SMビアンエッセイ♪

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■7513 / 親記事)  男の娘(こ)1
  
□投稿者/ hime ベテラン(217回)-(2014/01/14(Tue) 09:08:17)
     ミドリが、とにかく、
    「すごかった、すごかった」
     って言うし、滅多にそういうのを薦めたりしない理香までが、
    「あれは一度体験すべきよ」
     なんて言うから、それなら、と来てしまった。
     工学部の一室。
     ドアには、
    「TSI」
     とだけある。
    「ああ、これはトランス・セクシュアル・インスティテュートの頭文字なんです」
     応接間のソファで白衣の女性は言った。
    「ヴァーチャル空間での異性体験を通じて人間の性行動を研究するのが目的なんです」
    「はぁ……」
    「簡単に言うと、ゲームの世界で男性になって女性を誘惑してみるってことですよ」
    「ゲームの世界……」
    「そうです。ただ、強烈な磁気で脳に直接作用しますから、感覚や記憶はすべて現実と変わりません。女性にない器官、有り体に言えばペニスですね、その感覚もしっかりあります。なぜ自分にないものの感覚があるのか、その仮想感覚の研究もしているんですよ」
    「ないものなのに、感じるんですか」
    「不思議でしょ。だからとにかく、被験者の数が欲しいんです。まだ表に出してる研究でもないので、大学の中で、被験者を探してるの。ところで……」
     女性は私の目をしっかり見て、
    「あなた、男性経験は?」
     いきなり、なに?
    「はぁ、それなりに……」
    「セックスは?」
    「一応……」
    「何人と?」
    「二人、ですけど」
    「その男性経験がヴァーチャルでも反映されてくるけど、大丈夫? 嫌な思いなんてしてないわよね?」
     女性の口調はラフになり、言いにくい部分にもズカズカ踏み込んできた。
    「嫌な思い……別に、ただ……」
    「良いと思わなかった?」
    「はい」
    「その年じゃ、それが普通だから大丈夫よ。じゃ、この誓約書にサインして」
     細かな文字がビッシリ書き込まれた紙に、私はよく読みもせずサインした。
    「はい。じゃ、こっちに来て」
     カーテンで仕切られた向こうにはベッドがあり、冷蔵庫のような機械とモニターが枕元にあった。
     枕の上には黒いヘルメットが無造作に置かれている。
    「横になってヘルメットを被るだけ。スイッチを入れたら、あなたは男性になってホテルの一室にいるはずよ。あとは現れる女性を口説くだけ。今の、現実のあなた自身が女性に興味なくても大丈夫。向こうの世界のあなたは女性とやりたくて堪らないはずよ。男性の焦燥感とかそういうのもしっかり味わってきて」
     私は半信半疑でベッドに横になり、ヘルメットを被った。
     女性がスイッチを入れると……
     私はホテルの一室にいた。
     けれど、これは、普通のホテルじゃない!
     悪趣味な内装の、SM仕様のホテル!
     しかも私は裸でベッドに大の字に縛り付けられてる!
     なんなのこれは!(続くよ。感想待ってるね)
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■7514 / ResNo.1)  男の娘(こ)2
□投稿者/ hime ベテラン(218回)-(2014/01/14(Tue) 13:22:18)
     いかにもSMの女王様の格好をした女が私の顔を覗き込み、
    「本当に良いんだね?」
     良いも何も、ワケがわからない。
     まず口にはボールを噛まされてるし。
     返事できずにいると、目隠しまで!
     何も見えない!
    「一時間、本当にやるよ」
     何を?
     何をするっていうの?
    「こないだの子は20分でオシッコ漏らして悶絶したわよ。もちろん気がついたら再開して、たっぷり泣かせてあげたわ。さあ、やめるなら今よ。後悔しても知らないわよ」
     だから何?
     何が起こるの?
    「グッ!」
     握られる!
     女にはないそれを!
    「グオオオオオオ!」
     何これ!
     いきなりクリトリスを触られたような、その千倍くらいの感覚!
     思い出した。
     前に「男の悦ばせ方」とかいうサイトを覗いたことがあって、そこにあった「亀頭責め」に異様に興奮したことがあった。
     男って、尿道の周りを刺激するだけじゃ逝けなくて、絶対に「カリ」って部分を刺激しないとだめなんだって。
     だから逆に、尿道の周りだけを刺激し続ければ、快楽はあるけど逝けないって状態が続くらしい。
     これは男にとって拷問にも等しいので云々……
     10分も続ければ大の男が泣き叫んで許しを乞うのだという。
     面白いじゃん。
     でもそれは私が「する」側であって、「される」側じゃない!
     こんな……
     こんな……
     何をどうされているのかサッパリわからない。
    「グオオオオオォォォ!」
     声にならない声が……
     あ、あ、あ、感覚が変わった。
     指先で何か別のことされてる。
     もうダメ、逝く!
     逝けない!
     どうやっても逝けない!
     腰を使って、なんとかピストンに持ち込んで逝こうとする。
    「ダ〜メ」
     手を離される。
     男は物理的な刺激無しには逝けない。
     逝きたくて、逝けない。
     チロチロと軽く触れるような刺激の後に、
    「グオオオオオォォォ!」
     また亀頭責めが始まる!
     死ぬ、もう死ぬ……
     ……
     目を開けるとTSI研究室の天井が見えた。
     白衣の女性が私を覗き込んでいる。
    「どうでした? 長く感じたかも知れませんけど、トランスしてたのは1分ほどですよ」
     1分!
     ありえない。
     一時間たっぷり虐め抜かれて、結局逝かせてはもらえなかった。
    「どんな世界で、どんなことになったか、詳細に聞かせて下さいね」
     そんな!
     恥ずかしすぎる!
     けれど、それは最初の約束なのだった。
     お礼も一万円貰っている。
     仕方ない、と起き上がった私のそこがグッショリと濡れているのがわかった。
     尿失禁用のナプキンをするようにと言われた意味はこれだったのだ。(続くよ)
     
     
引用返信/返信 削除キー/
■7516 / ResNo.2)  男の娘(こ)3
□投稿者/ hime ベテラン(219回)-(2014/01/15(Wed) 08:52:49)
    「じゃあ、結局、射精には至らなかったわけね」
    「はい」
    「あなた、えーと……」
    「美咲です」
    「美咲さんは実生活ではオルガスムは?」
    「え? えーっと……」
    「セックスでは?」
    「セックスでは……ないです」
    「マスターベーションなら、あるの?」
     もう!
     なんてことを言わされてるの?
    「よくわかりませんけど、たぶん、あります」
    「じゃ、他人の手というか、ペニスというか、そういうのではないわけね」
    「はい」
    「じゃ、またそこに、下半身だけ裸になって横になって下さい」
     はあ?
     下半身裸?
    「汚れるといけないので、下半身だけ裸で」
    「そんなことまで、するんですか?」
    「これも現実とヴァーチャルとでの脳波を比較するために必要なんです」
     恥ずかしいけど、研究のためと言われれば……
     お金も貰うんだし……
     諦めて裸になり、ヘルメットを被った。
     水野という名の女性はゴム手袋をしてそこにローションを垂らし、私の……
    「こんな感じでしたか?」
     いきなり!
     違うけど、違うけど!
    「似てると言えば、似てないことも……ああああ」
    「これは?」
     あ、あ、あ、あ!
     男の荒々しい手とはまるで違う!
     女を知り尽くした女の指!
     しかも、この滑らかなローション!
     セックスやオナニーとは次元の違う良さ!
     あ、あ、あ、あ!
    「どうですか?」
     言葉にならない。
     あまりにも良い。
     声を絞り出す。
    「良い、すごく良いです」
    「良いかどうかじゃなくて、似てますか?」
     そんな、比較できないよ。
     どっちも良いと言えば良いし、でも亀頭責めのような苦しさはないかな。
    「どうですか? 亀頭責めと比べて」
    「こっちの方が良いです! あ、逝きます、逝く、逝く、逝く!」
     逝ったのに、なお指は……
     痛いような、良いような……
    「あ、この感じです、この……もう、もうダメです」
    「こんな感じなのね」
    「そう、そうです、あああ、ダメ、ダメです」
    「もう少し我慢してみて。こんな感じなのね」
     あ、あ、あ、感じすぎる、感じすぎるの。
     まさに亀頭責めそのもの。
    「こんな感じです」
    「こんな感じなのね、脳波取るからもう少し辛抱してね」
     なんで女に戻ってまで亀頭責めなの!
     あああ、あ、あ、あ。
     でもまた良くなってきた。
    「どう?」
    「良いです、すごく良いです、あああ、また逝きます、逝く、逝っちゃう!」
    「ちょっとやり方を変えるわよ」
     まるで舐めあげるように……
     これも、良い!
     何がどうなってるの?
     こんなに自由自在に女の感覚を弄んで……
    「どう?」
    「すごく良くて、もう……」
    「良いかどうかじゃなくて、似てますか?」
     もうわからない。
     とにかく良い!
    「逝きます、逝きます、ああ、また逝っちゃう!」
     この日、水野さんによれば、私の脳波は三十三回逝ったのだという。
     お尻の下に敷いたタオルは愛液でグッショリになった。
     一週間後また実験することを約束して帰った。(続くよ)
引用返信/返信 削除キー/
■7517 / ResNo.3)  (;゜O゜)
□投稿者/ 美咲 付き人(61回)-(2014/01/15(Wed) 23:39:03)
    読んでいると不思議な感覚に陥ります!
    でも、すごく感じてしまい、濡れてしまいます!

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■7518 / ResNo.4)  男の娘(こ)4
□投稿者/ hime ベテラン(220回)-(2014/01/16(Thu) 08:35:17)
    「どうだった?」ってミドリが言うから、「どうもこうもないわ」って顛末を話した。
     ミドリは絶句してしまった。
    「ありえない……私は普通にそこにいた女の子を口説いて、やっちゃったわよ」
    「出来たの?」
    「うん。ちゃんと逝けた。こっちに帰ってきてからも、なんか自分が男になったような感じで、可愛い娘を見たらちょっとムラムラしてた」
    「あの先生、水野さんからは……」
    「何もされないわよ。あなたの妄想より、そっちの方がすごいわ」
    「そうよね……そんなにして脳波取るなんて」
    「それでも、また行くんでしょ」
    「一応、四回って約束だし」
    「四回! そんなに?」
    「特殊な例だから、たくさんデータが欲しいんだって」
    「そのうち美咲、本物のレズにされちゃったりして」
    「バカなこと言わないでよ」
     否定したけれど、胸の奥がドキンとなったのは隠しようもない。
    「どうするのよ、カレ」
    「べ、別に普通に付き合うわよ」
    「亀頭責めもやってみたら?」
    「ダメよ。風俗嬢みたいじゃない。それにあれって、特殊なローションが要るのよ。そんなの恥ずかしくて買えないじゃない」
    「良いこと教えてあげようか?」
    「なに?」
    「スターバックスに置いてる蜂蜜あるでしょ、あれが最高なんだけど、なければ普通のアイスコーヒーに使うシロップでもいいんだけど、ローションの代用になるよ」
     はあ?
    「そうなの?」
    「うん。実はさ、私、亀頭責め、やったことあるんだ」
     なにそれ!
    「ど、どうだった?」
    「あれはいいわ。男を弄んだって達成感がある。本当に逝けなくて苦しいみたいよ」
     ミドリは手でその仕草をした。
    「やめて! もしまたこんどそれやられたら、死ぬかも」
    「その時は苦しくてやめてくれって言うのに、やっぱり定期的にして欲しくなるみたいよ、あれ。美咲も癖になっちゃったりして」
     とんでもない!
     もう二度とごめん!
    「ありえないわ。でも、よくそんなこと知ってるね」
    「美咲と一緒よ、耳年増って言うの? いろんなサイト見てるし。それにカレってちょっとマゾっぽいのね。アナルも好きだし」
    「アナルって! お尻のこと?」
    「そう。自分でアナルバイブなんかも用意してて『犯して』って言うのよ」
    「いいの? そんなもの」
    「五回くらいかかったけど、お尻でも逝けるようになったわ。男には前立腺があるから、その刺激だけで、射精はしないけど逝けるみたい。射精と違って何度も逝けるから、こっちの方も好きみたいね」
     ミドリの話は聞けば聞くほど刺激的で、けれど自分には絶対出来ないだろうと思っていた。(続くよ)
引用返信/返信 削除キー/
■7519 / ResNo.5)  男の娘(こ)5
□投稿者/ hime ベテラン(221回)-(2014/01/16(Thu) 16:58:46)
     同じように大の字の拘束でも、二回目はうつぶせだった。
     お尻が剥き出しになっている。
     たぶん、アナルも。
     女王様が私の目の前に奇妙な棒を持って来た。
    「アナルバイブよ。今日はこれで逝けるまで責めてやる。覚悟はいい?」
     そんな!
     私が興味を持ったのは「する」方であって、「される」方じゃない!
     アナルがひんやりして、ローションが垂らされるのがわかる。
    「行くわよ」
     グオッ!
     何これ!
     入ってくる!
     丸いボールのようなものが!
    「はい、幾つ入った?」
     数えろと?
     お尻の穴で数えろと?
    「ほらほら、幾つ入った?」
     グリグリと回される。
     肛門が!
     肛門の中が!
    「ふ、ふたつです!」
    「まだ一つだよ!」
     グアァァッ!
    「ほら、幾つ!」
    「……三つ……」
    「ダメな子ねぇ、もう四つも飲み込んでるのに」
     ああああ、ああ、あ!
     何これ、何これ!
     グリグリと入ってくる!
     無理矢理押し広げて入ってくる!
     ダメダメダメ!
    「スイッチ、入れるわよ」
     ヴゥン!
     身体の中でそれが震え始めた。
     しかも手でこね回される!
     引っかき回される!
    「あ、あ、あ、あ、あ、あ!」
    「どうなの? 良いんでしょ?」
     返事が出来ない。
     隙間が埋められた充実感と、妙な感覚のせいで。
    「まあ、ゆっくり楽しんだら良いわ。時間はたっぷりある」
     ゆっくりとバイブをこね回す。
     耐えるしかない感覚。
     痛くもなく、かといって知っているどの快楽とも違う。
     いきなり半分ほど引き抜かれる。
    「アアッ!」
     排便と同じ感覚。
     もしかして、私、感じてる?
    「さあ、根元まで入れるよ」
     ブルブルと震えるそれが、一つずつ……
     埋め込まれるたびに、
    「アア!」
     と男のくせに声を上げる。
     もう、こんなじゃ、アナルを犯されてる女と変わらないよ。
     あ、来た!
     痺れるような良さが、アナルと尿道の間から!
     こ、これが前立腺ってやつ?
     あ、逝く、逝く!
    「逝ったの?」
     あまりに唐突のことに返事できない。
    「逝ったのね?」
     続く……この逝き方は続く……麻痺が止まらない……返事も出来ない。
     男の長い尿道を何かがドンドン漏れていくのがわかる。
     射精?
     ではないと思う。
     あまりにも量が多い。
     これはいったい?
     目が覚めると、研究室の天井が見えた。(続くよ)
引用返信/返信 削除キー/
■7520 / ResNo.6)  男の娘(こ)6
□投稿者/ hime ベテラン(222回)-(2014/01/17(Fri) 13:01:37)
    「実に興味深いわね」
     と水野先生は言い、携帯を手に取り、何やら検索すると電話をかけた。
    「さやかちゃんをお願いします。ええ、今すぐ、場所は……」
    「私では対応できないから、専門家を呼んだわ」
     はあ……
    「それから、ナプキンを新しいのに代えて。今してるのはここに……」
     ポリ袋の口を開けて差し出す。
     え?
     ここで?
    「間違いなくあなたから取ったってことにしないとね」
     はあ……
     恥ずかしいけど、パンティを下ろし、ナプキンを……
    「そのまま脱いじゃって。どうせすぐに脱ぐことになるから」
     また?
    「こないだみたいなこと、またするんですか?」
    「ううん。あれはもう必要ないわ。データ取ったから。今回は……」
     ベルが鳴った。
     急いでナプキンを袋に入れ、パンティを戻して座り直す。
    「いらっしゃい」と水野先生の声がする。
    「驚いた? 女性相手なんだけど……」
    「え? でも私、男性しか出来ない……」
    「男性の潮吹き出来るのよね」
    「前立腺マッサージ、ですよね。それは、もちろん」
    「それを女性にして欲しいの」
    「女性には前立腺は……」
    「何人に一人とかの割合で、前立腺のある女性がいるらしいの。もしかしたら、それじゃないかと思って」
    「あなたが、ですか?」
    「ううん。今そこにいるボランティアの学生が」
     ボランティアの学生?
     それって私のこと?
     いったい誰を呼んだの?
     水野先生がベッドの所に女の子を連れてきた。
     さらっさらの茶髪にくどい化粧、でも目が覚めるような美少女!
    「『アリス倶楽部』のさやかちゃん、さっきお願いしたの。前立腺マッサージの名人なんですって」
    「ど、どうも……」とさやかちゃんはぎこちなく頭を下げた。
    「じゃ、早速だけど初めてもらえるかな。分泌物も取りたいから、美咲ちゃんは下半身裸で、ベッドの上で四つん這いになってもらえるかな」
     なんてことをサラリと言ってのけるの!
     分泌物を取りたい?
     どういうこと?
    「私がこれを女性器に当てるから……」
     透明なプラスティックの奇妙な形の容器だった。
    「女性器からの分泌物を取るための装置ね」
     私の怪訝な様子に気付いた水野先生は言った。
    「これを当てるから、さやかちゃんは男性にするのと同じように、前立腺マッサージをして欲しいの。ちゃんと規定のお金は払うわ」
    「そうですか……」
    「逝けても逝けなくても、二時間の規定料金払うから」
    「私はかまいませんけど……」
    「じゃ、美咲ちゃん、お願い」
     前立腺マッサージって、いったい何?
     私が用意をしている間、水野先生は女性にも前立腺はある、みたいな話を蕩蕩としていた。
     前立腺と呼ばないだけで、男の前立腺と相同の器官はある、それが男性並に大きな女性であれば、前立腺マッサージでオルガスムが得られるはず、だからその時の脳波の波形を取って、男性のものと比較したい云々……
     はあ、そうですか、としか思わない。
     それにしても恥ずかしすぎる格好……
    「じゃ、行きますよ。力抜いて下さい……」
     どこの力を抜けって?
     ギャッッッ!
     いきなりアナルに!
     指が、指が!
     男にも触らせたことのないそこに!
     あ”あ”あ”!
     入ってくる!
     そして探る!
     押す!
     何かを押す!
     ジンジンする!
     オシッコしたいような、変な感じ!
    「ありますね。前立腺のようなものが……」
     いったん抜かれる。
     排便に他ならない感覚。
    「どうしましょう、本格的にマッサージしてみますか?」
     誰に聞いてるのよ!
     おかしいでしょ!
     でもこんな格好で口なんて聞けない。
    「お願いするわ。出来たら二時間枠全部使って」
    「そんなに耐えられた男性はいませんよ……じゃ、今度は二本入ります」
     グエッ!
     いきなり何よ!
     さやかちゃんの指がグルグルと何かを探る。
     挟む!
     ああああ、ああ、あ!
     感じたことのない、不思議な……
     快感としか呼びようのない!
     あ、ああ、あ……
    「ダメ、ダメです、これはダメです」と絞り出す。
    「感じるの?」と水野先生。
    「オシッコ漏れます」
    「漏らして良いのよ。出してちょうだい」
     言われるまでもなく、何かの液体が飛び出していった。
    「逝ったの?」
    「わかりませんけど、あああ、あ、ダメ、ダメですこれは、ダメ、ああ、逝っちゃう!」
    「男性と比べて、どう?」と水野先生が聞く。
     答えられない。
     さやかちゃんが答える。
    「こんなに早く逝ける人は珍しいです。普通は何度か経験してやっと、ですから」
    「ヴァーチャルで経験したことが生きてるってことかな。実に興味深いわ。さ、どんどん続けて」
    「大丈夫ですか、これってかなり体力消耗するんですよ」
    「大丈夫よね、美咲ちゃん」
     え?
     何か言った?
     もう何も聞こえない。
     人前でアナルに指を突っ込まれるという羞恥と屈辱と、そして信じられない、味わったことのない、内側からの快楽に耐えるしかない。
     ウグッ!
     また逝った……
     何かが噴出する。
    「色は精液そっくりね。前立腺分泌液に間違いないわ。もっとサンプルが欲しいから、ドンドン出させちゃって」
    「本当に大丈夫ですか? 男性でも二三回が限度ですけど」
    「大丈夫よね」
     もう、どうとでも……
     ウゲッ!
     身体が勝手に反応する!
     また逝く、逝く、逝く!
    「すごいわ。もっと、もっと出させちゃって。男性でどれくらい出るものなの?」
    「そりゃ、いちばんすごかったのは、一時間かけてコップ一杯出させたことですかね」
    「じゃ、二時間かけてコップ二杯出そう、頑張って美咲ちゃん」
     グエッ!
     また逝った!
     なんで、なんで?
     なんで女の指でアナルをいじられて逝くの?
     アッ!
     良い!
     それ、良い!
     また出ちゃう!
     逝っちゃう!
     もう何もわからない。
     目の前が真っ白になる。
     それでもアナルをいじられ続け、逝く!
     逝く、逝く、逝っちゃう!(続くよ) 

引用返信/返信 削除キー/
■7526 / ResNo.7)  男の娘(こ)7
□投稿者/ hime ベテラン(223回)-(2014/01/20(Mon) 15:44:23)
    「面白い波形が出てるわ」
     そう言って水野先生はゴム手袋をし、ローションを垂らすと、
     アアッ!
     膣に!
     挟まれる!
     二人の女の指が私の中で、薄い膜を隔てて絡み合う!
     恥ずかしい、あまりにも恥ずかしい!
     四つん這いを維持していられない。
     ベッドに額をついてしまう。
     何かを密かに語り合うような二人の指!
    「これね?」
    「そうです、これです」
     何を私の中で探ってるの?
     そんな、恥ずかしすぎる。
     それでも、良い!
     こうやって、まるで実験動物のようにされて、感じさせられるのって……
    「不思議な波形ね、逝けそうで逝けないのかな……」
     そうよ、その通りよ……
     逝きたいのに逝けないの……
     まるで亀頭責めのように……
    「こっちも刺激するとどうなるのかな……」
     アアアア!
     クリトリスまで!
     もう死ぬ、もう逝く、でも、でも……
     逝けない……
     逝く寸前を彷徨ってる。
     アアアア、アア、ア……
     良い、良いのに、良いのに、逝けない。
     逝きたいのに、逝きたいのに、どうしても、だめ、逝けない!
     女達の、女達の指が、二つの穴と芽を弄ぶ。
     もうどうにでもして!
     どうにかして逝かせて!
    「不思議ねぇ、逝く寸前で止まってる。こんな状態ってそうはないわ」
    「男性の亀頭責めみたいな感じですかね」
    「そうか。前の実験の時に亀頭責めに遭ったらしいから……」
    「実験?」
    「仮想空間で男性体験をしてもらったの。そうしたら、その時、亀頭責めされたらしいの。あなたは出来るんでしょ、亀頭責め」
    「出来ますよ。あれって中毒になりますね。好きな人は大好きですよ」
     そんなのどうだっていいから、とりあえず逝かせてよ!
    「逝きたい!」と思い切って口に出す。「逝かせて下さい」
    「もう少しこのまま頑張ってみて。面白い波形がとれそうだから」
     そんな!
     逝きそう、あ、逝きそう、まさか焦らしてる?
     データ取るために?
     本当の実験動物みたいに?
     胸がトクンとなり、感じる!
     お尻をキュッと締めると、二人の指がハッキリと感じられて、イイ!
     あまりにもイイ!
     逝けなくても良い、こうやって嬲られていたい。
     けれど、あああ、逝く、逝く、逝けない!(続くよ) 
引用返信/返信 削除キー/
■7527 / ResNo.8)  NO TITLE
□投稿者/ 美咲 付き人(62回)-(2014/01/21(Tue) 00:36:36)
    すごく良い展開ですね!
    何処まで続き、何処まで墜ちるのか、読んでいて感じてしまいます!

    読んで感じてるって、変態でしょうか。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■7528 / ResNo.9)  男の娘(こ)8
□投稿者/ hime ベテラン(224回)-(2014/01/21(Tue) 16:06:30)
     もう逝きたくて堪らない!
     恥も外聞もない。
     服の上から胸を揉む。
     感じる!
     あああ、もう、あまりに感じて、感じて。
     けれど、服の上からじゃもどかしい。
     もう、シャツをずらし、ブラジャーもはだけ、乳首を……
    「面白い波形が出てるわ。ちょっと胸の刺激止めてみて」
     なんで!
    「止めて!」
     仕方なく止める。
     下半身の刺激に集中する。
     相変わらず二つの穴の中で嫌らしく絡み合う女の指。
     芽を摘まれる……
     逝きそう、逝きそう、逝けない。
    「はい、胸の刺激再開して」
     ああ、もう、身体の何カ所で感じてるんだか……
     オナニーと愛撫と……
     これでも逝けないの?
     これって何かの罰?
     拷問?
     うっ!
     何かが壊れ、ジャーッと水音が!
     失禁?
     お漏らししたの、私!
     女二人の前で!
     一気に醒める。
     羞恥の極みに顔をベッドに埋める。
    「もう限界ね。今日はここまでにしましょう」
     水野先生は冷たく言った。(続くよ。読んで感じたあなたは間違いなく変態です)
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