| 「これが欲しいのね」 愛液に濡れた振動棒を、股間に近づけると彩夏が切羽つまった表情で何回も肯いた。 「全部話せば、悦ばせてあげる。少しでも嘘をついたらこのまま、明日までおいておくよ」 「お話します。助けて下さい」 性感のつらさに支配された彩夏の長い告白が始まった。
正直に言います。だからお願いします。あそこが熱くて、痒くて、つらいのです。さっきみたいに、その道具を脚の間に入れて動かしてください。こんな事お願いするのは恥ずかしいけど、もうどうにもなりません。 私をこんな躰にしたのは義姉です。誰にも言えない私の秘密です。 義姉は、私より10歳年上です。始めて会った時から、かなわない、と思いました。背が高くて、スタイルが良くて。引っ込み思案の私と違って気が強く、いつでもグループの中心にいるような人です。 結婚してからも実家に一人で帰って来る事が多く、お友達とよく遊んでいるようでしたが、私には冷たく、あまり口もきいてくれませんでした。 私が高2の時に、よく家に来た義姉のお友達がいました。小夜香さんと言って、義姉より少し年上らしいのですがまだ独身で、とても綺麗な人でした。小柄ですが上品で、日本人形を連想してしまうような清楚な方です。一目で私はその人を好きになってしまいました。私の初恋です。 小夜香さんに会いたくて、二人分の紅茶やお菓子を用意して義姉の部屋を、ノックした事があります。部屋に通されると、小夜香さんがお礼を言ってくれて、私にいろいろ話かけてくれました。義姉が迷惑顔でいるのに気付いて、長居は出来なかったのですが、嬉しくて、ときめいていました。義姉の冷たい目が怖くて、小夜香さんが来た時に義姉の部屋を訪れる事は出来ませんでしたが、玄関先で小夜香さんに挨拶し一言、二言、話をしてもらえるのが私の楽しみになりました。 ある日、夜遅くになって義姉が小夜香さんと一緒に帰ってきました。自分の部屋で義姉と小夜香さんの声が聞こえたのですが、その時パジャマに着替えた後だったので玄関までは出られませんでした。しばらくして、私の部屋がノックされました。 「彩夏、あなたの好きな小夜香が来たよ。私の部屋にお茶を持って来てくれる?」 いつになく優しい義姉の声がしました。 「はい、持っていきます」 嬉しくて弾んだ声で返事をしました。小夜香さんに会えるので、お気に入りのワンピースに着替え、髪を整えて部屋を出ました。急いで紅茶とクッキーを用意したのですが、身なりを整えるのに時間がかかって、遅くなっています。義姉は待たされるのが嫌いなので、お盆を持って急いで義姉の部屋の前まで来ました。 ドアをノックしようとしたのですが、なぜかドアは少し開いたままになっていて、中から小夜香さんの喘ぐような声が聞こえました。私は小夜香さんが、病気になって苦しんでいると思ったのです。義姉がお世話をしているのかしら、と想像しながらも心配で気がはやりました。 「失礼します。大丈夫ですか?」 声をかけてドアを開き、中に入りました。そこで私は見てはいけないもの、を見てしまったのです。 義姉の部屋は広く、奥に大きなベッドがあります。二人はその上にいました。小夜香さんの、白い脚が大きく開いていて、その間に義姉の背中が見えました。二人とも裸で、義姉が小夜香さんの上に覆いかぶさって、腰を上下させていました。 驚きのあまり、私は声を出すこともできずに、立ち竦んでしまいました。部屋の灯りは点いたままで、ベッドの傍に二人の下着が乱れたまま置かれています。こういう事に疎い私にも二人が何をしているのか、ようやく分かりました。 この場からすぐに立ち去らなければ、と思いました。でも足が動きません。喘ぎ声を出している小夜香さんから目を離す事が出来なくなっていたのです。
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