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■5121 / ResNo.10)  9、優子の部屋---私のものにしたい!先生を!
  
□投稿者/ 麻琴 一般人(11回)-(2008/01/13(Sun) 23:34:29)
    「先生!入って」

    なんだかはしゃいでいる。

    手首を掴まれ部屋に案内された。

    なんてかわいいお部屋なんでしょ!

    『ねぇ、三咲さん』

    話しかけた途端、優子が抱きついてきた。

    『ちょ、ちょっと待って』

    「少しだけ。少しだけだから」

    そう言い優子は思い切り抱きしめてくる。

    優子のシャンプーの香りか?甘い香りが鼻をくすぐる。

    30秒か・・・1分か・・・・どれだけ経過しただろうか。

    優子がゆっくり離れ、私にソファーをすすめる。

    『ねぇ三咲さん。どういうつもりなの?』

    私はゆっくり口を開いた。

    「私は欲しいものが手に入らなかったことはないんです。」

    かわいい顔で無邪気に言われるとチョット恐い。

    『学校とは随分違う言い方ね。それはどういう意味かしら?』

    「言葉通りです。欲しいものは必ず手に入れます」

    『その言葉は私に向けて言ってるの?』

    「はい」

    微笑んでいる。恐っ!

    『私は何を求められているのかしら。

     会長の力を借りてまで私を呼んだってことは、あなたも何か考えての事なんでしょ?』

    優子はまっすぐ私を見て言う。

    「この間学校でお話した通りです。私のものにしたい。先生を・・・」
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