SMビアンエッセイ♪

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■7445 / 親記事)  ドラキュラはそこにいる1
  
□投稿者/ hime ファミリー(174回)-(2013/12/16(Mon) 08:28:18)
     ウチの雑誌もそろそろヤバイかな。
     だって、「女性のためのポルノ小説」なんて企画がすんなり通ったり。
     こんなのこれまで受けたことないし、そもそも女はポルノ小説って銘打った小説なんて読まない。
     エロティックな恋愛小説は歓迎だけど、最初からエロが目的なのは気持ち悪い、というのが普通の女だと思う。
     事実、女性のためのエロ小説みたいな企画は各社やってみたけれど、どこも売れたという話は聞かない。
     バカバカしい、アンタら勝手にやってよ。
     と思ってたら、最年少の女性ということで、私が担当にさせられた。
    「美咲さん、まさか処女じゃないよね」
     編集長、何てことをいきなり!
     私が黙っていると、
    「そんなこと関係ないと思います」とナオミ先輩が言ってくれた。
    「それに、美咲ちゃんのフォローには私が回りますから」
    「じゃ、お願いね。で、カラーの第二特集なんだけど……」
     ナオミ先輩は私を見てウインクした。
     母親がルーマニア人のハーフで、髪は自然の亜麻色、スタイルは抜群で、ルックスも信じられないくらい整ってる。
     ただ一つ問題が……
     レズビアンじゃないかって噂が……
     それもサドマゾ趣味の……
     興味本位で近づいた女の子が相当酷い目に遭ったらしい、と。
     ま、いいけどね。
     私が気をつけてればいいだけの話だし。(続くよ)
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■7446 / ResNo.1)  こんばんは!
□投稿者/ 美咲 一般人(49回)-(2013/12/17(Tue) 23:51:15)
    題名がすごい!
    いつもいつも楽しみに読ませていただいています!
    また、私の名前が………( ´艸`)
    嬉しいようなドキドキ感です!

    (携帯)
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■7447 / ResNo.2)  ドラキュラはそこにいる2
□投稿者/ hime ファミリー(175回)-(2013/12/18(Wed) 16:08:36)
     編集長から渡された作家リストを机に持ち帰り、過去の掲載リストを作ろうとしていたら、ナオミ先輩がやってきた。
    「リストは作っておいたから、これ観て、話だけは出来るようにしておいて。それより、今から安野先生の所に行くの。一緒に来て」
    「安野先生って、イラストの?」
    「そう。北山先生の小説に、今回、安野先生を使おうかって、編集長が」
    「安野先生、かなり際どい絵を描きますよね」
    「そうなの。若いのに、あれは天性のものね」
     以前に載ったイラストも、ちょっと人前では観ることの出来ない際どいものだった。
     女同士の69、それも三人だから、なんと言って良いのやら……
     しかも背景には菊の花を唇と舌が弄ぶ様が描かれていて、明らかにアナル趣味を表現していた。
     女同士でも変態なのに、アナル趣味……
     もちろん、中身の男性作家の作品がそんなのだから仕方ないと言えば仕方ない。
     それでも悪のりが過ぎることには変わりはない。
     なんとなく気乗りしない。
    「さ、行くわよ。もしかしたら夜もおつきあいするから、覚悟してね」
    「は? 夜、ですか?」
    「何言ってるのよ。お酒、お酒」
     妙な想像をした自分がちょっと恥ずかしかった。(続くよ)

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■7448 / ResNo.3)  はやく
□投稿者/ 奈美 一般人(1回)-(2013/12/20(Fri) 18:46:12)
    はやく続きが読みたいです

    (携帯)
完結!
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■7449 / ResNo.4)  Re[3]: はやく
□投稿者/ hime ファミリー(176回)-(2013/12/20(Fri) 21:40:54)
    ごめん。
    幼稚園の発表会とかいろいろあってさ。
    超健全な子供のお芝居とか書かされるんだよね。
    でも、ありがとう。
    励みになるよ。
    読者がいるってことは。
    本当にありがとう。
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■7452 / ResNo.5)  ドラキュラはそこにいる3
□投稿者/ hime ファミリー(178回)-(2013/12/21(Sat) 11:01:30)
     北山聖夢って作家も実はあんまり好きじゃない。
     実は大御所がエロ小説書くときの偽名らしいけど、読んでみても気持ち悪いだけ。
     縛って、鞭打って、浣腸してのワンパターンだし。
     なんだか女への理想が高すぎるんだよね。
     なぜだかいつもクライマックスは浣腸なんだけど、それまでにさんざん恥ずかしいことをされてたら、疲れるし、それか、もうすっかり慣れて、なんとでもして、状態になってるはずだよ。
     小説のヒロインみたいに、
    「見ないで、見ないで」
     なんて言う気力ないって、絶対。
     とか、そんなことを思ってたから、安野知美がイラスト描くのを快諾したって知って、ちょっと意外に感じた。
     会ったことないけど、まだ若い二十代前半の可愛い子だって聞いてたし、確かに際どい絵を描くけど、それでも決してグロじゃないからね。
     縛って、鞭で、浣腸でって世界じゃない。
     で、案の定、SMのアダルトビデオ観ながら頭抱えてた。
     マネージャーに案内されて仕事場に入ると、誰が先生でアシスタントかわからない、女の子ばかり四人でキャーキャー言いながらビデオ観てる。
    「これ、極秘なんですけど」とマネージャーさん。
    「実はこの四人で安野知美なんです」
    「これは極秘よ」とナオミ先輩。
     私らが入って来たことなどお構いなしに、四人の安野知美はビデオを観ている。
    「それぞれ得意分野が違うから、来た仕事によって誰がメインか決めて、細部はみんなで仕上げてるのね」
     マネージャーさんは四人にかまわず続けた。
    「今回のはハードSMでしょ。これまでに受けたことのない仕事だから、お勉強してるのよ」
    「はぁ……」としか言いようがない。
    「イラストは四枚ですよね、緊縛と、鞭打ちと、失禁と、浣腸と」
    「そうです」とナオミ先輩。
     単語は際どくても、もう淡々としたやりとりだ。
     お仕事だし。
    「あ〜〜〜!」と安野知美の一人が私を指さして素っ頓狂な声を上げた。
    「タイプ! タイプよ!」
     意味不明。
    「美咲ちゃん、あなたをモデルにしたいって」
     ハァ?
     なおさら意味不明。
    「モデル無しじゃ描けないでしょ」
    「え? 私がモデルですか?」
    「そうよ。モデル料金なんか出ないし、これも編集の仕事よ」
    「まさか、ヌードじゃ……」
    「おねがいしまーす!」と安野知美の一人が立ち上がって手を上げ、頭を下げた。
     ちょっと、ちょっと、冗談じゃないわよ。
    「明日から入るのでいいですよね」とナオミ先輩は勝手に話を進める。
    「ええ、スタジオの方に朝九時でお願いします」
    「あ、あの、先輩……」
    「なに?」
     とりつく島もなかった。(続くよ。感想待ってるね)
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■7453 / ResNo.6)  ドラキュラはそこにいる4
□投稿者/ hime ファミリー(179回)-(2013/12/22(Sun) 10:28:09)
     女性しかいないという言葉を信じてスタジオに入ると、まだ前の撮影が続いているところだった。
     驚いたことにサディスティンはナオミ先輩で、眩しいばかりの全裸に豊かな胸を震わせながら、泣きじゃくるマゾ役のお尻に鞭を振り下ろしていた。
     しかも、しっかり開いた股ぐらにはもう一人の全裸の女が侍り、おそらくは快楽の源泉を口で奉仕しているのだった。
     ナオミ先輩は喘ぎ声を漏らしながら、それに耐えるかのように鞭を振り下ろし、マゾ女の叫び声を上げさせていた。
    「もっと、もっと、お仕置きして!」
     とマゾ女は叫び、ナオミ先輩はナオミ先輩で、
    「逝きそう、逝きそう」
     と喘いでいた。
    「だめ! まだ逝っちゃダメ、もっと、もっと、お仕置きして!」
    「ああ、だめ、逝きそう、逝っちゃう!」
     鞭はさらに激しくお尻を打ち、よく見ればマゾ女は自分の秘所に手をやっていた。
    「もっと、もっと、お仕置きして!」
    「オナニーなんかして! お仕置きよ、ほら、もっと感じなさい!」
    「ああ、お仕置きして下さい! ありがとうぞございます、もっと、もっと」
    「あ、逝きそう、逝きそう」
    「ダメよ、もっと、もっとなの、もっとお仕置きして欲しいの!」
     鞭が振られ腰が動くたびに、股ぐらで奉仕する女の首もついて動き、腰まである黒髪が柔らかく揺れた。
     これはいったい、なんだ、と思いながら、実は私は下着の汚れを気にしていた。
    「もうダメ、逝くわ、逝くわ」
    「だめ、まだ逝っちゃダメ!」
     けれどナオミ先輩は全身を震わせ、立ったまま逝ったようだった。
     しかも足下に侍る女の口からは透明な液がしたたり、それを飲み込む喉の音まで聞こえた。
     ナオミ先輩は立ったまま逝き、しかも失禁したのだった。
    「あああ、ダメなのに、ダメなのに」
     マゾ女も自分で逝ったようだった。
     撮影にしてはカメラがどこにもないことに、私はやっと気付いたのだった。(続くよ)
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■7454 / ResNo.7)  ドラキュラはそこにいる5
□投稿者/ hime ファミリー(180回)-(2013/12/22(Sun) 12:13:52)
     麻痺が一段落つくとナオミ先輩は私に向き直り、
    「さ、脱いで」と軽く言った。
    「え? え? 今ですか?」
    「だって、みんな用意できてるのよ」
     は?
    「ここでの用意って言ったら、服を脱ぐことでしょ」
     立ち上がった二人の女の子を見れば安野知美のうちの二人だった。
    「おはようございまーす」
     あまりにも天真爛漫な裸体が眩しかった。
    「これも極秘なんだけど」とナオミ先輩が言った。
     全裸が眩しく、とても正視できない。
    「北山聖夢って私なのね」
     え? え? え?
     あのエログロのSMの、浣腸趣味の?
    「もう気付いてると思うけど、私って女が好きなのね、それもSMっぽい愛し方が大好きなの。この奈美ちゃんと沙織ちゃんとは趣味が合うから、こうやってたまにリフレッシュしてるのよね」
    「ナオミさん、最近大人しいからつまんない」
    「そうよ。もっとメチャクチャにして欲しい」
     ナオミ先輩は二人とそれぞれキスしながら、両手で二人の草むらをいじった。
     二人が喘ぎ声をあげ始めると、手を止め、
    「今はここまでよ。あとはしっかりデッサンするのよ」
     はーい、と二人は引き下がり、椅子にかけてスケッチブックを開いた。
     ナオミ先輩は私に向き直り、
    「何してるの。早く脱いで」
     は? は? は?
    「ここでは服を着てるのが異常なの、さ、早く」
     そんなこと言われたって、鞭やロープはいいとして、浣腸器や白鳥のオマルまで用意されてるのがものすごく気になるんだけど……
     まさか北山聖夢のフルコースをここで?
    「さ、早く」
     と全裸のナオミ先輩は急かすのだった。(続くよ)

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■7455 / ResNo.8)  ドラキュラはそこにいる6
□投稿者/ hime ファミリー(181回)-(2013/12/22(Sun) 13:56:16)
     スタンバってるイラストの二人にも悪くて、私は、カーテンで仕切っただけの更衣室で裸になり、何も隠すものも持たず、ナオミ先輩の前に来た。
    「タイプ! タイプ!」
     と沙織ちゃんが手を打った。
    「いいわぁ〜食べちゃいたい」
     そう言ってナオミ先輩は私の胸に手を伸ばした。
    「やめて下さい」
     私は言って胸を隠した。
    「そのまま!」と沙織ちゃんが言った。
    「恥じらう様子がイイです、すごく」
     胸は隠せたけど、脚は開いたままで、この格好、すごく恥ずかしい……
     数分が経ち、
    「いいです、続けて下さい」
     続けるって? 何を?
    「じゃ、拘束するよ」
     拘束? 拘束って?
     天井からぶら下がった鉄の鎖に革の手錠がついてる……
    「そんなの嫌! 聞いてないです!」
    「ハードSMなのは知ってるでしょ。大丈夫、フリだけだから」
     フリだけだって……拘束されるのは現実じゃない。
    「おねがいしまーす!」
     とイラストの二人が明るく言う。
     仕方ないか。
     結局全裸で大の字に拘束された。
     何も隠せない。
     ナオミ先輩が更衣室から戻ってきた。
     なに? それ?
     いわゆるペニスバンド、ペニバンってやつ?
     それに手には私のパンティを!
    「濡れてるじゃない。あなたもこの趣味があるんでしょ」
     何を! いったい!
    「私ね、処女が大好きなの。処女のあそこの臭い嗅ぐのが生き甲斐ってくらい」
     確かに私処女だけど……
     女好きではないよ。
     たぶん。
     やめて、私のパンティなんか嗅がないで!
    「もう我慢できないわ」
     いきなりキスされる。
     高校時代の同級生、ああ、あれも女の子だったなぁ。
     あれ以来だ。
     胸を揉まれる。
     なんでだろ、この安らかな気持ち。
    「私の血にはね」とナオミ先輩がキスしながら言った。
    「ドラキュラの血が流れてるの。ルーマニアだし」
     下半身も探られる。
     え?
     何これ?
     この感覚何?
    「初めて?」
     もちろん!
     何これ、何なの、この感覚!
    「ふふ、良いわぁ、いちから開発してあげる」
     何をどういじられてるのかわからない。
     ただ、イイとしか言えない感覚。
    「良いんでしょ」
     キスしながら頷く。(続くよ)
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■7456 / ResNo.9)  ドラキュラはそこにいる7
□投稿者/ hime ファミリー(182回)-(2013/12/22(Sun) 15:21:58)
    「私ね、処女を処女のまま楽しむのが大好きなの」
     そう言ってナオミ先輩は人工ペニスを私の股に押し当てて腰を使った。
    「だからヴァギナには入れない。その代わり……」
     ナオミ先輩は私の後ろにしゃがみ……まさか!
    「美咲ちゃんが思った通りよ、ここを貰うわ」
     アナルにヌルッとした感触があった。
    「やめて下さい!」
    「ううん、やめない。私処女のアナルが大好きなのよ」
     入れてる?
     まさか舌を入れてる?
    「やめて! やめて下さい!」
     本気で気持ち悪い!
     あ、あ、あ、かなり深く入ってる!
     舌じゃない!
     指よ、これは!
    「ローションをたっぷり塗りこんであげる。その後、お腹の中を綺麗にして、それからよ」
     いつのまにかイラストの二人は浣腸の用意してる!
    「やめてくだ……」
     キスで口をふさがれる。
    「じっとして下さいね。危険ですから」
     どっちかの女の子が後ろから言った。
     ヒヤリとした感触が……
    「私、浣腸される女の子の顔、大好き」
     入ってくる!
     ぬるい液体!
     何これ、何?
    「二百入りました」
    「最初はこんなものでいいでしょ。さあ、もう奇跡は起きないわ」
     そう言って、私の草むらに指を……
     感じる、感じる、これが感じるってこと?
     でも、同時に、だんだん便意が……
    「大丈夫よ。出すところまで見せて貰うわ」
     何言ってるの?
    「トイレに行かせて」
    「ダメ。この格好で、逝きながら出すの。どんな風に流れ出して、どんな出方をするか、全部この二人に見せて」
    「そんな! 嫌です、鎖をとって下さい! トイレに、トイレに、ああぁ」
     良くて良くて、苦しくて苦しくて、気が変になる!
     声が出る。
     アダルトビデオのように……
    「逝って良いのよ」
    「逝く、逝きます」
     生まれて初めて絶頂を味わい、その麻痺が治まった瞬間……
     女としてこれ以上の屈辱はないだろう。
     屈辱に喘ぐ唇を先輩にふさがれ、再び草むらをいじられ……
    「終わった?」
     終わったと言いたかったけど、まだ固形物が残っていて、アナルを内側から……
     これを出したら全てが終わる、女として全てが終わる、でも出さずにはいられなかった。
     悔しくて泣きながら、私はいくつもいくつも出した。
     足下にべちゃべちゃ落ち、猛烈な異臭を放つそれを……(続くよ)
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