| 私が戸惑っていると、美香ちゃんはつかつかと歩み寄ってきて、私の髪を鷲掴みにして、 「ほら、社長が見てくれるって言ってるんだよ。逝けよ」 けれど、そっと、 「ふり、ふり、逝ったふり」 と囁いた。 そうだよ。 ふり、でいいんだよ、こんなの。 蜜壺から蜜を汲んで敏感なところを…… なに? この感じ…… 良い、すごく良い。 人に、それも女の人二人に見られてる感じが……良いの? なにこれ…… 興奮する。 左手で自分の胸を揉みしだく。 良い、信じられないくらい、良い。 見て欲しい、もっと見て欲しい。 私の恥ずかしいところを。 あ、あ、あ、あ、あ。 何も考えられない。 もう「ふり」なんかじゃない、マジで逝きそうになる。 あ、あ、あ、あ、あ。 なりもふりも構わず声を上げる。 腰も浮く。 「逝きそうなの?」 社長が聞く。 「逝きます、ああ、逝きます」 敏感な突起から脳天まで快感が突き抜ける。 「女性に見られて興奮してるんですよ、本物の変態です」 え? もしかして、私にその気があったってこと? 社長がベッドに上がり、私の頭を胸に抱く。 「ね、今度は、私の胸で逝ってみて。このままの体勢で」 「恥ずかしい」 「いいのよ。うんと恥ずかしいことしようよ。私もするから、一緒に逝こうよ」 その後はもう、自分で自分を犯しながら、目の前の女の唇を貪り合うという浅ましさ。 いつの間にか社長も全裸で、相変わらず潮吹きという名のお漏らし。 何度も何度も。 それもかまわず快楽を貪り合って…… 美香ちゃん、呆れてみてただろうな。(続くよ)
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