曇りが消えた。

    職員室に着くと裕は涼子にプリントを渡し、

    「友達待たせてるから先かえるね〜」

    「うん、じゃあ放課後行くね。どうもありがとう」

    といって二人はわかれた。

    職員室までの短い会話の中で、裕は確実に涼子に惹かれていた。
    あの無邪気な笑顔が、夜になるとあんなに淫らに変わるのか・・・。
    放課後起きるであろうことを想像しながら、裕は教室への帰路を急いだ。

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■4957 / ResNo.4)   人体観測。5
□投稿者/ JEE 一般人(5回)-(2007/11/21(Wed) 03:13:22)
    2008/01/25(Fri) 01:42:23 編集(投稿者)

    同日―放課後。

    今日は水曜日。平日で唯一天文部の活動がない日だ。
    そもそも部員が少ない弱小文化部の部室は校舎の片隅に追いやられるのが常で、
    この学校も例外ではない。
    顧問教師でさえほとんど訪れない辺境の地にある部室で、片桐裕は来るべき時を待っていた。

    コンコン。

    来た!

    裕は椅子から弾かれたように立ち上がり、勢い込んでドアを開けようとして一瞬思いとどまり、平静を装ってゆっくりと言った。

    「どうぞ〜」

    ドアを開けて、涼子が入ってくる。
    「こんにちは。あれ、今日は1人なの?」

    「うん、今日は休みなんだ。まぁ座ってよ」

    涼子を中に促しながら、後ろ手で気づかれないようにカギを閉める。
    おんぼろなので音が出ないように閉められるようになるのに苦労した。

    「ありがとう。それで、書類って言うのは?」

    「まぁまぁ。せっかく友達になったんだからちょっと話でもしようよ」

    「それもそうだね。なんだか生徒会に入ったのはいいんだけど思ったより仕事が多くてせかせかしちゃって」

    「そっかあーでもエラいね。あのバカ会長なんかよりちゃんと仕事こなしてるし。ストレス溜まるでしょ?」

    「ノーコメント(笑)まぁストレスは発散してるから大丈夫」

    「発散?例えばどうやって?」

    涼子がしまった、という顔をした。
    「えっ・・・まぁ、普通にカラオケ行ったり、おいしいもの食べたり・・・」

    「それだけ?」

    「う、うん。そうだけど・・・」
    困ったような表情になり、視線をそらす。

    裕はわざと下から覗き込むようにして涼子の視線を追いかけた。

    やがて視線をはずすと、言った。
    「そっかぁ、私はまたストレス発散のためにこんなことしてたのかと思った」

    「・・・えっ?」

    涼子が顔を上げる。
    目の前にはデジカメが差し出されており、そこに写っているのは他でもない
    涼子自身の痴態だった。


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■4958 / ResNo.5)  人体観測。6
□投稿者/ JEE 一般人(6回)-(2007/11/21(Wed) 03:31:24)
    一瞬事態が理解できない涼子は言葉を失い、血の気が引いていくのがわかった。
    酸素のまわらない頭でやっとのこと理解し、

    「なっ・・・なによそれ、返してよ!」

    と裕のもつデジカメに向かって飛びついた。

    が、いかんせん涼子の身長は161センチとそれほど低いわけではないが、
    昔バレーもやっていた裕は175。
    たちあがって腕をあげられれば到底届かず、かえって裕に抱きつく形になった。

    裕はここぞとばかりに涼子の腰に手を回し抱き寄せた。
    「返してって?このデジカメ、涼子のじゃないよね?」
    耳元で囁く。

    「いやっ、離して!んっ・・・」

    離せといわれてはいそうですかとは行くわけがない。
    裕はかまわず唇を奪った。
    正直なところ、裕は間近に感じた涼子のぬくもりと柔らかさ、そしてその芳しい香りにくらくらきていたのだ。

    抵抗する涼子の柔らかな唇をひとしきり楽しんだ後、抱きしめたまままた耳元に口をもっていき、吐息をかけるように話す。

    「カーテンも閉めないでこんなやらしいことしてるなんて、生徒会の皆が知ったらどうなるだろうね?」

    ぴくん。耳にかかるかかからないかくらいの息に敏感に反応して、涼子の体が震えた。
    「あっ・・・。お願い、やめて・・・」
    もともと頭のいい子だ。抵抗がやんだ。
    顔は真っ赤になり目は潤んでいる。声も涙声だ。

    ちょっとかわいそうかな、とは思ったがここでやめては意味がない。
    始めてしまったからにはやり遂げなくては。
    それに、元来Sッ気のある裕にとってはそれすら興奮を高めてくれる材料だった。

    裕は答えず、黙って口元を首筋に移動させた。
    きれいな首筋を、鎖骨から上へ向かってつぅーと唇でなぞる。

    「んはぁぁ・・・・・・」
    涼子の口からなんともいえないため息が漏れる。
    ・・・感じている。

    裕はそのままうなじに向かって唇を這わせた。
    その間にも左右の手は涼子の体を撫で回し、まさぐっている。
    ブレザーの下から手を差し込み背中をさすり、スカートを捲り上げて尻から太ももにかけてゆっくりと上下させる。

    「あっ・・・はっ・・・んん・・・・・・」
    涼子は必死に声を抑えようと我慢しているようだが、裕の唇が、手が、指が体の上をはしる度ピクピクと震え小さな声と吐息が漏れる。

    「涼子・・・こんな状況なのに感じてるでしょ。やっぱり、淫乱なんだ」

    「やぁっ・・・ちが・・・あぁっ!」
    涼子に最後まで言わせず、裕は耳たぶに噛み付いた。
    そのまま息を吹きかける。
    「ああぁあぁん!」

    「耳、好きなんだね・・・チョー敏感だよ」

    「いや・・・そんなこと・・・」

    わざと局部を除いて体中まさぐられるうちに、涼子の目がとろんとしてきた。
    今までは抵抗がやんだといっても裕から離れようとしていたのに、
    いまや半分体を預けるような状態になっている。

    そこでいきなり裕は涼子を解放した。


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■4959 / ResNo.6)   人体観測。7
□投稿者/ JEE 一般人(7回)-(2007/11/21(Wed) 04:01:04)
    「えっ・・・?」

    いきなり突き放された涼子はよろめいてそのまま後ろにあったソファに座り込んだ。
    長い黒髪もブレザーもスカートも、さんざん裕の手でかき回されて乱れきっている。

    「涼子がどうしてもいやだっていうなら、やめてもいいよ。ドアのカギは中から開くし、今のうちに逃げたら?」

    「・・・・・・・・・・」

    それを聞いてほっとしたような期待が外れたような複雑な表情をした涼子は、
    荒い息をつきながら乱れた服を直そうともせず、不安げに裕のデジカメを見つめる。

    「あぁ、コレ?これはもちろん私のだから返してはあげられないよ。
     まぁ、盗撮写真だから表にはでないんじゃない?」

    表には。

    暗に、「裏に流す」と言っているようなものだ。

    「どうする?逃げないの?」

    涼子は泣きそうになりながら唇をかみしめた。

    「ゆう、ずるいよ・・・」

    選択肢はない。

    だが、裕は心外とばかりに言った。

    「ずるい?ずるいのは涼子じゃん?私に犯されるふりして気持ちイイ思いしようとしてるんだもんね?私は涼子が素直になれるようにしてあげてるだけだよ」

    「・・・・・・・・・・・!」

    ズバリ言われて、涼子は声も出ない。

    「ハイ、もうタイムアップ!」

    裕は涼子の座っている古いソファに涼子を押し倒した。
    ぎしっ・・・と音がする。

    「『脅された』かわいそうな涼子ちゃん、言うこと聞かないと・・・
     わかってるよね」

    言うが早いか、裕は涼子の唇に唇を重ねた。

引用返信/返信 削除キー/
■4961 / ResNo.7)  面白いですね!
□投稿者/ ふら 一般人(1回)-(2007/11/21(Wed) 08:42:53)
    この先の展開がとても楽しみです。
引用返信/返信 削除キー/
■4965 / ResNo.8)  人体観測。8
□投稿者/ JEE 一般人(8回)-(2007/11/21(Wed) 19:10:20)
    二度目のくちづけ。

    さっきは裕の強硬姿勢を見せるために抵抗するのを押さえつけて乱暴にしてしまったが、今度は違う。「脅されて観念した」涼子の、それでもまだこわばっている唇をほぐすように優しく、唇ではさむようについばむ。
    涼子を押し倒したソファの座部に片肘をついて身体を支え、空いた手で首筋や耳、胸元をかすかに撫でながら、裕は涼子が自分から唇を開くのを待った。

    「んっ・・・はぁ・・・・・・」
    ちょうど裕が口角の辺りをちろちろと舐めたとき、涼子が切ないため息を漏らしうっすらと口をあけた。
    この機を逃さず、舌を滑り込ませる。

    ぬるっとした感触にぎょっとしたのか、涼子が目を見開いて一瞬逃れようとする。
    裕は気づかないフリをして涼子の口の中をさぐり、あちこちを刺激しながら舌を探し出した。
    ぴちゃ・・・と音を立てて、裕と涼子の舌が絡み合う。
    「あふ・・・・・・」
    柔らかな粘膜が触れ合って生み出す初めての感触に涼子は戸惑ったが、嫌悪感は感じなかった。むしろ心地いい。目を閉じ、うっとりと感じ入っている。

    深く長いキスをしながら、裕は次の段階に移ろうとしていた。
    鎖骨を撫でていた手が、ブラウスの下に入り込み肩をつたってブレザーごとブラウスをはだけさせた。いつの間にか、ボタンははずされている。
    人前でさらされたことのない白い柔肌があらわれた。

    「あ・・・!や、やめて」
    いまやズレまくって意味をなしていないブラジャーが涼子の乳房に食い込み、余計に卑猥に演出している。
    「フロントホックだ・・・。実はこういうの、期待してたんじゃないの?」
    図星なのかなんなのか、頬を染めて目をそらす涼子のブラジャーを外し乳房を解放した。

    ・・・キレイだ。

    レンズ越しに見るよりもずっと、きれいだった。
    「んぁっ!?」
    裕は欲求に襲われいきなり乳首にしゃぶりついた。
    唾液をたっぷりとつけて円を描くように舐め、勃起してくると舌で弾き、吸い付きながら口の中で転がす。
    「あぅっ!あん!あぁっ・・・!やだぁ・・・」
    裕の舌の動きに合わせて涼子の体が跳ね、喘ぐ。
    裕の頭に添えられた指先が髪の毛を強く掴んで、少し痛い。

    裕は舐めながら涼子の表情を盗み見た。
    目をつむり、きれいに整えられた眉は八の字に歪み、口は半開きで舌の先がのぞいている。本気で嫌がっているようには見えない。

    「涼子・・・めっちゃエロいカオしてる」
    興奮を抑えられず息を荒くしながら、裕が言った。
    「エロくなんか・・・あっ・・・ない」
    「そうかな?じゃああとで見せたげる」
    いつの間にとりだしたのか、涼子が目を閉じているのをいいことに裕はまたも写真を撮っていた。デジカメを掲げてにっこりと笑いかける。
    「えっ?そんな・・・お願い、もうとらないで」
    「ん〜それは約束できないなぁ。涼子って感じてるときすごいイイ顔するんだもん。私ね、星も好きだけど写真も好きなんだ」

    言うと裕はまた涼子の乳首にしゃぶりつき、さらにブラウスの上からもう片方の乳首を指で弾いた。涼子は今までにもまして激しく反応した。
    「あああぁっ!!うぁあぁん!ふぅっ・・・はぁぁあぁ・・・んっ」
    「両方が好きなんだ・・・欲張りだね。だから家でも毎日自分でシテるんだ」
    乳首の上を行き来する指を休めず、コトバでも責める。

    「あんっ!ま、毎日なんて。してなっあぁっん」
    休みなく与えられる刺激に身体を震わせながら、涼子は必死に弁解を試みる。
    「そうなの?じゃ週何回くらい?」
    「ご・・・5・・回・・・・・・あっ・・・」
    普通ならば答えるはずのない問に、しかしここに至って思考回路がおかしくなっている涼子は素直に答えた。

    「5回も!?それってほとんど毎日じゃん!
     涼子って私が思ってたよりずーっとインランなんだねー」

    「うぅう・・・・・・」涼子はとうとう涙をこぼしながら屈辱に耐えている。
    しかし、もう完全に抵抗する気配はない。
    片腕で身体を支えるのがしんどくなってきたのと両手を自由に使いたいのとで、
    裕は体勢を変えることにした。

引用返信/返信 削除キー/
■4966 / ResNo.9)  ふらさんへ
□投稿者/ JEE 一般人(9回)-(2007/11/21(Wed) 19:13:10)
    感想ありがとうございます!

    初めて書くので矛盾点等ご容赦ください。

    気まぐれ更新になるとは思いますが完結まではもってきたいと思ってるので
    温かい目で見守ってやってください。
引用返信/返信 削除キー/

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