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コンコン、と軽い音でノックされたドアが、失礼します、という凛とした女性の声と共に開いた。 入ってきたのはグレーのパンツスーツに身を包んだ30代ぐらいの女性で、窓からの風で黒いボブが揺れた。
「有原様がお越しです」
そう言う彼女の後ろから入ってきたのは、今度は40代ぐらいの、白いスーツに身を包んだ、長い髪の女性だった。 彼女が入室したのを確認したグレーのパンツスーツの女性は、ゆっくりとドアを閉め、後ろ手に鍵をかけた。
「うふふ、待ちくたびれちゃったかしら?私の可愛いお人形さん」
ドアの真正面の立派な茶色いデスクで何やら書類を処理していた30代ぐらいの黒いスーツを着た女性は、警戒心丸出しの表情だ。 持っていた万年筆と書類を素早く片付けると、きしっ、という音を立てて、黒い革の椅子から立ち上がった。 その動作はひどくゆっくりで、そこまで高いヒールを履いているわけでもないのに、なぜか足元がふらついている。
「有原理事長っ・・・何の、ご用ですかっ、」
「あらあら、何のご用だなんてひどい言われようだわ。用があるから来たのよ」
有原と呼ばれる女性が、すみれ、とグレーのパンツスーツの彼女に向かって呼ぶと、黒いスーツの女性が中腰になった。 耳を澄ませてみると、微かに機械音のような音が聞こえ、その音は足をがくがくと震わせている彼女の方から聞こえてくるようだ。
「ひ、ああああっ、やっ、も、イきたくな、」
「もうイきたくないんだなんて、そんなに何度もイっちゃったのかしら?」
「も、許してえええええっ、」
彼女は足だけでなく全身をびくつかせると、荒い呼吸のまま、冷たい床に座り込んでしまった。 有原は彼女に近づき、ストッキングに包まれた足で、強引に彼女の足を大きく開かせる。 彼女は下着を身につけておらず、毛を全て剃られた秘所には、ピンク色のローターが仕込んであった。 クリトリスにひとつと、中には3つほどのローターが仕込まれており、その全てが震えているようだ。 彼女は有原に足を開かされた状態で、身体を大きく震わせながら、そのまま2、3度達した。
「あっ、も、イっちゃったのっ、イっちゃったからっ、あ、またイくっ、」
いやいやと首を激しく左右に振る彼女がイこうとした瞬間、すみれという女性によって全てのローターが止められた。 彼女は驚きで少し目を見開き、先程まで嫌がっていたにも関わらず、なんで、と小さな声でつぶやいている。
「私、これから予定があるから、あまり長居はできなくって」
「やだっ、イきたいっ、イかせてっ」
「我が儘言わないで、かすみ。すみれ、例の物を持ってきてちょうだい」
「はい、有原様」
すみれが持ってきたのは、黒い革の椅子で、今までかすみが座っていた椅子と同じデザインのようだ。 しかし先ほどの椅子と違うのは、座る場所にイボのついた太めのディルドがそびえているという点である。 有原はかすみのストッキングを卓上にあったはさみで秘所の周りだけ丁寧に切り、かすみを立たせ、椅子に座らせた。
「太いよおお・・・」
ローターが入っていたといえど、いきなり腰を下ろすのを怖がるかすみにしびれを切らし、無理矢理座らせる。 先程まで座っていた椅子にシミを作るぐらい濡らしていた秘所なので、切れることなくすんなりと根元まで飲み込んだ。
「ああああんっ!!!!」
一気に根元まで飲み込むはめになったかすみは身体をしならせ、それだけでイってしまったようだ。 びくびくと震えているかすみを乗せた椅子を転がして定位置につかせると、有原は満足そうに微笑んだ。
「今度私が来るまで、その椅子で仕事をなさい」
そう言うと有原はすみれに新しいコントローラーを渡し、彼女に今まで使われていた椅子を回収させた。 すみれが試しにスイッチを入れてみると、ディルドが大幅にうねり、かすみの中をかき回し始めたようだった。
「ひいいいいいいローター、ローターがああああっ」
ローターをつけたまま、入れたままでディルドをくわえこんでいるかすみは、蕩けた顔で腰を揺らし始めた。 有原の目配せを受けたすみれは、ご丁寧にローターのスイッチもひとつずつ入れていってやった。
「うふふ、それじゃあまたね、お人形さん」
あまりの快楽に悲鳴に近い嬌声を上げているかすみをちらりと見て、有原はにこやかに部屋から退出した。
「イくイくイくっ、イちゃううううううううっ!!!!!」
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