SMビアンエッセイ♪

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■7391 / ResNo.10)  アナル千一夜8
  
□投稿者/ hime 軍団(141回)-(2013/11/21(Thu) 10:48:27)
     アナルバイブと性感ローションを買って、美咲ちゃんと二人で試してみたけれど、上手く行かなかった。
     そもそも性感ローションを塗ってしまえば、自分たちだけで三十分も我慢できるはずがなく、アナルだけを放っておけるはずもない。
     普通にむず痒さを解消して、普通に逝って終わり、だった。
     あの時のように「落ちる」感じはやってこなかった。
     何がどう良いのかわからないまま、四つん這いになってアナルで繋がっているのもバカみたいで、結局、双頭バイブは使わなくなった。
     もうアナルのことなど美咲ちゃんも私も口にせず、封印状態になった。
     ところがある日、レズビアンのサイトに貼り付けてあった動画で、女性が女性をアナルで逝かせるという種類のがあって、これを見たとき、心の底がゾクッとした。
     もちろん男性用のを男性が作ったものだから、不自然な部分はあったし、ほとんどは演技だろうとは思う。
     けれど、アナルで逝くときの、あの「落ちる」感じ、他で逝くときにはない、瞬間的な沈黙は、そこにあった。
     この子、アナルで感じてる……
     私はもういても立ってもいられず、例の「性感ソムリエ」のナナミに連絡した。
     前と同じようにしてもらえないか、と。
    「二度目からは」と事務的な調子のメールが来た。
    「有料となります。詳しくは来店されたときに」
     アナル地獄の釜の蓋が開いた瞬間だった。(続くよ)
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■7393 / ResNo.11)  アナル千一夜9
□投稿者/ hime 軍団(142回)-(2013/11/22(Fri) 10:10:37)
     ナナミはこの間とは打って変わった冷たい態度だった。
     けれど、そういう態度も、ここまで「美形」だと逆にそそられた。
     価格表を差し出され、
    「お薦めは、これですね。ダブルで二時間」
     見ると、四万円の値段が付いている。
    「四万円、ですか?」
    「私とミドリの二人が付きますので、この値段になってしまいます」
    「これで……」
    「保証は出来ませんが、この間よりはきっとイイと思いますよ。興奮した女同士が闇雲に責め合うのとは違いますから。プロの手で少しずつ高めていって、必ず満足させてさしあげます。満足できなければお金はお返しします」
     それほど言うなら、と次の週に二時間、入れた。
    「一つだけ、約束です」とナナミは冷たい口調で言い、一冊の文庫本を差し出した。
     書店のカバーがされてある、その下には、エロ本独特の毒々しい表紙が隠れてあった。
    『アナル狂いの女達』
    「この小説を毎日一つ読んで下さい。ただし……」
     ナナミは私の目をしっかり見た。
    「オナニーは禁止です」
     ゾクッとした。
     もうプレイは始まっているのだった。(続くよ)
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■7394 / ResNo.12)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(33回)-(2013/11/23(Sat) 03:17:44)
    あぁっ(汗)
    ヤバいです!めちゃくちゃドキドキします!

    hime様は、経験があるんですか?
    経験してみたいものです!

    (携帯)
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■7395 / ResNo.13)  アナル千一夜10
□投稿者/ hime 軍団(143回)-(2013/11/24(Sun) 18:21:25)
     渡されたエロ小説を読んでみたけれど、アナル狂いなのは男の方じゃないかと思えるような、現実には絶対にあり得ない話で、ちっとも感じなかった。
     けれど、二つの穴を同時に犯される「サンドイッチ」の下りでは、正直、オナニーできないのが辛いくらい感じてしまった。
     恐ろしいほどの美貌とプロポーションの持ち主の女スパイが敵に捕まり、大の字に立たされ、鎖で拘束され、前と後ろから犯されるというもの。
     女の体内で、薄い膜を隔てて二つの肉棒が擦れ合う……
     想像しただけでも、ゾクッとした。
     そうだ、感じたところに付箋をしないといけないのだった、と思い起こし、そのページに印をつけた。
     もし同じことをナナミとミドリにされたら……
     いや、むしろ、して欲しい……
     小説はまだ二〇〇ページも残っていた。(続くよ)
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■7397 / ResNo.14)  アナル千一夜11
□投稿者/ hime 軍団(144回)-(2013/11/26(Tue) 17:39:05)
     最初はバカげてると思ったアナル小説も、サディストを女にして、男言葉を女言葉に脳内変換して読むと、結構、キタ。
     アホらしい乱痴気にしか思えなかった浣腸も、女の子にされているのだと思えば、これはこれで……
     結局男は、自分は精液を「出す」ことで、逝ったことが確認されてしまうことが悔しいのかも知れない。
     結局、快楽に屈服した印でしかないから。
     だから女が浣腸されて「出す」ことで、女もまた便意に屈服したところを確認したいのだろう。
     そのことに気付くと、女にされる浣腸が極めて淫靡なことに思えてきた。
     女の子に屈服したい……
     屈服して、屈辱を味わいたい……
     女の子に浣腸され、
    「まだよ、ダメよ」
     と焦らされる……
     耐えきれず、
    「ダメな子ねぇ」
     と優しく叱られながらの……
    「まだ出るの?」
     などと聞かれ、
    「はい……」
     と消え入るような声で答える屈辱……
     その間にも、女の子達は私にキスしたり乳首を甘噛みしたり……
     私は後ろ手に縛られて、女の子達のなすがまま……
    「終わったの?」
    「はい……」
     お尻を突き出して後始末まで……
     アナル小説は、結局、私の欲情をさらけ出す付箋だらけになった。(続くよ)
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■7398 / ResNo.15)  アナル千一夜12
□投稿者/ hime 軍団(145回)-(2013/11/27(Wed) 20:01:44)
     あれから半年、私と美咲は舞台に立つことになった。
     いや、舞台に「立つ」のではない。
     回転する舞台の真ん中に四つん這いになって拘束され、観客全てに全てを晒しながら、ナナミとミドリの両腕を受け入れる。
     そう、まさに、下半身二つの穴で、女の細腕を受け止めるのだ。
     ここまで訓練するのに半年かかった。
     美咲もまたナナミたちの調教を受けていることは意外だったが……
     幕が上がった。
     観客達の好奇の視線が私たちの顔と、そして決して表には出ない部分に注がれるのがわかった。
     観客の方を見る。
     膣とアナルとに腕を突っ込まれて悶え苦しむ女の業を観に来た女達だ。
     こちらからはぼんやりとしか見えない。
     でも、すごく近くで見られていることは空気でわかる。
    「二人とも美人じゃない」
     という声が聞こえた。
    「それでこんなことするの、すごいわね」
    「自分で望んだんだって。本物の変態らしいよ」
    「そりゃそうよね」
     生ぬるい風が、私のその箇所を嬲った。
     誰かが息を吹きかけたのだろう。
     舞台が回り始めた。
     全ての観客に、私たちの全てを見せるために。(続くよ)
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■7399 / ResNo.16)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(34回)-(2013/11/28(Thu) 01:26:05)
    あぁっ!恥ずかしい、そんなに見つめられ、腕を入れるなんて!

    続き楽しみにしています!

    (携帯)
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■7400 / ResNo.17)  アナル千一夜13
□投稿者/ hime 軍団(146回)-(2013/11/28(Thu) 09:02:01)
     軽快な音楽と共にナナミとミドリが入って来た。
     悪趣味な看護婦のコスプレで。
     回り舞台に立つと、観客によく見えるようにゆっくりとゴム手袋を両手に装着した。
     初めて両手を入れられたとき……
     しかも入れられただけではない。
     膣の側とアナルの側から、両手で子宮を揉みしだかれた。
     大昔、まだCTスキャンなどなかった頃の子宮がんの診察方法だという。
     ただ、あまりにも苦痛が大きく、次第に廃っていった。
     当然だ。
     まともな女が耐えられる苦痛ではない。
     しかも、普通の苦痛ではなく、猛烈な快楽をともなっている……
     通常なら子宮頸部を押されても、子宮本体は後ろに下がっていけるのに、私たちのようにアナル側から握られてしまっては逃げ場がない。
     普通は絶対に感じることのない、子宮頸部をグリグリと握りつぶされる感覚。
     感じるなんてものじゃない。
     腹の底から燃える。
     燃えて燃えて、快楽の業火に焼かれてしまう。
     しかも一定の時間が経つと、脳は直腸に入った手を排泄物だと認識して猛烈な便意を発してくる。
     快楽と苦痛の波状攻撃に、「やめて」と「もっと」を繰り返し、アナルから腕が出されたときの、我慢し抜いた末の排泄に他ならぬ強烈な快楽に身もだえし、再び腕が押し込まれてくる充実感に喉の奥から獣の声を絞り出す……
    「次からは、ショーでないとやらない。その代わり、一回十万円のギャラをあげる」
     こんな無茶な提案にも、しっかり頷いてしまうほど、脳が痺れまくっていた。
     美咲も同じだったのだろう。
     美咲は私と一緒なら、と返事したのだという。
     こうして、女性限定の「ダブルフィスト・ナイト」なるショーが開催されることになった。
     参加費、一人三万円。
     それでも五十席はすぐに売り切れた。
     地獄の業火に焼かれる女の姿を見たい女達……
     そんな女達の好奇の目線を浴びながら、私たちは今から……
     お尻にローションが垂らされた。
     ナナミの指がアナルに触れる。
     これからゆっくりと揉みほぐされていく……
    「がんばろうね」と美咲が言った。
     私は返事をする代わりに美咲の唇を奪った。
     おお〜という歓声が会場から起こった。
     私たちは互いの唇と舌を奪い合った。
     けれど、両手を入れられたとき、もはやキスなど無理になった。
     地獄の業火が始まった。
    「私たち、幸せよね」と美咲が言った。
    「もちろん」
     これが終わったら、美咲とゆっくりキスしようと思った。(終わり)
完結!
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