| 『!!!??』
麻衣は驚き目を見開いた。
クチュ……
麻紀は麻衣の唇の中に舌を滑らした。
『ちょっ……麻紀…ちゃ……』
麻衣の言葉を遮るように麻紀は舌を絡ませ、右手を麻衣の胸に置いた。 麻衣は驚きと恥ずかしさと恐ろしさが込み上げた。
『ん……ぃ…いやっ!!』
麻衣は麻紀両手でを突き飛ばした。
「ちょっと麻衣…静かにしなよ」
『ハァッ…ハァ……どっ…どぉして、こんなことするの?』
麻衣は初めて見る麻紀で戸惑っていた。 喧嘩もあったけど、いつも明るくて元気で騒がしい位の麻紀が麻衣は大好きだった。 しかし今目の前にいる麻紀は今まで見たことのない麻紀だった。
「どぉしてって?麻衣を誰にも渡さない為だよ…麻衣を私のモノにしたいんだよ」
そう言い再び麻衣に覆い被さった。今度は突き飛ばされないように両手を掴んで封じた。
『やだ……麻紀ちゃんっ!やめてよぉ』
暴れる麻衣とは逆に麻紀は冷静に部屋を見渡した。 ベッドからすぐ手が届くところに麻衣の制服が掛かっていたので、手を延ばしそこからネクタイを取った。 そしてネクタイを持ち、麻衣を見下ろし静かに微笑んだ。
(携帯)
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