SMビアンエッセイ♪

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■7371 / ResNo.10)  十三行進曲10
  
□投稿者/ hime 軍団(129回)-(2013/11/12(Tue) 12:46:53)
     みぎ姫ひだり姫の二人はすぐに起き上がり、何事もなかったかのようにベッドから下りてみゆきたちの前に立った。
    「ふたりとも、もういいわよ。ソファに座って」
     みゆきはホッとした。
     この二人によがり声を聞かれるなんて……
    「どうだった?」とみぎ・ひだり姫は同時に言った。
    「すごいです。感じました」
    「この子、すごく濡れてきて、愛液が舌に溢れそうでした」
    「この鞭」とみぎ姫はみゆきたちに差し出した。
    「これはね、一本鞭に見えるけど、薄くて細いカーボンの板をまとめて、中で共鳴するようになってるの。言ってみれば、そう、大阪のハリセンみたいなもの。だから……」
     みぎ姫はその鞭でふうかの肩を打った。
     激しい音がしたが、ふうかはちょっとビックリした顔を見せただけだった。
    「全然痛くないでしょ。お客さんを打つときは本物の鞭で、私たちが打たれるときはこれを使うのよ」
    「じゃあ、全部……」
    「お芝居よ」とみぎ・ひだり姫は声を揃えた。
    「痛くもないし、オナニーもしてない。感じてもない。だって、私たちレズじゃないし」
     みゆきはドキッとして、自分たちがまだ全裸でいることを意識した。
    「お仕事の時は、みゆきちゃんがお客さんで、もう一人の女の子がふうかちゃん役なの。お客さんのあれやあそこを舐めて、男だったら寸止めまで追い込んで、女だったら逝かせまくるってわけ。カップルの時も同じね。これだったら、私たちは遊んでいればいいんだから、楽なの。どう? やってみる?」
     みゆきとふうかは戸惑って顔を見合わせた。
    「もう二回ずつ講習あるから、それまでに練習しててね」
    「はい」とみゆきとふうかは言った。
    「じゃ、次行こうか。みゆきちゃんとふうかちゃんはアナルの経験は?」
     二人は前の失敗談を真面目に語った。
     けれどみぎ・ひだり姫は笑い転げた。
    「わかったわ」とみぎ姫は言った。「今日中にアナルのコツを教えてあげる。悪いけど、また拘束するわよ」
     二人は初めと同じように拘束された。(続くよ)
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■7372 / ResNo.11)  十三行進曲11
□投稿者/ hime 軍団(130回)-(2013/11/12(Tue) 13:20:41)
    「見つめあって」とみぎ姫は言った。
     全裸で抱き合い、乳房を押しつけ合って見つめあうなど……
    「さあ」
     二人は言われたとおり見つめあった。
    「恥ずかしい」とみゆきは言った。
    「しっかり見つめあうのよ。これから、これをアナルに入れるわ」
     みぎ姫の手には団子を串刺しにしたような形のアナルバイブがあった。
     二人とも見たことはあったが、使ったことはなかった。
     みぎ・ひだり姫はそれぞれのお尻に向き合い、ローションを垂らしたバイブを二人のアナルに突き立てた。
     ヒッ……
     二人は同時に声を上げた。
    「しっかり見つめあってる?」
    「はい」
     団子が一つずつアナルに消えるたび、二人は同時に声を上げた。
    「目を閉じちゃダメ、アナルを責められてる相手を見るの。そして見られるの、じゃ、スイッチ入れるわよ」
     抜け落ち防止のガードルでバイブを固定すると、スイッチが入れられた。
     普通のバイブとは違う、重い振動が伝わってきた。
     あ、あ、あ、あ、あ……
     バイブを装着し終わったみぎ・ひだり姫は立ち上がり、みぎ姫はみゆきに、ひだり姫はふうかに話しかけた。
    「感じる?」
    「わからない」と二人は口々に言った。
    「ほらね、わかってない。これは演技なの!」
     そうだった。
     別に本当に感じていようがいまいが……
     とみゆきが思った瞬間、みぎ姫の唇がみゆきの唇に重ねられた。
    「感じるんでしょ、ア・ナ・ル」
     ドキッとして、実際、感じたような気がした。
    「感じるはずよ。可愛いわ、アナルで感じてるみゆきちゃん」
     同じように声をかけられたふうかの口から、明らかな悦びの声が上がった。
    「あらあら、ふうかちゃんが先に目覚めたみたい、あなたももうすぐでしょ」
     確かに、膣とは違う、もっと原始的な悦びの、小さな小さな炎がそこに灯っていた。
     そして声が漏れた。
    「みゆきちゃんも掴んだみたいね。じゃ、これからお互いに名前を呼び合って、キスして」
    「みゆきちゃん」とふうかは言ってみゆきに唇を重ねた。
    「ふうかちゃん」とみゆきは唇を貪りながら返した。
     みぎ・ひだり姫は二人の足下でバイブを操作し始めた。
     振動するバイブをゆっくりゆっくり出し入れし、こね回し、あるときは双子特有の絶妙なタイミングで二人同時にGスポットをアナル側から刺激して、まるで二羽の鳥が鳴くような絶唱を二人に上げさせた。
     拘束された二人はどうしようもなく、ただ残された自由である口を使って互いを貪るしかなかった。
    「こんなのはどうかな?」
     と試されるたび、これまで知らなかった感覚に脳天まで貫かれ、
    「わかれへん、けど、ああああ」
    「アナルで感じるなんて嫌らしい女の子ね、さ、思う存分キスしなさい。ご褒美に二人同時に逝かせてあげる」
     逝く?
     アナルで逝けるの?
    「でも、まだまだ。すぐに逝かせはしないわ。ゆっくりゆっくり、虐めてあげる。虐められる快感をしっかり教えてあげるわ、このア・ナ・ルに」
     禁断の部分で感じ始めている自分に、みゆきは恐怖さえ感じた。(続くよ)

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■7373 / ResNo.12)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(28回)-(2013/11/13(Wed) 00:33:26)
    読んでいるだけで感じてしまいます!

    でも、アナルで逝けるなんて不思議ですよね!(驚)

    私も知ってみたいです!

    (携帯)
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■7374 / ResNo.13)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(131回)-(2013/11/13(Wed) 05:45:34)
    感想ありがとう。
    アナル良いよ〜
    クリやヴァギナと違って、いつでも逝けるってわけじゃないけど、逝ったときの満足感はちょっと表現出来ないくらい。
    問題は逝かしてくれる人がいないこと……
    アナルバイブは心の友、秘密の楽しみですね。
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■7375 / ResNo.14)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(29回)-(2013/11/14(Thu) 00:31:38)
    いつでも逝けるわけではないんですね!

    私は経験がないので解りませんが、興味が湧きます!(笑)

    (携帯)
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■7376 / ResNo.15)  おはよう!
□投稿者/ hime 軍団(132回)-(2013/11/14(Thu) 08:19:51)
    時間がかかるの。
    場所が場所だけに、いきなりってわけにはいかなくて、ゆっくりしなきゃならないし。
    アナルバイブの取説にも一時間くらいかけてって書いてた。
    実際、最初に逝ったときはそのくらいかかった。
    最低でも30分くらいかかるかな。
    だからもうやってると我慢できなくなって、アナルに入れたままクリで逝っちゃう。
    これはこれでイイし。
    時間もないし。
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■7377 / ResNo.16)  十三行進曲12
□投稿者/ hime 軍団(133回)-(2013/11/15(Fri) 11:39:10)
     講習を終え、みぎ姫ひだり姫は東京に帰っていった。
     ことになっていた。
     実際には一日よけいに十三に残り、みゆきとふうかを二時間買って存分に楽しんで帰りたいという。
     それを聞いたとき、みゆきは、レズでもない彼女らがいったいなぜ、と思いながら、期待に胸が騒いだ。
     女の子に買われる……
     あまりにも甘美な期待は、呼ばれた部屋にあったロデオマシンを見て、一気に醒めた。
     そこには女の下半身を責める器具がグロテスクに貼り付けられていた。
     クリとヴァギナと、そしてアナルも……
     しかもそれは二組、向かい合って取り付けられていた。
     つまり、女を二人、同時に責める快楽の拷問台なのだ。
    「これ、素敵でしょ」とみぎ姫は言った。
    「大阪のメーカーに頼んだ特注品なの。あなたたちが最初の被験者よ。存分に楽しんでね」
     お金を貰う以上、断ることは出来ず、みゆきとふうかはその器具に乗った。
     みぎ姫ひだり姫の前で全裸になることも、そういう器具を装着することも、もう抵抗はなかった。
     二人の足首はマシンに固定された。
    「じゃ、まずはスタンダードね。振り落とされないように、しっかり抱き合って」
     ロデオマシン特有の馬の動きと、同時に、三つの箇所が異なる刺激を伝えてきて、みゆきとふうかは、そのあまりの悦楽に、抱き合いながら声を上げるしかなかった。
    「音楽モードってあるわよ」
     みぎ姫が言った。
    「どんな?」とひだり姫。
    「ワルツ、ってどうだろ」
     マシンが三拍子で跳ね始めた。
     その動きはみゆきとふうかの下半身の微妙な部分三カ所にダイレクトに来た。
     二人は三拍子で喘ぎ声を上げた。
    「これ、面白い!」
    「カラオケとも連動してるみたいよ。何か歌わせてみようよ」
    「何かないかな」
     みぎ姫ひだり姫がバカ話をしている間も、みゆきとふうかは三拍子で逝き続けた。
     みゆきは何度も失神しかけ、ふうかに助け起こされた。
     ふうかも同じだった。
     買われた以上、買い主の要求は絶対だった。
     と言うのを言い訳にして、みゆきはこの甘美な拷問を舐めるように味わっていた。
    「歌決まったわよ、これを綺麗にデュエット出来たら下ろしてあげる」
     テレビ画面には「十三行進曲」と出た。
     勇ましい前奏が始まれば、曲は「蒲田行進曲」だった。
     ただ、作曲は外国人なので、「蒲田行進曲」自体がカヴァーなのだとわかった。
     字幕には、
    「オペラ『放浪者の王』より」とあった。
    「さあ、歌いなさい」

     淀川ほとり花火も上がる
     愛こそ命
     宵の宴にさかづき交わし
     一夜よ永遠に
     十三、十三、夢の街
     夢と愛とが出会う街
     そぞろ歩けば笑顔も涼し
     十三、夢の街

     喜びもある悲しみもある
     それこそ命
     宵の宴に想い出語り
     あの日よ永遠に
     十三、十三、恋の街
     恋と夢とが出会う街
     そぞろ歩けば憂いも消える
     十三、恋の街
     ……
     とてもまともに歌えてはいなかったが、その歌声は、なぜか四人の心に滲みたのだった。
    (終わりだよ。「十三行進曲」の歌詞はオリジナルだから著作権の問題はありません)
     
完結!
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