SMビアンエッセイ♪

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■7212 / ResNo.10)  懐かしき地獄の日々8
  
□投稿者/ hime 付き人(55回)-(2013/09/09(Mon) 02:40:51)
    「毎日一本ずつ、指を切っていくのはどうっすかね」と沙子は言った。
    「そんなこと、もう出来るわけないでしょ。警察から厳重注意受けたわよ」
     早喜は聞いたことのないような蓮っ葉な口調で言った。
    「だったら、皮を剥ぐとか。少しずつ、ジワジワと」
    「だから、殺すような真似はできないの」
    「つまんねっす」
    「それにしても、警察に通報なんて、大したことをしてくれたわよ」
     そう言って、早喜は私を平手打ちした。
    「本来なら歯を全部抜いて、最下層の娼婦に突き落とす所よ。どうしてくれよう」
    「手足を切り落として、ダルマってのはどうです?」
    「だから、そんなのは警察が許さないって」
    「お母さん」と沙子は早喜に言った。
     早喜は女の子たちから「お母さん」と呼ばれていた。
    「お母さんは、この女に入れあげすぎっすよ。この女の処罰は私たちに任せてもらえませんかね。大丈夫、ちゃんと五体満足で返しますよ。でも、一年間、私らに任せて下さい。死ぬよりも辛い目に遭わせますから」
    「本当に殺しちゃダメよ」
    「大丈夫っす。私こう見えても看護婦っすから。どこまでやったら人は死ぬか、だいたいの見当はついてるっす」
     私は全裸にされ、犬用の小さな檻に押し込められ、三日間、飲まず食わずで、女の子たちの控え室のさらし者にされた。
     もちろんすべて檻の中のバケツに垂れ流しで、二日目からはみんなが避けて歩くようになった。
     ただもう、水が欲しくて、水一杯のためならなんでも出来た。
    「おい、水が欲しいか」と沙子は言った。
    「欲しいです。下さい」
     沙子は自分のスカートをまくり上げ、パンティを下ろし……
    「飲め」
     正直、これほど美味しい水を飲んだことはなかった。
     一滴もこぼすまいと、私は沙子のそこに吸い付いた。
     それから一週間、私は控え室の女の子たちの聖水だけで生き延びた。
     聖水を求めて哀訴する私を女の子たちは冷笑したが、命には替えられない。
     こうして私は女の子たちの本物の奴隷になった。(感想待ってるね)

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■7213 / ResNo.11)   懐かしき地獄の日々9
□投稿者/ hime 付き人(56回)-(2013/09/09(Mon) 10:11:21)
     監禁されて10日が経ち、沙子はおかゆを作って持って来た。
    「下さい、食べ物を下さい」
     私は全裸で土下座をした。
     しなびた袋の先に干しぶどうがくっついているような乳房が冷たい床を掃いた。
    「やるよ」
     そう言って、沙子はスカートをめくり、パンティを下ろし、おかゆの丼に跨がり……
     女の子たちは悲鳴を上げた。
     白いおかゆの上に黄金が鎮座していた。
    「一滴も残すな」
     そんなことは言われずとも、私はそれを舐めるように味わい、食べた。
     次の食事は三日後で、それまで私は女の子たちの聖水で生き延びた。
     食事は徐々に普通に戻り、身体にも肉がついていったが、もう、反抗するとか、逃げるとか言う気持ちはまったく無くなった。
     羞恥心も消え、裸でいることへの抵抗感もなくなった。
     そしてまた二日間、完全に絶食させられた。
     聖水もなし。
     乾ききった私は聖水を求めて泣き叫んだ。
     けれど、女の子たちはニヤニヤ笑うだけで、無視した。
     そして三日目の朝、
    「今日は聖水をたっぷり飲ませてやる」
     沙子は言った。
     私はすぐに飲ませてもらえるものだと期待した。
     ところが、沙子たちは私を檻ごと台車に乗せ、例の処刑の行われていたSM部屋へと運んだ。
     そこには四人の女が待っていた。
    「ホントにいたのね、そんな女が」
     と一人が言った。
    「殺しちゃ、まずいっすから、その辺よろしく」
    「大丈夫よ。私たちレズじゃないし、単に若くて綺麗な子が苦しむのを見たいだけ」
    「じゃ、よろしく。二日間絶食させてますんで、まずは聖水からお願いします」
     沙子たちは部屋を出て行った。
     沙子みたいな女でも顔見知りが消えると急に心細くなった。
     四人の女は舌なめずりをするように私を眺め、一人が言った。
    「聖水、あげようか」
    「お願いします」
     一人が檻の鍵を開け、私を引きずり出した。
     脚は萎え、まともに立てない。
     その私の口に、一人の毛むくじゃらなそこが押し当てられ……
     私は一滴もこぼすまいと、夢中で飲んだ。
     次々と、四人の聖水を飲んだ。
    「死ななきゃいいのよね」
     そう言って四人はニヤリと笑った。(続くよ。感想待ってるね)
     
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■7214 / ResNo.12)  懐かしき地獄の日々10
□投稿者/ hime 付き人(57回)-(2013/09/09(Mon) 14:50:07)
     気がつけば病院のベッドで点滴を受けていた。
    「目が覚めた?」
     病室に入ってきたのはナース姿の沙子だった。
    「二週間、寝たままだったのよ」
     沙子の酷薄そうな笑みを見て思いだした……
     女達は私の爪を剥がそうとして上手く行かず、沙子が呼び出された。
     沙子は慣れた手つきで私の右手の親指の爪を剥いだ。
     爪剥ぎ用の拷問椅子に拘束された私は、必死で、
    「止めて! 止めて下さい」と哀願した。
     麻酔無しで爪を剥がされる痛みなど、人間が耐えられるものではない。
     けれど女達は面白がって、次々に不器用なやり方で私の爪を剥いでいった。
     すべての爪が剥がされると、消毒、と称して過酸化水素水をぶっかけた。
     一気に泡が立ち、あまりの痛みに私は気絶した。
     気付くと私は逆さづりにされていた。
     その私を女達は手に手に持った鞭で打った。
     四人が思い思いの箇所を鞭打つ。
     痛いなんてものじゃない。
     全身を火であぶられるような……
     私は再び気絶した。
    「四人組……私たちは四人組って呼んでるんだけど、そのウチの一人がここの病院の奥さんでね……」
     沙子は暗に、誰かに訴えたって無駄と言いたかったのだろうが、そんな気はもはや消え失せていた。
     人間として最低の部分をさらけ出し、最低の奴隷として扱われたのだ。
     もう心は折れてしまっていた。
    「この間は聖水を優先したから、二日も絶食させて体力がなくて、やりたいことの半分も出来なかったってクレームが来たの。だから、今回は体力を充分回復させて、四人組がやりたいこと全部やってもらうわ」
     普通なら恐ろしさに気絶してしまうだろうに、私はまるで人ごとのように聞いていた。
     そして入院して二月が経ち、再び爪が生えそろうと、私は退院した。
     退院して再び、あの拷問部屋へと連れて行かれた。
     四人組は待ちかねていたらしく、口々に退院祝いを口にした。
    「さあ、服を脱いで。本来のあなたの身体を見せて」
     私は逆らわず、すべてを脱ぎ捨てた。
    「美しいわ。完璧に美しい」
     そう言って、四人組は私の身体をなで回した。
    「こないだはごめんね。途中で止めちゃって。今日は全部やるから、楽しみにしてね」
     恐ろしかったが、もはや抵抗するには心が折れてしまっていた。(続くよ。感想待ってるね)
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■7215 / ResNo.13)  Re[10]: 懐かしき地獄の日々10
□投稿者/ ミコ 一般人(1回)-(2013/09/09(Mon) 20:36:05)
    ドキドキします。
    続き楽しみにしていますね^^
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■7217 / ResNo.14)   懐かしき地獄の日々11
□投稿者/ hime 付き人(58回)-(2013/09/10(Tue) 08:48:14)
    「ミコちゃん」と女の一人が私の名を呼んだ。
    「どう? また爪を剥いで欲しい?」
     まっぴらごめんだった。
     爪の間にメスが入り、ザリザリザリと切っていく、あの感覚。
     脳天まで突き抜ける痛みに叫び声さえ出ない。
     剥がされても焼ける痛みはそこに残り、次の爪にメスが入り……
     地獄とはあれを言うのだ。
    「止めて下さい! あれだけは、あれだけは……」
    「そんなに言うなら、やってあげようか」
     女達の一人はもう、爪剥ぎ用の拷問椅子を用意している。
    「バカなマゾ男も、二枚剥がれたら泣いて後悔するらしいわよ。それを十枚剥がれるんだから、さぞ満足よね」
    「お願いですから、止めて下さい」
     私はもう泣き始めた。
     前の時は絶食させられて感覚が麻痺していた。
     だから耐えられた。
     今は……
     絶対に耐えられない。
    「お願いします、爪剥ぎだけは止めて下さい」
    「でも、これって、契約のコースに入ってるのよね」
    「契約?」
    「あなたの雇い主から、言われてるの。二か月で原状に戻る程度にしてくれって。だから、爪剥ぎまでは認めるって。本当は乳房を切り落としたりしたいんだけど」
    「そうよ。私、こんな美人が乳房を切り落とされて泣くとこを見たい」
    「そうだ。足に釘を打つのは許されてたんじゃない?」
    「止めて下さい! もう、もう、いっそ殺して下さい」
     これからどれほどの責めが待っているかと思うと、もう耐えられなかった。
     殺された方がよっぽど楽だと思った。
    「あなたねえ、すぐに殺してもらえるなんて、それは凡庸な容姿の女にだけ与えられた特権なの」
    「そうよ。たとえば殺人鬼がいたとして、凡庸な容姿の女と、美女と、どっちをむごたらしく殺すと思う? 美女をひと思いに殺して、凡庸な女をいたぶり抜いて殺すと思う? 逆でしょ。凡庸な女なんて無視するか、サッと殺して、あとは美女を少しずつ切りさいなんで楽しむに決まってるじゃない」
    「ねえ、ウルシなんかどう? あれを全身に塗ったら、全身の皮がずるむけになって地獄の苦しみらしいよ」
    「だめよ。そうなるのは翌日でしょ。目の前で苦しむところが見たいわ」
    「とりあえず、拘束しようよ。逃げるかも知れない」
     逃げるという選択肢は私にはなく、言われるがまま、天井から下りる鎖に手をつながれ、足首も拘束されて、大の字になった。
    「ウルシはダメだけど、こんなのはどうかな」
     そう言って、女の一人がドクロマークのついた小瓶を取り出した。
    「あ、それは危険よ。みんな、マスクとゴーグルしなきゃ」
     女達は防毒マスクとゴム手袋をつけた。
    「これ、護身スプレーの中身なの。強烈な唐辛子ね。無害だけど、皮膚に触れただけでも……」
     ビンの中身を指に取り、私の胸に……
     一瞬、氷を当てられたような冷たさがあり、そして強烈な痛みと熱さが!
    「止めて下さい! これは、これは……」
    「これを、女の一番敏感な部分に練り込んであげようかと思うの。そしてお尻にも、もちろん。その後でペニバンで犯すってどう?」
    「私、あんまり女の下半身には関心無いなぁ。それより、目と鼻に垂らしてやりたい。どれほど泣き崩れるか、見たい」
    「それもそうね。まずは顔かな……」
    「みんな、それぞれ責めたいところを責めようよ」
     女達は小瓶を手に取り、中身をゴム手袋に開けた。
     全身が燃え上がったが、やはり耐えがたかったのは顔と下半身だった。
     目の周りに塗られるとあまりの痛みに涙が止まらず、鼻をいじられると強烈なくしゃみに息も出来ない。
     その様を見て、女達は大笑いした。
     けれど、下半身の責めが始まると、もうくしゃみも出なかった。
     まるで焼けた鉄の棒をアナルと膣に差し込まれてグイグイと出し入れされるような激痛だった。
     しかもクリトリス!
     焼ける、なんてものじゃない。
     もう言葉では言いようのない激痛で、しかも、責めの前に注射された覚醒剤のようなもののために気絶すら出来ない。
     爪剥ぎの方がよっぽどマシだった……
     もう殺して、ひと思いに殺して!
     私はそれだけを叫んでいた。(続くよ。感想待ってるね)

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■7218 / ResNo.15)  Re[11]: 懐かしき地獄の日々11
□投稿者/ 沙子 一般人(4回)-(2013/09/10(Tue) 12:39:42)
    えっ!
    この小説って、感想を書くと、その人が登場するの?
    でも、自分が参加してる気分っていいかも!
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■7219 / ResNo.16)   懐かしき地獄の日々12
□投稿者/ hime 付き人(59回)-(2013/09/10(Tue) 12:58:55)
     両手の先に巻かれた包帯を見ながら、どうしてあんなバカな取引をしたのかと、私は心底悔やんだ。
     唐辛子責めに耐えきれず、シャワーを浴びさせてくれたら爪を剥がされてもいいと言ってしまったのだ。
     比べられるようなものではなかった。
     唐辛子責めはまだこの世の痛みだった。
     爪を麻酔無しに剥がされる痛みは、医者がやっても耐えられるものではない。
     しかもシロウトが見よう見まねでやるのだ。
     爪の間にメスが入れられ、ザクザク、ゾリゾリと切られていく。
     まるで料理教室のように女達はキャッキャッと笑いながら……
     どれだけ泣き叫んでも許されることはなく、過酸化水素水をかけられて血の泡が吹き出す地獄の中の地獄を味わっても気絶すら出来ない。
     そしてその痛みは数日続く。
     おまけに自分では下の世話も出来ず、すべて沙子に頼らねばならない、この屈辱……
     それでも、あの飢餓の中で女の子に聖水を求めたり、沙子の黄金粥を悦んで食べたりした経験は、私の心から人間らしい感情を奪い去っていた。
     私は責められて当然な人間だし、なぜなら、女の子に……沙子の……
     あの頃の私の心理状態を説明するのは不可能だろう。
     私は結局、四人組に四回、生爪を剥がされた。
     それでも逃げようとは思わなかった。
     本物の警察が来て保護されても、私は何のことやらわからなかった。
     すべては早喜のお芝居で、私を四人組に売り払うために仕組んだことだった。
     あのホスト崩れのバカ男も、早喜の企みだった。
     私はまんまと乗せられ、会社の金を持ち出し、早喜の前に現れたというわけだ。
     結局、四人組は爪を剥がす程度の責めでは満足できなくなり、私とは別の生け贄を責め殺してしまい、そこからすべての悪事がバレた。
     早喜を含め、このグループはこれまでに四人責め殺していた。
     皆、きっと死刑になるだろう。

    「セックスに愛は必要か」
     バカバカしい。
     私は今でも、股ぐらに唐辛子を塗られ、生爪を剥がされるのを待っている。
     苦痛でも、快楽でも、そこに何の愛がなくても求めてしまうものがあるのだ。
     聖水を求めて泣き叫んだ日々も、私には愛おしい想い出だ。
     もう一度あの日に戻れと言われれば……
     躊躇無く、私はイエスと答え、自ら全裸になって檻に入るだろう。(終わりだよ。感想待ってるね)
完結!
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