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■7051 / 親記事)  保健室での秘め事
  
□投稿者/ 紗奈 一般人(1回)-(2013/02/05(Tue) 00:10:40)
    『せんせぇ〜…』
    「あらあら、いずみさんじゃない」

     保険室のドアを静かに開く。
     オフィスチェアを回転させ、白衣を着た大人の女性がいずみの方を向く。

    「今日はどうしたの?」

     大人の色気が漂う女性、保健教師のみゆき先生が心配そうに尋ねる。

    『身体がだるいので、休ませて欲しいのですが…』

     昨夜の夜更しが今朝になって響いていた。
     本当は授業に出れないほど辛いわけではない。しかし、今日はいずみの苦手な体育がある。
     丁度いい口実を見つけたため、サボってしまおうと考えていた。

    「それは大変ね」

     ベットにつながる仕切りカーテンを開放する。
     綺麗に整えられた真っ白なベットが姿を現す。

    「まだ誰も居ないから、空いてるベット自由に使っていいわよ」
    『ありがとうございます』

     襲い来る睡魔にベットの誘惑。
     いずみには先生が天使にみえた。

    「あ、そうだ!」

     靴を脱いで横になろうとした時、突然先生が何を思い出した。
     薬品棚から瓶を取り出し、コップに移していずみに手渡す。

    「休む前にこれ、飲んで」
    『なんですか、これは?』

     コップには甘い香りのする液体が注がれていた。

    「そうねぇ…栄養剤みたいなもの、かしら」
    『では、ありがたくいただきます』

     いずみは疑うこともなく、手渡された液体を飲み干す。

    「少し用事があるから席をはずすわね」

     先生は机に置いてあった書類を抱え、いずみに向き直る。

    「担当の先生には私から体調不良だってこと、伝えといてあげるわ。
     ゆっくり休みなさい」

     一言お礼を言うと、毛布を引き寄せて瞼を閉じる。
     いずみはカーテンを閉めることも忘れ、眠り落ちてしまう。


引用返信/返信 削除キー/
■7052 / ResNo.1)  保健室での秘め事 -- ひとりっきり 1 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(2回)-(2013/02/05(Tue) 00:18:48)
    (身体が熱い)

     眠りから醒めたいずみが最初に感じた感覚だ。
     頭がぼーっとして、疼いて仕方がない。
     いずみの中でじわじわと卑猥な感情が沸き起こる。
     身体の中で疼きが大きくなる。
     どんどん、どんどん、もどかしくなってくる。
     この気持ちを早くどうにかしないと、狂ってしまいそうになっていた。

     身体に触れると、ふにふにですべすべで、すごく柔らかい。
     触り心地がよくて、ずっと触っていたくなる。
     自分の身体なのに、自分の身体じゃないみたい。

     両手が無意識に動き、自分で自分を慰め始める。
     手はDカップの大きな胸に添えられ、ゆっくりと動き出す。
     触れたところから、ふわっと快感が伝わってくる。
     揉むたびに心が溶け出す。
     次第に動きが激しくなっていく。

     ブラウスとその下のブラジャーが邪魔になる。
     首のリボンを外すと、ブラウスのボタンに手をかける。
     ボタンを一つ一つ外していく。
     ボタンが全部外れて、前がはだける。
     可愛い花柄のブラジャーが見える。
     ブラジャーの前ホックを外すと、形のいい胸がたゆんとこぼれた。
     柔らかそうな胸の頂辺には、可愛いピンク色の乳首がある。
     胸を見ているだけで身体が熱くなる。
     ものすごく疼いてる。
     露わになった胸を優しく撫で回す。
     乳首には触れず、静かに、だんだん強く、円を描くように手で触れる。
     感じるままに身じろぎし、熱い吐息をこぼす。
     指が蠢く、這い回る、揉みしだく。
     どんどん指が早くなる。
     指先に弄ばれる。

    『んっ…はぁ……』

     声が自然と漏れてくる。
     乳首の先が熱く、血液が集まってくる。
     乳首が固くなっていく。
     あっと言う間に勃ってしまう、自分のものとは思えないくらいツンっと尖っている。
     指で片方の乳首を軽くつまむ。

    『あぁっ…んぅっ』

     今までに感じたことのない快感が体を駆け巡り、思わず身体をびくんと震わせ、はしたない声を上げる。
     両方の乳首をつまむ。
     指をゆっくり動かす。
     挟んでクリクリしてみたり、爪で優しく引っ掻いてみたり。

    (乳首気持ちいい、乳首すごい)

     快感がじわじわと強くなっていく。
     中指の腹でなでたり、爪先で引っ掻いて、指で挟んでクリクリとこねくり回す。
     自分の指じゃないみたい。
     何も考えられなくなる。


引用返信/返信 削除キー/
■7053 / ResNo.2)  保健室での秘め事 -- ひとりっきり 2 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(3回)-(2013/02/05(Tue) 00:20:05)
    2013/02/05(Tue) 00:20:25 編集(投稿者)

    『あ、んぅ…う、んぁ』

     快楽にとろけた声が保健室に響く。
     白い肌に玉の汗が浮き上がり、つぅーっと流れていく。
     股間が変、スカートの中、ショーツの下、女の子の部分。
     身体の中からジュンと液体が出て、濡れてしまっている。

    『あぁぁぅ…』

     鈴の音にも似た可愛い声が震える。
     身体を起こし、ベットの真ん中に枕を置く。
     少し固めの枕に跨ると、女の子を押し付ける。
     ぐちょぐちょに濡れた女の子を、挟んだ枕にこすりつける。
     腰を前後に動かすと、何とも言えない甘い快感が生まれる。
     柔らかい刺激が股間から全身に広がる。

    (敏感なところの、擦れる感じ、いい、すごく気持ちいい)

     ブラウスは前を開いた半脱ぎ状態で、乳首を両手で弄り続ける。
     スカートの中では枕を挟んで、敏感な部分をこすりつけている。
     口からは絶え間なく喘ぎ声が漏れ、快楽を求めて乳首を更に弄り続ける。
     ショーツと枕はもうぐちょぐちょに濡れてしまっている。
     股間も弄りたいけど、今の快楽が強すぎる。
     恐怖が先立ち触れない。

     何も考えられない、身体が熱い、変になりそう。
     股間がさらに熱くなる、興奮が高まる、呼吸が荒くなる。
     何かが弾けそうで、頭の中が真っ白になる。
     チリチリと火花が散る。
     動きが今まで以上に激しくなる。
     体の奥から電気が迸る。
     光が目の前で爆ぜる。

    『んぅっんぁっあぁっ…あぁぁあぁぁ!!』

     背中を反らせ、顔が上を向く。
     快感の塊が一気に開放される。
     一瞬の硬直後、そのままベットにへたり込む。

     遠くから体育の授業をしている生徒たちの声が聞こえる。
     絶頂の余韻と気だるさが入り混じった微睡みの中を漂う。


引用返信/返信 削除キー/
■7054 / ResNo.3)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 1 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(4回)-(2013/02/05(Tue) 00:24:07)
    「あら、お楽しみだったみたいね」

     突然の声にいずみは驚く。
     気がついたら部屋の入口あたりに白衣の先生が立っている。
     いずみを見ているのはみゆき先生だった。
     いつから居たのか、オナニーに夢中だったいずみには分からない。

    (みっ、みらっ、見られたっ、見られちゃった…)

     羞恥心で、思わず乱れた衣服のまま身を屈める。
     みゆき先生はじーっといずみを見つめる。
     先生の突き刺すような視線が辛い。
     恥ずかしくて恥ずかしくて、顔を赤くして俯いてしまう。

    (どうしよう…どうしよう…)

    「ねぇ、いずみさん」

     先生はコツ、コツ、とハイヒールの音を立てながら、いずみに近づいてくる。

    「あなた保健室でなにをやってたの?
     もしかして…オナニー、してたのかしら?」

     いずみは顔を更に赤く染めてしまう。
     その行為が先生の質問を肯定していると、分かっていながら…。

    「あらあら、図星なんだ」

     驚いたようなのは声だけで、その顔は笑顔を崩さない。
     先生がいずみのすぐ目の前に来て止まる。

    「あなた、清純そうな顔して、とんでもない淫乱な女の子だったのね」

    (親に連絡されて失望されちゃうかも知れない…みんなにも話が漏れて…ううん、もしかしたら退学だって…)

     頭の中が混乱して、だんだん泣きそうになってくる。

    「この学園はレディにふさわしい女性を育てるのが目的なのよ」

     この女子校は品行方正、清廉潔白を校風に建てられている。
     そのことを、決して忘れていたわけではない。
     その証拠に、模範生として表彰されるほど優秀だったのだから。

    「それを保健室でオナニーだなんて、最低のお嬢様ね、あなたは…」
    『すいません、すいません…』

     ただただ必死に謝ることしかできない。

    「まぁ、無闇にことを荒立てるのも良くないし。
     黙っててあげてもいいけど、その代わり…」

     先生の顔がいずみの顔に近づく。
     丸くて大きな瞳がどんどん、近づいてくる。
     唇と唇の距離が縮まっていく。
     柔らかな感触が唇に触れ、いずみは驚いてしまう。

    「私ね、あなたみたいな可愛い子をいじめてみたいと思ってたの。
     黙ってて欲しかったら、私にされるがままにしていなさい、いいわね?」


引用返信/返信 削除キー/
■7055 / ResNo.4)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 2 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(6回)-(2013/02/05(Tue) 00:28:24)
     先生は背中に腕を回して、細身で華奢ないずみの身体をおさえる。
     再びいずみに唇を押し付ける。
     舌と舌が交わる。
     ぬるっとした、熱くて甘い感触。
     口の中に生まれる初めての感触。
     熱い液体、先生の唾液が流れ込んでくる。
     いずみの口に舌をさしこんできてる。

     ちゅっ…んっ…ちゅっ…ずっ…ずぅ…ん…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…はぁぁ…ちゅっ…

     イヤラシイ音が響く。聞いているだけでおかしな気分になる。
     唇に舌を侵入させ、歯茎を丹念に舌でマッサージしながら、キス責めする。

     ちゅっ…んっ…くちゅっ…ずっ…ちゅ〜ぅ…じゅるっ…んはぁっ…んっんっ…んぁぁあ…ちゅぅぅぅ…

     時に柔らかく、時に強く、口の中のあらゆる所を刺激していく。
     激しいキス、重ねた唇から、いずみの唾液を啜っては飲み込み、唾液を送り込んでくる。
     官能的なキス、大人のキス。
     先生が舌を蠢かせ続けていると、いずみの強張っていた身体から力が抜けていく。
     なんだか頭が起きた時よりぼーっとしてくる。
     先生が唾液の糸を引く舌を抜きつつ、唇を離す。
     いずみははぁはぁと荒い息をつきながらも、頬を赤らめる。

    「ねっ、いずみちゃん、いいこと教えてあげる。
     さっき飲んでもらった栄養剤、あれね、実は強力な媚薬なの。
     薄めずに飲ませちゃったから、そろそろ効いてきたんじゃないかしら?
     どんどんあなたの身体が熱くなってくるわよ」

     いずみの身体を流れる血液が、沸騰でもしているかのように熱くなる。
     次第に切なげな吐息をつき始める。
     どこを見ているのかわからなくなっていく。
     腰がずんと重くなる。
     筋肉がまるで溶けたかのように、力が入らない。
     先生がブラウスに手をかける。

    「脱がすわよ」

     力の入らない腕を閉じて、脱がせまいとする。
     しかし、先生はブラウスを掴んだまま動かない。
     閉じた腕を掴んで、無理矢理脱がせようとはしない。

    「腕を閉じてちゃ脱がせられないわ、腕を広げなさい。
     ほらっ、腕をどかしなさい」

     強い口調でそう言われると逆らえない。
     いずみはそろそろと腕を解いていく。
     先生がブラウスを脱がす。
     上半身を丸裸にされ、胸は丸見え。


引用返信/返信 削除キー/
■7056 / ResNo.5)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 3 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(8回)-(2013/02/05(Tue) 00:31:02)
    「綺麗な身体をしてるのね。
     肌は赤ちゃんみたいにすべすべだし、やっぱり、若い子っていいわぁ」

     先生の視線を否応なしに感じてしまう。
     肌を、胸を、舐めるように見られる。

    (恥ずかしい…すごく、恥ずかしい…)

    「そんなに震えなくてもいいじゃない、女同士仲良くしましょ」

     思わず生唾を飲み込んでしまう。

    「大きな胸ね、とっても可愛いわよ。
     いずみちゃん、気持ちよくしてあげる」

     先生の両手の指が、ゆっくりといずみの胸に触れる。
     ふにふにと柔らかい肌が押されてる感触が伝わる。

    「ほらっ、こうしてなぞられると気持ちいいでしょ?」

     Dカップの胸を優しくそっと指で撫でる。
     いずみの胸の上で巧みに動く指。
     なんとか声を上げないように必死に抵抗する。

    『んっ…はぁ…あっ…』

     でも、甘い声が自然と溢れる
     なんだか熱いものが身体の中から湧き上がってくる。
     快感に身を任せてしまいたくなる。
     胸の先端が勃って固くなっていく。

    「息、荒いわよ」

     いずみの真っ赤に染まった顔を覗くように見る。
     感じている顔を嬉しそうに見つめる。

    「乳首も勃起してるし、興奮してるのかなぁ?」

     羞恥心を煽るかのように目を合わせて言う。
     先生の指が乳首に触れる。
     右の乳首を右手の指で摘まれ、クリクリされる。

    『んぅっ!』

     いずみは僅かに顎を上げ、鼻にかかった声を漏らす。
     身体に電気が走ったように痺れ、あそこがキュンってなる。

    「今の、すごく可愛かったよ」

     親指と人差し指でつままれて、左右の乳首が柔らかくこね回される。
     先生の腕を掴んでやめさせようとするけど、手には全く力が入らない。

    「抵抗は無意味よ、先生に任せて、ねっ?」


引用返信/返信 削除キー/
■7057 / ResNo.6)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 4 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(9回)-(2013/02/05(Tue) 00:34:30)
     気持ちよすぎて息が荒くなる。
     クリクリされてると、頭の中がだんだん真っ白になっていく。

    「乳首弱いんだ、女の子だから当然だよね」

     強烈な快感と否定し難い性欲に襲われる。

    『…っ…やめ、やめて、くださいっ』

     ありったけの勇気を出し、絞り出すように言う。
     しかし、先生は怯むどころか、更に責め立てる。

    「やめて欲しい?」

     乳首に対する責めは緩まない。
     むしろ、強くなっている気がする。

    「本当に?」

    (こんなの…だめっ…でも…もっと…して…欲しい…?)

     言葉と表情、態度が混乱している。
     顔が蕩け、淫らな表情が現れ始めている。
     快楽に流され、気持ちのコントロールができていない。

    「一人前に感じちゃってるじゃない、可愛い。
     いずみちゃん、恥ずかしいねぇ。
     乳首、舐めてあげる」

     舌が胸を捉え、左の乳首をいきなり吸われる。

    「ほぉらっ」

     はぁむはむぅ…ちゅっ…じゅるるっ…ちゅぅ…じゅるぅ…ん…じゅぅ…

    『ふぁ、ん…くっ…んぅ、ぁっ…』

     小さな乳首が舌で転がされる。
     また蕩けそうな吐息を零す。
     コリコリになった乳首を舌先で転がされて吸われる。

     はぁむ…ちゅ〜ぅ…ちゅっ…じゅるっ…んはぁっ…んっんっ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっちゅぅ

    「気持ちいいでしょ?」

     乳首が気持ちよすぎておかしくなる。
     顔が真っ赤にして、両手がもぞもぞ動いていく
     必死に頭を振って、襲ってくる快感を否定する。

    「我慢しなくてもいいのよ、気持ちよくなりなさい。
     気持ちいい時の鳴き声、もっときかせて」

     身体の奥が、骨が、全身が、どろどろに溶けていく。
     途方もなく熱くて、たっぷりとした快感が身体の芯を揺るがせる。
     恥ずかしいくらい股間の女の子が、ショーツがびしょびしょになっている。
     荒い呼吸をしながら、太ももをしきりにこすり合わせる。
     だんだん、だんだん、抵抗の気持ちが消えていく。
     先生にどうにでもして欲しい気持ちになっていく。

    「ねっ、気持ちいいでしょ」

    (もっと…あぁっ…もっとして…欲しい…)

    『せんせぇ…せんせぇ…』

     ねだる様な声色で、うわ言のように繰り返す。
     少しムッとした表情で、先生は乳首から舌を離す。

    「いずみちゃん、あのね、先生なんて言っちゃダメよ。
     私のことはお姉さまって呼びなさい。
     でなきゃ、あなたがオナニーしてたのばらしちゃうわよ。
     いいのかなぁ?
     ほら、言ってごらんなさい、声に出してお姉さまと呼んでご覧なさい、こ・ね・こ・ちゃん」
    『……………』
    「きこえなぁい、もぅ一度」
    『…ね…さ…』
    「もう一度」
    『…お姉様』
    「はい、私はあなたのお姉さま、そしてあなたは私の可愛い妹。
     あなたに女の子の喜びを教えてあげるわね」


引用返信/返信 削除キー/
■7059 / ResNo.7)  Re[1]: 保健室での秘め事
□投稿者/ 舞 一般人(1回)-(2013/02/06(Wed) 22:06:10)
    ドキドキ・・・
    濡れてきちゃいました#^o^#
引用返信/返信 削除キー/
■7064 / ResNo.8)  Re[2]: 保健室での秘め事
□投稿者/ 紗奈 一般人(10回)-(2013/02/11(Mon) 02:01:52)
    >舞さん
    返事が遅くなってごめんなさい。

    感想ありがとうございます。
    こんな拙い文章で濡らしていただき、嬉しい限りです!!
    まだまだ続きますので、楽しみにしていてください。
引用返信/返信 削除キー/
■7067 / ResNo.9)  保健室での秘め事 -- 先生との秘め事 5 --
□投稿者/ 紗奈 一般人(11回)-(2013/02/23(Sat) 22:22:07)
     お姉様が肩に触れてくる。
     素肌に触れられると微かにため息を漏らす。
     目元をほんのり赤く染め、蕩ける様な声を零す。

    (お姉様の手…あったかい…)

     両手が上半身を這い回ると、背中がゾクゾクっとした快感に襲われる。

    「触られるのとっても気持ちいいでしょ、もっとよくなるよ」
    『ふ、ん、んんっ……あ、ぅあ、……っ』

     陶器でも扱うかのように繊細な触り方。
     だんだん身体がもどかしくなっていく。
     触って欲しい気持ちがどんどん強くなってくる。

    (あぁ…もっ…もっと触って…お姉…様…)

    「ほらっ、すごく触って欲しくなってる」

     身体中が敏感になって熱くなっているのがわかる。
     媚薬付けされた身体は全身が発情して肌の表面、全てがクリトリスみたいに敏感になっている。

    「声我慢しないで
     子猫ちゃん、感じているのかな?
     もっと声出していいのよ」

     手を首筋へ、うなじへ、肩へ、腕の付け根から脇腹まで一気に指でなぞっていく。
     触られたところから羽毛で撫でられたような感覚がくる。
     思わず声が出る。

    『あんっ、はぁんっ……ふぁ、はぁうっ……んっ、んぅうっ』

     指の動きのたびに震える身体。
     首筋にキスをされ、舐め回される。

     んっ…くちゅ…ぴちゅ…んっ…ふ…んぅ…ぴちゃ…ちゅっ…


     肩や鎖骨、腕を伸ばさせ、露わになった脇の下の恥ずかしいところも舐められる。
     全てが官能的で、快楽へと変わる。
     いずみはお姉様に押し倒され、ベットに倒れる。
     お腹とヘソを舌で舐め回される。
     くすぐったい様な、なんだかぞわぞわする感覚。
     お姉様の手と舌が巧みに上半身を舐めまわす。

     ぴちゃ…ぺちゃ…れろ…ちゅっ…ぴちゅ…んっ…ふっ…んむ…

    『んふ、ふぅっ……ぅあ、あ、ぁ、ぁああんっ』


     撫でられるたびにいずみは切なげに呻く。
     身体がどんどん熱くなって、どうしようもなく火照っていく。

    (あ、熱い…熱いよぉ…)

    「いい気持ちでしょ、もっともっと気持ちよくなれるわよ」

     お姉様を見つめる目が恍惚となってくる。
     艶やかな黒髪、長い睫毛、すっと通った鼻筋、ピンクに染まった頬。
     僅かに開いた唇から甘い吐息が溢れている。

    (あぁ…こんな…綺麗な人に…愛撫…されてるんだ…)

     心がドキドキとときめき、幸せが溢れる。
     気持ちよくしてくれるお姉様のことが好き。
     お姉様のことが大好きに、世界で一番好きになる。
     

    「気持ち…いいよね?
     か弱い女の子は相手のなすがままにされてると、とっても気持ちよくなれるわよ
     私の言う通りにしていれば幸せなの、分かるよね」

     快感がどこまでも広がっていく。
     お姉様がいずみの身体に覆いかぶさる。

    「ウブで何も知らない女の子に、エッチなこと教えるのって、すっごい興奮しちゃう。
     もぅ、たまんない。
     これからたっぷりいじめてあげる、いずみちゃん。
     女の子の身体を一番良くしてあげられるのは女の子ってことを教えてあげるから…。
     あーんしてごらん、ほらっ、いずみちゃん」

     頭と顎を支えて上を向かせる。
     唾液の乾いた唇を優しく撫でられる。

    「舌出して、いやらしく舌を出して」

     恐る恐るゆっくりと舌を出す。
     じれったさを我慢しているかのような表情でお姉様に見つめられる。

    「もっと、もっとぉ」

     指示通り更に伸ばし、限界まで突き出す。
     嬉しそうに微笑むお姉様を見て、いずみの幸せが満たされる。
     
    「いいわぁ、そうよ。
     いい表情をしてるね、可愛いわ。
     ほらっ、私の唾飲んで」

     お姉様は溜めた唾をいずみの口に垂らす。
     たらたらと舌に唾液が溢れてくる。
     そのまま唾液の糸を辿って舌が近づき、唇と唇がくっ付く。
     巧みなお姉様の舌がねっとりと口の中を陵辱していく。

     んっ…んぅ…ちゅっ…ちゅうううう…くちゅ…ぴちゅ…ちゅぅっ…

    (やわらかくて…おいしくて…)

     頭がぼーっとして、身体が火照り、快楽が生じる。
     キスだけでエッチしているかの様な快感を得られる。

    (すごい…気持ちいい…気持ちよすぎて…他の事が…考えられない…)

     全身がゾクゾクし、思わずシーツをクシャクシャに握り締めてしまう。
     されるがままだったいずみの舌が、いつしかお姉様の舌に応えて動き出す。
     舌と舌とが絡み合い、唇が温かくなる。
     お姉様の優しい口づけで全身が蕩け、世界が溶けていく。
     エッチな気分が止まらない、同時に切ない気持ちが芽生えていく。



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