| 百香は空にしがみつくように両腕を首に回した。 空は右手で首筋をやさしく撫で上げながら、耳たぶを軽く噛んで、吸い上げる。 「んんっ…!あっ!」 それだけで百香は色っぽい声をあげた。 窓を閉めたせいか、さっきよりも声はおおきい。
「めちゃくちゃエロいんですね……」空が興奮でかすれた声で呟いた。 その声と吐息にも反応して身体をビクンと震わせる百香。 「……もっと、」
そう言うのと同時に、 右手で百香の身体に巻かれていたバスタオルをぐいっと強引に引き下げた。
「あぁん!!」 いきなりバスタオルに乳首をこすられ、百香は叫びに近い声をあげた。
「もっと、気持ちよくなりたいですよね?」 百香の目を見て、空が訊いた。 「うん………もっとキモチよく、して…あっ!」 答えるのと同時に、空の指先が百香の乳首に触れてた。 本当に触れるか触れないかくらいの軽いタッチにも反応して、声を出してしまった百香は恥ずかしそうに目を伏せた。
「モモさん、手、後ろについてください」 言われたとおり百香が後ろ手に身体を支える姿勢をとった。 それでも、百香のふくらみはきちんと形を保ったまま、乳首は少し上向きで空を誘ってるように動いた。 空は、そのふくらみを下から受け止めるように両手でつかみ、軽く揉みあげながら、乳首にそっと唇を近付けた。
「はぁ……ん」 先程の耳へのそれよりも、軽めの愛撫。 柔らかい唇で触れるか触れないかくらいのタッチに、百香はもどかしさを感じた。
(―なんか、すっごい…恥ずかしい)
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