SMビアンエッセイ♪

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

■7027 / 親記事)  因果なお仕事1 発端
  
□投稿者/ hime 一般人(27回)-(2013/01/18(Fri) 09:34:52)
     私のような一介のライターが大手出版社の週刊誌の編集長に直接呼ばれるなんて、滅多にないことだ。
     この出版社の忘年会に顔を出しておいて本当に良かった。
     見慣れたドアなのに、編集部を前に期待と不安とで胸が高鳴った。
     思い切ってドアを開けると、いつものようにタバコの臭いでむせ返るようだった。
     ああ、やだやだ。
     終わったらすぐに帰って髪を洗わなきゃ。
    「おお、こっちだ」
     編集長に呼ばれてデスクまで行くと、そこには最近頭角を現してきた外食チェーンの女社長の写真入り記事が幾つも並べられていた。
    「知ってるよね、南峰由希子。ボザールグループ総裁の」
    「ええ、最近、メディア露出すごいですよね」
    「若い女性の憬れって話だけど、ホント?」
     どうだろ。
     正直なところ、ファッションもしゃべり方もきつすぎて、私には苦手のタイプかな。
    「微妙なところかね?」
     図星を突かれた。
    「ええ。私はちょっと」
     でも、仕事を逃したくはなかったので、すぐに、
    「会ってみたい人ではあります」と付け加えた。
    「実はね、向こうからの指定なんだよ、インタビュー受けるなら、君って」
    「先方が、ですか? 私を?」
     あり得ない。
     キワモノ記事しか書かせてもらえていない、駆け出しのライターなのに。
    「そうなんだよ。彼女、夕刊マイニチの『美女が行く! 風俗現場突撃レポート』の愛読者らしいんだ」
     喜んで良いのやら。
     これってタイトルまんまの、下ネタ記事だよ。
     自分で書いてて恥ずかしくなるようなバカ記事で、あんなのの愛読者って、男でも相当のスケベなバカだよ。
     そもそもちゃんとした相手がいれば風俗なんかに行かないだろ。
     モテない男相手のバカ記事を愛読してる女社長って、どうよ。
    「それって……」
    「内容より、文章が誠実だとか言ってたよ。どう?」
    「も、もちろん。仕事はなんだっていただきます」
    「よし。先方にはアポ取ってるから、今晩、九時、六本木の自宅マンションに行って」
    「カメラはどなたで?」
    「先方指定のキャメラがいるらしいから、君は手ぶらで行けば良いよ」
     そう言って編集長はデスクの上の記事やコピーをまとめて袋に入れた。
    「これ、資料ね」
     受け取って帰ろうとすると、
    「あ、ちょっと」と呼び止められた。
    「なんでしょう」
    「あの社長、女好きだって有名だから。とくにアンタみたいな若くてスレンダーな美人。今晩はきれいな下着着て行くんだな。とんでもない特ダネがとれるかもな。そうなったら、次はもっと大きな仕事を考えてもいい。とにかく、身体張って来い」
     オヤジめ。
     と心では思いながら、
    「はい。心得ました」
     ニッコリ笑って部屋を出る。
     バカな男たち。
     エロ本の読み過ぎだ。
     レズビアンなんてそうそういるもんじゃないんだよ。
     ボザールの総裁だって、若い子に優しいだけの普通の女性に決まってる。
     ああやだ、髪に移ったタバコの臭いが気になる。
     早く帰ってシャワー浴びて、資料を読まなきゃ。(続くよ。次は週明けね)

引用返信/返信 削除キー/
■7028 / ResNo.1)   因果なお仕事2 金と鞭
□投稿者/ hime 一般人(28回)-(2013/01/18(Fri) 15:25:49)
    『南峰由希子……三十四歳、二児の母 平成十五年に離婚。その後、ヤクルト配達の傍ら飲食店を経営、ボザールグループの基礎を築く』
     ふう。
     安心した。
     結婚して子供までいるじゃない。
     だいたい、生理的に受け入れられないんだよね、女が女を好きになるってことが。
     友達としてならわかるけど、恋愛ってなると、すごく不潔な感じがして。
     心理的にもそうだけど、何より肉体的に不潔。
     欲求不満の時に自分で触ってみたけど、ヌルッとした感触だけで、もう頭がスーッと冴えてダメ。
     一人で逝きたい時はシャワーを当てるか、パンティの上からマッサージ器で刺激してる。
     直接触るなんて、それも他の女の部分を触るなんて、ましてや口で……
     想像できない。
     けれどまあ、礼儀として、それにシャワーも浴びたから、ちゃんときれいな下着をしていくよ。
     久しぶりにシルクのキャミソールも合わせて。
     ワンピースはちょっと地味目の百貨店のでね。
     女性の取材は気を遣うんです。
     相手より良いモノを持ってちゃダメだから。
     でも、今回はそんなことはないか。
     大金持ちなんだし。

     マンションのエントランスで名前を告げると、オートロックが自動で開いた。
     普通「どうぞ」とか言って開けるもんじゃないのかな。
     感じ悪い。
     部屋のドアが開くと、一瞬、声を上げそうになった。
     彼女、南峰由希子がまさに風呂上がりのガウン姿で、髪にはタオルを巻いて立っていた。
    「ごめんなさいね、こんな恰好で。仕事が遅くなっちゃって、今シャワー浴びたところなの」
    「いえ、あの、かまわないです。でも、カメラは?」
    「今日はお話だけでいいのよ。何度も来てもらうことになると思うから。さ、上がって」
     マンションはいったい何DLKあるのよって感じの、これでもかってくらい広いことはわかった。
     廊下が異常に長いし。
     通されたのは窓の無いベッドルームだった。
    「こんなところでごめんね、湯上がりだから」
     よくわからないけれど、金持ちはそんなものなのか。
    「じゃ、あの、始めさせて……」
    「あら、いいじゃない。冷たいものでも飲もうよ。私、喉が渇いちゃった。あなた、ビールかワインでもいかが?」
     断るのも失礼になるかも……
    「じゃ、ビールでお願いします」

     乾杯が済むと、彼女はワインを一息で干し、さらに注いだ。
    「お強いんですね、お酒」
    「この瞬間だけ、生きてるってことを実感できるの。後はもう、子供達のために走り回ってるだけ」
    「お子さんは?」
    「田舎の実家に預けてるの。危ないでしょ、私の子供だって知られたら。誘拐とか、色々」
    「寂しいですね……」
    「女が一人、子供抱えて生きていこうとしたら、寂しいなんて言ってられなくなるのよ」
    「そうですか、そうですよね」
     普通のしっかりした女性じゃん。
     何が女好きだよ。
     あのスケベ編集長。
    「あなた、『夕刊マイニチ』で風俗の連載してるでしょ」
    「え、ええ。つまんない仕事ですけど」
    「あれって、そそられるわぁ」
    「そうですか?」
    「あなたみたいな可愛いお嬢さんが、風俗現場で男と女の絡み合いを観てるなんて。そのシチュエイションでそそられてる男の人って多いんじゃないかな」
     いきなり何を言うの?
    「そうかも知れませんね」
    「私、もう少し若かったら、風俗のSM嬢になりたかったな。あなたは、どう?」
     いきなり何を!
    「いえ、私、そんな可愛くないですし、無理です」
    「無理じゃないわ。今日の本当の用事を言うわ。私専属のSM嬢になってくれない?」
     はあ?
     意味不明?
    「私みたいなおばさんじゃ、虐め甲斐がない?」
     虐め甲斐?
     あの、意味不明なんすけど。
    「あなたのこと調べたわ。今は彼氏もいなくて、仕事もライターだけじゃ食べていけなくて、週に二回コンビニで深夜のバイトしてる。そうでしょ」
    「はい」
     その通りですよ、悪かったわね。
    「どう、これはチャンスよ。もし私専属のSM嬢になってくれたら、私の会社が広告出してる雑誌全部にあなたの連載を持たせてあげる。悪い話じゃないと思うわよ。編集者に枕営業かけてるライターなんてゴロゴロいるような世界なんでしょ。そんなのと比べたらずっと楽だと思うわよ。あなたが風俗の取材で得た知識で、私と遊んでくれたらいいのよ」
    「私、でも、取材はしましたけど、自分はそのケが無いってことがわかっただけで……」
    「演じてくれたら良いの。本気じゃ無くても良いの。風俗の女の子もそうなんでしょ。みんな演技よね」
    「まあ、そうです。本気でやってたら身が持ちませんから」
    「でしょ。あなただって、『観てたら感じちゃいました』とかって書いてるけど、嘘よね。そう書いてるだけでしょ、読者というお客さんのために」
    「もちろん、そうです」
     そりゃそうだ。
     むしろ見苦しいよ、特にSMのスカトロなんて。
     金をもらえるんで無きゃ、だれが好きこのんで……
    「だから、今度は私のために演じてよ」
    「具体的には何を……」
     何聞いてんのよ、私……

     SM嬢が「重労働」って言っていた意味がわかった。
     用意されたバラ鞭を百十回振るだけで肩がパンパンになってしまった。
    「ごめんなさい、許して」って言って泣きわめく女に鞭を振り下ろし続けるって、結構精神的にも参ってしまう。
     五十三回目で失禁するし。
    「大丈夫ですか?」
    「ダメよ! あなたはSM嬢で、私はマゾ女なの。気の利いた言葉をかけなさい」
     風俗で観た時と同じようにすればいいのか?
    「誰がオシッコして良いって言った?」
    「ごめんなさい、我慢できなくて」
     ワインをがぶ飲みしてたのは、このためか。
     なんか、本物の変態じゃない。
    「許さないわ。十回追加する」
    「ごめんなさい、許して」
     あ〜あ、オナニー始めちゃったよ。
     オシッコそのままじゃない。
    「オシッコまみれでオナニーしてるんだぁ? 変態よね、この変態!」
    「ああっ! 許して」
    「ほら、指を止めろ。しっかり鞭を味わえ」
    「お願い、逝かせて」
    「もう一回お漏らししろ。そしたらオナニーさせてやる」
    「あ、あなた最高!」
     鞭打たれながら、何度も何度もお漏らしして逝ってるし。
    「百十回、よく我慢したね。褒めてあげる」
     って一応言うよ。
    「あなた、素晴らしかったわ。今日のお礼よ」って渡された封筒には二十万円も入ってるし。
    「わかってると思うけど、口止め料が半分よ」
     どうしたものか、こういうのを因果な商売っていうのか。(時間があったんで、続き書いてみた。続きは週明けね)

引用返信/返信 削除キー/
■7033 / ResNo.2)  因果なお仕事3 グリグリ
□投稿者/ hime 一般人(29回)-(2013/01/22(Tue) 10:00:44)
     やりたくて始めた商売じゃ無いんだよね、実は。
     ホントはモデルだったの。
     それが、あるとき、温泉の取材の時にライターが車で事故っちゃって、仕方なくモデルの体験記ってことで書いたら結構読者の反響が良くって、それで書き始めたんだよね。
     もう二十六だし、正直、モデルだけでは辛くなってきたかな、とも思ったし。
     けど、なってからわかったんだけど、ライターってきつい仕事だよ。
     下調べも大変だし、書くのももちろん。
     モデルやってた頃みたいにオシャレに時間なんかとれないよ。
     それこそバサバサの髪を振り乱して、シワだらけのジャケット羽織って現場に直行、なんてことばっかし。
     自分が女だってことを忘れちゃうよ。
     風俗の取材だってそう。
     普通の女だったらとても見てられないことも、しっかり細部まで観察して書かないといけないし、こんなのを毎週、毎週、何年もやってたら、もう何見たって驚かなくなった。
     一応紙面ではいっつも「驚愕」したり「失神寸前」だったり「家に帰って思い出すと股間に指が」なんて書いてるけどね。
     ぜんぶ嘘。
     単なるお仕事です。
     そういう割り切り方で臨めばいいとわかれば、二回目は結構気楽だった。
     一回目も別に裸を見せられたわけじゃなく、バスロブの上から鞭しただけだし。
     お漏らしだって、別にこっちに実害があったわけじゃない。
     割り切れば良いのよ。
     相手は女なんだし。
     と思っていたから、
    「ねえ、あなたの身体が見たいの」
     と言われて、心底ギクッとした。
     身体って、裸のことだよね。
     それは無理。
     モデルの時にも肩までしか露出はしてないから。
    「実は、あなたがモデルの頃から知ってるの」
    「そうなんですか?」
     これには驚いた。
     モデルと言っても読モ程度のものだったのに。
    「こんなスタイルの子はどんな身体してるのか、ものすごく知りたかったのよ。ね? 駄目?」
    「裸、ですか?」
    「裸でなくても、これなんか……」
     なんだよそれ、黒革のビキニって、女王様のコスチュームじゃない。
     どこで買ったんだよ。
    「サイズ合うかしら」
     って、もう着せるつもりかよ。
     着るけどね、仕事だから。

     バスルームで着替えると、これが痛い。
     あちこちに食い込む。
     これじゃ、どっちがマゾだかわかんないよ。
    「似合うわ、ステキよ」
     って、喜んで良いんだか。
     で、おきまりのハイヒール。
     これで踏んづけて欲しいんだよね。
     え?
     どこを?
     男性ならアレをグリグリされて喜ぶんだろうけど……
    「そこに脚を広げて立って」
     何をするのかと思ったら、四つん這いになって私の股の下をくぐってる。
     何度も何度も。
    「ごめんなさい」なんて言いながら。
     もちろん私も、
    「もう一度よ。もっとお尻を振りながら」
     なんて言ってあげてるけどね。
     仕方なく。
    「もうだめ、ご褒美ちょうだい」
     なんて、犬がするようにお腹を向けて寝転ぶし。
     みっともなく脚を広げて。
     辛うじて見苦しい部分はバスロブが隠してくれてるけどね。
     わかったよ。
     グリグリしてあげるよ。
     足をその部分に触れると、勝手に腰を使ってヨガリ始めるし。
    「あぁ、ああ、あぁ、すみません。申し訳ありません」
    「なにやってんだよ、人の足で」
    「すみません」
    「何やってるのかって聞いてるんだよ」
    「言えません、恥ずかしくて」
    「じゃあ駄目だよ」
     と、足をどかすと、
    「お願いします」
    「だから、何がしたいのかって聞いてるんだよ」
    「言えません、恥ずかしくて」
    「じゃ、身体に聞いてやるよ」
     グリグリグリ、グリグリグリ。
    「あああああ、すごい、凄い、あ、あなた最高、最高よ。ねえ、終わったらキスして」
     一気に醒めた。
     キスなんて、女同士で?
     それは駄目、絶対に。
    「奴隷が何を言ってるんだよ!」
     グリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリグリ……
     キャアアアアアアアって、また失禁。
     今回は実害があったよ。
     足が濡れちゃったし。
     月に五回、十万は確かに魅力だけど、因果な商売だよ、全く。(続くよ)
引用返信/返信 削除キー/
■7034 / ResNo.3)   因果なお仕事4 グチョグチョ
□投稿者/ hime 一般人(30回)-(2013/01/22(Tue) 11:34:07)
     さすがにキスを求められたのには驚いたし、ちょっと怖くもなったんで、前に取材して何となく意気投合して二人で飲みにまで行った「女王」の美香ちゃんに相談することにした。
     もちろん、社長のことは黙って、だけど。
    「そうね。まずは、相手の絶対的なプライドは傷つけないこと」
    「絶対的なプライド?」
    「そう。裏返せば、相手がコンプレックスを持ってる部分には触れないってことかな」
    「具体的には?」
    「背が低い男に、チビ、なんて絶対に言わないし、ハゲも禁句かな。マゾって、基本的にはプライド高いのよね。プライド高くて疲れるから、その反動でもあるのよ、SMプレイって」
     そうかもしれない。
     テレビで見る社長は怖そうだもん。
     実際、TPPに反対する論客に、堂々と、
    「何が怖いの? それはあなたが弱虫だからでしょ!」
     なんて言い返して一歩も引かないし。
     あれは恐ろしい。
     グレーのスーツも戦闘服みたいだし。
     不要なほどの厚化粧は鉄仮面だし。
    「マゾがいちばん喜ぶことってなんだろ」
    「そりゃ、焦らしよ。焦らして焦らして焦らしぬく。男って、結局は一回だけでしょ、逝けるの……」
    「ごめん、実は相手、女なんだ」
     美香ちゃんの顔が凍り付いた。
     そりゃそうだよ。
     わかる。
    「あ、私はレズじゃないよ。ただ、成り行きでバイトみたいな感じで……」
    「女の偉い人、とか?」
    「そう。よくわかるね」
    「実はさ、ここだけの話、女の客もいるんだよね」
    「そうなの?」
    「私は避けてるけど、ご指名でしつこくされてる子もいるのよ。相手は大企業の専務の六十近いババアで、太って豚みたいなケツしてるんだって。お金は持ってるから、ボーナスくれるんで仕方なく相手してるらしいけどね。その子、ホテルから帰って来たらしつこく手を洗ってるからわかるのよね。あ、今日はあのバアさん相手だったんだなって」
    「そんなこともあるんだね」
    「あるある。この世界、何でもありだから。で、その相手はどんな人?」
    「女の社長」
    「まあ、ありがち。いいじゃない、お金のためだったら、何だってやってあげなよ」
    「美香ちゃんはイヤでしょ、女の相手なんか」
    「当たり前よ。ゾッとする。で、どこまでやったの?」
    「こないだは足であそこを踏んであげた」
    「うわ〜〜」
    「なんか、足の裏に感触が残っちゃって。ハイヒール履いてたんだけどね」
    「今度はさ、裸足で踏んでって言われるよ、間違いなく。それも、直接」
    「どうしたらいいの?」
    「さあね? ローション塗って踏むとか」
    「はあ〜〜何か、気が重いなぁ」

     実際、三回目にして裸足を求められた。
     ローションを投げ渡して、
    「自分でたっぷり濡れよ」
     で、グニョッと踏みつけました。
     ヌリヌリヌリって感じで、どこがどこやらわからないけど、とにかく柔らかく踏んづけます。
     あ、親指が入った。
     もう何が何やら。
    「あ、ああああ、土足で、土足で踏み込んで。いいの、いいです、すごくいい。ねえ、キスして」
    「奴隷が何言ってんだよ」
     ヌリヌリヌリ、グチョグチョグチョ……
    「あ、あああ、最高です。あなた最高です。キスして」
    「駄目だって」
     軽く蹴るように親指でグチョグチョ犯してやる。
    「ああ、ああ、ああ、最高、最高、キスして」
    「三十回逝けたらご褒美にキスしてやるよ」
    「ああ、逝きます、三十回、頑張ります。逝く逝く逝く、逝きます」
     で、失禁。
     結局、十四回でダウンしてしまったけど、仕方ない。
     ご褒美だよ。
     軽く挨拶のつもりが、ギュッと抱きしめられてディープキスだよ。
     おしっこはべっとりつくし。
     因果な商売だよ、全く。(続くよ)
     
引用返信/返信 削除キー/
■7035 / ResNo.4)  因果なお仕事5 転機
□投稿者/ hime 一般人(31回)-(2013/01/22(Tue) 16:56:23)
    2013/01/22(Tue) 16:58:38 編集(投稿者)

     編集長から電話があった。
    『おい、社長と上手く行ってるらしいな』
     なんだよ、いきなり。
     けど、もうバレバレかな。
    『うちの雑誌に広告が入ったよ。で、営業を通じて、アンタをもっと使うようにってさ。どうする?』
     どうするって言われても……
    『もちろん、使えと言われれば使うが、この世界はやっぱり実力だからな。こんなことで貴重なページを使ってたら、あっという間に雑誌なんざ潰れてしまう。わかるな』
    「ええ、わかります」
    『それに、アンタはこんなやり方で仕事をしちゃいけない』
     は?
    『アンタは自分では元モデルの色物ライターだと思ってるかも知れんが、俺はそう思わん。ちゃんと実力のある書き手だよ。どうだ、長編を書いてみないか』
    「小説、ですか?」
    『ああ。実は四月から文芸部の方に移動になる。そっちでアンタを生かしてみたい。もし金に困ってないんだったら、下らないライターの仕事はぜんぶ辞めて小説を書け』
     書けって言われても……
    『今書かないと一生書けないぞ』
    「何を書いたら……」
    『そんなこと知るか。とにかく書けたら持ってこい』

    「何かあったの? 上の空よ」
     秘所を踏みつぶされながら社長が言った。
     私も社長の秘所を踏みつぶしながら編集長とのやりとりを説明した。
    「素晴らしいことじゃない。私も応援するわ。いえ、応援させて」
     パトロンになるってことか。
     いや、女性だからパトロネスか。
    「ね?」
    「は、はい」
    「じゃ、遠慮無くやって」
     遠慮無くって言われても……
    「犯して、思いっきり……ああああ、すごい、凄いわ。私が絶対あなたの夢を叶えてあげる……ああ、ああ、もっと、もっとよ」
     バスロブがめくれて、私の足の親指が社長の秘所に埋もれているのが丸見えになった。
     あんまり気分のいいもんじゃない。
     もう、思い切って、手で触ってあげるよ。
     社長の前にしゃがみ込んで、指で触る。
     ヌルッとして……
     けど仕方ないよ。
     キスしながら、クリトリスをゆっくりと揉み潰す。
     社長も舌を入れてくるけど、耐えられないみたい。
    「あああ、あなた最高、最高よ」
     で、結局お漏らし。
     男たちは潮吹きって言ってるけど、これはおしっこだよ。
     因果な商売も良いところだ。
     けど、これが転機になるかもしれない。
     がんばってみるよ。(続く)
引用返信/返信 削除キー/
■7041 / ResNo.5)  因果なお仕事6 逆転
□投稿者/ hime 一般人(32回)-(2013/01/29(Tue) 10:21:00)
     月三十万、ただし毎日夜の相手……
     これが条件。
     あとは何してても自由。
     信じられないような好条件だけど、これで明らかに力関係が変わった。
     初日には、
    「ねえ、あなたをちょっと縛ってみたいの」
     そう言って、私の腕を縛ってしげしげと眺めてみたり。
     もちろん裸にはされなかったけど。
     でも三日目には、
    「お願い。あなたの身体が見たい。ぜんぶ」
    「裸、ですか?」
    「駄目? もちろんイヤなら断ってね。そんな関係じゃないんだから」
     パトロネスからそう言われて断れるわけないじゃない。
    「わかりました。でもシャワー浴びさせて下さい」
     下着、普通のものだったから。

    「きれいだわ。ホントに。どうして? どうしてこんなに滑らかな肌でいられるの?」
     立ったまま胸と下は手で隠してるけど、お尻への視線が痛い。
    「ねえ、胸も見せて」
     来たよ。
     ジワジワと手を下ろす。
     乳首があらわになる。
     駄目だよ、恥ずかしいよ。
     社長、すごいため息をついてる。
    「私、こんな胸、憬れだったわぁ」
     触らせろ、なんて言わないよね。
     言う前に、触ってきたよ。
    「ステキ、ねえ、抱いていい?」
     返事するのも悔しいし、黙ってる。
     また、ギューッと抱きしめられる。
    「ああ、好き。あなたが好き。泣き叫ぶくらい虐めてあげたい」
     何それ?
    「私変態なの。本当は女の子が虐められてよがってるのを見るのが何より好きなの」
     キスされる。
     舌を入れられる。
     口が離れ、ほおずりされる。
     やっとギューッから解放される。
     数歩離れたところからジッと見られる。
    「好きよ、本当に好き。でも駄目なの。私、女の子のあそこは触れないの。どうしても」
     良かったよ。
     どうなることかと思ったよ。
    「だから、私の手の代わりになる子を呼んでるの」
     は?
    「来て」
     部屋のドアを開けて入って来たのは、
    「美香!」
     なんでアンタがここに?
    「知ってるわよね。『ミスト』のナンバーワン女王の美香ちゃん。今日からあなたの女王になるわ」
    「そ、そんなの聞いてません」
     服を普通に着た女性二人の前で、手で胸と下を隠しながら立ってるなんて、それだけで惨めなのに、何?
     何を言ってるの?
    「最初が肝心ですから、今日は徹底的にやります」
     そう言って美香が上着を脱ぐと、すでに女王のコスチュームが!
     冗談でしょ!
     寝室の飾りで置いてるのかと思っていたバラ鞭を手にとって、いきなり打ってくる。
     裏腿に強烈にヒットして、マジで痛いよ!
    「美香ちゃん! やめてよ!」
    「やめて欲しけりゃ、言うことを聞くんだよ。まずはそこのベッドに横になって、大股開きになりなさい」
     出来るわけないよ、そんなこと!(続くよ) 
引用返信/返信 削除キー/
■7042 / ResNo.6)  Re[2]: 因果なお仕事2 金と鞭
□投稿者/ ゆき 一般人(12回)-(2013/01/29(Tue) 18:00:12)
    今回はシチュエーションが今までと全然違いますね。
    だけど普通の人に起こりそうな雰囲気で面白いです。

引用返信/返信 削除キー/
■7043 / ResNo.7)  Re[3]: 因果なお仕事3 グリグリ
□投稿者/ ゆき 一般人(13回)-(2013/01/29(Tue) 18:03:29)
    hime様のお人柄も感じられて、最後に少し笑っちゃいました。
引用返信/返信 削除キー/
■7044 / ResNo.8)  Re[6]: 因果なお仕事6 逆転
□投稿者/ ゆき 一般人(14回)-(2013/01/29(Tue) 18:10:12)
    何てこと…お友達から責められるなんて、
    私だったらショックで身動き取れなくなりそうです。
    でも続きが読みたいです…
引用返信/返信 削除キー/
■7045 / ResNo.9)  因果なお仕事7 大股開き
□投稿者/ hime 一般人(33回)-(2013/01/30(Wed) 16:36:06)
    2013/01/30(Wed) 16:36:59 編集(投稿者)

     私が何も出来ずに立ちすくんでいると、二人は勝手な話を始める。
    「社長、どこまでやるのが希望ですか?」
    「どこまでって、ちょっと想像もつかないな」
    「最終的には社長の黄金を……」
    「黄金って、ウンチでしょ」
    「ええ」
    「それは私が駄目。むしろどんな顔をして出すのか見て観たいかな。こんな可愛い子でもウンチするのよね」
    「わかりました」
     わかりましたって、美香ちゃん、あんた何勝手なこと言ってるの?
     鞭を手に寄ってくるし……
     ジワジワと逃げるしかない。
    「逃げないで。逃げると酷いことになるよ」
    「美香ちゃん、止めてよ」
    「私のことは女王様って呼んで」
    「イヤだよ、こんなの」
    「さあ、そこのベッドにうつぶせになるの」
    「怖いよ、イヤだよ」
    「鞭がどれくらい痛いか、もう一度試す?」
    「止めて! わかったよ、痛くしないで」
     仕方なくベッドの上に……
    「社長、これを奴隷のお尻いっぱいに塗って下さい」
     美香ちゃんは「ワセリン」って書かれた小瓶を社長に渡した。
     ひんやりしたものが塗り広げられる。
    「鞭の前にはこれをやらないと、後が大変ですからね」
     美香ちゃん、何言ってるの?
     イヤだよ、痛いのは。
     え、ベッドの四隅の手枷足枷って飾りじゃないの?
     本当に動けないよ、これ。
     凄く恥ずかしいんですけど。
    「まず、有無を言わせず十回行きます。これで、鞭がどれほど痛いか身体に教え込みます。舌を噛むと危険ですから、ボールギャグという器具を口に噛ませて」
     イヤだよ……でももう抵抗できないよ。
    「行きます。はい、一回目!」
     音もなく、ただ衝撃だけが来た。
     痛い、ものすごく痛い。
     ギャァァァーーーって声も出ないよ。
     ムチャクチャ痛いよ、これ。
    「ショーの時は音だけがしてあまり痛くないのを使います。これは本物のマゾ奴隷用の、激痛だけを与える本物です。それでも入門用です。最高の鞭だと、十回も打てば一週間は歩けなくなります」
    「大丈夫よ。この子、ここで虐められるのが仕事なんだから」
    「わかりました。そのうち、何か粗相をしたら、最高の鞭で存分に打ちましょう。十分反省して貰うように」
    「二回目、行きます」
     ぎゃぁぁぁああああ!!!
    「三回目から十回まで続けて行きます」
     死ぬ死ぬ死ぬ、止めて止めて止めて止めて!
     もう鞭の痛みがつながって、いつ打たれてるのかわからないよ。
     とにかく痛い! 痛い! 痛い! 痛い!
     もう顔なんて涙と鼻水とヨダレでグチャグチャだよ。
    「大股開き、する気になった?」
     なった、なりました。
     口がきけないから、大きくうなずく。
     拘束が外された。
     口枷も。
     でも恥ずかしいよ。
     戸惑ってると美香ちゃんの鞭が空を切る。
     わかった、わかりました。
     生まれてこの方、セックスの時以外ではしたことのないような、その恰好。
    「社長、こちらからご覧下さい」
    「はぁ」って、社長ため息ついてるよ。
    「どんな女にも付いてるのね、この生ものが」
    「広げさせますか?」
    「お願い」
    「聞いたろ、両方の手の指で、ビラビラをつまんで広げろ。社長に見えるように」
     つまむほどないよ、私って。
    「可愛いわね、ステキ」
    「こいつ、濡れてますよ」
    「本当だ。マゾなのかな」
     嘘だよ、そんなの。
     カラカラに乾いてるはずだよ、ってそうでもないか。
     そうでもないから掴みにくいよ。
    「ほら、社長の前で逝ってみせな」
     え? 何言ってるの?
     私、こんな体勢でオナったことなんて、ましてや逝ったことなんてないよ?
    「十分以内に逝かないと鞭十発追加だ」
     ちょっと待ってよ、そんなの無理だよ。
    (続くよ。ゆきちゃんいつもありがと。もしかして前に既婚者チャットにいた欲求不満の「ゆき」ってゆきちゃんかな? ちょっと用事を済ませてまた見たけど、もういなかったんで残念だった)
引用返信/返信 削除キー/

次のレス10件>

スレッド内ページ移動 / << 0 | 1 >>

このスレッドに書きこむ

Mode/  Pass/

HOME HELP 新規作成 新着記事 ツリー表示 スレッド表示 トピック表示 発言ランク ファイル一覧 検索 過去ログ

- Child Tree -