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■6412 / 親記事)  検診
  
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(1回)-(2011/10/04(Tue) 21:04:58)
    「はい、次の方お入りください」
    簡易壁で区切った診察室から凛とした女医の声が聞こえた。
    同時に、看護婦が由美子に声をかける。
    「田崎さん、どうぞ」
    由美子は立ち上がり、診察室の中に向かう。

    田崎 由美子、24歳。
    県の福祉協議会の事務を担当している。
    職員は毎年必ず健康診断を受診しなければならず、別館のフロアに
    設けられたスペースで、身体測定、採血などを済ませた後、最後に
    問診を受けるようになっている。
    職員は、由美子の他にも数十人在籍しているが、皆午前中早くか、
    あるいは別の日に診察を済ませていた。由美子は他部局からの電話
    対応で遅れをとり、午前ぎりぎりに診察に向かったのだ。そのため、
    待合椅子に待っていたのは由美子だけであった。

     由美子は、決して目立つタイプではないが、職場では同性、異性
    を問わず憧れの目で見られていた。鎖骨まである清楚な色素の薄い髪
    が、きめの細かい白い肌を一層引き立たせていた。ぽてりとした薄い
    ピンクの唇、すっと筋の通った首筋、やわらななラインを描く鎖骨。
    小柄ではあったが、同性であっても一度触れてみたいと思わせる不思
    議な魅力があった。
    本人はそんな自分の魅力を全く意識せずに、仕事に熱心に取り組む
    タイプで、それがまた周囲を魅了する一因でもあった。

    「田崎さん、どうぞおかけ下さい」
    看護婦に促され、由美子は中に入り、丸椅子に腰掛け、前の肘掛椅子に
    座っていた女医に軽く会釈をした。
    「先生、田崎さんで最後です」
    看護婦の声にうなずく女医の顔を見上げた由美子は 少し息をのんだ。
    (きれいな人・・・)
    由美子とは異なるタイプであるが、女医は凛とした美しさを兼ね備えた
    女性であった。
    長くスラッとした足を組み、白衣に身を包んではいるが、メリハリの
    ある体のラインが見てとれた。何よりキリっとした黒い瞳の輝きは、
    吸い込まれそうな輝きを放っていた。
    「田崎由美子さん で間違いありませんね」
    女医は、カルテと由美子を交互に見ながら、肘掛け椅子を回し、由美子の
    方に体の正面を向けた。
    「はい」
    由美子は、一瞬女医の美貌に見とれた自分を少し恥じ、頬を赤らめながら
    壁の方に目をやった。
    女医は、由美子を見ながら口角を上げて微笑んだ、そして由美子に椅子ごと
    少し近づきながら そっと両手を上げ、由美子の首筋から顎のラインにかけて
    両手を沿え、ゆっくりと由美子の顔を正面に、女医の方に向けさせた。
    「はい、検診をしますので、こちらを見てください」
    ・・・ゴクリ・・・
    由美子は無意識に口内の唾液を飲み込み、首筋を緊張させた。
    女医の指先が、頬の後ろから顎の下にかけての首筋の敏感なラインに、触れて
    いたからである。
    まるで女医の指に自分が感じているような気がして、また それを女医に悟
    られやしないかと 由美子はあらぬ心配をした。なぜか心臓が少し高鳴る。
引用返信/返信 削除キー/
■6413 / ResNo.1)  検診2
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(2回)-(2011/10/04(Tue) 21:20:18)
    由美子は、女医が由美子のそんな気持ちを察するはずがないと思いながらも、
    女医の黒い瞳と目を合わせれば、分かってしまうのではないかと案じ、再び
    壁の方に目を泳がせた。
    女医は、微笑みながら、由美子の首筋に触れていた指先を顎の方にゆっくりと
    動かした。
    その刺激で、由美子の思いとは裏腹に、由美子の肩は一瞬ではあるがビクっと
    すくんだ。
    由美子にそんな気があるのではない、ただ首筋はおそらく人一倍敏感なのだ。
    あっ、と思ったが、検診なのだから不自然なことではないと、由美子は自分に
    言い聞かせた。その矢先、女医が両手を下ろし、こう言った。
    「首筋は、誰しも敏感ですから、恥ずかしがることはないのですよ。
     でも田崎さんは特に敏感のようですね」
    由美子は耳を疑った。検診で、しかも女医に、そんなことを言われるとは思い
    もしなかった。心の内をずばり言い当てられたようで、顔から火が出るほど
    恥ずかしかった。女医は続けた。
    「心配ありませんよ、自然な生理的反応ですから。健康ということでしょう。
    それでは心音を聞きますので、上着とブラジャーを胸の上まで上げてください」
引用返信/返信 削除キー/
■6414 / ResNo.2)   検診3
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(3回)-(2011/10/04(Tue) 21:59:13)
    由美子にとっては恥ずかしい現象を美貌の女医にずばりと言い当てられたことで、
    いつもの検診なら、検診だからと何も思わないようにしている行為、検診器を
    当てるために上着と下着を捲り上げるという行為が、今 由美子にとって相当恥ず
    かしいことに思えた。
    しかしそんなことで怖気づいていては、服を捲り上げないでいては女医に余計に
    変に思われてしまう、由美子はそんな気持ちを悟られないよう、俯き気味に、上着
    とブラジャーを乳房の中ほどまでおずおずと捲り上げた。
    女医は、誰も気づかないほどの瞬間ではあったが、由美子の白肌を見つめた。
    そして、再び口角をあげて微笑みながら、由美子の服の裾を今より5cmほど
    持ち上げた。そのせいで、由美子のツンととがった乳首が、ヒンヤリとした
    仮の診察室の空気にさらされた。女医は言った。
    「検診器をあてるので、服は上げておいてくださいね」

    由美子は、女医の医療行為に疑問を持つはずもなく、けれど乳首が、外気に晒さ
    れている事実に、更に動転した。しかし服を下ろすわけにもいかない。状況を受
    け入れるしかない。検診なのだから。

    そんな由美子の動転を他所に、女医は検診器を由美子の白肌にそっとあてがう。
    冷たい検診器の感覚が、由美子の腹部から、乳房の下、間、乳房の上、外へと
    這っていく。しかし、這っていたのは、検診器だけではなかった。検診器を持つ
    女医の残りの指が、同じような動きで由美子の肌に触れていた。
    それが、由美子の乳首をスッとかすめ、すぐ横で止まった。
    由美子は、感じているわけではないと思おうと必死だった、しかしその存在を意
    識せずにはいられなかった。女医の指が、明らかに由美子の乳首の横側に触れて
    いた。抗議をするべきか否か、由美子は迷った。けれど何て言おう?意識してる
    ように思われたら?そう思うと、由美子にできることは、医療行為だからと思い
    こむしかなかった。
    その時、女医はおもむろに切り出した。
    「田崎さん、心音が少し早いですね。ここに来られる前、少し走られたりしまし
    たか?動悸の傾向があるのかしら」
    女医はそう言いながら、引き続き由美子の乳房に検診器を這わせた。
    由美子は、自分に落ち着け、これは検診だと念じながら、
    「階段を上がったので・・少し緊張もあるかもしれません」
    と少々抗議の念も込めて答えた。
    しかし女医はその抗議の意味を捉えてやるでもなく、やはり時折由美子の乳首に
    指をそわせながら、
    「体を動かしたのなら、心音はもうおさまってくるはずですが、そうでもない
    ので、動悸の傾向があるのかもしれません。詳しくは精密検査でないとわから
    ないわね。さぁ、後ろを向いて、服はそのままで」
    と、やっと検診器を下ろし、由美子に後ろを向くよう促した。
    背中に検診器をあてるなら、服は、前側は下ろしていいはずである。しかし、
    女医はそのままでと念を押した。
    由美子は仕方なく、服を上げたまま、椅子を回して背中側を女医に向けた。
    その時、先ほど由美子を中に案内した看護婦と目があった。由美子はそこで初
    めて、看護婦が最初から由美子の後ろに立っていた事に気づいた。由美子が後
    ろを向いたので、看護婦とは正面同士で向き合うこととなったのだ。

引用返信/返信 削除キー/
■6415 / ResNo.3)   検診4
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(4回)-(2011/10/04(Tue) 22:22:08)
    女医も相当の美貌の持ち主ではあったが、看護婦もまた清楚な黒髪の美女であった。
    ナースキャップをはずし、スーツに身を包めば そのまま美貌のニュースキャスター
    として登場しても何ら違和感のない、凛とした美しさをたたえていた。
    そんな美しい女性に、服を捲り上げた状態の姿を見られことが また恥ずかしく、
    由美子はただ頬を赤く染め俯いた。
    その間にも、女医は服の裾から手を入れて、由美子の背中に検診器を這わせた。
    そして由美子にとってはとても長く感じられた検診が終わった。
    これで開放される。由美子は思った。
    これが始まりだとは、夢にも思っていなかった。
    女医と看護婦をのぞいては。

    「田崎さん、服を下ろしていいですよ。こちらを向いてください」
    女医は由美子に女医の方を向くよう促した。そして続けた。
    「田崎さんは、動悸の傾向があるようです。詳しいことは、精密検査をして
    みないと分かりません。再検診が必要と診断結果で書いておきますので、後日、
    来診なさってください。詳細は人事課から連絡があると思いますので、必ず
    お越しになってください」
    再検診?今までそんな診断結果がくだったことはなかった。
    由美子自信、健康を自負していたのだ。動悸ぐらいで、と思ったが、再検診を
    受けないわけにはいかない。
    「わかりました、ありがとうございました」
    由美子は答え、着衣を正してから診察室を後にした。
    その背中に、女医と看護婦の熱い視線が注がれていたことも知らずに。
引用返信/返信 削除キー/
■6416 / ResNo.4)  検診5
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(5回)-(2011/10/04(Tue) 23:41:27)
    くちゅ、くちゅ、ずちゅ・・・
    診察室に響き渡る、淫猥な 湿った水音。
    診察台には、一人の女性が手足を固定された状態で横たわり、絶えず与えられる
    耐え難い甘い刺激に身をよじらせていた。
    白い肌に、汗の粒を浮かべながら、自由にならない手足をひきつらせ、身悶える
    その姿は、この上なく淫らで美しかった。
    その女性に絶え間ない愛撫をくわえるのも また女性であった、しかも2人。
    2人は、診察台に固定された女性を取り囲むようにして、一人は乳房に柔らかな
    舌を 指をはわせ、もう一人は、開かせた脚の間、女性の最も敏感な部分に 弱く
    時に 強く指で刺激を与えつつ、もう一方の指で、秘部に浅く 深すぎず指をつき
    入れ、Gスポットに刺激を与えていた。
    「はっ、う・・あぁぁ・・・も、もう、、ゆるし て・・おねが・・あっ!い・・」
    「フフ、いきそう?いっていいのよ、ほら、ここが気持ちいい・・・」
    秘部を愛撫していた女性の指の腹が、的確に、刺激でぷくっとふくらんだ場所を
    絶え間なくすりあげていく、どうしようもなく、高みに持ち上がられる。
    「いっ・・!ぅぁ・・いクッ・・・い、ク・・・!」
    診察台に固定された女性が、その刺激で弓なりに体を大きく反らし、自らの意思
    に関係なく体は、快感の果てに登りつめた。なんで・・
    「はぁっ・・ん・・く・・ぅ、、あ、ぁ、ぁ」
    女性が高みに登りつめた後も、刺激を弱めながらもその動きが止まることはない、
    再び快感の渦に深く飲み込まれる。また・・
    「あぁ・・あなたがイク姿、いいわ・・もっと、もっと見せて」
    2人の女性は、興奮に頬を赤く染め、絶え間ない刺激を与え続ける。
    そして微笑みながら、言った。
    「さぁ、由美子・・もっと見せて」

    -----------------------------------------------------------------------

    後日、女医の言ったとおり人事課から再検診の事務連絡を受け取った由美子は、
    指定された日時に、指定された診療所を訪れた。
    そこは、由美子の住む町からは車で2時間ほど離れた山間にあったため、診療は
    午前中で終わる予定であったが、午後からは有給をとって休みの予定を上げてお
    いた。明日は週末で休みのため、ちょっとした休養を取れると由美子は思ってい
    た。

    別荘のようなたたずまいの木造の診療所の引き戸を開け、由美子は中に足を踏み
    入れた。
    玄関横の受付にいたのは、先日の検診で顔を合わせた看護婦だった。
    「こんにちは、先日受診した田崎ですが」
    由美子は軽く会釈をし、看護婦に書類を手渡した。
    看護婦は、微笑みながら書類を受け取り、
    「田崎さんですね、お待ちしておりました。先生を呼んでまいりますので、
    待合室でしばらくお待ちください」
    と言って、奥の部屋へと姿を消した。
    由美子は、すぐ横の待合室のベンチに腰を下ろした。
    前回職場での検診の時のように、待合室には由美子1人であった。

    ほどなく、受付横の診察室の扉が開き、さきほどの看護婦が姿を見せた。
    「田崎さん、お待たせいたしました。どうぞ診察室へお入りください」
    由美子は立ち上がり、招かれるまま診察室へと足を踏み入れた。

    「失礼します」
    診察室では、先日由美子を検診した女医が、肘掛椅子に腰掛けて、机上の
    カルテに何やら書き込みをしていた。診察室の向こう側にはおそらく診察台
    があると思われたが、カーテンで仕切られており、様子を伺うことはできな
    かった。

    「先生、診察よろしくお願いします」
    看護婦が女医にそう声をかけると、女医は由美子の方に体を向けた。そして、
    「田崎さんですね、どうぞ、おかけになってください。貴重品はそちらのカゴに
    お入れになってください」
    と、丸椅子に座るよう由美子に促した。
    由美子は、カバンをカゴに入れ、丸椅子に腰をかけた。



引用返信/返信 削除キー/
■6417 / ResNo.5)  NO TITLE
□投稿者/ 知子 一般人(1回)-(2011/10/06(Thu) 18:45:43)
    続きがきになります(>_<)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■6418 / ResNo.6)  Re[6]: NO TITLE
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(6回)-(2011/10/06(Thu) 21:39:09)
    知子さん、見てくださってありがとうございますm(_ _)m
    連休中に書き上げる予定ですので、お楽しみにお待ちください (^o^)
    責めあげますよ〜(笑)
引用返信/返信 削除キー/
■6419 / ResNo.7)  検診6
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(7回)-(2011/10/06(Thu) 22:44:34)
    由美子はしばらくの瞬間女医を見つめ 思った。
    (やっぱりきれいな先生だな・・・)
    その気があるわけではない、しかし同性であっても、その美しさを意識せずに
    はいられなかった。
    由美子もまた、周囲からは羨まれるほどの美貌の持ち主ではあるが、保護欲を
    くすぐるそのどこか はかなげな美しさとは別に、女医のそれは凛とした、咲き
    誇る一輪の牡丹のような 妖艶な美しさがあった。

    「田崎さん、前回の検診で動悸の傾向がありましたので、今日は心音を中心に
    検査をします。後ほど機械で測定しますが、まずは前回のように簡単に検診を
    しますので、上着とブラジャーを上げていただけますか」
    女医の言葉にふと我に返った由美子は、少し顔を赤らめながら、うつむきがち
    ではあるが 病院という安心感からか、前回よりは少し堂々とした素振で上着と
    ブラジャーを胸元まで捲り上げた。

    女医は そんな由美子をどこか熱のある視線で見つめながら、一瞬の間をおいて
    聴診器を由美子の白肌にそっと這わせた。
    腹部、脇腹、みぞおち、そして乳房へと、ひやりとした聴診器をすべらせる、
    ゆっくりと。
    一箇所にとどまるでない聴診器と、添えられた女医の指は、なぜか特に由美子の
    乳房の上をなめらかに這った。それはまるで愛撫そのものだった。
    今度こそは意識しまいと誓っていた由美子ではあったが、敏感な乳房はその
    やわらかな刺激を感じずにはいられなかった。
    自らの意思とは裏腹に、由美子の鼓動が早まる。
    (もっと触って欲しい・・・)

    女医は、そんな由美子の思いを知ってか知らずか、聴診器の動きを乳房の上で
    止めた。そしてしばらくの間 その音に耳を傾ける。
    トクン、トクン、トクン、トクン・・・
    しばらくの後、女医は聴診器をそっと下ろした。
    由美子は緊張から解放されたせいか無意識に小さなため息を吐いた。
    「田崎さん、やはり動悸の傾向が著しく見られます。これから隣の部屋で精密
    な検査を行いますので、そのままお待ちください。看護婦が案内します」
    女医はまるで由美子を安心させるように微笑みながらそう言うと、くるりとひ
    ざ掛け椅子を机の方に向け、再びカルテに何かを書き込んでいった。

    そのままといっても もちろん服は下ろしていいだろうと、由美子は思いながら
    捲り上げた服をそっと下ろした。そしてほぼ同時に入り口のドアが開いて、受付
    に居た看護婦が姿を見せた。
    由美子が椅子ごとそちらを向くと、看護婦は微笑みながらカーテンの方に歩み
    寄り、それをサっと開けて言った。「田崎さん、ご案内いたしますので、こち
    らにお越しください」
    由美子は立ち上がり、導かれるまま看護婦の方へと向かった。

    カーテンの向こうには、白い診察台があった。
    その横には、いくつかの機械と、いかにも病院といった銀色のトレーが並んで
    いる。トレーの上には、由美子にはどんな使い方をするのかも分からないよう
    な銀色の器具が整然と並んでいた。

    看護婦は、片手に持っていたバスタオルを診察台の上に広げながら由美子に言
    った。
    「これから心音を測定しますので、服をお脱ぎになってこちらに横になってくだ
    さい」

    由美子は一瞬慌て驚く。そして尋ねた。
    「服って、あの、下着もですか?」

    それを聞いた看護婦は動きを止め、由美子の方に顔を向け、微笑みながら答えた。
    「そうです。でもパンティは履いていてくださって結構ですよ」

    その言葉は、由美子を少なからず安心させたが、羞恥心を取り去ることはできな
    かった。パンティ以外は裸になるということだから。
    そんな姿で心音を測定するなんて聞いたことがないが、2次検診を受けるのは初
    めての由美子にとって、それが一般的であるかどうかを判断する材料を持ち合わ
    せてはいなかった。
引用返信/返信 削除キー/
■6420 / ResNo.8)  検診7
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(8回)-(2011/10/06(Thu) 23:27:58)
    そんな由美子をよそに、看護婦はてきぱきと診察台と機器類の準備をこなしている。
    看護婦が部屋を出て行く雰囲気はなく、それが由美子の羞恥心をさらに高める。
    ここで、今、看護婦さんの前で服を脱いで、横になる?
    女性同士、しかも診察なのだから、気にすることなんてない、由美子は自分に
    そう言い聞かせるが、羞恥心が邪魔をする。
    そんな由美子の気持ちを見透かしてか、看護婦は由美子に再び催促する。
    「田崎さん、さぁ服をお脱ぎになって、横になってください」

    仕方ない、嫌だと帰るわけにもいかない。
    由美子は意を決し、シャツのボタンに手をかけて、一つずつはずしていった。
    最後のボタンをはずし終えたとき、ふと視線に気がついた。
    視線をたどると、作業を終え、診察台の横に立つ看護婦と目があった。
    看護婦は、由美子から視線をそらすでもなく、二コリと微笑んだ。

    見られてる・・・
    由美子は、頭の後ろに冷たさを、そして背筋に緊張を感じた。
    視線の持ち主が年の離れた年配の看護婦であれば、それでも何とか気にせずに
    いられただろう。
    しかし相手は、自分とそれほど離れてはいないであろう若く美しい女性であり、
    しかもこちらをじっと見据えている。

    気になるのでこちらを見ないでくださいと言うこともできたかもしれない。
    しかし内気がちな由美子は、相手は変なふうに思ってもいないのにそんなこと
    を言われたらどう思うだろうか、などとくよくよ考えてしまい、結局見ないで
    欲しいとは言えないのだった。

    由美子は、ぐっと俯いて、一瞬の間をおいてから、シャツを脱いだ。
    白くなめらかな肌が、あらわになる。
    看護婦は思わず、息をのんだ。もちろん由美子は気づいてはいない。
    見られていることを意識しまいと、必死だからだ。

    由美子は、自分が思っているよりもてきぱきとブラジャーのホックに手をかけ、
    はずした。のろのろとしていれば まるで自分が看護婦の視線を意識しているよう
    に相手に悟られては、いてもたってもいられないと思ったのだ。

    ツンと張った乳房が外気に触れる。

    看護婦が、目をそらした気配はない。
    むしろ、より強い視線を感じる。

    気のせいだ。気のせいに違いない。
    ここは病院、検診なのだ。
    由美子は何度も自分にそう言い聞かせ、ついにはパンティ以外は一糸まとわぬ
    姿となり、乳房を右の手で隠しながら診察台に横になった。
    そんな由美子の羞恥心を試すかのように、看護婦は言った。
    「測定器をつけるので、右手は体の横に置いてください」

    由美子は白い天井を仰ぎ見ながら、何も考えないようにしながら、
    右手を下ろし、そっと目を閉じた。
引用返信/返信 削除キー/
■6421 / ResNo.9)  検診8
□投稿者/ ぱんだろう 一般人(9回)-(2011/10/10(Mon) 00:30:27)
    カチャ カチャ、機材の音、
    ピッ ピッ ピッ ピッ、何かの電子音、
    コツ コツ コツ コツ・・・看護婦の足音。

    何も考えないでおこうと目を閉じた由美子であったが、ほぼ全裸に近い格好で
    診察台に横たわっているという自分のあまりにも無防備な姿に、緊張が解けるは
    ずもなく、ただ聞こえる音に集中していた。

    「田崎さん、これから測定器をつけて行きますが、正しく測定するためにジェルを
    つけさせていただきます。少しヒヤッとするかもしれませんが、リラックスしておい
    てください」
    看護婦がそう告げると、由美子は緊張で「はい・・」と小さな声で返事をするのが
    やっとだった。
    次の瞬間、由美子は思わず「ひぁっ」と小さな声を上げた。
    冷たいジェルが由美子の乳房の下に触れたからだ。
    「大丈夫ですよ、すぐ冷たくなくなりますから」
    「あ、はい・・・」
    戸惑う由美子を他所に、看護婦は手のひらでジェルを由美子の乳房全体に広げて
    いく。
    (あっ・・・!)
    由美子は、思わず漏れそうな声を飲み込んだ。
    乳首に沿うように、看護婦の柔らかな指が触れたのだ。
    それでも何もなかったかのように、看護婦は作業を続ける。
    胸元、手首、足首と、トロリとした液体が塗りつけられた。

    その時だった。
    ズクン・・・
    (なに・・?何か、変・・・)
    由美子は下腹部に、甘い疼きを感じた。
    それは、心臓の鼓動に合わせるように、じわり、じわりと下半身に熱が灯っていく。
    (おかしい・・・おかしいよ、こんなこと、なったことない・・・触られてるから?ううん、
    何か変・・・ジェルが体に合ってないのかな・・そんなことって、あるのかな・・・)
    由美子は徐々に高まる下腹部の熱を押し隠そうと、無意識に足に力を込めて、
    閉じようとした。
引用返信/返信 削除キー/

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