SMビアンエッセイ♪

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■6979 / ResNo.20)  二人の密かな楽しみ その12 普通のセックス
  
□投稿者/ hime 一般人(13回)-(2012/12/20(Thu) 08:59:27)
     マリアは今度もゆきちゃんを連れてきました。
    「いま、うちのクラブで流行ってるんだ、強制レズってのが」
    「強制レズ?」
     利香は聞き返しました。
    「M男同士を強制的に愛しあわせるの」
    「何それ、気色悪い」
    「それぞれの女王様への忠誠心を競い合わせるのよ。69とかさせて」
    「ホントにするの?」
    「するわよ。させるの。これは女王同士の闘いでもあるし」
    「気色悪いけど、面白そう」
    「でしょ」
     そう言って、マリアは私とゆきちゃんを交互に見たのでした。
    「イヤ」と私は反射的に言ってしまいました。
     スタンガン付きヴァイヴで死ぬ寸前まで責められたことは忘れようにも忘れられるものではありません。
    「痛いことはしないから」とゆきちゃんは初めて私に声をかけました。「普通にしたらいいんだって」
    「私……」と息をのみました。
     私は利香やそのほかの女の子のときもずっと受け身で、快楽も苦痛もただ与えられるものをもらって来ただけでした。
     たぶん、ゆきちゃんもそうでしょう。
     そんな二人が「普通」にしても何も起きないのではないでしょうか。
     私達は普通にシャワーを浴び、普通にベッドの上に上がりました。
     ゆきちゃんは私の肩を抱いて軽くキスをしてきました。
     私の胸を触り、乳首をつまみ、
    「きれいよ。食べちゃいたい」
     そう言ってさらに激しいキスをしてきました。
     私もゆきちゃんの乳首を指に挟んで乳房全体をもみました。
     ゆきちゃんのやさしい吐息が快楽の始まりを告げていました。
     指を女の部分に感じたとき、私も思わず声を上げました。
     穏やかなセックスとはこれほど心地良いものかと、利香やマリアの視線も忘れ、これがプレイであることも忘れ、私はゆきちゃんと快楽を貪りあったのでした。
    (続くよ。ゆきちゃんいつもありがとう)
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■6984 / ResNo.21)  二人の密かな楽しみ その13 利香の秘密
□投稿者/ hime 一般人(14回)-(2012/12/25(Tue) 09:22:14)
     思えば利香ともまともな普通のセックスはしたことがありませんでした。
     女同士でまともだの普通だのというのも変ですが、とにかく落ち着いて抱き合うとか、互いを思いやりながら愛撫したりとか、そういうことは一切なかったのです。
     利香もかわいそうな子で、父親が日常的に母親を殴るのを見て育ち、男性はもちろんダメ、女性ともSM的な関係しか結べないのです。
     利香が思春期だったとき、いつものように父親に殴られて床に倒れた母親が失禁するということがあったそうです。
     その様に利香は異様な興奮を覚えたと言います。
     私自身はイヤなのですが、利香が喜ぶならと、服を着たまま床に倒れた恰好でおもらしをしたことが何度もあります。
     これは見た目ほど簡単ではありません。
     まず、自分の意思では出来ないのです。
     いい大人ですから、常識や羞恥心が邪魔をしてさせてくれないのです。
    「しなさい!」
     と言われても、まず無理です。
     仕方なくポカリスエットをがぶ飲みして、トイレに行き、気分を高めた上で戻ってきて床に転がり、しました。
     利香はしている最中の私の顔に跨がり、女の部分を押しつけて腰を使い、何度も何度も気をやりました。
    「こんな私でごめんね。ド変態だよね、私」
     と冷静になった利香は言いました。
    「いいのよ。そんな利香が好きなんだから」
     これも事実で、仕方のないことです。(続くよ。感想待ってるね)
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■6985 / ResNo.22)  二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ hime 一般人(15回)-(2012/12/26(Wed) 08:40:24)
     ゆきちゃんとの穏やかなセックスが二人とも何度か逝って一段落し、二人揃って人の字に拘束されたところに、思いがけない人物がやってきました。
     私達の治療を担当した女医さんです。
     女医さんは利香とマリアに向かって言いました。
    「どうせこの後、瀕死になるまで虐め抜くつもりなんでしょ」
    「当たり前じゃない」と利香とマリアは口を揃えました。
    「こんなの見せられて何にもしないわけにはいかないわ」と利香は憤然とした口調で言いました。
    「あのね、あなたたち、やりすぎなのよ。本当に死んでごらん、事件になっちゃうわよ。こないだの釣り針だって、本来なら警察に通報すべき事案なの。私だからもみ消したけどね」
    「じゃあ、今回も見逃して」
    「だめ。もっと頭を使いなさいってこと」
    「頭を使う? なにそれ」
    「サディスティンは自分の欲望のままに虐め抜いてしまうからね。サディストの数倍危険なの。そのことを自覚して、もっと安全で、もっと刺激的な苦痛を与えなさいってこと」
    「たとえば?」
     そう聞き返したマリアの目は残虐な好奇心に輝いていました。
     それを眺めるゆきちゃんの顔は恐怖に引きつっていましたが、目には一抹の期待が表れていました。
    「今日持って来たのは」と女医さんはバッグから茶色の小瓶を出しました。
    「護身用のスプレーって知ってるでしょ。その中身」
    「護身用のスプレー? 中身?」
    「主成分は無害の唐辛子よ。害はないけど、手に塗っただけでも生皮を剥がれるように痛むの。外国では拷問や処刑用にも使われることがあるらしいの。これを使って拷問して、明日はこれを性器に塗るって宣告したら、どんな訓練されたスパイでも白状するか、その日のうちに自殺するんだって」
    「面白そう」とマリアの目が爛々と輝き始めました。
    「私も自分で試したことがあるんだけど、百倍に希釈した液をクリトリスに塗っただけでショック死するかと思うくらい痛かったわよ。そのあと一時間、シャワーで洗い流したけどね。ちょっとこれはもう、普通の人間が耐えられる痛みじゃないわ」
    「それが原液だったら?」と利香も嬉しそうに聞きました。
    「本物のマゾに塗ってあげたこと、何度もあるわよ。たいてい五分以内に泡を吹いて悶絶しちゃうわね。クリトリスやヒダヒダの奥にまで丁寧に塗り込んであげると、もう声も上げられない状態になって気絶しちゃうの。こんな痛みに耐えられるようにはなってないのね、人間の脳って」
    「脳、ですか」とマリアはさらに目を輝かせて言いました。
    「ただし、極限の痛みを感じた脳は、現実逃避を始めるの。この痛みは痛みじゃなくて快楽だって思い込んで、現実から離れようとするわけ。ある種の麻薬と同じ、エンドルフィンって快楽物質が脳に溢れるのよ」
    「痛いのが気持ちいいんだ」と利香もさらに嬉しそうに言いました。
    「この責めを受けた後のマゾ女ってすごいわよ。あそこに息を吹きかけただけで逝きまくるんだから。自分の意思じゃないの。脳がもう逝っちゃってるの。だから中毒になってしまうのね。私がやってあげたマゾ女で、この責めから逃れられた女は一人もいないわ。みんな定期的に責めて下さいってやってくるようになる。マゾにとっては究極の快楽だし、サドにとってはマゾを縛る究極の鎖ね」
     そう言って、その恐ろしい小瓶を二つ、一つはマリアに、もう一つは利香に渡したのでした。
    「そうそう、ゴム手袋は絶対に忘れないで。でないと、あなたたちが先に悶絶しちゃうわよ」
     はーい、とマリアと利香は無邪気な笑顔で答えたのでした。(一旦終わります。子供が冬休みに入っちゃったし)
     
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■6986 / ResNo.23)  Re[14]: 二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ ゆき 一般人(9回)-(2012/12/26(Wed) 14:09:14)
    hime様、沢山責めて下さってどうもありがとうございました。
    冬休みが終わってからの小説が今から楽しみです。
    ただ私ばかり感想を書いてしまって、
    他の方が書きにくくなってしまうのが心配です。
    こんなにハードで切ないSMもっと読みたいし、読んでもらいたいから。
    又、絶対に書いて下さいね。
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■6987 / ResNo.24)  Re[15]: 二人の密かな楽しみ その14 恐怖の小瓶(終わり)
□投稿者/ hime 一般人(16回)-(2012/12/26(Wed) 18:17:49)
    ゆきちゃん
    いつも私の妄想につきあってくれてありがとう。
    年が明けたら、もっとハードに、ソフトに、繊細に、大胆に、微妙に、あからさまに、精神的に、肉体的に、指で、舌で、ヴァイヴで、ペニバンで、鞭で、縄で、鎖で、スタンガンで、防犯スプレーで、そして言葉で、可愛い口を、形の良い胸を、敏感なクリを、良く締まる膣を、禁断のアナルを徹底的に虐めてあげるね。
    死なない程度に。
    生きてることの悦びを教えてあげるよ。
    な〜んてね。
    もっと色々さらけ出してくれたら嬉しいな。
    私もリアルSMの経験ってほとんどないから。




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