SMビアンエッセイ♪

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■7352 / ResNo.10)  絶望の船9
  
□投稿者/ hime 軍団(114回)-(2013/11/01(Fri) 15:14:35)
     再び全裸で四人部屋に戻ると、凶悪犯の女が侮蔑の目をして言った。
    「汚いんだよ、お前。ああ臭い」
     インテリとして見下していた種類の女だったが、向こうは服を着て、こちらは全裸と言うだけで、その差は圧倒的だった。
     何も言い返せなかった。
    「どうだった? 懲罰房は。私に逆らったらまたあそこ行きなんだからね」
     Mは黙って頷いた。
    「返事が無いよ!」
     Mは小さく、
    「わかりました」
    「声が小さい!」
    「わかりました!」
    「どうわかったんだよ」
    「二度と逆らいません」
    「だったら」とデブデブに太った凶悪犯の女はベッドに横になり、大股開きで自分の陰部を剥き出しにした。
    「舐めな。私が満足するまで」
     何ヶ月も洗っていないだろうそこは、離れていてもわかる悪臭を放っていた。
    「早く! あそこにもどりたいのか!」
     Mは跪き、そこへと……
    「その前に、私にキスしな。しっかり心を込めて」
     凶悪犯の女は、近づいて見ればMがこれまで見た中で最も醜い容姿をしていた。
     しかも耐えがたい口臭……
     それでも懲罰房よりはマシだった。
     凶悪犯の舌がMの口の中すべてを舐め回した。
     そして凶悪犯の手はMの乳房を揉みしだき、淡い草むらへと至った。
     あまりの嫌悪感に全身の毛穴が逆立つようだったが、Mは必死で耐えた。(続くよ。感想待ってるね)
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■7353 / ResNo.11)  絶望の船10
□投稿者/ hime 軍団(115回)-(2013/11/03(Sun) 13:48:22)
     凶悪犯の女はMの秘部を出血するまで弄り、気絶するまで逝かせ続けた。
     他の二人にMの乳首を吸わせ、自分は秘部からしたたる血を旨そうに啜るのだった。
     最初は感じた振りをしていただけだったMも、繰り返される物理的な刺激に、心の芯が負けた。
     本気で感じ、はしたなく腰を浮かせ、愛液をまき散らしながら、
    「逝く逝く逝く、もうダメ、許して、逝く逝く逝く!」
     そして気を失い、頬を平手打ちされて目覚め、また気絶するまで逝かされた。
    「私はもったいないと思ってたんだよ。懲罰房なんかで殺すのは。こうなったら、毎日、毎日、死ぬまでかわいがってやるからね」
     ゾッとして、Mは一瞬我に帰り、ゲリラの訓練で身につけた技で凶悪犯の女を蹴り飛ばした。
     凶悪犯の女はみっともなくぶっ倒れて気絶した。
     他の女が「先生!」と看守を呼んだ。
     看守は無表情に入って来た。
     凶悪犯の女は気がつき、事情を説明しようとしたその時、看守はピストルを放った。
     ブヨブヨの腹から血を噴き出し、凶悪犯の女は後ろに倒れた。
    「な、なんで……」
    「さっきからキャーキャーうるさいんだよ。この変態が。それとお前」
     看守はMに向き直った。
    「今日は土曜だろ、上が呼んでる。来い」
    「ちょ、懲罰房は嫌です」
    「安心しろ。もっと良いところだ」
    「でしたら、あの何か身体を隠す……」
    「お前、全然自分の立場ってものがわかってないようだな。まあいい、今晩帰って来られたら、じっくりその身体に教えてやるよ。あたしも美人は嫌いじゃない。まったく、この美貌にこのプロポーション、なんでこんな上物がゲリラになんぞなるかな」
     そう言って看守はMの乳房を掴んだ。
    「さあ、来い。上が何を考えてるか、あたしにもわからんが、五体満足で帰って来られるのを祈ってるよ」
     看守はピストルを抜き、凶悪犯の身体に、それも手と足に銃弾を撃ち込んだ。
    「朝までには死んでるだろうよ。わたしもこいつ、大っ嫌いだったんだ。さあ、行くよ」
     看守はMをひきたてた。(続くよ)
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■7354 / ResNo.12)  絶望の船11
□投稿者/ hime 軍団(116回)-(2013/11/03(Sun) 14:12:15)
     顔にマスクがかけられ何も見えなくなった。
     賑やかな声に、おそらくパーティー会場にひきたてられたのだと知れた。
     そのような場所に全裸でいることにとてつもない羞恥を感じ、足を止めると、いきなりお尻を鞭で打たれた。
     猛烈な痛みに小走りになると、会場からは爆笑が起きた。
     自分が見られていることに初めて気付き、Mはまた羞恥に足を止めた。
     今度は鞭は来ず、その代わり、まるで荷物のように持ち上げられ、産科の診察台のような椅子に秘部を剥き出しにして固定された。
    「みなさん、これが何かわかりますか?」
    「●●●●!」と下品な声が飛び、下品な笑いが起きた。
     客は皆、女らしかった。
    「●●●●は●●●●でも、誰の●●●●でしょう!」
     様々な名前があがった。
     そして司会の女はMのマスクを取った。
     会場からざわめきが起きた。
    「グレートヒェン! グレートヒェンよ!」
     それはマルガレーテの愛称であり、支配階級からは「血のグレートヒェン」としておそれられたMの呼び名なのだった。
    「今日はこのグレートヒェンが主賓です」
    「テロリストよ、すぐに八つ裂きにして殺すべきよ」と客の一人が言い、客達はそれに同調して叫んだ。
    「我が国は法治国家ですよ」と司会は客の声を制した。
    「したがって裁判抜きの死刑は認められておりません。まずは証拠調べから始めましょう。血のグレートヒェンのここがどれほど淫乱で、支配階級の男たちをたぶらかしたか、調べてみたいとは思いませんか」
    「調べるのよ、徹底的に!」
     客達は口々に叫んだ。
    「一晩かけて、皆さんとじっくり調べましょう」
     司会は様々な性具を取り出して、客達の下品な笑いを誘った。(続くよ)
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■7355 / ResNo.13)  絶望の船12
□投稿者/ hime 軍団(117回)-(2013/11/03(Sun) 14:47:06)
     最初、様々な性具や指でMは責め立てられた。
     快楽と言うよりは物理的な刺激への反応としてMは逝った。
     はじめ好奇の視線を向けていた女達も、性具の突き立てられた秘部が、麻痺した膝に突き上げられてガクガク上下する様のあまりの品のなさに辟易して、次第に輪を解いてしまった。
     残ったのは真性の変態だけだった。
     それだけに責めは過酷になった。
     催淫剤を注射しながら責め続けるとどうなるか、ここで試そうと言うことになった。
     パーティーの最後までMが生きていられるかどうか、賭もやられることになった。
     白衣を着た医師がMの内ももに怪しげな薬を注射した。
     その瞬間、Mの理性が飛んだ。
     そこが火照り、もうどうしようもない性欲が全身を焼いた。
     手の拘束が解かれたとき、その行き場所は一つしかなかった。
    「ダメよ」と司会者が言った。
    「こんな場所でオナニーなんて。そうでしょ、皆さん」
    「そうよ、みっともない」
    「若い女性でしょ、たしなみを知りなさいよ」
    「お願いです」とMは力無く言った。「もう我慢できません」
    「もっと、大きな声でお願いしなさい」
    「オナニーさせて下さい」とMは辛うじて残る羞恥心を蹴飛ばして叫んだ。「オナニーさせて下さい」
    「ダメよ!」と言いながら、司会はMの手をそこに運んだ。
     Mは耐えきれず、もうドロドロに溶けた部分に指を這わせた。
     それだけで逝った。
    「なんてこと! 人前で自分でするなんて!」
    「逝ったわよ、この子、今、自分で逝ったわよ」
     もはや客のあざけりの声は適度なスパイスでしか無かった。
    「オナニーさせて下さい……あ、あ、逝く!」
     Mは自らを辱め、犯し、何度も何度もみっともなくお漏らしをして逝き続けた。
     逝きながらのお漏らしが床を打つたび、女達は嬌声をあげ、その声がまたMを昂ぶらせた。
     それでもしだいに理性が鎌首をもたげ、指の動きが鈍くなった。
     再び注射が打たれ、自分で自分を犯す惨状が繰り返された。
     脱水を起こして簡単に死なれてはつまらないと二リットル以上の水を強制的に飲まされた。
     逝きながらのお漏らしが床に池を作り、四度目の注射が打たれた。
    「これで致死量を超えました」
     医師の声が遠くに聞こえ、それでもMは漏らしながら自分を犯し続けた。
     そしてMの意識は消えた。 (続くよ)
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■7356 / ResNo.14)  消えた
□投稿者/ 美咲 一般人(26回)-(2013/11/04(Mon) 02:56:20)
    消えたMの意識はどうなったんでしょうか!?

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
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■7357 / ResNo.15)  絶望の船13
□投稿者/ hime 軍団(118回)-(2013/11/04(Mon) 17:14:34)
    2013/11/04(Mon) 21:03:09 編集(投稿者)

     Mが再び目覚めたとき、見覚えのある医務室の天井が見えた。
    「生きていた」
     けれど、気を失うに至った状況を考えると、もう二度と世間には出ていけないだろうと思い、静かに泣いた。
    「目が覚めたのね」
     と聞き覚えのある声が聞こえた。
     組織の同士だった。
    「なぜ、貴女が」
     起き上がろうとして、身体を拘束されていることに気付いた。
    「この船は、いいえ、この国は私たちが押さえたの。軍隊が私たちと同調してクーデターを起こしたの。権力は私たちが把握したわ。人民は解放されたのよ」
    「良かった」
     Mは心底の安堵と、喜びの涙を流した。
    「で、あなたには聞きたいことがあるの。あなた、なぜ懲罰房から出てこられたの?」
     もしかして、査問?
     そう気付いただけで、もうMの顔色は真っ青になった。
    「懲罰房から出てこられたのは貴女だけよ。いったいどんな裏切りを犯したのか、目が覚めたら聴くことになってたの」
    「そんな、何も裏切ってないわ。連中が勝手に」
    「それに、手篤く看護されてたみたいじゃない。どうやってここに来たの」
    「それは……」
     オナニーのしすぎで死にそうになった、とはとても言えなかった。
     そもそも催淫剤を打たれたことをMは知らなかった。
     自分の意思でしたと思い込んでいるのだった。
    「じゃ、行くわよ」
    「どこに?」
    「良く知ってるでしょ。拷問ホールよ。あなたたちが使ってた」
    「私たち?」
    「そうよ。あなたは向こうの人間だったんでしょ」
    「違う! 私は裏切ってない!」
    「わかった。あとは身体に聞くわ」
    (続くよ)

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■7358 / ResNo.16)  絶望の船14
□投稿者/ hime 軍団(119回)-(2013/11/04(Mon) 17:37:48)
     広いホールのすべての拷問具には全裸の女達が架けられ、その誰も五体満足な者はなかった。
     阿鼻叫喚の叫び声はもはや無く、皆、苦悶の中に静かに死を待つか、その姿に明日の自分を重ねて絶望に泣くか、それだけだった。
     中にはパーティでMを責めた女もいた。
     肛門から少しずつ腸を巻き取る機械にかけられ、恐ろしい苦悶の表情で静かに泣き続けていた。
     椅子に拘束されたFがいた。
     Fの眉毛から上は頭蓋骨が剥がされ、脳が剥き出しになっていた。
     突き刺された電極から電気が流されるたびに身体は奇妙に麻痺し、意味不明な言葉を発した。
    「強情なのよね、この女。麻酔無しで頭蓋骨を剥がれても黙ってる。脳に直接電流流されたら、全身が激痛でショック死してもおかしくないのに、もう五時間も耐えてるわ」
     FはMに気付き、叫んだ。
    「人民の英雄、グレートヒェン、万歳!」
     そして事切れた。
    「最後の最後まで嘘にまみれた人生だったわね」
     そう言って、同志はMに振り返った。
    「さあ、あなたは素直に白状してね。今なら銃殺で済むわ」
    「私は裏切ってない! 私は今でも人民と共に……」
     同志は黙って兵士達に指示を出した。
    「身体に聞くわ、すべて」
    「私は裏切ってない、私は今でも人民と……」
     Mの絶望の叫びが空しく拷問ホールに響いた。
     この日、国際社会は新政府を承認した。(終わり)
完結!
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